ハンドリングの改善

ページ名:ハンドリングの改善

速度を出す為の改善「乗り易さを求める」

乗り心地の良さにびっくりしたこの新古車の20-28インチカスタム済み車両ですが、

かなり立ったフォークのせいか真っすぐ走ろうにもハンドリングが鋭敏過ぎてヨロヨロしてしまいます。

 

そして唐突に来るふらつきを抑える為に結構な頻度で急激な修正舵を当てる事になり、

速度を出した方が安定する車両というのが分かっていながらも、

15~20km/hにセーブしないと私の様な初心者には制御が難し過ぎて、

速度が出せずに悪循環に陥ってしまっています。

 

某所の外国の動画を見ると、同じ車両で市街地を自由に飛ばしているとおり、

元々は軽快に走り回れる車両だという事がわかりますが、

これは色々試乗してきた中でも初めてのケースです。

 

こうなるとトンネル等で大型車両の強烈な走行風に煽られたら結果は火を見るより明らかなので、

空力向上パーツを作る前に安定化を図らないといけません。

 

このページでは、こういった場合に行った対処方をまとめてみましたが、

なるべく最初からプロに依頼して安全に楽しむのが一番だと思います。

 


初めての二輪リカンベントで乗りづらいと感じられた方の選択肢の一つになれば幸いなのですが、

まずは素人の私が研究のついでに楽しんで行っている対処法よりも、

幅広く深い知識をお持ちの購入店に相談される事をお勧めします。

(ご注意:これは私個人の思う様な乗り易さ・操り易さを求める為の記事ですので、

 小径の二輪リカンベントに乗り慣れた方ならばこの仕様でも乗りこなせてしまうと思います)

 


「鋭敏なハンドリングの改善」と「走行中の急激なふら付きを抑える」

ツーリングで長時間乗ると疲れからの注意力低下を招く事が多いので、

そこに至るまでを極力伸ばしたいと思います。

 

まずは怖いレベルの急激なふら付きの発生を低減させる事を目指し、

次に発生したとしても気にならない程度に抑える様にして、

可能な限り両方を高めて安全に努めてみましょう。

 


発生の低減化

A ジャイロ効果目的でフロントホイールの大型化

つまり現在の2026X的なカスタムから本来の26Xに戻す事になります。

フルサス構成を捨てる事になりますが、

走破性や他車種とホイールを使い回せる事もあって、経済性を含めてコレが妥当かも?

 

そう思ってカンチブレーキの古い26インチMTBフォークを移植し、

フロントホイールセットを付けてみましたが、

速度を出さないと効果が表れ辛いという、まったりツーリング向けではない特性でした。

 

そして走行中に少しでも舵を切るとカカトやペダルがタイヤと接触して危険を伴いました。 凍結。


B 大胆にベントしたフォークの採用

700c用のSURLY鉄ベントフォークを使ってフォークを更に寝かせて、

トレール量?を大幅に増やして26インチでテストしましたが、

急激なふら付きが頻繁に訪れたのが鳴りを潜めつつマイルドな特性になりました。

 

しかしこれはプランAよりもフロントタイヤとカカト・ペダルとの接触が強化され、

漕ぎながら修正舵を当てる事もままならない状況になってしまいましたし、

Fショックを手放して好みの乗り心地を手放す事になるので一旦凍結。

 

C サスフォークの角度を更に寝かせる為に後輪を20インチに組みなおし20 20X化

Bの結果を踏まえてリアの700cホイールをバラして451ホイールへと組み直した所、

リアが割と下がりつつ前上がりになって僅かながら水平に近づき、

立っていたフォークが少し倒れ気味になりました。

(ここでブームを水平にさせたい場合はフロントと同じ406化が良いと思います)

 

これでBに似た挙動になりつつも、カカトとタイヤが接触する事がほぼなくなり、

安全なフルサス車両として完成を迎えた感じがします。

 

ノーマルの26Xは本来この様な乗り味だったかもしれませんね・・・。

 

あと今回の実験では、アメリカンタイプのオートバイの様にヘッド角度を寝かせたり、

ベントフォークが有効という事がわかりました。

 

もしOSSハンドルに拘るならば、RANSBIKEの超ベントフォークが欲しくなりますね。

 



発生しても気にならない程度に抑える

まずは上の実験で有用性を得た20 20Xの状態のままでこれらを試してみます。

 

A OSS:フォークコラムからハンドルまでの軸を短くして可能な限りコラムに近づける

ヘッドセットから突き出ている、所謂フォークの軸?をコラムといいますが、

OSSハンドルだとそこから手元まで長いバーで接続されており、

その長さのせいで微妙なふら付きが末端のハンドル部では修正舵を大袈裟に充てる事になってるのでは。

・・・と考えてシートを立ててありあわせでCRUZBIKE T50の乗車姿勢の様に作ってみましたが、

効果が高いとは言えませんせんでした。

 

B OSSスタイルのまま幅の広いバーハンドルを付けて押さえつける

Aの方がまだ効果がありました・・・。

 

C オープンコックピットハンドル化

・伸縮自在なPerformer純正セットが11500円程で、

RANSのRifleやRocketに装着されているセットが大体41+44ドル+海外送料で若干安いのですが、

やはりここは色々とお世話になっているN輪さんで純正セットを発注。

そして他車種の流用ではなく純正採用品なのですんなりインストール完了。

 

ネット上に絶賛の声が多数上がっていましたが、やはりコレが一番効果がありました。

 

しかし一旦OSSに戻して研究を続行する事にしますが、

見栄えを許せるならば一番最初にコレを試す事をお勧めしますし、

新車で設定されているならばコレかUSSがいいかもしれませんね。

 


 

実はここで装着して以来OSSに戻していません・・・。

今の所、個人的な好みを求めた末に完成の域に達したとして、

これにてこの流れの研究を終了したいと思います。

 

しかし本音を言いますと他のページにも書きましたが、

24インチリムとタイヤの選択肢が元に戻れば、個人的には24 24Xに作り替えたいと思っており、

機会があれば解体所から24インチママチャリの両輪を売ってもらい、

シマノの36Hディスクハブで組みなおしてAZUB MAX24みたいにして遊んでみたいと考えています。

 


 

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