白騎士の聖霊王 HEAVEN

ページ名:白騎士の聖霊王 HEAVEN

登録日:2023/06/20 (火) 19:14:07
更新日:2024/07/05 Fri 13:59:00NEW!
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dm 神化編 スーパーレア デュエル・マスターズ t・ブレイカー 光文明 コマンド エンジェル・コマンド デュエル・マスターズ プレイス 白騎士 聖霊王 進化クリーチャー パワード・ブレイカー 岡井カツノリ シールド送り シールド追加 騎士 dm-33 光文明のクリーチャー 白騎士の聖霊王 heaven 白騎士の精霊アスティノス



神々との戦いに一矢報いるべし!



純白の羽を旗印に、天空より光の騎士が舞い降りた!

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白騎士の聖霊王 HEAVENヘヴン》とは、TCGデュエル・マスターズ』のクリーチャー。
DM-33「神化編 第2弾 太陽の龍王ライジング・ドラゴン」に収録された、光文明エンジェル・コマンド聖霊王である。
神化編における光文明の新たな名称カテゴリ「白騎士」の代表的存在として扱われ、派生カードも多い。



解説

白騎士の聖霊王 HEAVEN SR 光文明 (8)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド 15000
進化−自分のエンジェル・コマンド1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある光以外のクリーチャーをすべて、新しいシールドとして、持ち主のシールドゾーンに裏向きにして置く。
T・ブレイカー

白騎士と聖霊王の名称カテゴリの属している進化クリーチャー。
cip効果であり、敵味方問わずに光文明以外のクリーチャーを全て持ち主のシールドゾーンに送ってしまう。
ロック系統の能力が目立つ聖霊王としては珍しく豪快な除去系の効果であり、どちらかと言えば聖霊王と言うよりも光文明版の《悪魔神バロム》みたいな能力。


シールド送りなので除去としては相手の守りを固める可能性があるデメリットを抱えており、S・トリガークリーチャーの場合は再利用される可能性がある。
また、相手のクリーチャーの数が多かった場合はシールドを無駄に増やしてしまうことで、シールドを割り切ってプレイヤーに攻撃をするというDMのルールを考えると場を膠着状態にしてしまうことも。


一方でシールド送りの除去のメリットも大きく、相手のpigや墓地利用やマナ回収という可能性を封じることが出来る。
基本的に除去手段で言えば他文明よりも前代除去の手段に劣る光文明としては、HEAVENのような豪快に場のリセットを仕掛けられるフィニッシャーは存在価値が高い。
一気にゲームの戦況を変えてしまう爆発力という点では、状況を一気にひっくり返すゲームチェンジャーとしての性能は神化編では最強クラスとも考えられる。


自軍も対象にしてしまうので自分のクリーチャーの数を減らしてしまう可能性もあるが、これを逆利用して自分のシールド回復や守備固めに使うという戦略も取れる。
例えば《海王龍聖ラスト・アヴァタール》と組み合わせるコンボもあり、これをするとシールド送りが疑似的な全体破壊に変貌する凶悪な破壊力を見せる。
まあHEAVENが投入されるデッキは高確率で光文明寄りになるデッキや白騎士デッキになると思われるため、自軍への影響は大きく気にする必要性もないか。


完全な欠点を挙げるならば、相手が光単色デッキの場合はcipが機能しないことだろう。
これは相手の文明を指定をするカードにおいては避けられない欠点であり、そこは環境における使用文明の流行りなどを見て判断したい。
最悪cipが機能しなくとも、パワー15000にも及ぶ光のT・ブレイカー持ちのコマンドなので攻撃要員として最低限機能する部分は救いか。
ちなみに文明を消失させることで有名なあの《希望のジョー星》と組み合わせると、HEAVENも含めて全てのクリーチャーがシールドに送り込まれる状況を見られる。今は希望のジョー星がプレミアム殿堂なので見れる機会は完全にないが。



派生カード

聖霊龍王 ヴィブロス・ヘブン P 光文明 (8)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 15000
進化:自分のエンジェル・コマンドまたはドラゴン1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある光以外のクリーチャーをすべて、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに裏向きにして加える。
T・ブレイカー

500円デッキとして話題を呼んだDMD-16のフィニッシャーとして用意されたエンジェル・コマンド・ドラゴン
名称などからドラゴン・サーガ世界におけるHEAVENである可能性が高く、種族がコマンド・ドラゴンになってドラゴンも進化元に出来るようになった。


進化元や種族サポートの選択肢が増えるなど一見するとHEAVENの上位互換にも見えるが、実は白騎士サポートを受けられなくなっているので一長一短。
白騎士と特に連携をしないデッキを構築する場合や環境でドラゴンメタが流行っていない状況であればヴィブロス・ヘブンの方が優先されるか。
また、入手難易度で言えばスーパーレアかつ2009年のカードのHEAVENよりも500円払えば入手可能なレベルで2014年に流通したヴィブロス・ヘブンの方が簡単だろう。


白騎士の精霊HEAVEN・キッド R 光文明 (3)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 3500
G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
このクリーチャーが出た時、バトルゾーンにある他の、コスト3以下のカードを1枚選び、シールド化してもよい。

聖霊王を模したエンジェル・コマンドの「キッド」シリーズのHEAVEN版。
軽量エンジェル・コマンドでG・ストライクを所持し、cipで敵味方問わずに他の3コスト以下のカードをシールドに出来る。


軽量のコマンドであることや幅広い対象をシールド送りに出来る攻守能力の高さから、様々な環境デッキで活躍を果たした。
当然軽量コマンドかつ白騎士に属しているため、白騎士デッキでも元ネタのHEAVENと相性が良いので採用候補になる。


白騎士の聖霊王 ℵHEAVEN VR 光文明 (8)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド 15000
進化:エンジェル・コマンド1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、光ではないクリーチャーをすべて、表向きにシールド化する。
各ターンの終わりに、表向きのカードを含むシールドが10以上あれば、自分はゲームに勝つ。

DM22-EX1にて収録された、2022年時点のカードパワーに合わせてリメイクされたHEAVEN。
cipでのシールド送りこそ共通しているが表向きの形にするという違いがあり、その理由としては各ターン終了時に表向きのカードを含むシールドが10枚以上あれば特殊勝利となる効果を持つため。
この辺りの特殊な効果はHEAVENの要素だけではなく、《光霊姫アレフティナ》も参考にしている節が見られる。


シールドに表向きのカードを追加する城やギャラクシールドとは相性が良く、逆に相手が使用してきた場合にはメタカードとしても機能する。
条件自体の達成は容易ではないので、特殊勝利を無視して従来のHEAVENと同じく単純な除去札兼フィニッシャーとして使うのも良い。
表向きにする都合から除去札としてはHEAVENよりも扱いにくい状況になることもあるが、《天使と悪魔の墳墓》避けとして両者投入するのもあり。



関連カード

白騎士の精霊アスティノス C 光文明 (5)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 4500
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から名前に《白騎士》とあるカードを1枚、手札に加える。その後、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に戻す。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。

設定上はHEAVENはこのアスティノスから進化をしたということになっている。
ゲーム上でも同じ種族と名称カテゴリであり、能力面でもHEAVENを手札に加えることが出来るので基本的な相性は良い。



デュエル・マスターズ プレイス

白騎士の聖霊王 HEAVEN SR 光文明 (8)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド 15000+
進化-エンジェル・コマンドまたは名前に《白騎士》とあるクリーチャー
バトルゾーンに出た時、光以外のクリーチャーをすべてシールド化する。
相手のシールドが7つ以上なら、このクリーチャーのパワーは+15000され「パワード・ブレイカー」を得る。
T・ブレイカー

DMPP-13「超次元開放 -PSYCHIC SHOCK-」にて収録。TCG版からは上方修正を受けての登場となった。
進化元には白騎士カテゴリも選択できるようになったので非エンジェル・コマンドの白騎士から動くことも可能となり、相手のシールドの数次第でパワーの大幅増加とパワード・ブレイカーを得るようになった。(ちなみにパワー30000ならシールドを6枚ブレイクできる。)
この調整によってTCG版での欠点だった無駄に相手のシールドを増やした後の処理という問題を、パワード・ブレイカーで削りやすくなったことで多少は緩和されている。



背景ストーリー

超獣世界への侵攻を開始した太古の軍団・オリジンに対抗するために設立された光文明の精鋭軍団・白騎士に属する聖霊王。
神帝が圧倒的な力を奮う中、闇文明の精鋭軍団である死神の首領の《死神明王 XENOM》と共に奮闘を見せた。
ワールドマップでは光文明領域において《爆獣イナバ・ギーゼ》と交戦している姿が描かれている。


デュエル・マスターズ プレイス版

デュエプレ版の世界線ではオリジンとの戦争の状況が異なるため、神帝が降臨する前に出現している。
HEAVENの出現によって劣勢だった光文明の戦況は一変し、《聖霊王イカズチ》を撃破してオリジンを相手に勝利した。
その後はリンクをしようと引き合う2つのオリジナル・ハートに向けて、本来は敵対関係にあるXENOMと共に駆け付けた。



余談

  • 白騎士の代表的な聖霊王だが、実は白騎士の初の聖霊王という立場は《白騎士の聖霊王ウルファス》に先を越されている。また、敵対するオリジン側の聖霊王もイカズチがDM-32の時点で既に登場している。

  • デュエプレ版のフレーバーテキストは背景ストーリーの設定の変更を受けてDM-32版から微妙に改変されている。




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純白の羽を旗印に、天空より追記・修正の騎士が舞い降りた!


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*1 画像出典:Twitter イラストレーター増田幹生氏 @_masudamikio 2022年4月1日掲載 https://twitter.com/_masudamikio/status/1509703394159575043?s=20 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

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