登録日:2010/07/14(水) 18:19:15
更新日:2023/12/14 Thu 10:49:07NEW!
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igloo ジオン 漢 ツンデレ 白黒 沢木郁也 義手 ゲルググ 大佐 ガンダムms_igloo カスペン大佐 カスペン戦闘大隊 ジークッ…… 待たせたなヒヨッコ共 25分間の奇跡 ゲルググ乗り カスペン ヘルベルト・フォン・カスペン
待たせたな! ヒヨッコ共!
CV:沢木郁也
『機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079』の登場人物。第2、3話に登場する。
MSは専用機を所有しており、バックパックを換装したグレー基調の専用ゲルググを駆る。このゲルググには肩の装甲に、ローブを着たガイコツの横顔のようなパーソナルマークらしきものが確認出来る。
その一方で片手が義手であることから操縦に癖があるらしく、着艦は苦手らしい。
ジオン軍がア・バオア・クー決戦で敗れると、友軍の脱出ルートを確保するために愛機のゲルググで出撃する。
【人物像】
左手が義手のジオン軍大佐。
ア・バオア・クー戦において第603技術試験隊が編入されたカスペン戦闘大隊の大隊長でもある。
歴戦のジオン軍人であり、ジオニズムに心酔している所謂タカ派な人物。
物事を非常に簡潔に、無遠慮に喋るため、ヨーツンヘイムの中では浮いた存在であった。
またプライドも高いのかモニクの皮肉に関して自らも皮肉で返すなど、不適な一面も見せている。
ジオンの勝利を最後まで疑わない姿勢と外様でありながら艦内トップである階級も、彼等との溝を深めたといえる。
マルティン艦長をして『危うい』性格との評価。
年齢については公表されていないが、小説版の地の文では部隊の少年兵達が「(大佐の)孫でも通用しかねない年齢」と表記されている。
ただし、根っからの軍人気質であるというだけで、戦闘馬鹿というわけでも悪人というわけではない。
劇中の発言だと大変紛らわしいのだが、カスペン自身はイデオロギーと部下の命をしっかりと分けて判断出来る人物である。
その心根は学徒兵への発言などに現れており、停戦命令を聞き即座に部下の救出に向かっている。
ともすれば頑迷に思想に走ったり、自らの行為に酔いがちなタカ派の行動としてはかなり異色であり、
柔軟な思考の切り替えなどを見ると、一年戦争の中では思想、軍事、共にトップクラスの軍人と言える。
MS戦の技術も義手でありながら高く、ジオン十字勲章を授章されているのも頷けるといった所。
とはいえ、彼が優れた軍人であることは確かだが、本人の優しさと周囲への振舞いの乖離は問題ありと言える。
また、戦時における判断は熟練したものがあるが、いわゆる寄せ集めであり生粋の軍人が少ないヨーツンヘイムの面々には理解され辛かった。
カスペンの部下がソロモンで一人でも生き残っていれば上手く橋渡しをしてくれたのかもしれない。
【活躍】
ア・バオア・クー決戦を前に第603技術試験隊が編入された『カスペン戦闘大隊』として登場。
とはいえ本来の人員はソロモン戦におけるソーラーレイ攻撃によりカスペンを除いて戦死しており、補充要員を待つ身であった。
その後届けられた兵士達だが、全員が年端もいかぬ学徒兵であることに激怒している。
これに関しては自身への評価の低さを感じたというのも勿論あるが、それ以上に職業軍人として
「軍人とは子供を守る立場にあり、決して子供を軍人として使うものではない」という至極真っ当な考えをカスペン自身が持っていた為である。
しかし直後、その学徒兵達全員が祖国と家族を守るという覚悟を持っている事を示した為、彼らを大人として扱う事にしている。
後に彼らが大佐の予想を超える前代未聞の活躍をした際には心の中で「彼らの指揮官になったのは自分の軍歴の中で最大の誇り」と評価している程。
その後は佐官という事もあり、艦橋で艦長に意見したり気勢を上げていた。
最終話では敗戦の情報と脱出する友軍部隊を見ながらもジオンの敗戦を受け入れる事ができず、尚も戦闘を継続しようとしていた。
が、停戦命令と部下の窮地を知ると即座に思考を切り替える。
彼は艦長に銃を向けるという、一見気が狂った言動を取るが、それら全ては自分のゲルググを駆り一瞬でも早く仲間たちを助けるための最も簡単な方法であった。
だがその過激な言動は、家族を失い失意の中にいたモニクの気力を奮い立たせ、結果ゲルググだけでなく、カスペンの真意を理解した彼女のヅダも戦いに出すという副次効果を生み出した。
2人は仲間に突き付けた銃を「形見」として艦長に預け、戦いに赴いた。
「友軍の脱出まで、このEフィールドを維持する!」
登場と同時に、一瞬で二機のボールを撃破するなど鬼神のごとき活躍を遂げ、25分もの間自身の部下を守り続けた。
最期は全ての武装を失うも、身を盾にして学徒兵のオッゴを庇い戦死。
その際には、機体中にマシンガンを浴びながらも『ジーク…!!』と叫び、いまわの時までもジオン軍人である自分を貫き通した。
自分達を放置し、あまつさえ子供を戦場に出すジオンに勝利を願おうとする彼の思惑はいかほどか…。
最初は彼を危険視していたマルティン艦長はその最期を見届けた際「友となれる存在をまた失った」と大層悲しんだ。
【主な(分かりづらい)発言】
(自身に寄こされた学徒兵達を見て)
「これは、私の栄光を侮辱するものである!」
- まともな戦力を送られなかった事ではなく、守るべき子供達を戦線に送ってきた事に激怒。
(モニク特務大尉の弟をオッゴで出撃させる事を決めた後、モニク本人に)
「優秀な弟さんをお持ちのようだ」
- 一見皮肉なように見えるが本心から褒めている。人選も部隊の初陣に最も練度の高い者を選んだだけで、悪意などは一切無かった。
「艦長、議論の余地は無いようだ、私のゲルググの発進準備をしてもらおう!」
- 上記の通りジオン公国から停戦命令が出されると、友軍の脱出ルートを確保するために愛機のゲルググで出撃しようとするのだが、この時取った行動がマルティン艦長に銃を向けながら要請する。というもの。
カスペン自身が艦橋から離れられない身分であり、また停戦命令後の出撃となるとヨーツンヘイムに戦後責任が発生してしまう為、『勝手に出撃した』。という体裁で出る必要が有ったのだが…
案の定マルティン艦長・モニク特務大尉双方から「一人で逃げるつもりですか?」と勘違いされ、あまつさえ銃を向けられる事に…
「待たせたな! ヒヨッコ共!」
- 最終的には分かって貰えたようだ
【ゲームでの活躍】
- SDガンダム Gジェネレーションスピリッツ
IGLOO編の第4シナリオに登場。
はじめの方はヨーツンヘイムで偉そうにしているだけだったが、逃げ延びた友軍の艦隊を目の当たりにし、自らも専用ゲルググで出現する。
だが専用機の性能は微妙で、モニクのヅダよりも足が遅いため、前線にたどり着くには時間がかかってしまう。
武装もノーマルのゲルググと変わらないので、これまた微妙
比較的少ないハロランクポイントでGETでき、ステータスも全体的に高めなので、序盤では優秀な人材なのだが、コックピットカットインが全くない上、レベルが上がっても覚醒しないので、物足りなさが拭えない。さりげに艦長としての資質も高いため、戦艦に乗せても活躍出来る。
- ギレンの野望シリーズ
アクシズの脅威から参加。ちなみに彼には生贄開発される機体がないので死亡イベントや離脱イベントが起こらず、安心して最後まで使用できる。
そして、生贄開発との択一をさせるために能力値が控えめにされている傾向にあるIGLOO勢の中では射撃と反応が高めの純エース級で戦闘も指揮もそつなくこなせる高級将校として大活躍してくれる。
とくに最初から大佐というのは指揮バグ*1がある脅威Vでは連邦の中堅上位クラスの指揮をとれるMS乗り司令塔として能力をいかんなく発揮してくれる。
強いて残念なところを挙げるなら、専用ゲルググが実装されなかったことか。
艦長、議論の余地は無いようだ。
私の項目の追記修正の準備をしてもらおう。
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▷ コメント欄
- 本編だけ見ると誤解するけど小説版で真意がわかる -- 名無しさん (2014-02-07 05:39:48)
- どこぞのギレン基地外集団の評価を一際下げた死に様に涙不可避 -- 名無しさん (2014-02-07 11:16:31)
- 最期で守っていたオッゴも実は撃墜されてるんだよね… -- 名無しさん (2014-04-26 19:02:59)
- そのギレン基地外も可能な限りの友軍を救出した点ではカスペンと変わらないんだが、あの野郎どう見ても「各自の判断で撤退」の伝令より前にEフィールド横切ってんだよな…。ザビ家が居なくなった状況下で誰よりも指揮統制をとらねばならないグワデン持ちの将校のくせにフワッとした思想本位で本国すら見限ってテロリストに堕した男と、ヒヨッコの盾になってジオン軍人として死んだ男。 -- 名無しさん (2014-08-08 16:20:43)
- この人が生き残ってたらデラーズやアクシズには参加せずにジオン共和国に残ってるイメージだな
-- 名無しさん (2014-09-26 16:58:44) - ↑2デラーズはギレン直下の親衛隊だからな、忠誠の対象が違うんだよ、最もその後の行動を見るにギレンの思想や意思=ジオンと見てたんだろうね -- 名無しさん (2015-08-08 20:03:19)
- 因みにデラーズは親衛隊所属なので指揮系統も正規軍とは違う、自己判断で自分の裁量の限り味方を助けた。理想家 -- 名無しさん (2015-09-15 00:14:07)
- ↑x3戦後の共和国軍立ち上げに協力してそう。 -- 名無しさん (2015-09-15 15:57:41)
- 「良い弟さんをお持ちの様だ……(本音)」 -- 名無しさん (2017-02-12 01:13:26)
- ↑3.4でも結局同じ軍内でも派閥争いして指揮系統すら纏められずに、結果勝てたはずの戦いに逃亡して総崩れにさせたんだから褒められたものじゃない(内紛さえなければジオンが勝ってたと言われている)まあそれ言うとギレンとキシリアが悪いって話になるが -- 名無しさん (2018-06-13 00:47:54)
- ・(軍人が守るべき学徒を兵士にするとは、このような学徒兵は)私の栄光への侮辱である! ・(学徒兵の指揮の高さを見て)この程度の任務には(お前たちなら3機でも)多いくらいである! ・立派な弟さんをお持ちのようだ(文字通り) …他多数。言葉が足りなさすぎるんだよなぁ。せめて大佐の真意の翻訳ができる副官でも生き残っていれば… -- 名無しさん (2020-12-16 00:03:12)
- この人ならラルやノリス、黒い三連星なんていう癖の強過ぎる面子も問題無く纏められた気がする。少なくともドズル→カスペンのラインはジオンの良心的な指揮系統になり得そう。 -- 名無しさん (2021-03-17 00:32:30)
- ギレンの野望シリーズに出たら、サンダーボルトのリビングデッド師団との交流が見てみたいな。同じ義肢持ちだし。自分が使ってるような精巧な義肢を支給するよう上層部を説得しそう。ノリスとも職業軍人同士でいい仲になれそうだな -- 名無しさん (2021-05-15 21:06:03)
- 派閥争いとかも下らないと公言して憚らないタイプで上からは疎まれて浮いちゃうんだろうなぁ -- 名無しさん (2022-03-27 12:46:04)
- 設定的にはザビ家(=ナチ)に対するサイド3軍人(ドイツ国防軍)のようなところをイメージしている気がする。戦後のジオンではザビ家と比較して過剰に英雄視されていそうだ。 -- 名無しさん (2022-05-10 16:24:23)
- ギレンの野望Vで出てきたけど専用ゲルググがなかったのが残念だった。 -- 名無しさん (2022-05-10 18:04:52)
- 603技術試験隊ni -- 名無しさん (2022-10-13 22:10:00)
- 603技術試験隊に回される(閑職行き)わけだわ、致命的に言葉が足らない(言ってる本人にとっては最大の賛辞でも、聞いてる人にとっては嫌味とか皮肉にしか聞こえない)もん -- 名無しさん (2022-10-13 22:13:39)
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