登録日：2014/12/10 Wed 07:58:11
更新日：2025/05/17 Sat 23:55:32NEW!
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限界突破！究極のスパイミステリー！
監督：静野孔文
脚本：櫻井武晴
主題歌：斉藤和義「ワンモアタイム」
『名探偵コナン 絶海の探偵』とは、劇場版名探偵コナンシリーズの第17作目のタイトルである。2013年4月20日公開で上映時間は110分。
興行収入は36億3000万円で、シリーズ最高だった『漆黒の追跡者』の35億円を上回る大ヒットとなった。読売テレビ開局55周年を記念して作られた作品。
【概要】
静野孔文による初の単独監督作品であり、脚本を『相棒』などの人気刑事ドラマを多数手がけた櫻井武晴が担当した事で当時大きな話題となった。
海上自衛隊が保有するイージス艦*1を舞台に事件が繰り広げられており、
そのイージス艦の取材には防衛省と海上自衛隊が全面協力しており、イージスシステムを搭載した最新鋭護衛艦の内部などが鮮明に描かれている。
また、いつも冷静な判断で危機を乗り越えていたコナンが終盤で八方塞がりとなり、人前で新一として感情を露にする貴重な場面も見られる。
この時にコナンの頬を水滴が滴るが、これがコナンの涙なのか汗なのかは明言されていない*2。
毎回OVAで展開されていた劇場版プレストーリーが初めて地上波で放送され、『消えた老舗の和菓子』の放送により劇場版でお馴染みの綾小路文麿がテレビアニメ初登場となった。
今回はエンドロール中にエピローグの一部が流れるという初めての演出がなされた（フィルムコミック、ノベライズ版ではこの時の台詞も追加されている）。
なお、この映画以降、平次&和葉、キッド、世良、赤井、安室、京極、黒の組織のうち誰かが映画に登場するようになった。
以下、ネタバレにご注意ください。
【ストーリー】
4月20日の早朝、京都府の舞鶴湾沿岸を巡回中だった海上保安官・倉田正明は爆発物を積んだ不審船を発見する。
その船は某国の工作船である事が判明し、そのニュースに日本全土が緊張に包まれた。
同日、イージス艦「ほたか*3」の体験航海に参加する為、コナン達は舞鶴港を訪れていた。
イージス艦に乗り込んだ一行が案内役の航海長・井上文忠から説明を聞いていると、突然艦内に大きな音が響き渡る。
井上は注排水装置の音だと説明するが、コナンはその音に違和感を覚える。
そして戦闘指揮所（通称CIC）の訓練を見学していると、海中から接近してくる物体をソナーが感知する。
艦長の立石由紀夫の指示で厳戒態勢に入る隊員だったが、目標は只の難破船だった事が判明。立石が一連の事を訓練だと説明し、事なきを得る。
その後は自由行動となり、コナンはそこで小学生・雨宮勇気と女性自衛官・藤井七海と出会う。七海に不信感を持ったコナンは阿笠に連絡をとり、彼女の所属の調査を依頼する。
その時、突然艦内に悲鳴が響き渡る。注排水装置のフィルターから男性自衛官の左腕が発見されたのだ。
捜査が進むうちに左腕の持ち主は若狭地方隊情報官・笹浦洋介だという事が判明。後にコナンの連絡を受けて舞鶴に来ていた平次は、舞鶴の造船所で笹浦の左腕のない遺体を発見する。
小五郎からの連絡を受けて乗艦した目暮達も加わり本格的な捜査が開始されるが、その中で七海が不審な行動をとる。
七海が忍び込んだ艦長室にコナンは衛星電話を使って捜査陣を呼び寄せるが、そこで彼女が防衛大臣直属の情報保全隊員だという事が判明する。
同時に彼女の口から某国のスパイ「X」がイージス艦の機密情報を盗む為にこの艦内に潜入している可能性がある事が明らかとなった。
笹浦は機密情報を狙う「X」に殺害されたのか？
そして「X」の協力者である竹川の行方を追っていた平次と和葉、更にはイージス艦に潜んでいた「X」の正体に気づいた蘭の身にもかつてない危機が迫ろうとしていた……
【事件関係者】
- スパイ「X」
某国のスパイ。
「X」はコードネームであり、本名、年齢、性別、国籍などのプロフィールは全て不明。
変装や武術の達人なうえに、持ち前の優秀な頭脳で自衛官にもなかなか尻尾を掴ませない。
日本国内にも協力者がいるらしい。
- 藤井七海
CV：柴咲コウ
防衛大臣直属の情報保全隊員。海上自衛隊一等海佐。
コナン達と初めて会った時には食事係だと自己紹介したが、一等海佐の階級章とその後の発言に矛盾が生じてしまい、正体が露見する。
笹浦が犯した情報漏えいの罪と、彼の取引相手と思われるスパイ「X」の行方を捜査する為に乗艦していた。
行く先々で捜査陣にヒントとなる行動をとるコナンに対し、興味を抱くようになる。
ちなみに今回彼女を演じた柴咲コウは、次回作『異次元の狙撃手』で主題歌を担当する事となった。
- 立石由紀夫
CV：廣田行生
海上自衛隊一等海佐でイージス艦「ほたか」の艦長。
航海演習中に突如発生した不審船騒ぎの時に、重大な決断を迫られる。
事件が発覚した後は、主にCICに留まり他の自衛官に指示を出していた。
- 井上文忠
CV：幸野義之
海上自衛隊三等海佐でイージス艦「ほたか」の航海長。
見学者の案内役を務めていた。
不審船騒動の時に不安がる見学者に対し「戦闘訓練」と言ってその場を治める。
いつも朗らかでジョークを言う一面も。
- 佐久間重吾
CV：麻生敬太郎
海上自衛隊三等海佐でイージス艦「ほたか」の戦術行動士官。
CICで艦長を補佐する役回りで、各所に状況に合った的確な命令を下す。
- 関口誠
CV：成田剣
海上自衛隊一等海尉でイージス艦「ほたか」の警務官。
情報漏えいの疑いのある笹浦を事件の前日に取調べをしており、最初はその事を黙秘していたが、小五郎の言葉を受け全てを打ち明ける。
その捜査は七海の指示で行っていた。
- 笹浦洋介
CV：水内清光
海上自衛隊一等海尉で若狭地方隊情報官。
通常は港でイージス艦の情報を守る任務についている。
だが彼は某国のスパイとそのデータの取引を行おうとしていた。
午前5時30分に舞鶴港の崖の上で旗を振っている所を目撃され、その後は行方不明になっていた。
その後イージス艦の注排水装置で彼の左腕が、舞鶴の造船所で左腕を失った彼の溺死体が発見される。
状況的に見て、イージス艦の船上でもみ合いになり突き落とされたと思われたが…
- 沢村啓太
CV：蓮池隆三
海上自衛隊三等海尉で機関まわりの整備担当。
給排水装置の異変に気づき、その原因であった笹浦の左腕を発見する。
- 野津原将
CV：三戸耕三
海上自衛隊三等海尉でイージス艦「ほたか」の船務士。
CICでレーダーを担当していた。
- 我孫子勇治
CV：毛利ケンイチ（現・ケンイチ大倉）
- 渡辺隼人
CV：鈴木清信
共に海上自衛隊三等海尉でイージス艦「ほたか」の乗員。
今回2人には拳銃携帯の特別命令が下されていた。
- 倉田正明
CV：松風雅也
海上保安庁若狭海上保安部警備課所属。
冒頭で不審船を発見した人物。
それがきっかけとなり、今回イージス艦で起きた事件の捜査に加わる。
通常は沿岸の巡視任務についている。
- 宗川勉
CV：天田益男
海上保安庁若狭海上保安部刑事課所属。
倉田と共に今回の事件の捜査に加わる。
- 雨宮勇気
CV：三田ゆう子
イージス艦見学に来ていた少年。
なぜかいつも不安そうな表情を浮かべている。
アレルギー体質で、その為の薬をいつも携帯している。
蘭が彼の父親を捜そうとしたら、「そんな事をしたら…」と何かを言いかけて口ごもってしまう。
- 勇気の父
CV：黒田崇矢
勇気の保護者。
勇気と一緒に体験航海に参加していた。
一見どこにでもいるような男性に見えるが…
- 竹川
CV：宗矢樹頼
スパイ「X」の協力者。「竹川」が本名かどうかは不明。
数年前に活動を休止した興信所…所謂「休眠会社」を使ってスパイ活動をしていた。
京都市内に潜伏していたところを防犯カメラで発見され、その後は街頭カメラ等を使って行方を追われる事に。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
単独行動を取る際の言い訳が毎回トイレだったため、流石に高頻度で行き過ぎと怪しまれる事になり、少々面倒なことに。
今回はスパイ「X」にも負けない情報収集能力を発揮。
そのスパイ「X」を、咄嗟の機転と某ゲームにありそうな超次元級のシュートを蹴って見事確保する。
これで事件が終わったかと思われたが…
ご存知平成のホームズ。
過去に蘭に向かって「オメーの1人や2人、どこにいても見つけ出してやっから！」と約束していた。
トロピカルランドなので第1話だと思われるが二人がジェットコースターに乗ったのは夕方なため殺人事件が起きた後なのかよく似た別の遊園地なのかは不明。
この約束はコナンとなった今でも忘れてはいない。
ご存知蘭姉ちゃん。
艦内でスパイ「X」を見つけ、得意の空手で応戦。
善戦していたが、相手の罠にはまってしまい海に投げ出され、命の危機にさらされる事に…
ご存知迷探偵。
今回特注の金ピカ名刺がお目見え。周囲からは「悪趣味」「ド派手」と評判が悪かったが、後にこれが意外なところで役に立った。
連携がバラバラだった警察・海自・海保を纏め上げるカッコいいところも。
協力し合おうじゃねーか…日本の為にな！
また、劇場版では『14番目の標的』以来となる眠りの小五郎も披露した。
ご存知哀ちゃん。
阿笠と一緒に大阪で開催されていた「国際科学フォーラム」に参加していた。
事件発生後は本土でコナンのサポートを行う。
ご存知天才発明家。
探偵団と離れていても、恒例のダジャレクイズは欠かさない。
今回はコナンの腕時計に衛星電話とUSBメモリを搭載した。
ご存知色黒関西弁探偵。
コナンの頼みで舞鶴に行き、事件の情報を収集する。
阿笠と合流した後は、関西国際空港で竹川の行方を追う。
ご存知関西娘。
阿笠から灰原の事を「元科学者」と紹介され、「どう見ても小っさい子供やん」ともっともな突っ込みを入れる*4。
竹川に銃口を向けられるが、間一髪のところで平次と大滝に助けられる。
その後はあらゆる感情がこみ上げ大号泣する事に。
この映画ではいつもと声の調子が違い呂律が回っていない所もあるが、これは中の人の持病が当時悪化していた事によるもの。
ご存知純真小学生。
イージス艦自体には興味はなく、海が好きという理由で今回の体験航海に参加。
ご存知探偵団団長。
海上自衛隊の絶品海軍カレーに舌鼓を打つ。
ご存知天才小学生。
時計を持っていなかった蘭に自分のしていた電波時計を貸す。
これが今回の終盤でのキーアイテムとなった。
ご存知蘭の親友。
例によって蘭を茶化すが、蘭が海に突き落とされたと知った時には涙を流してその身を案じていた。
ご存知警視庁捜査一課のメンバー。
小五郎の要請で今回の事件の捜査に加わる。
「なぜ京都の事件に警視庁？」と思っている人も多いと思うが、その理由はノベライズ版で明かされている。
ちなみに今まで劇場版の皆勤賞だった白鳥任三郎は今回未登場。
大阪府警本部長と刑事部部長。
府警本部で大阪府警捜査陣の指揮を執る。
大阪府警の警部。
今回は射撃の腕を披露し、平次達のピンチを救った。
京都府警の警部。
イージス艦に乗艦する前に、笹浦の足取りを調べていた。
竹川の行方を掴んだ後は大阪府警に協力を要請する。
- 車折刑事
CV：沢木郁也
京都府警捜査一課の刑事で綾小路の部下。今回が初登場。
本来は地道な捜査活動が得意らしい。
綾小路と共にイージス艦の事件の捜査を行う。
本作のプレストーリーである『消えた老舗の和菓子』にも登場。
【以下、事件の真相】
お前…
一体何者だ…？
- スパイ「X」の正体
正体は勇気の父親だと思われていた男で、一般客に紛れて乗艦していた。
笹浦の「旗のメッセージ」を読み取り、イージス艦の航路上に難破船を仕向けて例の不審船騒動を起こす。
その間に無人となった艦長室で機密データを盗み出した。
その後の逃走手段は不明だが、その前にコナンに本当の勇気の父親ではない事を見抜かれ、その正体を現す。
一度は逃走し、自分の正体が他に知られないように勇気を捕らえて共に甲板に出る。
しかしそこで蘭に出くわし、事情を察知した彼女とその場で交戦する。
何とか彼女を退け、最後にはレーダー塔で乗員を人質にして逃走しようとするが、下からのコナンの強力なシュートをまともに受け、文字通り上空に吹っ飛ばされた。
その後は佐藤により逮捕される。
ちなみに本物の勇気の父親は監禁されていたところを無事に救助されており、エンディングでイージス艦が港に戻った時に親子で涙の再会を果たした。
- 竹川
笹浦からインターネットのクラウドを経由して機密データを入手した後、逃走する為に関西国際空港へ。
そこにいたところを和葉に見つかり、その場から逃走するが彼女に追い詰められた。
…と思われたが、追ってきた和葉に対し拳銃を発砲しようとする。
その時にその場に割って入った平次により和葉は助かるが、代わりに平次が竹川の発砲によってかすり傷を負ってしまう。
それと同時に大滝の狙撃によって拳銃を落とした竹川は、駆けつけた大阪府警の刑事達に確保された。
なおノベライズ版では、劇場版ではカットされた部分も再現されており、このシーンがより詳しく書かれている。
ちなみに機密データは笹浦が管理していたものと、イージス艦の内部でしか手に入らないものの2種類がある。
こうしてスパイ「X」とその協力者は逮捕され、事件は無事解決したかに見えた。
だがコナンは「X」が笹浦を殺害したという事に対し違和感を感じ、阿笠の調べた新たな情報を元にこの事件の真相に辿りつく。
そして眠りの小五郎の推理ショーをスタートさせたコナンが指摘した真犯人の正体とは……？
【以下、さらなる事件の真相】
自分の身勝手な行為が
捜査を撹乱させてしまい…
本当に申し訳ございませんでした…
- 倉田正明
今回の笹浦洋介殺害事件の真犯人。
…といっても倉田自身には彼を殺害する理由は無く、今回の件は事故死だった（本人は業務上過失と主張）。
事件当時、舞鶴港の崖で不審な行動をしていた笹浦を発見した。
不審者だと思った彼は逃走した笹浦を追うが、その先で笹浦が誤って崖下へ転落してしまう。
慌てて崖を下りて落ちた笹浦を捜そうとしたが、その前に例の不審船を見つける事に。
その後は海上保安庁本部や海上自衛隊に連絡を取ったりで忙しくなり、笹浦の事まで手が回らなかった。
そんな時にイージス艦で笹浦の左腕が見つかったという通報を受ける。もしやと思って現場に落ちていた携帯電話を調べると、それは笹浦の携帯電話だという事が判明した。
その事で崖下に転落したのが笹浦だと知り、自衛官を死なせてしまった事に恐怖して今まで言い出せなかった。
そこで上司に頼み込んでイージス艦に乗艦し、笹浦がイージス艦で転落したと思わせる偽装工作を施す。
だがコナンに全て見抜かれた後は、抵抗することも無く携帯していた特殊警棒と拳銃を静かに机に置いて全ての罪を認めた。
現場の偽装工作をしたという点は許される事ではないが、彼もまたこの事件に振り回された被害者と言えるのかもしれない。
- 笹浦洋介
イージス艦のデータを某国に売り渡そうと色々画策していた。
だがその行動には少々荒があり、彼の死後にその証拠や証言が次々と露になっていった。
もし取引が成功していたとしても、すぐに彼の犯罪が明らかとなり逮捕されていた事だろう。
今回は取引に失敗したが、もしきな臭い他国に機密データが流出していたらとんでもない事になっていた可能性も……
余談だが、コナン本編では切断された遺体が登場する事はほとんどなく、劇場版に登場した被害者の中で、切断された状態で発見されたのは笹浦が初めてである。
眠りの小五郎の推理ショーで真相を解き明かしたコナンだったが、その後操舵室に少年探偵団と園子が入ってきて蘭の行方を聞く。
丁度その時に入ってきた佐藤と関口から、「X」が「空手を使う若い女を海に突き落とした」と供述したと報告を受ける。
その報告を聞いたコナン達に緊張が走る。
…そう、まだ事件は終わってはいなかったのだ。
【以下、終盤のネタバレ】
言ったろ？
必ずオレが見つけ出してやるってよ…
- 蘭の行方
「X」に海に突き落とされ、大海原の荒波に揉まれながらも何とか命を繋ぎ止めていた蘭。
立石の指示で蘭が落とされたと思われる海域をヘリでの捜索が行われるが、蘭の姿は確認出来ない。
この時期は日没少し前になると海水温が急激に下がる為、午後5時までに蘭を探さなければならなかった。
残り時間が少なくなってきた時、コナンは蘭が光彦の電波時計をしていた事を思い出す。
その電波時計が午後5時丁度に送信所から電波を受信する為、その電波の受信源をイージス艦のレーダーで辿れば蘭は見つかる……はずだった。
だが午後5時丁度にレーダーを作動させるも、その捜索範囲内に何の反応も見られなかった。
最悪の結果を目の当たりにし、目の前が真っ暗になってしまったコナンの頭の中に蘭の声が響く。
見つけてくれるでしょ？だって、新一は名探偵なんだから。
蘭が命の危機に晒されているのに何も出来ない己の無力さに、コナンの胸は押しつぶされそうになる。
そして探偵団や園子が涙を流す中、コナンの叫びが艦内に響き渡った。
――その頃、海中にいた蘭はそこにいるはずの無い新一の幻を見ていた。
優しく手を差し伸べる新一に対し、蘭は涙を流しながら手を伸ばす。
その伸ばした手には、光彦から借りていた電波時計がはめられていた……
その時、イージス艦のレーダーが微弱ながらも電波を探知する。
そこに蘭がいると確信したコナンは、立石に頼んでその地点の捜索をしてもらう。
だがその地点に着いた頃には視界不良で波の反射が酷かった為、捜索が難航するものと思われた。
しかし、「反射」という言葉で何かを思い出したコナンと七海は、ヘリの操縦士に「光る浮遊物を辿ってほしい」と頼む。
コナン達の指示通りに光る浮遊物を辿ったヘリは、その先でその浮遊物が密集しているポイントを見つける。
その浮遊物の中に蘭を発見した隊員は、彼女の救助に無事成功する。
蘭が無事保護されたとの報告を受けたコナン達と隊員達はもろ手をあげて大喜びしていた。
光る浮遊物の正体は小五郎が持っていた金ピカ名刺で、彼が落とした時に拾い集めていたのを蘭は今まで持っていた。
それが蘭が海中に沈んだ時に懐から溢れてしまった事で、結果的に蘭のいる地点が目立つ形となり無事救助される事となった。
最初は「ド派手」だと馬鹿にしていたコナンだったが、この時ばかりは小五郎に感謝していた。
――スパイ「X」を捕まえる時に、その名刺で足を引っ張られたはずじゃ……とか突っ込んではいけない。
その後この金ピカ名刺は小五郎がラッキーアイテムだと思っているのか、テレビアニメ（主にアニメオリジナル）でも使用される事となった。
【余談】
よくイージス艦のレーダーよりコナンの「らーん」ソナーの方が高性能などとネタにされるが、
弁慶になりたかった云々と同じく、シーンの繋がりでそう見えるのを誇張したネタであり、事実ではない事は言うまでもない。
似たような事が「刹那の気合いで起動したダブルオーガンダム」にも言える。
劇場版名探偵コナンの脚本を初めて担当した櫻井氏だが、3月には『相棒』シリーズのスピンオフ映画である『相棒シリーズ X DAY』が公開されており、2ヶ月連続で櫻井氏が脚本を担当した映画が公開されている。
また、9月にはドラマ『ATARU』の劇場版である『ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』の脚本も担当しており、2013年は櫻井氏が脚本を担当した映画が合計で3作品公開された。
【余談】
よくイージス艦のレーダーよりコナンの「らーん」ソナーの方が高性能などとネタにされるが、
弁慶になりたかった云々と同じく、シーンの繋がりでそう見えるのを誇張したネタであり、事実ではない事は言うまでもない。
似たような事が「刹那の気合いで起動したダブルオーガンダム」にも言える。
劇場版名探偵コナンの脚本を初めて担当した櫻井氏だが、3月には『相棒』シリーズのスピンオフ映画である『相棒シリーズ X DAY』が公開されており、2ヶ月連続で櫻井氏が脚本を担当した映画が公開されている。
また、9月にはドラマ『ATARU』の劇場版である『ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL』の脚本も担当しており、2013年は櫻井氏が脚本を担当した映画が合計で3作品公開された。
また、プレストーリー回は劇場版の脚本家が担当しているが脚本家によっては登場キャラの傾向も異なっており、櫻井氏の場合はレギュラーキャラ(所謂皆勤賞キャラ)を重用しており、氏が担当している以降のプレストーリー回には蘭・小五郎・歩美・元太・光彦の5人が毎回登場しており、逆に警視庁のメンバーは1度も登場していない*5。
追記・修正は訂正箇所をレーダーで見つけてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 反対意見もなかったようなので、コメント欄のリセットを行いました。 -- 名無しさん (2017-08-27 11:02:20)
- おっちゃんの悪趣味に助けられるとは、いやはや恐れ入りました。 -- 名無しさん (2018-04-26 17:29:49)
- 犯人探しに夢中で痛恨の -- 名無しさん (2020-08-07 20:19:48)
- 続き ミスをするらしくないというかさすが彼女が先に見つけて返り討ちされるなんて予想しろというのが無理あるが -- 名無しさん (2020-08-07 20:23:21)
- 環境利用闘法してたとはいえ蘭を倒す一歩前まで追い詰めるとはエックスさん歴代でも上位の犯人かもな -- ななし (2021-04-30 04:45:18)
- 身内からスパイ協力者が出るような脚本でよく防衛省と自衛隊が協力してくれたなぁ…米軍だったらその時点でまずアウトだぞ。 -- 名無しさん (2021-06-28 13:06:25)
- エアフォースワンやホワイトハウスダウンでは軍人じゃないが裏切り者がいたけどね -- 名無しさん (2021-06-28 13:17:06)
- ↑「戦火の勇気」みたいにスパイとかテロリストに与する軍人が出てくる訳でもないのに軍の協力が得られなかった映画もあるからな…そこんとこよくわからん。 -- 名無しさん (2021-06-29 10:12:51)
- ↑そこらへんは軍の気分次第なのかもね -- 名無しさん (2021-06-29 11:01:24)
- ↑4まあ下手に断ったらたかがアニメに心の狭い奴らとか別の方向で叩かれる -- 名無しさん (2021-06-29 11:05:40)
- 久々に「らーーーーん！！！」があったな。コナン映画テンプレだと思ってたけどあんまりないんだね -- 名無しさん (2022-04-15 16:55:12)
- 金ピカ名刺が役立ったって言うけど、あの名刺がばらまかれたせいでコナンが仕留めそこなって蘭が戦闘する羽目になったのでは…いや、金ぴかだからバラまかれなかったわけじゃないけど -- 名無しさん (2022-04-24 11:36:08)
- ↑まあ、金ピカだろうと普通の色だろうと転ぶのは同じだし、多少はね？ -- 名無しさん (2022-06-07 05:33:41)
- 某国って何処なんだろうか。まさか北…(銃声) -- 名無しさん (2023-05-01 17:17:39)
- 龍が如くの桐生ちゃんの中の人ということもあってか四代目が子供誘拐したり女（蘭）にて出してるみたいでなんか笑った -- 名無しさん (2023-06-29 09:06:28)
- 著作権保護のための編集を行いました。 -- 名無しさん (2023-08-30 15:16:31)
#comment
*2 ビジュアルブックによると、あの水滴は汗や涙では無く「心の焦り」を示しているとされている。
*3 艦のモデルは海上自衛隊にとって第2世代目のイージス艦となる「あたご型護衛艦」。
*4 ただ、素性などそれよりも深い部分には当然言及していない
*5 2023年現在。
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