ブレザーの着こなし方

ブレザーは、幅広いルックを演出できるスーパーシックなファッションアイテムだ。ブレザーの正しい着こなし方は、自分の体型に合ったカットを選ぶことから始まる。それから、ボタンダウンシャツ、ジーンズ、Tシャツなどの洋服とブレザーを組み合わせることで、プロフェッショナル、ドレッシー、カジュアルなルックを作ることができる。

方法1

正しいフィットを選ぶ

1. 最も正確なフィットを得るためにブレザーを試してみてください。ブレザーを着ることで、肩、袖の長さ、裾、ボタンなど、ブレザーの重要な部分をすべてチェックすることができます。ブレザーは、それが複数のレイヤーの上に収まることを確認するために、シャツや衣類の他の部分の上に着てみてください。

   • オンラインでブレザーを注文する場合は、試着してサイズが合うかどうか確認するまで、必ずタグをつけたままにしておきましょう。
2. 肩の縫い目が自分の肩に来るかチェックする。ブレザーの肩の縫い目は、あなたの肩が終わる位置にあるはずです。縫い目が肩から落ちている場合はブレザーが大きすぎ、縫い目が肩に届いていない場合は小さすぎます。

   • 肩パッド付きのブレザーを試着する場合は、ブレザーの下で肩の感触を確かめ、肩パッドがどこで終わるかを確認しましょう。
3. ブレザーのボタンを留めて、引っ張られないようにします。ジャケットを閉じてボタンを留めたら、鏡でブレザーのフィット感を確認する。ボタンによってブレザーが「X」字型に引っ張られている場合は、ブレザーがきつすぎます。ボタンを留めたときにブレザーが正しくフィットしていれば、生地は滑らかなままで、腕は自由に動くはずです。

   • 腕を動かして少し窮屈に感じても、ブレザーが動きを締め付けていなければ大丈夫です。
4. 袖丈は手首の真下にくるものを選びましょう。クラシックなブレザーは、袖が少なくとも手首まであり、多くのものはもう少し長い。ブレザーを着た状態で、両腕を横にもっていき、前にもっていくと、袖が腕のどこに当たるかがわかります。

   • ブレザーの中には、ブレスレットの長さなど、わざと袖を短くして、つけているブレスレットを見せられるようにしているものもあります。

方法2

生地と裾を選ぶ

1. クラシックなフィットのために、ヒップに来るブレザーを選びましょう。たいていのブレザーの裾は、お尻にかかるか、腕を横に回したときに親指の付け根のあたりにくるはずです。ブレザーを試着するときは、裾がおしりのどのあたりにくるかを見てください。

   • 腕を横にしたときに指を伸ばして、ブレザーが親指に当たる位置を測ります。
2. より個性的なブレザーのために、裾を短くしたり長くしたりしてみましょう。裾が胸のすぐ下にあるブレザーや、お尻を越える長さのブレザーは、よりダイナミックな印象を与えるオプションです。これらのブレザーを試着するときは、ブレザーが引っ張られないか、袖の長さが自分のニーズに合っているかをチェックしよう。

   • 例えば、クロップド丈のブレザーは、裾が胸の真下にくる。
   • 丈の長いブレザーは、裾が手のひらより下あたりで、後ろにしっぽがある。
3. 暖かい季節には、リネンかコットンのブレザーを選びましょう。リネンやコットンは通気性がよく、軽い素材なので暑い気候に最適です。暖かい季節にブレザーを着るつもりなら、これらの生地でできたブレザーを探しましょう。

   • 例えば、タンクトップとスカートの上に白いリネンのブレザーを羽織れば、素敵な夏の装いになります。
4. 冬はウールやツイードのブレザーを選びましょう。これらの生地は少し厚手で、より涼しい天候から身を守ってくれる。ウールやツイード素材のブレザーを選べば、暖かさをキープできる。

   • ベルベットも涼しい季節に着たい素材だ。
5. ブレザーを最大限に活用するために、汎用性の高い色のブレザーを選びましょう。ブレザーを選ぶときは、よく着るもので、ワードローブの多くのアイテムに合うものを購入したい。グレー、黒、ネイビーは、さまざまな色や服のオプションの多くに合うようにブレザーを選ぶことになると、最も人気のある色のオプションです。

   • ブラウンとタンはカジュアルな装いを演出するのに適した色の選択肢であり、マルーンとブルーはよりトレンディな選択肢である。
6. 柄物のブレザーを購入すれば、存在感のある装いが完成する。ヒョウ柄のブレザーや刺繍入りのブレザーなど、存在感のあるブレザーを探そう。そのブレザーに中間色のシャツやボトムスを合わせ、目を見張るような靴を選んでルックを完成させる。

   • ヒョウ柄のブレザーに黒のスラックスと黒のVネックを合わせてみよう。
   • 花柄の刺繍が施されたブレザーを選んで、中間色のTシャツとフィットしたジーンズの上に着る。

方法3

メンズ・ブレザーのスタイリング

1. ブレザーにネクタイを合わせて、よりドレッシーな装いに。ブレザーにボタンダウンシャツ、ネクタイ、素敵なパンツを合わせましょう。これは、仕事にも、ドレッシーなイベントにも、夜の外出にも着られる、まとまりのある素晴らしい服装だ。

   • たとえば、紺のブレザーに白のボタンダウン、水色の柄タイ、カーキのパンツを合わせる。
   • ツイードのブレザーとネクタイにコーデュロイのパンツを合わせれば、より質感のあるルックに。
   • このルックにはドレスシューズかローファーを選ぼう。
   • ブレザーのボタンは留めても、外してもOK。
2. ブレザーにジーンズを合わせてカジュアルに。ブレザーはジーンズを即座にドレスアップし、着こなしをより洗練されたものにしてくれる。シャツを選び、その上にブレザーを羽織り、ダークウォッシュのジーンズを履いて着こなしを完成させよう。

   • タンのブレザー、ブルーのチェック柄のボタンダウン、ダークウォッシュのジーンズにローファーを合わせて。
   • 質感のあるブレザーを無地の白Tシャツの上に羽織り、ジーンズとレースアップシューズを合わせる。
3. ドレスダウンしたい場合は、ブレザーの下に着る無地のTシャツを選ぶ。Vネックでもクルーネックでもいいが、ブレザーと合わせるならVネックのほうが人気がある。こうすることで、Tシャツがドレスアップされ、ランチや買い物、友人との待ち合わせに着ていける服になる。

   • 例えば、白のリネンブレザーの下にグレーのTシャツを合わせる。
   • ドレッシーな靴を履けばよりファンシーになり、シンプルでスタイリッシュなテニスシューズを履けばよりカジュアルになる。
4. ブレザーに合わせるボタンダウンを選べば、万能な着こなしに。ボタンダウンにはさまざまな色や柄があるので、ブレザーと合わせるのに最適だ。仕事にも、飲み会にも、デートにも。

   • ボタンダウンと合わせるときは、ブレザーのボタンは外しておく。
   • 黒のブレザーにライトパープルのボタンダウンとジーンズを合わせる。
   • 茶色のブレザーに紺のボタンダウンとカーキのパンツを合わせる。
5. ブレザーの下にグラフィックTシャツを選ぶと、アートな雰囲気に。これはナイトアウトやカジュアルなイベントに着ていくのに最適な服装だ。ブレザーに合わせるグラフィックTシャツをクローゼットから選び、フィットしたジーンズと素敵なスニーカーで仕上げる。

   • ソリッドな黒のブレザーの下にバンドTシャツを着て、ダークウォッシュのジーンズを合わせる。
   • 必要ならブレザーの袖をロールアップして。
6. ブレザーの下にカーディガンを羽織って、レイヤードスタイルに。これは、必要に応じて着たり脱いだりできるレイヤードが欲しい寒い季節にぴったりの服装だ。ブレザーの下にはVネックかクルーネックのカーディガンを着用し、頭から簡単に羽織れるカーディガンか、ボタンで留めるタイプのカーディガンを選ぶ。

   • ネイビーのブレザーの下にライトグリーンのカーディガンを着て、パンツとスエードのレースアップシューズを合わせてみよう。
   • カーディガンの下にシャツを着てもいい。
7. 大胆な着こなしには、質感や柄のあるブレザーを選ぼう。着こなしを主張したいのなら、ベルベットのようなファンキーな生地や、チェック柄、花柄、シェブロン柄などのブレザーを探そう。大胆なブレザーを選ぶなら、ブレザーが影を落とさないよう、他の服は中間色にすること。

   • 例えば、黒のTシャツとダークウォッシュのジーンズの上に着る赤のチェック柄ブレザーを選ぶ。
   • 青いボタンダウンシャツとカーキには黒いベルベットのブレザーを選ぶ。

方法4

女性用ブレザーを使ったコーディネート

1. ドレスの上にブレザーを羽織れば、プロフェッショナルでありながらフェミニンな装いに。クローゼットの中から好みのぴったりしたワンピースを探し、それに合うブレザーを合わせましょう。フィットしたドレスを選ぶとブレザーとの相性が良くなりますが、時にはブレザーと相性の良いふわっとしたドレスも見つけることができます。ドレスにはヒールかフラットシューズを合わせる。

   • ソリッドなクリーム色のブレザーを選び、花柄のクリームと黒のドレスに黒のヒールを合わせてみる。
   • ソリッドな黒のブレザーに赤のドレスと黒のフラットシューズを合わせる。
   • これは仕事にも、ディナーにも、オークションやアート・オープニングのような素敵なイベントにも着ていける服装だ。
2. 仕事用のブレザーには、モノトーンの配色を選びましょう。これは、ドレスアップするにもダウンするにも最適な服です。ブルー、ブラック、クリーム、グレーなどの色を選んで。ブレザーの下にボタンダウン、セーター、Tシャツを着ようが、単色の配色はあなたをより洗練された印象にする。

   • グレーのブレザーに白のボタンダウン、ライトグレーのテーラードパンツ、ヒールを合わせて。
   • ライトブルーのブレザーにクリーム色のセーター、ライトウォッシュのジーンズ、クリーム色のフラットシューズを合わせてみよう。
   • この服装で用事を済ませたり、友人とコーヒーを飲みに行ったり、カジュアルな会合に出かけたりすることもできる。
3. ブレザーにボタンダウンとジーンズを合わせれば、洗練された装いに。ボタンダウンはほぼすべてのクローゼットの定番で、ブレザーとの相性もいい。ブレザーに合わせるボタンダウンは、無地か柄物を選ぼう。テーラードパンツでドレスアップしたり、ジーンズでドレスダウンしたり。

   • ピンクのブレザーに白とグレーのストライプのボタンダウン、ハイウエストのジーンズ、ポインテッド・ヒールを合わせて。
   • ダークグリーンのブレザーに白のボタンダウン、フィットしたコーデュロイパンツ、フラットシューズ。
4. Tシャツの上にブレザーを羽織ってドレスアップ。Tシャツは無地でもグラフィックでもいいが、無地のほうがより洗練された万能ルックになる。ブレザーを羽織る前に、Tシャツをパンツの前にタックインすると、とてもシックに見える。

   • グレーのVネックTシャツを、赤いベルベットのブレザーとディストレストジーンズに合わせる。
   • 白のグラフィックTシャツに紺のブレザー、テーラードパンツ、ベルトを合わせる。
   • この服装にヒールを加えてドレッシーにするか、ブーツを選んでより快適でエッジの効いたルックにする。
5. ブレザーの下に着るパーカーを選べば、快適に過ごせる。ブレザーがパーカーをドレスアップし、超カジュアルな着こなしを少しファンシーにしてくれる。パーカーのフードがブレザーから出るようにし、かさばらないようにして、ブレザーのスマートなルックとコントラストをつけましょう。

   • 例えば、薄いピンクのパーカーに黒のブレザー、黒のスキニージーンズ、スニーカーを合わせる。
   • パーカーの前をパンツにインして、着こなしにメリハリをつけよう。
   • この服装に冬用の帽子とブーツを合わせると、より寒い天候に対応できる。
6. メタリックやキラキラのスカートをブレザーに合わせれば、大胆な着こなしに。夜のお出かけやパーティーに着ていくのにぴったりな服装だ。クローゼットの中から面白くて大胆なスカートを見つけ、中間色のシャツとブレザーと合わせる。仕上げにヒールを合わせて。

   • ソリッドゴールドのメタリックなミニスカートに、黒のスパゲッティストラップシャツ、黒のブレザー、黒のヒールを合わせて。
   • 黒のきらびやかなスカートに白のブレザーとTシャツを合わせ、シャツをスカートにイン。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Wear a Blazer 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。