ダンバイン_(架空の兵器)

ページ名:ダンバイン_(架空の兵器)

ダンバイン (Dunbine) は、アニメ『聖戦士ダンバイン』に登場する架空の兵器。オーラバトラーの一種。物語前半における主役ロボットで、アニメ全話に登場する。

本項ではそのバリエーションについても記述する。テンプレート:ネタバレ

目次

ダンバイン[]

テンプレート:機動兵器

ダンバイン (Dunbine) は、アの国で開発された試作型オーラ・バトラーである。

小説『オーラバトラー戦記』ではカットグラI、 あるいはカットグラIIに相当する。

機体解説[]

「アの国」に降り立った地上人ショット・ウェポンにより製造された初期オーラ・バトラー。

史上初のオーラ・バトラーであるゲド直系の流れを汲む発展型で、地上人を「聖戦士」として召喚するに当たり3機が製造された。この時期、ショットは搭乗者のオーラ力によって機体の性能が劇的に変化することに注目していたため、敢えて膨大なオーラ力を必要とする試作機として本機を開発した。故に、もともと地上人でなければ操作は不可能であった。しかし、オーラ力の適正範囲が狭いこと、搭乗者のオーラ力によって性能が左右されすぎたこと、頭部や骨格、筋繊維(オーラ・マルス)などに使用した恐獣キマイ・ラグの個体数が乱獲により減少していたこと、さらには「オーラ増幅器」を搭載した新型機であるビランビーが登場したことなどを理由に、それ以上は製造されなかった(トッド・ギネスは自機を失った後ショットに再生産を希望したが聞き入れられなかった)。なお、物語中盤でオーラ・コンバーターを新型の物に換装しており機動性の向上を図っている。また、ショウ・ザマビルバインに乗り換えてからはマーベル・フローズンが使用することになったが、この頃にはショウが使いこなしていたことで返って扱い易くなっていた様子(作中のマーベルの台詞より)。因みに機体名称になっている「ダンバイン」とは「ルフト家の守護者」という意味であるらしい。

プラモデルHGシリーズでは、3機ともそれぞれ頭部の形状が変更されており、各機の性能も微妙に調整されている。

その頭部はカブトムシをイメージさせるデザインである。

武装[]

オーラ・ソード人間の騎士が持つ鋼鉄製の長剣をオーラ・バトラーのサイズに拡大したものである。オーラ・バトラーの開発当初は、この剣を鍛えるのに刀鍛冶10人で3日の工程を要したという。オーラ・ショット詳細はオーラ・ショットの項を参照。外装式で通常は左腕に一基だが、両腕にも装備可能。このオーラ・ショットが開発されたため、フレイ・ボムは搭載されていない。ワイヤー付連装ショット・クロー両前腕部に装備された射出式のワイヤー付き鉤爪。連装型で射出は勿論、格闘戦時の近接武器になる他、オーラ・ショットの引き金を引く撃発部位にもなっている(このため、オーラ・ショットを外装した腕側のクローは本来の機能は使用不可になるが、第27話で行ったようにオーラ・ショットごと射出することは可能)。支援機ダンバインはアの国で開発されたオーラ・バトラーであるため、本来は長距離移動支援用のウィング・キャリバーとしてバラウが存在するが、劇中でバラウに乗ったことはない。ギブン家に移ってからは、戦闘用ウイングキャリバーであるフォウの支援を受けるようになった。

劇中での活躍[]

ショウ・ザマ→マーベル・フローズン専用機は水色、トッド・ギネス専用機は濃紺色、トカマク・ロブスキー専用機は緑色に塗装されている。

慣熟飛行中に敵対するニー・ギブンらの襲撃に遭い、マーベル搭乗のダーナ・オシーによりトカマク機が撃墜。その後の戦闘でトッド機もマーベルに撃墜されてしまう。残ったショウ機はドレイク・ルフトの下から逃亡したショウ自身と共にギブン家側に渡り、次々と繰り出される敵の新型オーラ・バトラーと互角以上に戦い多くの戦果を上げた(この多大な戦果を本機がもたらした最大の要因は、前述の通り搭乗者のオーラ力に対する反応が格段に良く、高いオーラ力を持つショウやマーベルが機体性能を十分に引き出したためである)。

なお、撃墜されたトカマク機の行方については、リの国に回収されて「改良型ダンバイン」の研究材料として使われたという説[1]と、トカマクは生存しており、ゾニミカの腕を移植されて使われていたという説[2]、かろうじて生き延びたトカマクがアニメ本編の後の世界で再び現れた聖戦士へ譲り渡したという説[3]がある。トッド機は撃墜後にギブン家に回収されてショウ機の予備パーツとなったが、ショット・ウェポンが一時期搭乗していたとする説[4]もある。

備考[]

メカニックデザインは宮武一貴が担当しており、昆虫の外観から導き出された自然なフォルムとのことである。原動画作画用の設定図はキャラクターデザインを担当していた湖川友謙が宮武のデザインを基に描き起こしたもので、両眼のまつ毛状のモールドや太腿の気孔が省かれるなど若干の差異がある。また、テレビアニメ企画時の名称はサーバインであった。

目次へ移動する

改良型ダンバイン[]

テンプレート:機動兵器

改良型ダンバイン(かいりょうがたダンバイン)は、プレイステーション用ゲームソフト『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』に登場する架空の兵器。リの国で開発された試作型オーラ・バトラーである。

回収したトカマク用のダンバインを参考に、リの国で開発された4機目のダンバインである。バイストン・ウェルに生息する甲殻獣の中では比較的強度が低いキマイ・ラグを基本素材に使用していたダンバインには装甲の強度に問題があったため、その点を重点的に強化しているが、それに伴う機動性の低下を避けるためオーラ・コンバーターも新型のものとなっている。

目次へ移動する

ブラウニー[]

テンプレート:機動兵器

ブラウニー (Brownie) は、バンダイ発行の雑誌「B-CLUB」に連載された出渕裕著の連載『AURA FHANTASM』に登場する架空の兵器。アの国で開発された量産型オーラ・バトラーである。

ダンバイン直系の発展型であり、ビランビーのベースとなった機体である。後にビランビーの発展型であるブラウニーIIにもその名称が受け継がれている。

目次へ移動する

カットグラII[]

テンプレート:機動兵器

カットグラII は、富野由悠季著の小説『オーラバトラー戦記』に登場するアの国で開発された試作型オーラ・バトラーである。小説5 - 11巻に登場する。劇中では単にカットグラと呼ばれることが多い。

アニメ『聖戦士ダンバイン』ではダンバインに相当する。

ギィ・グッガ率いるガロウ・ラン達の戦いが終了してから3年後に開発された機体である。基本的には元のカットグラIにオーラ・バッテリーを搭載し、羽を4枚に増やすなどの小改修を施しただけの機体に過ぎないが、城毅(ジョク)の感覚では全く違う機体になったという。

ジョクが母艦ミィゼナーと共にアの国を脱出し、ミの国に身を寄せた際の乗機であり、後に多くのパーツをカットグラIIIに受け渡してからも予備機としてミィゼナーに搭載されていた。

アの国とミの国との戦闘において、バーン・バニングスガベットゲンガーガラリア・ニャムヒーのカットグラと共振してオーラ・ロードが開いてしまい、東京上空へ飛ばされてしまう。

東京で自衛隊・在日米軍との戦闘中に再度オーラ・ロードが開いたが、ガラリアは戦闘中の負傷によりオーラ・ロード内で死亡。ジョクはワーラー・カーレーンにてジャコバ・アオンより聖戦士の剣を受け取り、コモン界へ帰還した。

目次へ移動する

脚注[]

  1. ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』
  2. 長谷川裕一の漫画作品『狩りの日』
  3. ゲームブック『聖戦士ダンバイン 妖魔城塞ザーウェル』
  4. 藤井昌浩の漫画作品『ショット追撃』

関連項目[]

  • オーラマシン一覧

テンプレート:Anime-stub

ko:단바인 (가공의 병기)



特に記載のない限り、コミュニティのコンテンツはCC BY-SAライセンスの下で利用可能です。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。


最近更新されたページ

左メニュー

左メニューサンプル左メニューはヘッダーメニューの【編集】>【左メニューを編集する】をクリックすると編集できます。ご自由に編集してください。掲示板雑談・質問・相談掲示板更新履歴最近のコメントカウン...

魔装機神サイバスター_(テレビアニメ)

魔装機神サイバスタージャンルロボットアニメアニメ原作松伝馬監督うえだひでひとシリーズ構成酒井あきよしキャラクターデザイン伊藤岳史メカニックデザイン伊藤浩二、森木靖泰音楽信田かずお、須藤賢一アニメーショ...

魔装機神サイバスター

『魔装機神サイバスター』(まそうきしんさいばすたー)は、バンプレストオリジナルのスーパーロボット作品である。『第2次スーパーロボット大戦』に登場して以来、数多くの作品に登場している。作品一覧[]魔装機...

魔装機神_THE_LORD_OF_ELEMENTAL

『魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL』(まそうきしん ザ・ロード・オブ・エレメンタル)とは、ゲームソフト『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルの架空のロボッ...

魔神英雄伝ワタル外伝

テンプレート:コンピュータゲーム『魔神英雄伝ワタル外伝』(ましんえいゆうでんワタルがいでん)は、1990年3月23日にハドソンより発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。TVアニメ『魔神英雄伝...

魔法の少尉ブラスターマリ

テンプレート:漫画『魔法の少尉ブラスターマリ』(まほうのしょういブラスターマリ)は池田恵の漫画作品。サイバーコミックスにて8号から17号にかけて連載。9・13号は休載で全8話。コミックスは1990年に...

鬼兵隊

銀魂 > 銀魂の登場人物一覧 > 鬼兵隊鬼兵隊(きへいたい)は、空知英秋作の少年漫画『銀魂』に登場する架空の武装集団。目次1 概要2 隊士2.1 高杉晋助2.1.1 金魂2.1.2 3年Z組銀八先生2...

高機動型ザクII

高機動型ザクII(こうきどうがたザクツー、High Mobility Type ZAKU II あるいは High Maneuver Model ZAKU II)は、アニメ作品のガンダムシリーズのうち...

高松信司

高松 信司(たかまつ しんじ、1961年12月3日 - )は、日本の男性アニメーション演出家、アニメーション監督。目次1 概要・人物2 経歴3 作品4 脚注5 参考資料6 関連項目概要・人物[]演出家...

風のごとく

テンプレート:Infobox Single「風のごとく」(かぜ-)は、2010年8月4日に発売された井上ジョーの5枚目のシングル。解説[]前作『GO★』から1年1ヶ月ぶりのリリースとなる。初回仕様限定...

雪のツバサ

テンプレート:Infobox Single「雪のツバサ」(ゆきのツバサ)は、音楽バンドredballoonのデビューシングル。目次1 解説2 収録曲3 収録アルバム4 関連項目解説[]初回仕様には、『...

陽電子リフレクター

陽電子リフレクター(ようでんしリフレクター、Positron Deflector)は、アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する架空の防御兵器。本項目ではビームシールドの概要も記述す...

陸戦型ジム

機動戦士ガンダム 第08MS小隊 > 陸戦型ジム陸戦型ジム(りくせんがたジム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』、『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2 重力戦線』に登場する架空の兵器。...

陸戦型ザクII

陸戦型ザクII(りくせんがたザクツー)は、ガンダムシリーズのうち、宇宙世紀を舞台とするアニメなどに登場する架空の兵器。ジオン公国軍の陸戦用量産型モビルスーツ (MS)。地上用とも呼ばれるほか、型式番号...

陸戦型ガンダム

陸戦型ガンダム(りくせんがたガンダム)は、OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場する架空の兵器。地球連邦軍の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」の機種の1つ。本項目では、セガサターン用ゲー...

阿修羅姫

テンプレート:Infobox Single「阿修羅姫」(あしゅらひめ)は、ALI PROJECTの14作目のシングル。2005年6月8日にMellowHeadから発売された。概要[]表題曲「阿修羅姫」...