オーラマシン

ページ名:オーラマシン

オーラ・マシン(Aura Machine) は、アニメ『聖戦士ダンバイン』および関連作品に登場する、稼働にオーラ力を必要とする架空の機械の総称である。オーラ・マシンは、その形状・用途などにより「オーラ・バトラー」、「オーラ・シップ」、「ウイング・キャリバー」などの下位区分に分類される(ただし、後述の「ピグシー」のみ分類がなく、単にオーラ・マシンと呼ばれる)。

初出がアニメ『聖戦士ダンバイン』以外のものは、その出典を括弧内に記した。

  • 富野由悠季著の小説作品『オーラバトラー戦記
  • 出渕裕著の雑誌連載『出渕裕メカニカルおもちゃ箱』(講談社発行の雑誌「コミックボンボン」に連載)
  • 出渕裕著の雑誌連載『AURA FHANTASM』(バンダイ発行の雑誌「B-CLUB」に連載)
  • 出渕裕著の雑誌連載『新AURA FHANTASM』(メディアワークス発行の雑誌「電撃ホビーマガジン」に連載)
  • アニメ『New Story of Aura Battler DUNBINE』(『聖戦士ダンバイン』の総集編として全3巻で発売されたビデオに収録)
  • 衣谷遊の漫画作品『聖戦士ダンバイン異伝 エグザイル・サーガ』(バンダイ発行の雑誌「サイバーコミックス」に連載)
  • プレイステーションのゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説
  • 長谷川裕一の漫画作品『狩りの日』(双葉社発行の書籍「スーパーロボットコミック 聖戦士ダンバイン編」収録)
  • 富士原昌幸の漫画作品『骸の鎧』(双葉社発行の書籍「スーパーロボットコミック 聖戦士ダンバイン編」収録)
  • 藤井昌浩の漫画作品『ショット追撃』(双葉社発行の書籍「スーパーロボットコミック 聖戦士ダンバイン編」収録)
  • ネット配信アニメ『リーンの翼』(2005年12月よりバンダイチャンネルで配信)

目次

歩行機械[]

(狭義の)オーラ・マシン[]

ここに分類されるのは、乗用二足歩行機械のピグシーのみ。

ピグシー(Pigsey)地上人ショット・ウエポンが生み出したバイストン・ウェル史上初の「機械」=「オーラ・マシン」である。平時は3足歩行だが、高速走行時は2足になる。主に移動手段や物資の運搬に用いられるが、装甲を追加するなどして戦闘に転用される場合もあった。オーラ・パンツァー[]

雑誌連載『AURA FHANTASM』に登場。ピグシーの発展型で、人員やオーラ・バトラーの運搬のために造られた甲虫型、あるいは亀型の多脚戦車。多足騎兵とも呼ばれる。早い内にウィング・キャリバーやオーラ・シップに取って代わられた。

  • スカラベ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • ザラタン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • アケロン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)

航空機[]

グライ・ウィング[]

ピグシーの次に開発された1人乗りの小型グライダー状マシン。人が立って乗り飛行(厳密には「飛行」ではなく「滑空」であり航空機ではない。そのため、初の飛行型オーラ・マシンは後述の「ドロ」となる)する。移動手段として用いる以外に偵察や伝令にも使用された。なお、本体そのものに武装はないが、搭乗者がライフルなどの火器類を携行し白兵戦を行うことも可能である。また、非常時の脱出用にオーラ・バトラーやウィング・キャリバーに搭載されることもあった。

ミュー(Mue)コモンの間で広く使われている一般的なグライ・ウィング。シュット(Schut)主にギブン家陣営で使用されていた独自仕様のグライ・ウィング。オーラ・ボム[]

戦闘用に開発された飛行型オーラ・マシン。クラゲ型、あるいはクモ型をしており、爆撃や空中戦を行う。

ドロ(Dolo)テンプレート:機動兵器ショット・ウエポンが開発した初の空飛ぶ戦闘用オーラ・マシン。ドレイク・ルフト領内に跳梁跋扈するガロウ・ランを討伐すべく、フレイ・ボム(火焔砲)を搭載した対地攻撃用の爆撃機として設計された。機体色はブルーグリーン & オリーブドラブ。最初期に完成したオーラ・マシンということもありオーラ力の転換係数は低く、コモン1人では浮くのがやっとであり、4人乗ってようやく戦闘が可能な状態だったといわれている。だが、完成当初の「空を飛べる」という戦力的なアドバンテージは城攻めなどでは極めて有効で、初期ドレイク軍の軍事展開上、大きな力の礎となった機体である。また、本機はドレイクの軍事資金調達のためにクの国を始めとする近隣諸国へ積極的に売却もされており、ラウの国では本機を参考にコピー改良型ともいえるグナンを製造している。形状は円盤状の胴体に触手状の「フレイ・ボム・アームガン」を4基備えたクラゲを彷彿とさせるもので、このアームガンは先端にフレイ・ボム1門が内蔵され、オーラ・マルス(筋繊維)によるフレキシブルな可動範囲と広い射角を確保している。胴体下には大気中のオーラを吸排気する釣鐘状のインテークが4つ並び、乗り組んでいるクルーを触媒にしてオーラ力を動力に変換するシステムで空を飛ぶ(このため、飛行中は呼吸にも似た音を発する。なお、本機の動力源をオーラ・コンバーターとしている資料もある)。オーラ・マシンとしては安価で製造が容易であり、操縦も簡単なことから機動部隊拡張の際には真っ先に大量生産された。ただし、対オーラ・マシン戦を考慮する以前の機体であるため、空戦での機動性能は低くオーラ・バトラーが相手ではやられ役になってしまう場合が多かった。短期間で長駆の発展を遂げたオーラ・マシン群の中で本機は急速に旧式化して行ったが、その生産・配備数の理由から新型のオーラ・ボム タンギーへと完全には代替されず、最終決戦まで第一線に留まっている。輸送艇や連絡艇としても重宝されていた。


グナン(Gnan)テンプレート:機動兵器ラウの国で開発された機体で、ナの国でも使用された反ドレイク陣営の主力オーラ・ボム。基本的にはドロのコピー改良型で、機体全体の小型化と約5割の出力増加で高性能化が図られているが、本機は大気中のオーラを吸気して飛行する従来型オーラ・ボムの延長線上にあり、オーラ・コンバーターを備えたことで飛躍的に性能を向上させたクの国のタンギーに比べると、かなり見劣りのする機体であった。形状はドロに準じるクラゲ状の円盤型で、武装は伸縮自在な3本のフレキシブルアーム(フレイ・ボム・アームガン)の先端にフレイ・ボムを各1門ずつ内蔵する。また、アームガンの数はドロの4本から3本に減じているが、これを補うために胴体の三方にオーラ・バルカンが1門ずつ搭載されており、機体形状の見直しと相まってドロと同程度の戦闘力は確保されている。機体色はカーキ & ブラウン。王族の親衛隊用はブルーホワイト。名のあるキャラクターの愛機にはならなかったものの、大量生産され反ドレイク陣営の戦力の一翼を担った。戦闘以外にもオーラ・シップ間の連絡艇としてや輸送任務などにも従事した。乗員は4名。他に若干名の同乗も可能。


タンギー(Tangie)テンプレート:機動兵器クの国が独自開発した主力オーラ・ボム。ドロの発展型に属さない唯一のオーラ・ボムであり、外殻の厚いカニ状の甲殻類(ただし、脚は4本でデザインを担当した出渕裕はクモをイメージしたとしている)を思わせる鈍重なフォルムに反して、機体にオーラ・コンバーターを搭載することでオーラ・バトラーに匹敵する機動力を得ることに成功した新型機。巡航速度220リル、最高速度は280リルと言う、反ビショット・ドレイク陣営の主力オーラ・バトラー ボチューンを上回るスペックを持つ(もっとも、オーラ・マシンの性能は搭乗者のオーラ力次第で上下するため、この数値はあくまで性能表上での目安である)。従来のオーラ・ボムは、主に対地攻撃に主眼を置いた爆撃機的な存在なのに対し、本機は対オーラ・マシン用の戦闘攻撃機的な性格を持った空戦向きの機体である。初登場の第24話ではアの国の新型機レプラカーンを圧倒し、第39話ではトッド・ギネスの捕らえたマーベル・フローズンダンバインをワイヤークローで移送するなどの活躍を見せている。武装は強力で機首にオーラ・キャノン3門、四肢に当たるフレイ・ボム・アームガン(ドロのものとは違い非触手系)内にフレイ・ボム(火焔砲)と射出式ワイヤークロー各1基ずつ。そして胴体下に全周射界の爆撃用ボールマウント式オーラ・キャノンを1門装備する。コストパフォーマンスが高く大量生産されてビショット軍の中核を担った。物語中盤以降はドレイク軍でも本機を制式採用している。機体色はローズマダー & グレイ。オーラ・ノズルはイエロー。なお、ジェリル・クチビの搭乗した機体には脱出用として機内にグライ・ウィングが搭載されていた。


その他[]

小説『オーラバトラー戦記』には以下のオーラ・ボムが登場している。

  • ドーメ
  • ドメーロ
  • ドッフオ

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オーラ・プレーン・フラッタラ[]

小説『オーラバトラー戦記』に登場。オーラ・バトラーを生産できないミの国が開発した単なる航空機。

ウィング・キャリバー[]

オーラ・バトラーの移動・攻撃支援のために開発された戦闘機。ただし、単体での攻撃力はそれほど高くないことから、攻撃支援よりもオーラ・バトラーとドッキングしての長距離移動支援の方が主な運用趣旨となっている。TVシリーズ本編に登場する以下の機種の他に、プレイステーション用ゲームソフト『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』に登場するリの国の「ジームルグ」がある。

フォウ(Fow)テンプレート:機動兵器ギブン家が独自に開発したウィング・キャリバー。他の機種が機体上部にオーラ・バトラーを搭載するのに対し、本機は機体後部を90度折り曲げ、そこにオーラ・バトラーの下半身を収納(接合)するのが大きな特徴(この際、機体後部の回転式機関砲が前方を向き、格闘戦用の鉤爪を展開する襲撃形態になる)である。主にダーナ・オシーとドレイク軍から投降したダンバインの移動支援に使われていたが、ドラムロ以外の初期型オーラ・バトラーであればドッキングは可能で、量産後のボゾンも本機によって運用された他、後に数機が作製されラウ/ナの両軍でも使用された。また、オーラ・バトラーの下半身を収納する機体構造上、内部の容積が大きく、平時は物資の運搬などにも活用されている(地上界に浮上した際には、IBN社から購入した軍事用レーダーの搬送に使われた)。武装は主翼部にバルカン砲4門、翼下にミサイル6発、機体後部に回転式機関砲2門の他、着陸脚を兼ねる2本の鉤爪(襲撃形態時のみ)を持つ(鉤爪は第5話でギャラウーを撃退する際にも使用されている)。なお、物語後半では武装強化の一環として、機首にダンバイン用のオーラ・ショットを追加した。主なパイロットは、ゼラーナ隊のキーン・キッス


バラウ(Barraw)テンプレート:機動兵器主にゲドドラムロの移動支援を目的にショット・ウエポンが最初に開発したウィング・キャリバー。後にビショット軍でも制式採用されている。オーラ・バトラーの離脱後は攻撃支援機として運用された。ハチを彷彿とさせる機体形状をしており、オーラ・バトラーとの合体(接合)は、ギミックの凝ったギブン家のフォウとは対照的に胴体部に跨るという空力抵抗をあまり考慮しないシンプルな形式を採用している。機体色はモスグリーン & レッド。武装としてバルカン砲4門と胴体下のパイロンにミサイルを4発備える(尾部の針状の突起は武装にも見えるが本編ではそのような描写はない)。コクピットは縦列複座で乗員は2名(1名でも操縦は可能。後にオートパイロット機能が搭載されオーラ・バトラー側からの無人操作も可能となった)。なお、前述の通り本機の基本設計はゲド、およびドラムロの積載を想定して行われており、ビランビー以降の大型オーラ・バトラーの場合は、積載そのものは可能だが飛行時の安定性が極めて悪かった。よって、中盤以降は後継機であるズロンに主力の座を譲っている。オーラ・マシンが稀少な初期段階では、ある程度の身分を持った上級騎士(ガラリア・ニャムヒーなど)にのみ搭乗が許されていたが、本格的な量産以降はドロと共に「機械化部隊」の航空戦力として運用された。また、第42話でゲア・ガリングから脱出したリムル・ルフトが述べているように、オーラ力の低いコモンでも容易に操縦が可能であることから、ズロン投入後も最終決戦まで第一線で併用されている。


ズロン(Zlon)テンプレート:機動兵器大型オーラ・バトラーの移動支援用にドレイク軍が開発した新型ウィング・キャリバー。ビショット軍でも制式採用されている。バラウの後継機だが、飛行を固定翼に頼っているため、推力自体は増加したものの旋回性能が犠牲になっており、総合的な性能ではフォウに劣っている。機体色はダークブルー。オオスズメバチを思わせる鋭角的なフォルムが特徴。武装は胴内にバルカン砲2門と翼下のパイロンにミサイルを6発搭載する。乗員は1名。オーラ・バトラー側からの無人操作や、オートパイロット機能による無人飛行(ただし、オーラ・バトラー離脱後は戦闘空域の上空で自動旋回を継続するのみ)も可能。オーラ・バトラーとの合体(接合)はバラウとは異なり、胴体上部のハッチが開きオーラ・バトラーの下半身を収納するフォウに似た形式を取っており(ハッチが背もたれになり機体に座る形となる)、大型化された機体サイズ(バラウの約3倍)と相まって重量級のオーラ・バトラーでも安定した輸送が可能となった。次々に開発される新型オーラ・バトラーの大型化に伴い、物語中盤以降の主力ウィング・キャリバーとして活躍した。なお、バラウと同じく攻撃支援機としても運用は可能であるが、劇中では無人飛行の描写がほとんどで単独で戦闘に参加している場面は見られない。

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人型機械[]

オーラ・バトラー[]

オーラバトラーは「オーラ・ボム」の次に開発された人型の戦闘用ロボット。「巨人騎士」とも呼ばれるオーラ・マシンの代表的存在である。

  • ゲド
    • 試作型ダンバイン(プレイステーション『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』)
    • サーバイン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • エグザイル(漫画『聖戦士ダンバイン異伝 エグザイル・サーガ』)
    • ティタニア(雑誌連載『新AURA FHANTASM』)
    • カットグラI(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ダーナ・オシー
    • ラナウン・シー(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ラゲッサI、ラゲッサII(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ドラムロ
    • ガドラム(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • マサラグ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガッシュ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガーシム(雑誌連載『新AURA FHANTASM』)
    • ヴォルバル(漫画『ショット追撃』)
    • クスタンガ(ラポート刊『聖戦士ダンバイン大事典』)
  • ボゾン
    • ガータ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ドウミーロック(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ダンバイン
  • ビランビー
    • ギトール(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ブラウニーII(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ダゴン(雑誌連載『新AURA FHANTASM』)
    • ハインガット(小説『オーラバトラー戦記』)
  • バストール
  • レプラカーン
    • ボーグル(雑誌連載『出渕裕メカニカルおもちゃ箱』)
    • ガベットゲンガー(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ビアレス
    • ビアレス最終生産型(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガーゴイル(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ガウベド(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ボチューン
    • ボテューン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ディネ・シー(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • ビルバイン
    • ゼルバイン(プレイステーション『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』)
    • バルバイン(プレイステーション『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』(本編未登場))
    • スカルバイン(漫画『骸の鎧』)
    • ヴェルビン(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • カットグラIII(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ライネック
  • ズワァース
    • ズワース(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
    • ズワウス(OVA『聖戦士ダンバイン』)
    • ディーモッシュ、ガルガンチュア(小説『オーラバトラー戦記』)
  • インペリウム(角川書店の雑誌『月刊ニュータイプ』特集イラスト)
  • スカルマ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • ラヴァナ(雑誌連載『AURA FHANTASM』)
  • アルダム(プレイステーション『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』)
  • カーヴァル・ウシュタ(プレイステーション『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』(本編未登場))
  • ゾニミカ(漫画『狩りの日』)
  • パンゲア(小説『オーラバトラー戦記』文庫版イラスト)
  • オウカオー[桜花王](アニメ『リーンの翼』)
  • ナナジン[七神](アニメ『リーンの翼』)
  • ギム・ゲネン(アニメ『リーンの翼』)
  • ライデン[雷電](アニメ『リーンの翼』)
  • シンデン[震電](アニメ『リーンの翼』)
  • ショウキ[鍾馗](アニメ『リーンの翼』)
オーラ・アーマー[]

雑誌連載『AURA FHANTASM』に登場。身に纏う甲冑であり、所謂パワードスーツのようなもの。オーラ・バトラーの簡易版的存在で機動甲冑とも呼ばれる。特に固有の名称は存在しない。

オーラ・ファイター[]

オーラ・バトラーの機動力とウィング・キャリバーの高速性能の両立をコンセプトに設計された新しいタイプのオーラ・マシン。大きさはオーラ・シップの3分の1程度で以下に挙げるガラバの他に雑誌連載『AURA FHANTASM』に登場するグリフィンがある。

ガラバ(Gallaba)[]

テンプレート:機動兵器格闘戦能力を捨て砲撃による一撃離脱戦法を主眼に置いた機体であり、空戦においてはオーラ・バトラーを圧倒する性能を発揮すべく設計されている。ただし、製造工程が複雑で極めてハイコストな上に、一般兵の乗った本機が存分に性能を発揮する間もなく撃破されていることから、明らかに乗り手を選ぶ機体でもあった。そのため、オーラ・バトラーに代わる次期主力機動兵器としての量産は見送られ、実戦投入は僅か6機に終わっている。

主な搭乗者は、本機の開発者でもあるゼット・ライト。他に黒騎士も使用しており、最終決戦ではハイパー化している(厳密にはエレ・ハンムによって封じ込まれている)。

ロールアウトは地上に浮上する以前であったが、折しもゼットが技術者から聖戦士への転身を目論んだ時期に仕上げが重なったため、最終調整が行われずに長期間放置されていた(登場シーンはあるが格納庫に座ったまま稼働せず、皮肉にも本機のコンセプトをさらに発展させたブブリィの方が先に実戦配備されている)。

武装は胴体上部にオーラ・シップの搭載砲と同程度の威力を持つロングバレルのオーラ・キャノンが1門。左右のコンバーター側面にオーラ・バルカンを各1門ずつ。両脚部に連装の射出式ワイヤークローが各1基ずつ。加えて3連装オーラ・ショットを内蔵するオーラ・ショット・アームが一対存在するが、この五指を廃した腕は火器の兵装スポットに過ぎず、格闘武器を保持するものではない(敵機を殴る程度は可能)。

なお、本編では一度も「オーラ・ファイター」という名称は使われておらず、ショウ・ザマやクの国の騎士ガラミティ・マンガンは本機のことを「オーラ・ボンバー」と呼んでいた。また、「ガラバ」の名を持つ機動兵器が『機動戦士ガンダム』の終盤近くで登場する予定になっていたが、日の目を見ることなく番組が終了したために本作品で流用したという経緯を持つテンプレート:要出典。目次に戻る

オーラ・ボンバー[]

「オーラ・ファイター」のコンセプトに加えて、「オーラ・ボム」さらには「オーラ・シップ」の概念までも採り入れた大型機動兵器。大きさはオーラ・シップより一回り小さい程度。

ブブリィ(Bubury)[]

テンプレート:機動兵器ズワァースの完成により、オーラ・バトラーの限界を感じたショット・ウェポンが開発した次世代型オーラ・マシン。地上浮上後に僅かに1機だけ作製された(ただし、直接作製に携わったのは当時ビショット・ハッタの下に身を置いていたゼット・ライトで、配備もドレイク軍ではなくゲア・ガリングであった)。

大型の機体でありながらウィング・キャリバー並みの高速性能と強力な火器を併せ持ち、ガラバ同様に空中戦においてはオーラ・バトラーを圧倒する性能を発揮する。クローアームにより敵機を引きずり回す、あるいは鷲掴みにした状態で内蔵のフレイ・ボムをゼロ距離射撃するといった独特の戦法を駆使して反ドレイク陣営を苦しめた。なお、「オーラ・ボンバー」と呼ばれるカテゴリーに分類されるのは本機1機種のみとなっている。

主な搭乗者は黒騎士、ゼット・ライト、 ミュージィ・ポーで、これらメインパイロットの他に操縦の補助操作や火器コントロール・システムの複雑さなどからサブパイロット3名を含む計4名の乗員が必要であった(このことからも、本機のコンセプトにオーラ・ボムやオーラ・シップの概念が取り入れられているのが分かる)。

基本機体色は黄みがかったクリーム色。後にミュージィが搭乗した際にはダークブルーに塗り替えられている。

武装は大口径オーラ・キャノン1門と大型フレイ・ボム2門を機首に固定装備。機体上部に旋回式連装機銃砲塔を1基。オーラ・コンバーター部にオーラ・バルカン4門と5連装ミサイル・ランチャー2基。機体下部にソイブイ(地上製)を投下可能な爆弾倉を持つ。接近戦にも留意されており、オーラ・バトラーですら拿獲可能な射出式の大型クローアーム(中央に地上爆撃用のフレイ・ボム1門を内蔵)を2基備える。目次に戻る

艦船[]

オーラ・シップ[]

オーラ・バトラーやウィング・キャリバーを収容する空中戦闘艦。全長50m程度。各国の国王や地方領主が所有している。

艦諸元
ナムワン
所属アの国、他
全長56.7メット(約56.7m)
乾重量206ルフトン(約206t)
オーラ係数0.4×4
必要オーラ力20オーラ
巡航速度120リル(約480km/h)
最高速度160リル(約640km/h)
ナムワン型(Numwon)ショット・ウェポンが最初に作製したオーラ・シップ。オーラ・マシン開発の資金調達のために15隻程度が建造され近隣諸国に売却された(アの国の「フラオン」、ミの国の「ナムワン1」「ナムワン2」などがある)。そのため、反ドレイク陣営の主力オーラ・シップにもなっているが、性能としてはすでに旧式化している。艦内格納庫にオーラ・バトラーを最大6機収容可能で、クの国に引き渡された艦はさらに3機のオーラ・バトラーを艦首部甲板へ露天繋止し、戦力の向上に努めていた。



艦諸元
ゼラーナ
所属ギブン家
全長52メット(約52m)
乾重量132ルフトン(約132t)
オーラ係数0.6×3
必要オーラ力15オーラ
巡航速度160リル(約640km/h)
最高速度220リル(約880km/h)
艦長ニー・ギブン
ゼラーナ(Zelerna)ギブン家が独自に開発したオーラ・シップで、ナムワン型をタイプシップとし機動性を増すことを念頭に置いて建造された。オーラ・シップとしては標準サイズだが、より大型のブル・ベガー型に匹敵する戦闘力を持つ。同型艦は存在しない。ギブン家の領地がドレイク・ルフトによって奪われた後はニー・ギブンらの動く拠点となり、聖戦士ショウ・ザマと共に反ドレイク陣営のフラッグシップ的な存在となる。舞台が地上界に移ってからは遊撃部隊的な位置付けで世界各地を転戦した。太平洋上ではショット・ウェポンスプリガンに奇襲作戦を敢行したが、ショットによって事前にそれを看破され、逆に艦砲射撃の一斉射を浴び撃沈された。



艦諸元
グリムリー
所属ラウの国、ナの国
全長63メット(約63m)
乾重量287ルフトン(約287t)
オーラ係数0.45×4
必要オーラ力25オーラ
巡航速度130リル(約520km/h)
最高速度160リル(約640km/h)
グリムリー型(Grimmrie)ラウの国がナムワン型を参考に開発した新型のオーラ・シップ。劇中では巡洋戦艦と呼称されていたが、本来は武装を極力廃し巡航速度と積載量に重点を置いた巡洋空母としての設計思想を持っている。そのため、艦自体の火力こそ低いものの10機以上のオーラ・バトラーを搭載することが可能であり、前線においては「空母」として、後方においては「補給艦」としてマルチロールな運用が可能であった。一方で船体構造は他型の艦船より脆弱で、船体中央部に僅か1発被弾しただけで船体が真っ二つに折れてしまうこともあった。



艦諸元
ブル・ベガー
所属アの国、クの国
全長108メット(約108m)
乾重量1060ルフトン(約1060t)
オーラ係数0.6×8
必要オーラ力20オーラ
巡航速度100リル(約400km/h)
最高速度180リル(約720km/h)
ブル・ベガー型(Bull-Beggar)ナムワン型の後に開発されたドレイク/ビショット両軍の主力オーラ・シップ。全長は100メット以上あり、ナムワン型よりも二回り以上大型である。陸戦要員やオーラ・バトラーを運搬するための「輸送艦」としての面が強かった旧来のオーラ・シップに対し、本艦は船体を大型化させ対空・対地バルカン砲、並びに高威力のオーラ・キャノンを船体下部に搭載することで艦自体の戦闘力向上に成功している。しかし、これら一連の強化策は船体重量の著しい増加を招き、機動力ではナムワン型に劣る結果となった。オーラ・バトラー4機、ウィング・キャリバー2機を収容可能で、船体後方の甲板上にも数機のオーラ・バトラーを露天繋止することが可能である。


  • ゼィス(小説『オーラバトラー戦記』)
    • ミィゼナー(小説『オーラバトラー戦記』)
    • ゼイエガ(小説『オーラバトラー戦記』)
    • ゼイゾス、ゼイギス、ゼイエラ、ゼミガル、ゼミエガ、ゼバス(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ギュイス(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ナームワン(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ナゲーマン(小説『オーラバトラー戦記』)
    • フアンドウ(小説『オーラバトラー戦記』)
  • ハンラウゴ(小説『オーラバトラー戦記』)
  • メラガラウ(小説『オーラバトラー戦記』)
  • グッタム、ヘグタム(小説『オーラバトラー戦記』)

オーラ・クルーザー[]

ここに分類されるのは、以下に挙げるスプリガンのみである。

艦諸元
スプリガン
所属アの国
全長102メット(約102m)
乾重量870ルフトン(約870t)
オーラ係数0.7×6
必要オーラ力22オーラ
巡航速度200リル(約800km/h)
最高速度300リル(約1200km/h)
艦長ショット・ウェポン
スプリガン(Spriggan)ショット・ウェポンが自身専用として秘密裏に開発した高速巡洋戦艦。船体後部に設置された大型のオーラ・コンバーターにより、ウィング・キャリバー並みの航行性能を持つ。反面、積載能力や火力という点では他艦に劣るものとなっているが、あくまでそれは本艦を「オーラ・シップ」という枠内で捉えた場合の評価であり、ショット自身はガラバブブリィといった次世代型の高速オーラ・マシンとの連携を考慮し、本艦も同じ「機動兵器」として運用することを想定していたと思われる(ただし、火力が低いとはいっても第47話では全砲門の一斉射によりゼラーナを撃沈させている)。艦橋内部の艤装やゼラーナ撃沈時の火線の集中具合から、艦の運用にはコンピューター制御が取り入れられていると思われ、高速航行中に艦の姿勢を変更することなく急激な遷移飛行を可能としたり、180度回頭に要する時間が僅か数秒であるなど、運動性能においても従来のオーラ・シップを大きく上回る高性能艦となっている。ドレイク軍のラウ侵攻時には艤装中だったため、バイストン・ウェルでの実戦投入はなかったが、完成直後に舞台が地上界へ移るとドレイク・ルフトとは離れ、独自行動をとり始めたショットの部隊の拠点となった。



オーラ・バトル・シップ[]

アニメ『聖戦士ダンバイン』の物語中盤に相次いで登場した超大型空中戦艦を指す。全長数百m〜1km弱(作品により異なる。TVシリーズに登場したものは群を抜いて大型で、空中要塞そのものの威容を誇った)。有力国がそれぞれの国力を結集して建造したもので、多数のオーラ・マシンを収容することが可能。オーラ・バトル・シップの登場に象徴される戦乱の拡大は、フェラリオの長ジャコバ・アオンの憤怒を招き、全てのオーラ・マシンが地上界に浮上させられることとなる。

アニメ『聖戦士ダンバイン』のオーラ・バトル・シップ[]

急速なオーラ・マシンの発達に伴い、飛行可能なマシンの大きさも比例して大型化して行ったが、オーラ・シップあたりで既存技術の限界に達した。この技術限界を突破した発明が「擬似オーラ力発生器」で、これを搭載することにより人の力を介さずにオーラ力を発生させることが可能となったのである。以後有力各国において、それぞれの国の旗艦となるべき超大型戦艦オーラ・バトル・シップが建造され、バイストン・ウェルの戦乱は一挙にその規模を拡大することとなる。

艦諸元
ウィル・ウィプス
所属アの国
全長260メット(約260m)
全高200メット(約200m)
全幅720メット(約720m)
乾重量108,000ルフトン(約108,000t)
巡航速度90リル(約360km/h)
最高速度100リル(約400km/h)
擬似オーラ力発生機出力7オーラ×20
主な搭乗者ドレイク・ルフト
ウィル・ウィプス(Will-Wips)最初に登場したオーラ・バトル・シップで、それだけにファンの人気も高い。赤褐色の巨大な横長の船体は既存の戦艦の概念を大きく打ち破り、まさに空中戦艦の威容を醸し出すことに成功している。火力やオーラ・マシンの搭載量など、個々の性能では他国の艦に一歩譲る部分もあるが、総合性能のバランスの良さから最強のオーラ・バトル・シップであるとの呼び声が高い。



艦諸元
ゴラオン
所属ラウの国
全長820メット(約820m)
乾重量102,000ルフトン(約102,000t)
巡航速度96リル(約384km/h)
最高速度110リル(約440km/h)
擬似オーラ力発生機出力20オーラ×5+5オーラ×5
主な搭乗者フォイゾン・ゴウ
エレ・ハンム
エイブ・タマリ(艦長)
ゴラオン(Goraon)ウィル・ウィプス建造の報に接したラウの国王フォイゾン・ゴウの命により建造されたオーラ・バトル・シップ。暗緑色で重厚な外観を持つ戦艦で、艦首に搭載したあらゆる火器を上回る威力を持つ「オーラ・ノバ砲」や4門の大口径主砲などの強力な武装と4艦中最高の巡航速度を誇ることから、単艦としては最強の戦闘力を持つに至っている。ラウ/ナ連合軍の戦力の中核を為したが、フォイゾンの跡を継いだエレ・ハンムが死亡した直後、ゲア・ガリングに特攻して相打ちとなる壮烈な最期を遂げた。



艦諸元
ゲア・ガリング
所属クの国
全長320メット(約320m)
全高400メット(約400m)
全幅1,400メット(約1,400m)
乾重量142,000ルフトン(約142,000t)
巡航速度70リル(約280km/h)
最高速度97リル(約388km/h)
擬似オーラ力発生機出力5オーラ×100
主な搭乗者ビショット・ハッタ
ゲア・ガリング(Gyre-Garing)クの国が開発したアルファベットのX、あるいは巨大な4枚の翼を広げた様な特異な形状、威容を持つオーラ・バトル・シップ。サイズ的にも最大を誇るが戦闘力そのものは比較的低い。オーラ・マシン搭載量に重点を置いた、戦艦というよりは空母を意識した艦である。アメリカ海軍航空隊による特攻(パイロットは直前に脱出している)で右舷上の翼が破壊されたり、ゴラオンの特攻で撃沈されるといった体当たり攻撃による被害が最も大きかった。



艦諸元
グラン・ガラン
所属ナの国
全長510メット(約510m)
全高390メット(約390m)
全幅510メット(約510m)
乾重量48,000ルフトン(約48,000t)
巡航速度69リル(約276km/h)
最高速度93リル(約372km/h)
擬似オーラ力発生機出力7オーラ×12
主な搭乗者シーラ・ラパーナ
カワッセ・グー(艦長)
グラン・ガラン(Gran-Garan)ナの国が建造した巨大戦艦。他国のオーラ・バトル・シップとはかなり趣の異なる艦で、戦艦というよりは巨大な城塞を想起させる優美な外観を湛えた艦である。正四面体を構成する船体は全方位に有効な火力を投射できるが、性能的には明らかに他の3艦より一段劣っている。船体構造も華奢で、オーラ・シップの特攻で艦橋上部があっさりと崩れ落ちてしまった。最終決戦でウィル・ウィプスに特攻し、上甲板に乗り上げる形で相打ちとなる。



ゲーム『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』のオーラ・バトル・シップ[]

アニメ『聖戦士ダンバイン』と同一の世界観であるプレイステーション用ゲームソフト『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』にもオーラ・バトル・シップが登場している。

ヨルムンガンドリの国のオーラ・バトル・シップ。小説『リーンの翼』のオーラ・バトル・シップ[]

呼称自体は同じだが、アニメに登場するそれとは異なり、通常のオーラ・シップ並み、若しくは一回り大きい程度の大きさである。

アプロゲネ反乱軍の旧式戦艦 全長約100メットキントキホウジョウ軍の新型艦レンザン、ジンザンホウジョウ軍の旧型艦フガクホウジョウ軍新型旗艦 全長約360メット

搭載兵器[]

オーラ・キャノンオーラ・マシンに搭載される大砲、または城や要塞などに設置される対空砲塔。艦船を除くオーラ・マシンでは、ビルバインやレプラカーンなどの中期以降に生産されたオーラ・バトラーの他、ガラバブブリィといった重量級の機体に搭載されており、機構が大掛かりな非携行型固定火器として扱われている。劇中では滑腔砲であるオーラ・ショットとの違いは明確ではなく、しばしば混同されているケースが見られる。砲身の長さから滑腔砲であるオーラ・ショットに対し施条砲であるとする説、ズワァースの短砲身オーラ・キャノンが前説に当てはまらぬため、オーラ・ショットが徹甲弾、オーラ・キャノンが炸裂弾を放っているとの説、フェイ・チェンカのレプラカーンが至近距離からの直撃でもダーナ・オシーに致命傷を与えられなかったところから、実はゴラオンの「オーラ・ノヴァ砲」同様にオーラの気弾を放つ(操縦者のオーラ力によって威力が上下する)非実体弾説(ただしこれは、第30話でマーベル・フローズンが血気に逸るショウ・ザマに対して「背中のキャノン、もう弾が無いんじゃなくて?」と言って諫めた事実からして考えにくい)など、構造や仕組みについては諸説紛々としている。オーラ・ショットフレイ・ボムに比べ射程を延長する目的で開発されたオーラ・マシン用の射撃兵装。発射に火薬を利用した滑空砲で、ドレイク軍の試作オーラ・バトラー ダンバインが携行する新兵器として登場した。ダンバインが用いたのは並列4連装型。薬莢を使用したマガジン式のため、予備弾倉がある限り何度でも発射可能なタイプで、番組オープニングに見られるような同時斉射(厳密には僅かに時間を置いてのバースト)も可能であった。この4連装型は、形状が異なるタイプのものをビランビーも使用している。他にレプラカーンに装備された単装型、ズワァースの並列3連装型、ガラバに採用された3連装のアーム型、城塞の砲兵が使用した4連装の地上設置型(松明で火門に点火する)などがある。なお、劇中では各火器類の描き分けが上手く行われておらず、台詞や演出でオーラ・ショットとミサイル・ランチャーの混同や混乱が見られるが、前者は火薬の炸裂で弾を飛ばすのに対し、後者は自己推進式の無誘導ロケット弾を発射するもので原理が全く異なる。オーラ・ソードオーラ・バトラーが使用する近接戦闘用の剣。基本的な形状はブロードソードのような直刀だが、機種によっては曲刀状や鎌状、あるいは短剣状のものも存在する。刀身は鋭利ではないため、「斬る」というよりは剣自体の重さを利用して「叩き割る」といった使われ方がほとんどであった(ただし、物語の演出上、ワイヤーを切断するなどの鋭利さを強調した描写や剣を投擲するといった特殊な用法も見られた)。また、一部の新型機種には剣に搭乗者のオーラ力を集中させ威力を増す機能が搭載されている。オーラ・バルカンオーラ・マシンに装備される連射式の射撃兵器。オーラ・キャノンなどに比較すると射程、威力共に劣る補助兵装的な火器であるが、比較的小型なので機体容積を圧迫しない箇所(頭部やコンバーター部、フレイ・ボム・アームガンの先端など)に設置可能なのがメリットである。それ故に多くのオーラ・マシンで接近戦用火器として採用されている。なお、本作品には機銃も存在するがオーラ・バルカンとの違いは明確にされていない。一説には実体弾を使う機銃に対して、オーラ・バルカンはビルバインのオーラ・ソード・ライフルと同様の非実体弾(オーラの気弾)を放つ兵器なのではないかともいわれる(理由として機銃やオーラ・ショットに見られる空薬莢の排出がない、ブブリィやフォウ、あるいは艦船類が装備する機銃がオーラ・バルカンよりも射程が長く、威力も高い大型火器であることが挙げられる)が、これは推察の域を出ない。オーラ・ランチャーオーラ・バトラー用に開発された携行型のミサイル・ランチャー。劇中で確認できるのはビランビーバストールの使用した5連装の物で、他のタイプが存在したかは不明(ただし、レプラカーン以降の新型機種は火器類を内蔵する構造になっているため、バリエーションがあったとしても少数であったと考えるのが妥当だろう)。フレイ・ボム別名「火焔砲」とも呼称される粘性の高い石油を利用したナパーム・ランチャー。燃料を圧縮点火して発射するバイストン・ウェル最初の火器だといわれている(バンダイ刊『オーラバトラー大辞典』より)。火球状の弾は着弾すると飛散して広範囲を焼き尽くす焼夷弾として対地攻撃に絶大な効果を発揮する他、生体組織を用いたオーラ・マシンに対しても有効なダメージを与えることができた。後に開発されたオーラ・ショットやオーラ・ランチャーに比較すれば射程は短く(300メット程度)、弾道も不安定で正確さには欠けるものの、比較的搭載箇所に制限を受けない(弾薬たる燃料はパイプで火焔砲に送ればいいので胴体や肩にタンクを設置できる上、多連装化も容易)というメリットから新型火器登場後も第一線で使われ続けた。末期のドレイク軍では、3機のドラムロが各々の火焔砲を集束して巨大火球を放つ「トリオ・コンビネーション」なる新戦法が編み出され(威力と射程も倍増する)、これによってニー・ギブン他、多くの者が討ち取られた。

関連項目[]

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