装甲騎兵ボトムズ_孤影再び

ページ名:装甲騎兵ボトムズ_孤影再び
装甲騎兵ボトムズ 孤影再び
ジャンルロボットアニメ
小説
著者高橋良輔
イラスト塩山紀生
出版社日経BP、角川書店
掲載誌日経エンタテインメント!
レーベルカドカワコミックス
刊行期間2006年5月号 - 2007年9月号
巻数1
話数全17話
OVA
原作矢立肇、高橋良輔
監督高橋良輔
キャラクターデザイン塩山紀生
メカニックデザイン大河原邦男
アニメーション制作サンライズ
製作サンライズ
発売日2011年1月8日(イベント上映)
2011年4月22日(DVD/Blu-ray)
コピーライト表記©SUNRISE inc.
テンプレート使用方法 ■ノート

テンプレート:ウィキプロジェクト アニメテンプレート:ライトノベル『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』(そうこうきへいボトムズ こえいふたたび)は、高橋良輔による連載小説、ならびにその小説を元にしたアニメーション作品。

目次

概要[]

OVA作品『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』の後日談。『日経キャラクターズ!』誌2006年1月号に掲載後、大幅に加筆・修正の上『日経エンタテインメント!』誌に移籍し、2006年5月号から2007年9月号まで連載された。連載がOVA『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ』リリース直前の時期という関係から、同作を意識した演出が行われている。

2011年4月22日にOVA、2011年5月26日に角川書店よりコミックス判型の単行本が発売。

あらすじ[]

アレギュウムの赫い霍乱」から3か月。キリコ・キュービィーは交易都市グルフェーへ向かう途上にあった。グルフェーへ続く道は軍のAT部隊によって閉鎖されていたが、ATを奪ったキリコの活躍で突破に成功する。アレギュウムの赫い霍乱の当事者であるキリコの存在は様々な勢力から注目を集め、グルフェーを来訪した目的を探ろうとするが、本人は語ろうとはしない。キリコの目的は何なのか…?

詳細な設定は『装甲騎兵ボトムズ』ならびに『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』も参照

登場人物[]

小説を基準に解説。アニメの設定の場合はその旨を明記する。

キリコ・キュービィー声 - 郷田ほづみフィアナと死別した後、ある目的のためかつての仲間が住む交易都市グルフェーを訪ねる。ここでも本人の意志とは関わりなく、周囲で起こるトラブルに巻き込まれていく。テイタニア・モンテウェルズ声 - 松岡洋子父である法王とはすでに決別していたが、グルフェーの窮状を救うという父の要請を口実にキリコを追ってきた。アニメではキリコ抹殺の使命を果たせなかった咎で粛清されようとしており、またネクスタントとして人工体液を交換できない状態で、キリコのために身を擲って助勢に赴く。ジャン・ポール・ロッチナ「触れ得ざる者」キリコの研究者として、その行動を見届けるべくテイタニアに同行する。小説ではボトムズを知らない『日経エンタ』読者に対して基本設定を解説する役どころを担い、説明的な台詞が多い。アニメには未登場。バニラ・バートラー声 - 千葉繁キリコの昔の仲間の1人。キリコとフィアナをコールドカプセルで送り出した後、紆余曲折を経てクメン産の農産物を扱う事業で成功する。以後、事業の多角化によりバートラー商会を大きくしていくが、武器の商いだけは決して行わなかった。現在はグルフェーの自治組織『五つの薔薇』の幹部を務めている。ココナ・バートラー声 - 川浪葉子キリコの昔の仲間の1人。バニラと結婚し、6人の子宝に恵まれる。大企業の社長夫人として、そして母親として重ねた年月にふさわしい貫禄を身に付けてはいるが、キリコの前では浮浪児であった頃の地が出てしまう。テイタニアがキリコを愛していることを見抜き、彼女にキリコを守ってほしいと懇願する。ブールーズ・ゴウト声 - 富田耕生キリコの昔の仲間の1人。バートラー商会の相談役として楽隠居の身となっている。機械いじりの腕は未だ健在で、キリコのためにレッドショルダー仕様のスコープドッグをバニラと共に組み上げた。ペプル・バートラーバートラー家の長男。家業を手伝い、バニラからは一人前と認められている。ソルティオ・バートラー声 - 陶山章央バートラー家の次男。郷土愛が強く、黒い稲妻旅団の包囲を受けているグルフェーの現状を打開しようとするが、勢い任せの無思慮な行動により事態を悪化させる。ステビア・バートラー声 - 桑島法子バートラー家の長女。小説では、バートラー家に滞在する若い客人(キリコ)に興味を抱き、ココナに昔話を聞く程度の役柄しかなかったが、アニメでは家業を手伝う中キリコを空港から連れ帰る役目を負うも、危険な目に晒されたため彼を疎んじる。チクロ・バートラー声 - 神代知衣クルトル・フランガー「黒い稲妻」の異名を持つギルガメス軍大佐。グレン・パッツラー中将下で、黒い稲妻旅団を率いている。当初は包囲・威嚇のみでグルフェーを無血開城させるつもりであったが、異能生存体・キリコに対して強い戦闘衝動に駆られてしまう。アニメには未登場。ベスウッド・ガル・ギャッシルマン声 - 櫻井孝宏マーティアルの司教。辺境区の枢機卿候補に選ばれたものの選挙に落選し、グルフェーへやってきた。グルフェーでは黒い稲妻旅団と戦おうと住民を扇動しており、ソルティオは熱狂的な信奉者であった。実は稲妻旅団と内通しており、若者を煽動したのも稲妻旅団に攻撃の口実を与えるためであった。小説版ではロッチナからキリコの能力を聞き、キリコを殺すことで再び出世の道に戻ろうとする。ロサ・ガリガ声 - 藤本譲グルフェーの自治組織「五つの薔薇」の筆頭。「ロサ」は五つの薔薇メンバーに対する尊称のようなものであり、バニラも「ロサ・バートラー」と呼ばれる。

用語[]

アレギュウムの赫い霍乱『赫奕たる異端』の出来事(特に4話-5話)。マーティアル根本聖堂が襲撃されたという事実のみアストラギウス銀河中に知れ渡る。事件に関する公式発表が一切行われなかったことから「法王指名会議をめぐる内部抗争」「周辺警備を担当するギルガメス・バララント軍の主導権争い」などのいかにもありそうなものから「一人の機甲兵士の個人的動機」という荒唐無稽なものまで様々な憶測が流れる。こうした噂の中には断片的ながら真実を言い当てたものがあり、情報分析に長けた者はそれらを統合してある程度実像を把握している。また、真相がいかなるものであれ、マーティアルにとって都合の悪いことを隠蔽しようとしていることは明らかであり、その威光はすでに過去のものとなったと見なす者が現れ始めている(『幻影篇』においては、既に威光が過去のものとなった事が描写されている)。グルフェー惑星メルキアにある交易都市。千数百年前からマーティアルの庇護の下で、メルキア政府からの干渉を受けない独立自治を維持してきた。しかし、アレギュウムの赫い霍乱以後は、その権益を奪おうとするパッツラー中将の命を受けた黒い稲妻旅団による包囲を受けている。

登場ATについて[]

詳細な設定はアーマードトルーパーも参照

ATM-09-DD バーグラリードッグスコープドッグの局地戦仕様のひとつ。脚部に不整地走破用駆動ユニット・トランプルリガーを装備する。グルフェーは砂漠に囲まれているのでキリコ、黒い稲妻旅団双方が使用している。ATM-09-DD バーグラリードッグ・黒い稲妻旅団仕様通常型と比較して、頭部アンテナが稲妻を模した形状の折りたたみ式で脚部・トランプルリガーの形状も違っている。一部の機体はドロッパーズフォールディングガンを装備している。XATH-11 エルドスピーネXATH-11 エルドスピーネ・テイタニア専用機マーティアル専用ヘビー級AT。テイタニア専用機は機体色がピンクである以外は通常型と差異は無い。

※小説版ではキリコは稲妻旅団との決戦で「ウドの街の治安警察を壊滅に追い込んだ凶悪なフル装備のAT、レッドショルダー・カスタム」を使用し、テイタニアは『赫奕たる異端』に引き続きXATH-11TCオーデルバックラーを使用している。黒い稲妻旅団は文中では機種名までは出ていないがイラストでは通常のスコープドッグが描かれている。

書籍情報[]

  • 「装甲騎兵ボトムズ 孤影再び」ISBN 978-4047157019 2011年5月26日 角川書店より発売

OVA[]

2011年4月22日にOVAがリリース。

また、『ボトムズフェスティバル』と題し、新シリーズ3作が先行イベント劇場上映され、本作は2011年1月8日から上映。

第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査員推薦作品。

スタッフ[]

  • 企画 - 内田健二、川城和実
  • 原作 - 矢立肇、高橋良輔
  • キャラクターデザイン - 塩山紀生
  • メカニカルデザイン - 大河原邦男
  • 美術監督 - 野村正信
  • 色彩設定 - 久力志保
  • CGIディレクター - 畑田裕之
  • 撮影監督 - 高橋健太郎
  • 編集 - 瀬山武司
  • 音響監督 - 浦上靖夫
  • 音楽 - 織田哲郎、乾裕樹
  • 総作画監督・チーフディレクター - 竹内一義
  • 脚本・絵コンテ - 池田成
  • 演出 - 前園文夫
  • 作画監督 - 渡辺裕二
  • エフェクト作画監督 - 北澤精吾、新井亨
  • アニメーション制作協力 - アンサースタジオ
  • 監督 - 高橋良輔
  • 製作 - サンライズ

主題歌[]

  • エンディングテーマ『いつもあなたが 2011』[1]
作詞 - 高橋良輔 / 作曲 - 乾裕樹 / 編曲 - 織田哲郎 / 歌 - TETSU

脚注[]

  1. エンディングクレジットでは「いつもあなたが」であるが、楽曲は織田哲郎によってアレンジを加えられたバージョンが使用されている。

外部リンク[]

  • 装甲騎兵ボトムズ 孤影再び公式サイト
  • ボトムズフェスティバル公式サイト


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