登録日：2019/10/17 (木) 11:16:00
更新日：2024/05/13 Mon 10:45:25NEW!
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光栄 コーエーテクモゲームス ブラウザゲーム オンラインゲーム ゲーム サービス終了 大航海時代 大航海時代v リコエイションゲーム
『大航海時代V』とは、コーエーテクモゲームス（旧光栄）のリコエイションゲームである「大航海時代」のナンバリングシリーズ。
オンラインゲームとしては既に「大航海時代オンライン」があったが、ナンバリングシリーズとしてオンラインゲームとなったことが話題となった。
当初はブラウザゲームとしてリリースされたが、後にスマホアプリとしてもリリースされた。
2021年3月31日限りでサービス終了済。
意欲的な新システムなどがある一方で、基本無料のブラウザゲームということでガチャ偏重の向きがあり、またコーエーテクモ自体のこの手の基本無料オンラインゲームへの不慣れからか、システム周りもやや古めかしいものが見られるなど、賛否両論がある。
なお、全体的なこの作品での反省点は次作大航海時代6に生かされている。
●目次
ストーリー
地図職人ラモンの息子である主人公は、友人のニーナ、そして彼女の祖父である老航海士ロッコ・アレムケルの手助けを受け、父の後を追って海原へ向かう。
しかし、そうした最中に父の残したコンパスが妙な反応を示し、手に入れた奇妙な海図通りに世界の有様が変わってしまう、という現象に遭遇する。
海図とコンパスの謎を解き明かし、父の行方を探すため、世界を股にかけた冒険が始まった。
キャラクター
主人公
プレイヤーの分身。地図職人ラモンを父に持ち、行方知れずの父の後を追って航海に出ることとなる。
とかく厄介ごとに首を突っ込むお人よし、と周囲からは認識されている様子。後割とモテる。
ニーナ
主人公の副官的な立ち位置の少女。ゲラルディス・メルカトルに師事し、航海術や測量術を修めている。
基本気の強い女性ではあるものの、「世界の様相が変わる」という事態を師匠のメルカトルに信じてもらえなかった時などは気落ちした様子を見せるなど、年相応の脆い部分も。
なお、先述の「気の強い」に絡んでストーリー上の人物と衝突することも多く、その際に「じゃがいものよう（byフランシス・ドレイク）」「ブス（byヘンリー・モーガン）」と容姿を散々に言われることも。
ロッコ・アレムケル
シリーズ伝統の老航海士。ニーナの祖父でもある。
実力はあるがお調子者で酒好きの、いかにもな人物。
ジュピトル・フェルナンデス
主人公の幼馴染であり、航海に出たばかりの主人公をなにかとサポートする。
……が、実はイングランドからの指令を受けて「賢者の石」を探すために主人公を後押ししてたことが（割とすぐに）明らかになる。
そうした経緯もあって一旦主人公の元を離れるが、その後も何かと主人公を気を遣う辺り友情に偽りはなかったのだろう。
とはいえ、ニーナには蛇蝎のごとく嫌われている（まあジュピトルの軽薄な性格もニーナに嫌われる一端なのだが）。
ソニア・デラクルス
主人公が旅の途上で出会うことになるトレジャーハンター。
情報を提供したり、かと思えば同じ宝を取り合っての競争になったりとややこしい関係。峰不二子みたいなもんだと言えば分かりやすいか。
特にジュピトルとは互いに出し抜き出し抜かれの腐れ縁。
2019/10現在、アプリ版のアイコンが彼女である。
サンジェルマン
各国の王宮に出没する謎の男。
主人公に世界のあり様が危機に晒されていることを伝え、それを解消する手段である「真正海図」の完成を依頼する。
アイザック・ニュートン
実在の人物。
賢者の石を追う過程で彼の知己を得、度々相談することになる。
いかにもある種の天才らしいエキセントリックさを持った人物。
「そうか、では死刑だ」は作中屈指の迷言。
フェルディナンド・マゼラン
実在の人物。
最初に世界周航をした人物として有名であり、「Around The World」のストーリーでクローズアップされている。
ヴァスコ・ダ・ガマ
実在の人物。
喜望峰ルートでヨーロッパからインドに到達した最初の人物。
やけに主人公に対し先輩風を吹かすため、一部ユーザーからは「パイセン」と呼ばれているとかなんとか。
フランシス・ドレイク
実在の人物。
眼鏡をかけた神経質そうな容姿に違わず、かなり辛辣かつ悪辣な人物。
もっとも、行動原理は女王陛下への忠誠と大英帝国の栄光という、国家にとっては忠臣と言うべき人物である。
主人公をある時は利用し、ある時は後腐れない状態なのでとりあえずでぶっ殺そうとするかなり危険人物なのだが、その一方で利害が一致する場合は手助けしてくれることも。（あくまでイギリスの利益になる「ついで」ではあるが）
シナリオ「決戦」におけるエルナン・コルテスとの舌戦は見物。
システム
シリーズ伝統のシステムなどもあって多岐に渡るため、この作品の肝要な部分のみ抜粋する。
海図
伝統的にこのシリーズはプレイヤーにとっては未知であっても世界の状態は我々の既知のものと変わらないのだが（故に大航海時代オンラインなどでは「学生時代に使ってた地図帳を持ってこい」というのが煽りでなくマジで言われたりした）、今作では「海図」を手に入れるまではその辺りがどのようになっているか分からず、また同じエリアに複数の海図が存在して、その海図を「ラピスラズリ」を消費して切り替えることで実際に海の状態を変えることができてしまう。
（なお、ラピスラズリは普通にゲームを進めていれば簡単に使いきれないぐらい手に入る）
この変化は様々で、一部の湾が干上がったり、逆に少し抉れていたり、といったものから、ドーバー海峡が陸地になっていたり、イベリア半島がイベリア島になっていたり。
はてはヨーロッパのど真ん中やサハラ砂漠が海になっている、なんてものまである。
これによって本来なら船でいけない場所へ乗り付けたり、海底で調査のしようがないはずの箇所を調査で来たり、あるいは普通なら船では抜けられないルートで移動できたりする。
またその一方で、「海図によって行ける範囲が制限されている」ため、船の性能が行動の足かせであった従来作と違い、メインシナリオを進めていかないと先に進めないようになっている。アフリカ北西部辺りまでなら割と早期にいけるのだが、ヴェルデ岬を越えるのすら結構シナリオが進んでからになる。
海図ごとにミッションが設定されており、達成すると結構いい報酬が貰える他、達成数によってプレイヤーのレベルキャップが開放される。
真正海図
メインストーリーをある程度進めるとサンジェルマンが登場し、「真正海図」に関するクエストを受けられるようになる。
海域ごとに調査度を上げていき、一定数以上になればその海域の「真正海図（我々の知る正しい地図）」が手に入る。また、調査度と同数手に入る調査ポイントは一時的に様々なボーナスを得るためにも使うことができる。
艦隊
今作では４隻＋レンタルの１隻で５隻での艦隊を組める。それとは別に予備の船を最大５隻まで持つことができ、用途に合わせて艦隊編成を切り替えることが可能。
船の入手はガチャやイベントの報酬で手に入る「設計図」が必要となる。ただ高性能の船は概ね課金ガチャか、さもなくばイベント報酬を当て込むしかない。
船ごとに探検／戦闘／交易担当の航海士を一人ずつと、それぞれの補佐官を一人ずつ、合わせて６人の航海士を乗せることができる。ただし、補佐官はある程度プレイヤーレベルが上がらないと解禁されない。（最終的にレベル８０で４隻全てに補佐官を乗せられるようになる）
航海士
船の性能を引き出し、また各種行動をサポートしてくれる存在。
レアリティはＮ／Ｒ／ＳＲ／ＵＲ／ＬＲに分かれる。普通に手に入るのはＳＲまで。
ＵＲは真正海図を進めた時に手に入り得る「契約航海士」か、コラボイベントでガチャの当たりとして設定される。
ＬＲもガチャの当たりであるが、こちらは基本的に既存キャラの上位バージョンである。能力的にはＵＲとＬＲはほぼ同等。
育成はユニット同士の掛け合わせ、スキルの上昇は同じスキルを持つユニットとの合成、とぶっちゃけサービス開始時点でも割と旧態依然としたシステム。
さすがにスキルの方はスキルアップ用のスキルトレーナーが後々導入された。
サービス開始当初はレアリティＮはオリジナルキャラ、Ｒ以上に史実のキャラか歴代シリーズのキャラが投入されていたが、レアリティ格差がそのまま厳然たる能力差として跳ね返ってくるシステムなので、せっかくの魅力的なオリジナルキャラも有効には使えない、という悲しい現実があった。*1
流石に運営側も問題と思ったのか、段々にＮキャラのＲ版、ＳＲ版などが投入されていった経緯がある。
レベルを最大まで上げたユニットは、同じユニットと組み合わせることで覚醒させることができる。これによってレアリティも変化する。（Ｎ→Ｎ＋→ＨＮ）
つまり最大強化には同じカードが４枚必要。
このため、ピン持ちのＳＲよりは２段覚醒させたＲ（ＨＲ）の方が能力が高くなったりはする。
また、2018年には「限界突破」システムが導入。レベル上限のキャラにタリスマンを使うことで、レベル上限を引き上げることが可能となった。まあレアリティ差を覆す程ではないのだが。
契約航海士
世界の歪みのゆえに、狭間を通ってこちらの世界に現れた並行世界の同一存在。
まあ分かりやすく言うとアナザーだのオルタだの、そういう感じ。
真正海図を進めると一部のキャラについて容姿の全く違う（シャーロッテ・デ・ベリーのように割と似てるケースもあるが）キャラを契約航海士として手に入れることができる。
ただし、契約開始に同名キャラのＳＲが最低４枚必要な上、実際に契約するには大量のＳＲが必要。もちろん覚醒させようとすれば同様の手順がさらに必要である。
追記・修正は世界周航を達成してからお願いします。
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