登録日:2009/09/13 Sun 23:45:37
更新日:2023/08/09 Wed 11:53:50NEW!
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ゲームボーイにニューアイドル!!
まるくてカワイイ食いしん坊。
『星のカービィ』(ほしのカービィ)とは、1992年4月27日に任天堂より発売されたゲームボーイのアクションゲームである。
開発元はハル研究所で生みの親は当時22歳の桜井政博氏。
ハル研の看板タイトルとなる星のカービィシリーズの記念すべき第1作目。
CM
まーるかーいてー♪ おまめがふたつ
おむすびひとつ あっというまに
星のカービィ
なんでもすいこむー♪ ほしのかーびぃー♪
吸い込みぶっつけ攻撃 プカプカ空飛びの術
カワイイヤンチャ坊主
星のカービィ
ゲームボーイで新発売!
この頃からカービィは「やんちゃ坊主」と呼ばれていた。カービィの絵描き歌は後に『夢の泉の物語』のOPにも登場。
★目次
☆概要
操作キャラクターであるカービィが画面に登場し、そこからゴールを目指す横スクロール型のゲーム。
難易度の高いゲームが主流となっていた当時、初心者にもさくさくと進められるゲームへの導入口として発売された。
しかし、クリア後に表示されるコマンドをタイトル画面で入力する事で出現するエクストラモードは、コアゲーマーも舌を巻く難しさとなっている。
本作では第2作目から登場するコピー能力はなくカービィの攻撃方法は吸い込み、吐き出し、空気弾、さつまいも、カレーという攻撃方法のみである。
が、その分ゲームシステムとしては非常にシンプルで誰でも操作し、進んでいくことが出来る間口の広いゲームとなっている。
元々は「ダメージを受けた時のノックバックで画面外に出ると1ミス」というシステムも企画されていたようで、結果的に実装されず桜井氏にすら忘れ去られることとなったが、偶然にも氏が後々開発したスマブラで「新しい格ゲー」ということで実装された。
☆主要キャラクター
後にピンクの悪魔として愛される丸い体の主人公。この時点では旅の途中で根無し草でもあった。
春風と共に偶然プププランドに立ち寄った際、デデデ大王が悪さをして住民が困っていたので彼を懲らしめるべく冒険に出る。
この作品ではコピーや仲間は存在しないので吸って吐いてを繰り返す事になる。
開発当初はポポポと言う名前で、ゲームもティンクルポポになる予定だった。
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後にカービィのライバルのひとりになるペンギンのような風貌の本作の黒幕。
彼が国中の食べ物と秘宝「きらきらぼし」を独占したいがために盗み、住民が飢えに苦しんでいた。
本作では完全な悪役だが、カービィに懲らしめられて改心したのか以降の作品では素直になれないながらもカービィに手を貸すキャラが確立された。
番外作品では夜空の星を奪うなどたびたび騒動を引き起こしているが、これらはあくまでもいたずらの範疇でありカービィをライバル視するようになった故の行動と思われる。
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☆敵キャラ
敵キャラは一部を除きノーマルとエクストラで登場する種類が異なる。
ノーマルでは基本的に1ダメージ、エクストラでは2ダメージ。
星のカービィシリーズにおけるザコキャラの代表格。
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名前が間違えられやすい空を飛ぶザコキャラ。
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後にボム能力を獲得できるピエロっぽいキャラだが本作ではリンゴやグリゾーに乗っている。
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- ツイジー
ブロントバートと同じく空を飛ぶ鳥っぽいザコキャラ。
- トゥーキー
エクストラモードでツイジーの代わりに登場するニワトリっぽいザコキャラ。
『星のカービィ スーパーデラックス』にも登場している。
見た目はキノコっぽいが吸い込むと…?
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熊のようなザコキャラだが触れた時のダメージが大きい。
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後にビーム能力を獲得できる一つ目のザコキャラ。
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基本的に倒す事ができないウニっぽいキャラ。
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ゴルドーと同じく基本的に倒せない砲台っぽいキャラ。
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- グランク
イソギンチャクっぽいザコキャラで頭上に弾を飛ばす事も。
以降のシリーズでも水中ステージを中心に登場する事が多い。
- ギャスパー
エクストラモードのみ登場するお化けのザコキャラ。
『カービィボウル』にも登場している。
魔法使いのようなザコキャラ。
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- チャッキー
エクストラモードのみ登場するビックリ箱のキャラ。
アニメ版では魔獣で登場。
- トゥーフェイス
仮面っぽいキャラでカービィが近づくと顔が豹変して突進してくる。
本作以降から全く登場しなかったが『星のカービィ スターアライズ』でおよそ26年振りにまさかの再登場を果たした。
- ミスター・ピー・アンプキン
エクストラモードでトゥーフェイスの代わりに登場するカボチャのキャラ。
ギャスパーと同じく『カービィボウル』にも登場している。
- マンビーズ
丸いミイラのようなキャラで吸い込めない。
アニメ版でも魔獣で登場しておりこちらもカービィの吸い込みが通用しない。
- スクイッシー
イカっぽいザコキャラで以降のシリーズでも水中ステージを中心に登場する事が多い。
アニメ版でも魔獣で登場しているがかなり強化されている。
- フロッツォ
エクストラモードでスクイッシーの代わりに登場するタコっぽいザコキャラ。
後にコロコロカービィで通常のザコキャラとして再登場する。
- ブリッパー
ゴーグルを付けている魚っぽいザコキャラでグランクやスクイッシーと同じく以降のシリーズで水中ステージを中心に登場する事が多い。
後に大型サイズの亜種も登場している。
- カブー
モアイのようなザコキャラで中にはテレポートする個体もいる。
アニメ版ではそれなりに重要なポジションに。
- グランプルス
エクストラモードでカブ―の代わりに登場する。
カブ―と比べてカービィに向かって突っ込んでくるスピードが速い。
- コナー
ヤドカリっぽいザコキャラ。
特筆すべき点はあまりないが以降のシリーズでもたびたび登場している。
- ウィザー
二枚貝のようなザコキャラ。
殻が開いているときにしか攻撃しないものの、殻が閉じている時は吸い込めない。
- ピーザ―
エクストラモードでウィザーの代わりに登場するカニのようなザコキャラ。
ウィザーと比べて攻撃間隔が短い。そしてハサミで目を覆ってる時は吸い込めない。
- スカーフィ
普段は可愛らしいが吸い込めないどころか逆に一つ目に豹変して突進してくる。
倒す時に爆発するので離れた場所から攻撃したいところ。
- サーキブル
後にカッター能力を獲得できる鎧のキャラ。
その場を動かなかったり一定ルートを歩く個体がいる。
- ブーマー
エクストラモードでサーキブルの代わりに登場する人型のザコキャラ。
ブーメランを2回投げて攻撃し、投げたブーメランはキャッチせず後ろの方へ飛んでいく。
見た目はポピーブロスに似ているが関係性は不明。
- パラソル
後にパラソル能力を獲得できる傘。
ワドルディやワドルドゥに付いてゆっくり降下したりシャッツォに付いて空中から弾を発射してくる。
エクストラモードではワドルディやワドルドゥから離れた後に点滅しながらカービィに向かって突っ込んでくる。
☆ボスキャラ
ポピーブロスJr.の親玉でこちらは爆弾を投げてくるステージ1の中ボス。
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ステージ1のボスで以降のシリーズでたびたび最初のボスで登場する大木。
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ステージ2のボスを務める丸い男女コンビ。
ロロロ単体はステージ2の中ボスも担当している。
元ネタはハル研が本作より前に発売したFCソフト、エッガーランドの登場人物。
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ステージ3のボスを務める飛行船。
エクストラモードでは屈指の難易度を誇る。
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ステージ4のボスでウィスピーウッズと同じく以降のシリーズでたびたび中盤のボスで登場する一つ目の雲。
クラッコJr.はステージ4の中ボスも担当している。
エクストラモードではカブーラーと違って癒し枠である。
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☆アイテム
道中では様々なアイテムを獲得すると体力が回復したり攻撃手段が増える。
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☆ステージ
- ステージ1 GREEN GREENS(グリーングリーンズ)
基本操作を覚える森のステージ。ステージBGMはシリーズを象徴しており現在までなお多くの作品で使用されている。
ボスはウィスピーウッズだがエクストラモードではかなりの強敵に。
とある背景物は現在も謎に包まれている。
- ステージ2 CASTLE LOLOLO(キャッスルロロロ)
お化けが生息するお城のステージ。ボスはロロロ&ラララ。
SDXのはるかぜとともにではFLOAT ISLANDSのボスとして出てくる。
ステージBGMはこの頃は軽快なメロディだが後の作品では壮大なアレンジになり巨大ボス戦の音楽として位置づけされた。
はるかぜとともにではFLOAT ISLANDSと統合されたためリストラされるがリメイク版でステージ名は異なるが追加モードで復活した。
- ステージ3 FLOAT ISLANDS(フロートアイランズ)
海に浮いている島を進んでいくステージ。ボスはカブーラーでこのステージのみ中ボス不在。
こちらのステージBGMも後の作品でも水中系ステージで使用される事が多い。
SDXでカットされたが、USDXで久しぶりにボスとして復帰した。
- ステージ4 BUBBLY CLOUDS(バブリークラウズ)
雲の上や宇宙を進んでいくステージ。
ボスはクラッコだがエクストラモードでは慣れると通常より楽。
このステージBGMも以降のシリーズで様々な場面でアレンジされている。
- ステージ5 Mt.DeDeDe(マウントデデデ)
これまでの各場所が簡略化されたステージとなっている。
今まで戦ってきたボス達ともう一度戦って勝利すると、ラスボスのデデデ大王と戦う。
このステージBGMは以降はデデデ大王を象徴するBGMになった。
ちなみにボスとの再戦はカブーラー以外はステージBGMのままで戦い、ステージ選択中のBGMも以降のシリーズでたびたび使用されている。
ボスとの再戦というシチュエーションは以降のシリーズでエンディング後の隠しモードとして定番になっている。
☆余談
上述の通り星のカービィシリーズの生誕作品であり、以降のハル研や任天堂の主力タイトルの1つになった。
当時は難易度が高いゲームばかりに憂いに思っていた桜井氏が初心者でも遊べるようにとの思いを込めて誕生した。
また、グリーングリーンズを筆頭にBGMの評価も高く以降のシリーズで何度もアレンジされている。
本作の海外版のカバーアートやCMのカービィは白い。これは現地のスタッフがゲームボーイの画面配色がモノクロ故に「カービィの体は白い」と勘違いしたからだとか。
後年に発売された『カービィのすいこみ大作戦』は本作を意識した要素が随所に散りばめられている。
なお、開発はHAL研製のトラックボールを接続したツインファミコン*1で行われたことが桜井政博氏によって明かされている。当然キーボードなんてなかったので、一桁ずつポチポチと16進数を打ち込んでいたという。
『夢の泉』や、SFCゲームの開発環境が整うまでの期間は『SDX』もこれを使って行なっていたらしい。
追記・修正はエクストラモードを体力メモリ1・残機0でクリアした人にお願いします。
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▷ コメント欄
- フロートアイランドの解説で、はるかぜ~のところ、カットされたのはキャッスルロロロですよ。 -- 名無しさん (2013-07-29 10:38:13)
- カービィが食い荒らして国民が飢え苦しむのを防ぐため>漫画の読みすぎなんだろう。 -- 名無しさん (2014-02-05 16:25:54)
- ↑そもそも食べ物をかっぱらったのはカービィが来る前だもんね -- 名無しさん (2014-02-05 17:44:25)
- 一時はウィキペディアにも書かれてたからな(つか俺はそれでこの珍説を知った)。ひどいもんだ -- 名無しさん (2014-02-21 15:07:09)
- エクストラの難易度は鬼畜だった -- 名無しさん (2014-02-21 15:10:59)
- この時点ではデデデはまだ悪役で次作の夢の泉から現在のキャラが確立されたもんだしな。 -- 名無しさん (2015-02-17 15:25:41)
- 夢の泉以降も普通に悪事何度も働いてるしな -- 名無しさん (2015-03-14 00:24:59)
- 今日でカービィ生誕23周年。 -- 名無しさん (2015-04-27 18:24:24)
- 余談いらなくない? -- 名無しさん (2015-07-10 19:23:29)
- 考えてみれば今でいう格闘王の道やぼすぶっちは最初からずっと続いていたんだな。 -- 名無しさん (2016-02-07 12:02:37)
- きらきらぼし=ワープスターでおk? -- 名無しさん (2017-05-25 02:13:32)
- >ゲームへの導入口として 同じ年で出たFE外伝もそんな感じだったね -- 名無しさん (2017-12-31 00:29:03)
- スタアラの真ラスボスを見て今後このシリーズはどうなるのか。 -- 名無しさん (2019-01-25 15:00:20)
- 29年を迎えた。いよいよ30周年が見えてきた -- 名無しさん (2021-04-27 15:50:28)
- >当時は難易度が高いゲームばかりに憂いに思っていた桜井氏が初心者でも遊べるようにとの思いを込めて誕生した。 -- 名無しさん (2021-11-06 21:50:03)
- 間違えた。>当時は難易度が高いゲームばかりに憂いに思っていた桜井氏が初心者でも遊べるようにとの思いを込めて誕生した〜の下りを読んでいると、宮崎英高がデモンズソウルを作った時と真逆の時流だった事が伺える。確かに80年代は高難易度というか、調整不足だったり理不尽だったりするゲームが多かった。 -- 名無しさん (2021-11-06 21:53:55)
- 何気に初代からサウンドテストがあるの凄いことだよな -- 名無しさん (2022-04-24 03:10:48)
- 遂に30周年。これからも末永く続いてほしい…! -- 名無しさん (2022-04-27 00:01:26)
- Switchでも気軽に遊べるようになったからエクストラモード縛りプレイも巻き戻しなどで無理やり攻略できるように。 -- 名無しさん (2023-04-27 00:17:15)
- ここにしか出ていない敵キャラも多いがなんかの拍子に復活したりするから侮れない。 -- 名無しさん (2023-04-27 00:55:25)
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