ゲレンデでの1日を計画するなら、暖かさは目標の半分でしかない。アクティブに動くので、汗を吸い取る素材も必要だ。スキーに最適な服装は、一度に1つのレイヤーのウェアに集中することだ。まずはベースレイヤーから。次にミッドレイヤーを着る。最後にアウターレイヤーに着替え、身を守る対策をとる。
パート1
ベースレイヤーを着る
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ワッフル」のような質感のものを探そう。このような質感のものは、体から湿気を逃がすのに適している。また、厳しい寒さの中でも暖かさを保つことができる。ワッフルのような質感のレイヤーを選ぼう。
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サーマルトップを着る。薄手で吸湿発散性に優れ、胸にフィットするサーマルシャツを選ぼう。ポリプロピレンのような合成素材を選ぶ。また、ウールは自然に熱を調節し、汗を吸い、抗菌作用があるため、良い選択肢となる。また、ウールは濡れても保温性を80%維持する。コットンはゲレンデで必要な吸湿発散性がなく、濡れると保温性を失うので避けよう。トップスは歩いているときに滑らないように注意しよう。
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サーマルパンツを着用する。薄手で足にフィットするものを選ぶこと。体にフィットすることで暖かさを保つことができる。吸湿発散性のある合成繊維のものを選びましょう。
パート2
ミドルレイヤーを着る
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フリース素材を選びましょう。この生地は様々な重さのものがあり、吸湿発散性と保温性に優れている。コットンは吸湿性や保温性に劣ります。体にフィットする生地とかさばる生地の中間を選ぶ。そうすれば、ミドルレイヤーの上にアウターを着るのに苦労することなく、必要な保温性と吸湿発散性を得ることができる。
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ミッドレイヤーのセーターを着るスタンドアップカラーのハーフジップかフルジップのセーターかジャケットを着る。これでより暖かくなる。ピットベント」と呼ばれる脇の下のジッパーを探し、汗をきちんと逃がすようにする。
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風の強い日にはソフトシェルを着よう。ソフトシェルは体にフィットしながらも伸縮性があるので快適。耐風性と防風性がある。外側に防水DWRコーティングが施されたソフトシェルを探そう。
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必要であれば、ミッドレイヤーのパンツを着用する。現在のベースレイヤーとアウターレイヤーの生地技術では、このレイヤーはオプションかもしれない。スキーが初めての人は、ショップのスタッフに助けを求めよう。ミッドレイヤーのパンツが必要な場合は、アウターレイヤーが問題なく滑れるように、比較的タイトなものを選ぶこと。
パート3
アウターを着る
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スキージャケットを着る。レイヤーを快適に収納できるようなゆとりのあるものを選ぶが、ゆるすぎず、かさばらないものを選ぶこと。パーカーやスウェットではなく、防水性と保温性に優れたスキージャケットを選ぶこと。スキージャケットには、保温性を保つために特殊な素材や断熱材、機能が使われている。防水透湿素材、保温性の高い断熱材、パウダースカート、開閉可能な袖口と裾などがある。
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スキーパンツを履く。ゲレンデ用に作られた実際のスキーパンツを選ぼう。パウダー用のインナーカフがあり、ブーツの上に滑らせて雪の侵入を防ぐ。パンツはフィット感があり、快適に動けるものを選ぶこと。
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スキーソックスを着用する。足が汗ばむのを防ぐため、靴下は1足だけにすること。靴下は薄くても暖かいものを。ブーツをレンタルしている場合は、履き心地を重視して少し厚めのソックスを選ぼう。スキーブーツを履くときにすねが当たるので、すねを保護するパッドがついているものを選ぶこと。
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スキーブーツを履く。他のブーツではスキー板に固定できない。自分の足幅に合ったブーツを購入するか、レンタルする。柔軟性のあるブーツを探しましょう。レクリエーションとしてスキーを楽しむなら、レース用にデザインされた硬いブーツは避けましょう。
パート4
頭、顔、手の保護
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日焼け止めで露出した肌を保護する。ゲレンデがどんなコンディションであろうと、これは必須だ。寒くても曇っていても日焼けはする。肌の色にもよるが、SPF15~30のものを選ぼう。
- 唇も忘れずに!SPF15以上のリップクリームを塗りましょう。
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スキー用の手袋をはめよう。スキー用の手袋であることを確認しよう。普通の手袋では必要な保護は得られません。スキー用の手袋は厚手で、グリップしやすいように外側にゴムの裏地がついている。極寒の地や厳しい地形でスキーをするつもりなら、手首を保護するインナーグローブ付きの手袋を買おう。
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ゴーグルを着用する。高いお金を出して高品質のゴーグルを買いましょう。ゴーグルは雪による失明を防ぎ、曇り空でも影ができにくい。また、飛散物が目に入るのを防いでくれる。
- ゲレンデから戻ったら、ゴーグルを保護ケースの外で乾燥させ、カビの発生を防ぎましょう。
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ゲイターを装着する。ゲイターとは、フェルトの筒のようなもので、首に装着する。特に寒い日には、口にかぶせる。ゲーターの下は、常にスキージャケットの襟の下に入れておく。
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ヘルメットをかぶる。帽子は頭を暖かくしてくれるが、ヘルメットは頭の怪我から守ってくれる。どんなコンディションでスキーをするときでも、ヘルメットをかぶるようにしよう。ヘルメットには基本的なローテクのものから、音楽を聴きながら滑りたいならヘッドフォン付きのハイテクタイプまである。
- さらに防寒性を高めるには、ヘルメットの下に体にフィットした帽子をかぶること。
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