コンパチカイザー

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コンパチカイザー(こんぱちかいざー)はゲーム『ザ・グレイトバトルIV』及び『スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するバンプレストオリジナルのスーパーロボットである。

本項目ではその関係者についても記述する。

目次

関係者[]

コウタ・アズマ(吾妻 吼太)声:寺島拓篤『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』(以下『OGs』)から登場の高校生。喧嘩っ早く祭好きで浪費家という典型的な江戸っ子気質だが、妹思いの少年。戦士ロアと出会うことによりファイター・ロアに変身できるようになり、コンパチブルカイザーに乗って戦う。晴海のバルトール事件開始の混乱に乗じてショウコを拉致したフォルカを独自に追っていたが、かつて妹を護れなかったラウルに助言を受け、共に戦うことを決意した。中盤でフォルカがクロガネに乗り込んだ時にはさすがに怒りを露わにしていたが、マサキの説得で矛先を収め、それ以後は態度が徐々に軟化。最終的にはフォルカから「友」と呼ばれるまでになる。江戸っ子の性なのか、ゼンガーをごく自然に「親分」と呼んでいた。『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』にもゲスト出演。事故によりエンドレス・フロンティアに転移する。悩み続けるアレディにフォルカを重ね、励ましていた。『ジ・インスペクター』にもショウコやアズマ博士らと共にゲスト出演しており、ゲスト出演者の中では唯一声が当てられている。ファイター・ロア声:寺島拓篤初出は『ザ・グレイトバトルII ラストファイターツイン』。コウタが戦士ロアの心と力を宿したロア・アーマーを装着することで変身した状態。生身の戦闘能力も高い。専用BGMは、単独戦闘時は『BURN NOW!』、コンパチカイザー搭乗時は『吼えろ!コンパチカイザー』。なお、前者は『ザ・グレイトバトルIV』でのロアのテーマ曲、後者は『ザ・グレイトバトルIV』でのコンパチカイザーのテーマ曲のアレンジ。戦士ロア声:高木渉初出は『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』。バンプレストオリジナルキャラクターでは古参に分類される。ダークブレインとの永きに渡る戦いの末にエミィと肉体を失い、大破したコンパチカイザーと共に次元の壁を越えキサブローと出会い、彼に「コンパチブルカイザー」として生まれ変わったコンパチカイザーとロア・アーマーを託した。彼の力によりコウタはファイター・ロアに変身できるようになる。コウタがファイター・ロアに変身しているときは、彼にアドバイスを与えるなどの行動を見せている。なお、中断メッセージにて『OGs』の世界に来る前はドッジボールやサッカー、エアボードをやっていたと語っており、コンパチヒーローシリーズとの繋がりが垣間見える。ちなみに『バトルドッジボールII』ではギリアム(ゲシュペンスト)と、『バトルサッカーII』ではマサキ(サイバスター)と共演している。コウタがエンドレス・フロンティアに転移してからはその声が聞こえなくなっており、安否は不明となっていた。経緯は不明だが、『第2次OG』で帰還する模様。ショウコ・アズマ(吾妻 笑子)声:今野宏美『OGs』から登場。コウタの妹。15歳。上に超がつくほどの倹約家で、浪費家で喧嘩っ早いコウタをいつも心配している。晴海のバルトール事件開始の混乱の最中にフォルカに拉致されてしまう。その後、デュミナスとの取引に使われることが決まるが、それを知ったフォルカの手で地球に戻すために連れ出される。しかし、アルコによって連れ戻され、デュミナス一派に引き渡される。精神操作を受け、Gサンダーゲートを駆って幾度となくコウタ達の前に立ちふさがったが、アルティスがテスラ研を襲撃した際のコウタとの邂逅で操作が解け、機体ともども合流。カイザーのサブパイロットとして戦い抜いた。コウタがロアに変身できるようになった影響で、ショウコもエミィ・アーマーを装着できるようになった。ショウコという名前ではあるが、『OGs』の発売と同時期にスパロボイメージガールを勤めた中川翔子とは無関係とのこと。乗機はGサンダーゲート、Gコンパチブルカイザー。設定されている専用BGMは『BURN NOW!』。エミィ初出はFCソフト『SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団』。バンプレストオリジナルキャラクターでは、最古参であるグレート雷門に次ぐ古参キャラ。ロアの妹。ロアの宿敵、ダークブレインに洗脳され、ダークエミィとしてロアと敵対したこともある。『OG外伝』においては、過去の戦いでエミィ・アーマーとGサンダーゲートを残し彼女自身は消滅しているとされるが、コウタやショウコはその生存を信じていることを端々で述べているほか、コンパチブルカイザーとGサンダーゲートの共振の際、ロアが彼女の名を呼ぶこともある。キサブロー・アズマ声:チョー初出は『ザ・グレイトバトルIV』の「キサブロー博士」。男性。68歳。コウタの祖父で発明家。優れた科学者であり、複数の特許をもつ資産家であると同時に、町内会の会長でもある。資産のほとんどをつぎ込み、傷ついたコンパチカイザーをコンパチブルカイザーへと改修する。レーツェルの口からかつてEOTI機関に居たことがあり、本人の口からビアンの旧友だったことが明かされている。

採用技術[]

オーバーゲート・エンジン(OGエンジン)OGs……コンパチブルカイザーの動力源。コンパチカイザーがコンパチブルカイザーに修理改造された際に一緒に修復されているが、未だ完全ではないらしい。エミィのGサンダーゲートにも搭載されている。異次元へのゲートを開く機能があり、エクサランスの時流エンジンと共鳴したこともある。不完全な状態ではあるが、カイザーは一定の距離ならロア、もしくはコウタの呼びかけに応じて空間を跳びこえられる。

コンパチカイザー[]

ザ・グレイトバトルIV……特殊部隊「バトルフォース」が誇る巨大ロボット。4機のカイザーマシーンが合体することで完成する。キサブロー博士が開発した機体だが、開発者すら知らない自己再生能力を有しているなど謎の多い機体。最終的には自我まで芽生え、ヒーロー達を脱出させた後、ニューコンパチネイションへ向けて発射された巨大ミサイルと心中した。なお、作中では登場しないが、専用の剣もある[1]

OGs……戦士ロアの搭乗するスーパーロボット。ダークブレインとの死闘の末、転移で逃げようとした所にGサンダーゲートとともに特攻。大破状態で転移し、OG世界に漂着。発見したキサブロー・アズマにより、浅草の花やしきの地下にて極秘裏に修理改造を受けていた。

コンパチブルカイザー[]

テンプレート:機動兵器OGs……元々は闇黒の想念集積体ダークブレインとの戦いで戦士ロアが使用していた機動兵器。超次元間孔に逃亡を図ったダークブレインに捨て身の攻撃を仕掛けた際に、超次元間孔を突き抜けこちら側の世界のとある企業の実験場に落着、大破した。その際偶然に居合わせたキサブロー・アズマ博士は、ロアから異次元の脅威について知らされ、本機とロア・アーマーを託された。ロボット工学の権威であるキサブローは企業の協力と自身の莫大なパテント収入を用いて20年がかりで本機を改修、それを運用する専用の基地施設であるBFベースを建造した。大破したコンパチカイザーは四肢がほとんど欠損している状態であったため、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンに採用されているABMDシステム様の人工骨格筋肉駆動装置を用いて新造されている。DMLシステムの様に搭乗者の動きをトレースする「人機一体」を実現している操縦系は比較的ダメージが少なく、ほぼそのまま流用されている。そのため操縦にはロア・アーマーの着用が必須となっている。

両眼には複合センサー・システムであるOGセンサーがあり、カメラアイや能動・受動工学センサーを備えるほか、敵機の内部構造を分析することができるカイザー・スキャナーが搭載されている。また、特定の負の念(邪念)や超次元間孔の発生を感知することもできる。主機には、希薄関連性近接亜空間に存在するエネルギー粒子を用いて駆動するオーバーゲート・エンジンを備える。これは限定的に超次元間孔を開いており、エクサランスの時流エンジンとも共鳴し、本来は次元転移をも可能としていたと推測されている。条件が揃えば、距離は稼げないものの通常空間跳躍も可能としているが、動力伝達系が損傷していたため既存技術で修復している現状では本来の力は発揮されていない。そのため、OGエンジンが不調に陥った場合に備えて補機としてプラズマ・リアクターを搭載している。

普段は浅草地区にあるフラワーハウスの地下BFベースに隠されているが、ロアの呼びかけによって異空間とのゲートが開き、離れた場所からでもコンパチカイザーを呼ぶことができる。未解析部分や改善の余地は残されているものの、地球製の特機と比べても遜色のない機動兵器であり、修羅の乱を戦い抜いた。

“コンパチブルカイザー”が正式名称だが、コウタが「言いにくい」との理由で原型機の名称であるコンパチカイザーと呼んでいる(ロアに2文字しか省略していないと突っ込まれた)。初発進の際にキサブローに“バトルフォースロボ”とも呼ばれていた(これはザ・グレイトバトルIVでのコンパチカイザーの別名)。また、リルカーラには“パチンコカイザー”、フォルカやフェルナンドには“異世界の赤き機神”と呼ばれている。

なお、本機と後述のGサンダーゲートは、軍がスーパーロボットを所有して軍人のパイロットが操縦しているOGシリーズでは初となる、民間の研究機関が所有して民間人のパイロットが操縦するスーパーロボットである。

無限……シュラーフェン・セレストに胸部の「BF」エンブレムが転がっている。

ジ・インスペクター……修復途中のコンパチブルカイザーが最終話にアズマ博士と共に登場している。

武装オーバー・ビーム額のクリスタルから撃ち出すビーム。スパイラルナックル肘から先をブースターを用い旋転させ射出する質量兵器。ATSが搭載されているが搭乗者によるコントロールも可能としている。もともとのコンパチカイザーには搭載されていなかった武器。カイザー・ブーメラン両肩上部と両脚部の装甲の連結器を合体させてブーメランを形成し、投げつける。カイザー・バースト胸部の紋章から撃ち出すエネルギー砲。通常時はプラズマ・リアクターを用いているがOGエンジンによる連動発射も可能である。撃ち出されるビームの先端は「BF」の文字を象っている。もともとのコンパチカイザーにも搭載されていた武器。必殺技カイザー・トルネードスパイラルナックルを両手とも撃ち出し、カイザー・バーストで追撃。その後、突進して腕を装着、膝蹴りで打ち上げたのち腕を高速回転させて敵機を突き抜ける。最後の攻撃に入るコンパチブルカイザーのカットインは『OGs』と『OG外伝』では異なっている。

Gサンダーゲート[]

テンプレート:機動兵器OG外伝……ロアの妹のエミィが搭乗していた戦闘機。ロアと共にダークブレインと戦い、破壊されたと思われていたが、実はダークブレインに回収され修理されていた。その際に洗脳されロアを敵と見なすようになる。その後、ロアを殺すためデュミナスの元に送られエミィ・アーマーと適合したショウコが乗るようになる。何度もコンパチブルカイザーを襲撃するが、戦闘の度に洗脳が少しずつ解けていき、コウタの説得により洗脳が完璧に解かれた。その際に、機体の色が紫から元の赤に変わった。なお、「サンダーゲート」を和訳し、「G」をグレートと読むとバンプレストオリジナルキャラクターの名前グレート雷門になる。設定画では、機体下部に着陸用の鳥の足を模した脚部が収納されている。

武装Gミサイル誘導ミサイルを撃ち出すMAP兵器。ただし、パイロットの思考パターンの問題で劇中では見られない。サンダースマッシャー機体横にある2門の砲塔から撃ち出すビーム砲。必殺技ゲートブレイカー機体全体をブレイクフィールド(らしき物)で覆い、最大戦速で突撃する。

Gコンパチブルカイザー[]

テンプレート:機動兵器OG外伝……コンパチブルカイザーとGサンダーゲートが合体した姿。コンパチブルカイザーの背部にGサンダーゲートが装着され、さらに頭部にはヘルメット、鼻から口元はマスクに覆われる。本当の状態に戻ったため、今まで使えなかった剣(オーバー・カイザー・ソード)が使えるようになった。キサブロー博士が修理したコンパチブルカイザーとダークブレインが修理したGサンダーゲートでは二つの技術が違うため、本来の実力が発揮できない。しかし、それでもコンパチブルカイザーの時よりも数倍の力がある。コウタは合体以降、一貫して「Gコンパチカイザー」と呼ぶ。寺田プロデューサーによると「G」とは「グレート」の意味であり(Gサンダーゲートの語源がグレート雷門であるため)本機はグレートコンパチブルカイザーとなりさしずめ「グレート合体」であるという。頭部のデザインは元祖「コンパチカイザー」を踏襲した形。

武装オーバー・ビームカイザー・ブーメランカイザー・バーストコンパチブルカイザーの物と基本的に同じ。カイザー・バーストには最終形の「ファイナルカイザーバースト」が存在するのだが、未登場。ダブル・スパイラルナックル両手を組み、そのまま回転させて打ち出す。ファイヤー・ドラゴンロア・アーマーを着たコウタが使っていたものと同じ。ただし、威力は大きく上がっている。ショルダーキャノンバックパックから展開される砲塔からビームを撃ち出す。元はGサンダーゲートのサンダースマッシャー。必殺技オーバー・カイザー・ソードスキャナーで敵をロックしたのち、背部から射出された柄を持ち、OGエンジンのエネルギーで刀身を形成。バックパックとなったGサンダーゲートの出力を全開にして突っ込み、力任せに一刀両断する。コンパチカイザー系の戦闘デモでは唯一ショウコのカットインが入る。なお、台詞の中には剣を振り下ろす際にコウタが「カイザークラッシュ」と叫ぶ物もある。

脚注[]

  1. 「スーパーファミコン必勝法スペシャル ザ・グレイトバトルIV」ケイブンシャ刊 95頁

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関連項目[]

テンプレート:SuperRobotWars



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