気候が暖かくなり始めると、薄手の服やサンダルを脱ぎたくなるだろう。そこで、トランジショナル・ドレッシングの出番だ。新しい春夏ルックに、保温性の高い重めのアイテムを組み合わせて、ワードローブを最大限に活用しましょう。気温50度の日々を快適に、そしてスタイリッシュに乗り切るための、トランジショナルな着こなしのアイデアをご紹介しよう。ネタバレ注意:軽めのレイヤリングが暖かさとカバー力の鍵です。
この記事は、Urbanite|Suburbaniteの創始者であるパーソナル・ワードローブ・スタイリストでピーカーのポール・ジュルチ修士へのインタビューに基づいています。
シャツ+ジーンズのレイヤード
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薄いレイヤーを複数重ねることで、かさばる服を1枚着るよりも暖かさを保つことができる。また、何枚も重ね着することで、その日の気分で服を着たり脱いだりできる。まずはシンプルなタンクトップで体の芯を温める。次にTシャツや薄手のブラウスを重ね着する。かさばるレイヤーを何枚も重ねると動きが制限され、ダボダボした印象になる。
- ベーシック:ふわっとしたブラウスの下に薄手のタンクトップ、ジーンズとフラットシューズ。
- カジュアル:タンクトップ、Tシャツ、パーカーにジーンズやレギンス、スニーカーを合わせる。
- ドレッシー:ブラウスの下にタンクトップ、ジーンズやパンツとヒール、そして大胆なステートメント・ジュエリーを合わせる。
チャンキーセーター+リネンパンツ
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風通しの良い素材とチャンキーニットを重ね着しよう。季節の変わり目は、クローゼットを最大限に活用するチャンス。冬や夏のお気に入りをしまっておく必要はなく、外の穏やかな気温に合わせて軽いものや重いものを合わせればいいのだ。
- ベーシック:Tシャツまたはボタンダウン、チャンキーカーディガン、ドローストリングリネンパンツ、ローファーまたはバレエフラット
- カジュアル:Tシャツ、チャンキーなプルオーバー、ドローストリングのリネンパンツ、スニーカー
- ドレッシー:フワフワのブラウスかシルクシェル、チャンキーカーディガン、リネンパンツ、チャンキーネックレス付きヒール
トレンチ+Tシャツ+パンツ
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軽量のトレンチコートは、かさばることなく体型をカバーしてくれる。 気温が50度を超えるようなときは、暖かくありたいものだが、暖かすぎるのは避けたい。特にたくさん歩く場合はそうだ。クラシックなトレンチコートは、着ていて息苦しくなるような重さはなく、衣服をドライに保ってくれる。
- ベーシック:Tシャツにトレンチ、ジーンズにバレエフラットかアンクルブーツ。
- カジュアル:Tシャツの上にトレンチを羽織り、レギンスやジョガーパンツ、スニーカーやレインブーツを合わせる。
- ドレッシー:ブラウスにトレンチ、テーラードのドレスパンツにヒール
タートルネック+パンツ
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薄手のタートルネックは、Tシャツと同じくらい多用途に使える。Tシャツをタートルネックで代用すれば、気温50度の気候でもカバーできる。かさばることなく、暖かさを保つことができる。
- ベーシック:タートルネック、カーディガン、カジュアルパンツ、バレエシューズ
- カジュアル:タートルネック、パーカースウェット、カジュアルパンツ、スニーカー
- ドレッシー:タートルネック、パシュミナショール、パンツ、ヒール、ステートメント・ジュエリー
チャンキーセーター+スリップドレス
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セーターがドレスをひらひらのスカートに変えてくれる。気温が50度まで下がると、腕や肩を出すにはちょっと肌寒い。セーターを羽織れば、暖かさをキープしつつ、お気に入りの薄手のサマードレスの出番を少し増やすことができる。
- ベーシック:チャンキーセーター、スリップドレス、トールブーツ
- カジュアル:チャンキーセーター、スリップドレス、オプションでレギンス、スニーカーまたはレインブーツ
- ドレッシー:チャンキーセーター、スリップドレス、ヒール、大胆なステートメントネックレス
カシミアポンチョ+ジーンズ
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軽いカシミアのポンチョやラップは、かさばらずに暖かさをプラスしてくれる。カシミアのポンチョは、何にでも合わせられる一生ものの投資アイテム!この万能アイテムがあれば、季節の変わり目にもいろいろな着こなしができる。
- ベーシック:ジーンズとTシャツの上にカシミアポンチョを羽織り、アンクルブーツかバレエシューズを合わせる。
- カジュアル:ジーンズとTシャツの上にカシミアポンチョを羽織り、スニーカーを合わせる。
- ドレッシー:シルクのブラウスとジーンズの上にカシミアのポンチョを羽織り、ヒールとダングリーイヤリングを合わせる。
オーバーサイズのボタンダウン+シフトドレス
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大きなシャツは軽いジャケットとしても使える。少なくとも)2、3サイズ大きいシャツを選ぶと、正しいルックが得られる。よりまとまった印象に見せるには、シャツを補色のドレスと合わせるといい。チェック柄のネルシャツは、ソリッドシフトの上に羽織ると、意外性があっていいアクセントになる。
- ベーシック:ソリッドなオーバーサイズのボタンダウンを大胆なシフトに合わせ、バレエシューズを合わせる。
- カジュアル:オーバーサイズのフランネル+カジュアルなシフト+スニーカー
- ドレッシー:黒のオーバーサイズ・ボタンダウンに鮮やかなシフト、ヒールとステートメント・ジュエリーを合わせて。
ブレザー+フワフワスカート
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ブレザーはシャープなエッジを加え、ルックを仕上げる。気温が50度を超えると、Tシャツ1枚ではちょっと肌寒い。ブレザーとTシャツの組み合わせは、スカートが涼しい気候に移行するのを助けてくれる素晴らしいルックだ。
- ベーシック:フィットした白Tシャツの上にネイビーのブレザーを羽織り、フラットシューズかスニーカーで花柄スカートにイン。
- カジュアル:ゆったりとしたTシャツにネイビーのブレザーを羽織り、花柄のスカートにスニーカーを合わせる。
- ドレッシー:サテン・シェルを花柄スカートにインしてヒールを履き、黒のブレザーを羽織る。
セーターベスト+パンツ
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ベストは季節の変わり目に最適なアイテムだ。ベストを羽織れば、体の芯を温めながら腕を自由に使えるので、熱がこもりすぎることもない。新しいものを買うなら、ニュートラルな色とスタイルで、着回ししやすい無地を選ぼう。
- ベーシック:Tシャツの上にベストを羽織り、ジーンズとフラットシューズまたはスニーカーを合わせる。
- カジュアル:Tシャツの上にベストを羽織り、レギンスやジョガーパンツにスニーカーを合わせる。
- ドレッシー:ブラウスにベストを羽織り、テーラードのドレスパンツとヒールを合わせる。
クロップト+ハイウエストパンツ
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この組み合わせは、ファッション性を保ちつつ、カバー力を確保する。外気温がまだ50度しかないのに胴体を露出したくないかもしれないが、だからといってクローゼットにしまったままにする必要はない。クロップトトップの裾が腰の位置か、腰のすぐ下に来るようにパンツを締め上げれば、寒さを防ぐことができる。
- ベーシック:クロップトトップ、ハイウエストジーンズ、バレエフラットまたはローファー、薄手のジャケット
- カジュアル:クロップトトップ、ハイウエストジーンズまたはレギンス、スニーカー、パフコート
- ドレッシー:クロップト・トップ、ハイウエストのドレス・パンツ、ヒール、重ねづけしたネックレスやブレスレット、きちんとしたカーディガンやフィットしたブレザー、ヒール、重ねづけしたネックレスやブレスレット
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