◇ ゼビ語の文法
ゼビ語はそれなりに数があるとはいえ基本的に単語に意味をつけただけの、
本来の意味での人工言語に値するほどの存在ではありません。
その為、文章と言えるほどの文章も殆ど存在せず、文法の定義すらも存在しない(資料として残っていなかった)のです。
しかしゼビウス開発スタッフの一人であった佐藤誠市氏によると、「基本は英語」らしいです。
しかし、資料としては残ってはいなかったことには変わらず、
後々新ゼビ語が設定され、それで歌詞を作る際には「英語とほぼ同等の繋ぎ方でいいよね?」という形で進められたそうです。
また、現在ゼビ語等の設定管理をしている夛湖氏によれば、
だとのことで、まあふつーに書く?分にはゼビ語の文法は英語と同じってことでいいんじゃないですかねと。
◇ ゼビ文字の「B」
MSX2『ゼビウス ファードラウト伝説』で設定された『ゼビ文字』。
(オリジナルのスタッフが関わっていない、拡張された設定)
SCRAMBLEモードをクリアすると、敵キャラの名前がアルファベットと共にゼビ文字で表示されるんですが、
その際に表示される「B」に当たるゼビ文字と、雑誌やWeb記事などで公開されている「B」との違いがあります。
その事についてTwitter上でGust Notch?氏が指摘しています(というか指摘しない限り気付かなかった)のでそのままツイート引用。
←ゼビ文字の「B」として各種資料で描かれている方。
←『ファードラウト伝説』のEDで表示されている方。
あくまで想像ではあるものの、
資料を写す際などに「B」を現すゼビ文字に重要文字等を現す下線がくっついちゃったりしたのかなあと。
それか、キッチリした図形なので方眼紙とかそういうのの薄い線から勘違いして下線がついちゃったとか。
それで公式で公開されてるゼビ文字のBには下に線があると。
逆に『ファードラウト伝説』の方が間違いである可能性も無いわけではないので、
ひとまずこのwikiでは下線にある方を「B」としてありますが。あくまでひとまず。
◇ キャス・ナイトとゼプ・ナイト
ゼビウス作中に登場する味方キャラ、シオナイト。
wikipediaの記述等では『ゼプ・ナイト(左側)とキャス・ナイト(右側)のセットでシオナイトと呼ばれる。 』だそうですが、
いざゼビ語の資料を探っていると、とある事に気付きます。
画像は、開発時資料のゼビウスの用語表なのですが、
>キャスナイト シオナイトの左側のもの
>ゼプナイト シオナイトの右側のもの
と書かれており、(このwikiにおける、ゲーム展で展示された資料を書き出した)古ゼビ語においても
>left キャス
となっています。
そして、雑誌『現代思想』1984年6月号での紹介においても、「左がキャスナイト~」となっています。
しかし、現在?設定付けられているらしい呼称や、
エイオン語などを見ても、『キャス』は『右』という意味になっているらしいのです。
もしかしたらどこかで右と左が入れ替わったりしたんじゃないだろうか、という疑惑。
いや、ただ設定が変わったってだけならいいんですけどね。
そもそもどっちが右か左か記述している資料があまり出てこないので、本当にそうなっているのかは不明かもしれません、謎のひとつ。
しかし、もしかしたら、
https://game.5ch.net/test/read.cgi/retro/1038224421/31-32
>31 :NAME OVER:02/12/04 00:06 ID:K2/HOD1D
> セプナイトとキャスナイトってどう違うんよ?
> 合体したのがシオナイトらしいが、凸と凹って事でかたちが違うもんで
> 名前も違うのか?それとも乗組員の名前に由来してんのか?
> 気になるぜ!
>32 :遠藤雅伸 ★:02/12/04 01:22 ID:???
> >>31
> 大方、「右」と「左」とかいう意味だと思うぞ。って遠藤が言ってもなぁ(^_^;)
という流れがあって(上記は特にどっちがどっちだとは言っていない)
> ゼプナイト(左側)とキャスナイト(右側)のセットでシオナイトと呼ばれる。
と、wikipediaでも編集がされ、
『拡散するサブカルチャー: 個室化する欲望と癒しの進行形』にて、
>シ才ナイト。自機ソル-バルゥの前方で回転しているのがシ才ナイト(左がゼプナイト、右がキャスナイト)
みたいにかかれてるのかなー、という想像。
◇ Landscape Under The Ghost - KAMINANOの歌詞がゼビ語だという噂
ナムコの出した3D格闘ゲーム『鉄拳2』のPS版(1996年3月29日発売)のED曲『Landscape Under The Ghost - KAMINANO』は、日本語ではない歌詞で歌われており、
サウンドトラック『”鉄拳2”STRIKE FIGHTING Vol.2』のブックレットにおいて「歌詞は"ゼビ語"です」とコメントされています。
しかし、公開されている歌詞と、当時存在していたであろうゼビ語の語彙(古ゼビ語)を比べてみても、それらしい単語は見つからず、
歌い方による変化(訛り)などを考慮しても、ゼビ語とは思えないのです。
(画像は電撃PlayStation 1996 7月号 Vol.23(通号19号)より)
新ゼビ語が作られた(ゼビ語の語彙が大幅に拡張された)のがNSO開発時ですので、そこから使われたという線も限りなく低いです。
おそらく、ナムコの作ったゲームの不思議な言語ということや、同時期に発売されたゼビウス3D/Gにおいて鉄拳のキャラが登場している事から、リップサービス的にこういうコメントが書かれたんだろうなあ、と思われます。
でもゼビ語じゃないですよねアレ。どう聴いても。
コメント
最新を表示する
サントラに書かれているという「歌詞は"ゼビ語"です」の部分の確認を取り、その辺に合わせ
てwiki編集しました。
とはいえほかの曲へのコメントも軽い感じではあったので、そんな感じではあったんだろうなあと。
>> 返信元
https://blogs.yahoo.co.jp/reostandablaze/47911622.html
やっぱりゼビ語なんですかねえ…。
「歌詞自体は何かの雑誌に載った事ある」みたいな書き込みもあったりはするものの、
確認取れない以上は謎のままで…
歌詞の件ですが、当時はそのような歌があることもまったく知りませんでしたが、10年位前に2chで「鉄拳2のサントラのブックレットに『歌詞はゼビ語です』という記載がある」というのを見かけたことがあります。
この曲が入ってるサントラ盤は何種類かあるらしいのですが、実際に確認したことはないので真偽のほどはわかりません。
NG表示方式
NGID一覧