ウエストコートの着こなし方

ベストとしても知られるウエストコートは、クラシックで着回しのきくアイテム。伝統的に、ウエストコートは厳格なドレスコードのあるフォーマルなイベントでスリーピースのスーツに着用されます！どんなスタイルでも、ウエストコートはスリムフィットのものを選ぶと、スマートなテーラードスタイルに仕上がります。

方法1

ベストフィットを確保する

1. 一番下のボタンは外しておく。ウエストコートには前身頃にボタンがあり、一番下のボタンを除いて、必ずボタンを留めます。伝統的に、一番下のボタンは外しておくもので、それ以外でベストを着用するのはファッション失格とみなされます。

   • それ以外のボタンを外したままにするのは、だらしなく見えるだけでなく、フォーマル感を損なうので絶対に避けましょう。
2. ベストは胴にフィットするものを選びましょう。ウエストコートはスリムフィットの服なので、決してぶかぶかにしてはいけません。胴にフィットし、肩にぴったりとフィットするものを選びましょう。アームホールの高いウエストコートは、動きを制限することなく、最もスリムにフィットします。

   • 理想的なフィット感のウエストコートが見つからない場合は、オーダーメイドを検討しましょう。
3. 背中のアジャスターを使って、フィットを微調整する。ウエストコートは体にフィットしたものであるべきですが、ボタンや生地がきつくて動き回るときに引っ張られるようなものであってはなりません。少しぴったりしすぎていると感じるウエストコートを緩める必要がある場合は、背中のアジャスターを使ってフィット感を少しカスタマイズしましょう。

   • アジャスターを使うのは、フィット感を微調整するときだけにしてください。それ以上の調整が必要な場合は、別のサイズを探すか、ウエストコートの仕立てを依頼してください。
4. ズボンのウエストが隠れるベスト丈を選ぶ。ウエストコートは常に、前身頃のウエストラインが隠れる長さが必要です。ズボンのウエストバンドは完全に隠す必要があり、腕の力を抜いて脇を締めたときにシャツの裾はまったく見えないようにする。

   • 腕を上げたときに、シャツのウエスト部分が少し覗くようにする。そうでない場合は、ウエストコートが長すぎます。

方法2

色とスタイルを選ぶ

1. クラシックで汎用性のある外観のために中間色を選択します。グレー、黒、茶色、青といった色合いのウエストコートは、他のアイテムと合わせやすく、品格があり上品に見える傾向があります。ベストに合わせるものによっては、深緑やワインレッドなどのダークな色合いも効果的です。

   • ほとんどのフォーマル・スタイルでは、明るい色や派手な柄は避けるようにしよう。
2. タータンチェックやタッターソールのウエストコートで、より大胆に。タータンチェックやタッタソールのウエストコートは、赤、ネイビー、深緑などの大胆な色使いの格子柄が印象的です。チェック柄のウエストコートは、常にソリッドカラーのジャケットと合わせると、主張しすぎない合理的なルックになる。

   • これらのウエストコートは、スコットランドやイングランドでは、休日やその他のフォーマルなイベントで伝統的に着用されている。
3. 最もフォーマルなスタイルには、ダブルブレストのウエストコートを着用しましょう。ウエストコートといえば、ダブルブレストほどフォーマルなものはありません。ダブルブレストのウエストコートは、コートのボタンを留めたときにベストの身頃が見えないように、常に合わせるジャケットに比例してカットする必要があります。

   • ツイードのようなカジュアルな生地やカントリー調の生地には、ダブルブレストのウエストコートを合わせないようにしましょう。
   • ドレスコードの厳しいフォーマルなイベントに出席する場合は、ダブルブレストのウエストコートがおすすめです。
4. カジュアルなスタイルなら、シングルブレストのウエストコートを。シングルブレストのウエストコートは、ダブルブレストよりも現代的で、ゆったりとした雰囲気を醸し出し、普段着としてスタイリングしやすい。また、ラペルがないため、少しスマートに見える。

   • シングルブレストのウエストコートは一般的にカジュアルですが、簡単にドレスアップすることができます。
   • シングルブレストのウエストコートを仕事用やフォーマルなイベント用にドレスアップするには、ネイビーやグレーなどの伝統的な色を選び、なめらかな生地を探すとよい。フォーマルな場では、ウエストコートにお揃いのジャケットとパンツを合わせるのが一般的です。
5. コットン、ウール、リネンなどの天然素材を選ぶと、最もスマートに見えます。ポリエステルのような化学繊維は光沢があり、ウェイターのような雰囲気を醸し出しがちだが、天然素材は最も着心地がよく、上品に見える。コットンやウールはフォーマルな素材とされ、ツイードやコーデュロイのような素材はカジュアルに見える傾向がある。

   • ツイードやコーデュロイは伝統的に冬に着用され、重ね着に最適です。
   • コットン、リネン、ウィップコードのような軽い素材は、夏には最適だ。

方法3

ウエストコートを他のアイテムと組み合わせる

1. ウエストコートをスリーピース・スーツに合わせると、伝統的なフォーマル・スタイルになります。ウエストコートは、一般的にフォーマルなイベントに関連付けられ、スリーピーススーツでジャケットの下に着用するのが古典的で好ましい選択です。スリーピース・スーツの下にコットンのウエストコートを着ると、最もフォーマルな印象になり、細身のシルエットになります。

   • スリーピース・スーツにウエストコートを合わせるときは、色を混ぜて合わせるのは避けよう。黒、ネイビー、グレーの3色で合わせましょう。
2. ウエストコートには、スリムフィットの襟付きボタンダウンのドレスシャツを合わせる。丸首のシャツは避け、長袖で前ボタンのドレッシーな襟付きシャツにする。シャツが緩すぎる場合、それはあなたのウエストコートの下に塊と間違った場所に膨らんで見えるでしょう - ドレスシャツは、洗練された外観のためにあなたの体に近いフィットすることを確認してください。

   • ドレスシャツは、バルーン生地を避けるために、ズボンにきちんとタック。
   • Tシャツにウエストコートを合わせないこと！
3. ジーンズにウエストコートを合わせてカジュアルに。ウエストコートをジーンズに合わせるのは、ファッションの大失敗と考える人もいるが、カジュアルでスタイリッシュな雰囲気を演出することは可能だ。濃いリンスのジーンズを選び、薄いウォッシュは避けるのがベスト。また、このスタイルを成功させるには、ジーンズがスリムフィットであることも重要だ。仕上げにペニーローファーを合わせる。

   • 外が寒ければ、ピーコートやオーバーコートを合わせて。
   • デニム・ジーンズとオリーブグリーンのツイード・シャツにウエストコートを合わせてみて。
4. 大胆なウエストコートには単色のジャケットを合わせよう。チェック柄のウエストコートや大胆な色のウエストコートを着るなら、上に羽織るジャケットは必ず単色のものを選びましょう。もし大胆に柄物のウエストコートにチェックのジャケットを合わせるなら、着こなしをすっきり見せるために、柄の大きさがまったく違うものにしましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Wear a Waistcoat 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。