クルタの縫い方

着心地の良いクルタを作りたいですか？この美しいチュニックをそのまま自分のために作ってもいいし、短めのクルタ、つまりアナルカリートップやドレスにすることもできる。針と糸を使って手縫いしてもいいし、ミシンを使ってもいい。お好きな生地とプリントを選び、以下の手順に従って始めてください。

パート1

生地の準備

1. 縮みや色あせを防ぐため、必要に応じて生地を洗濯する。生地の色を保つために、始める前に洗っておくとよいでしょう。半分ほど水を張ったバケツに生地を入れ、大さじ2～3杯の塩を入れる（生地3～4メートルに対して大さじ1杯の塩）。塩が溶けて生地が完全に塩水に浸かるまで混ぜる。そのまま5～6時間水に浸けておくと、生地の色が長持ちする。

   • このステップは任意ですが、長持ちする衣服を作るのに役立ちます。
   • その後、お好みで普通の水や洗剤で洗濯することもできる。
2. アイロンをかけます。乾いた後、アイロンをかけると生地が滑らかになり、印をつけたり、切ったり、縫ったりしやすくなります。生地に折り目がない場合は、この工程は省略する。

パート2

寸法を測る

1. 紙とペンを用意する。採寸した寸法をすべて紙に書き出します。正確な（最終的な）寸法を書くこともできますし、裁断寸法を書くこともできます。
2. メジャーを用意する。メジャーを使ってクルタの長さを測ります。首の近くでテープを持ち、希望の長さまでしっかりと下げます。
3. アームホールを測ります。着用者の脇の下あたりでテープを腕に巻きつけます。その寸法をメモする。
4. 首のサイズをメモする。テープを首に巻きつけます。テープは首の周りに平らに留まらないかもしれませんが、首の部分をカットするために大まかなサイズを知る必要があります。
5. ウエストにテープを巻きます。ウエストのサイズに注意する。
6. 必要であれば、フレアを考慮する。クルタを作る相手から、スリットの入ったクルタやフレアの入ったアナルカリをリクエストされるかもしれません。

   • スリット入りクルタを作る場合は、左右に2本のスリットが入ります。
   • アナルカリスタイルのトップスを作る場合は、腰から下の布の量が、着る人が自由に歩いたり歩幅を取ったりするのに十分な量であることを確認してください。そうでないと、ドレスが着用者の快適な歩行を制限する可能性があります。フレアを簡単に評価する方法は、テープを片方の膝からもう片方の膝まで十分に伸ばすことである。
   • 窮屈な場合や、サイドスリットではなくスリットを1本だけ入れたい場合は、前中心か後ろにスリットを入れ、模様のように見せることもできる。
7. 袖のサイズを測る。肩から始めて、希望する袖の長さを測ります。その長さをメモする。

   • ノースリーブのクルタの場合、このステップは省略できます。
8. バストサイズを測ります。あなたの好みに応じて、バストを測り、それに応じて生地をカットする必要があります。

   • クルタを作る相手が子供の場合は、ウエストのサイズを測れば十分です。裁断や縫い付けの際、美観のために脇のカーブを少し残しておくとよいでしょう。

パート3

クルタの裁断

1. ジグザグはさみを使います。ジグザグハサミは普通のハサミよりもほつれを防ぎます。ジグザグハサミがない場合は、切れ味のよいハサミを使うと、裁断時のゆがみを防ぐことができます。

   • 布地が滑らかでしわになっていないことを確認しながら切り、意図した部分と一緒に誤って切ってしまうようなものが下にないことを確認してください。
2. 調整と縫い目を考慮し、大きめのクルタから始めましょう。裁断のたびに、採寸した寸法よりも余分な布をとっておきます。そうすることで、より大きなドレスを作ることができます。縫うときに余分な部分を折り込むことができます。

   • 首回りの生地もそれぞれ取っておきましょう。首の開きは計画よりも大きくなりがちなので、余分な布があればその分を考慮することができます。首のサイズが20cmだった場合、約17cmの布をカットする。
   • 脇の生地も（4～5センチ）余分に取っておくとよい。そうすることで、ドレスがきつすぎる場合にお直しがしやすくなり、縫いやすくなります。後で必要に応じて脇を折って縫うだけです。縫い終わった後、もしゆるかったら、折り返した縫い目の内側にステッチを入れます。将来きつくなったら、この内縫いはいつでも外せます。
   • まず、正確な寸法を紙に書いて裁断の練習をするとよい。実際の生地を裁断する前に、紙のクルタを着てサイズを確かめましょう。
3. 生地を折りたたむ。すべての裁断は、生地を折りたたんだ状態で行います。クルタの両側（表と裏）を一緒に裁断します。クルタの前身頃と後身頃を2等分にするために、折りたたんだ生地を折り目のところでカットします。背中用と前身頃用の2つの同じ部分ができます。

   ヒント：左右対称になるように生地を折りたたみます。
4. ネックをカットする。同じパーツを一緒に持ち、半分に折る。折った生地を平らな場所に置く。折り目の中心で首の部分を半円にカットする。

   • 首の模様は、好きなように描いて切ることができる（ラウンド、オーバル、ボート、Vカット、ディープ、ハイネックなど）。
   • 首の穴はあまり大きくは開けないこと。あるいは、ボーダーや他の布を何枚か重ねて、好みのネックデザインにする必要があるかもしれない。
     • スリットを入れたい場合は、ボタンを縫い付ける。
   • これらのレイヤーを首の形に合わせてカットする。首の形が丸い場合は、丸みを帯びた生地を首用にカットすると、形が崩れにくくなります。
5. 腕の部分をカットする。袖と首は円形です。生地を折りたたんだ状態でアームホールを慎重にカットする。両方の生地が終わる上部でカーブを描くようにカットすればよい。

   • 腕が自由に動くように、脇の下は余分な布を残してカットする。脇の下付近をカットした後、余分な生地が外に出る（脇の胸部分をつなぐ）。胸に近い脇の部分をカットするときは、注意してください。脇の下の終わりと胸の部分の始まりが、伸びた「A」の形になるようにします。この'A'は袖を縫うときに役立ち、手を動かすスペースも残します。(キャップスリーブやノースリーブの場合は、この「A」は必要ありません）。
   • 生地を広げた場合は、袖を切る前の状態に折り返す。
6. 袖をカットする。袖の部分を2枚に分け、まとめておく。折りたたんで、身頃のアームホールの近くに置く。アームホールと袖（クルタのアームホールと縫い合わせる部分）の形は同じにしてカットします。袖の生地をメインの生地の下に置き、メインのクルタと同じようにアームホールを袖に描き、袖をカットします。

   • 袖をカットする前に、袖の生地がクルタのアームホールと同じ幅であることを確認してください。
7. 袖の形を整えます。袖は脇の下（メインのドレスと接する部分）を少し丸く大きくし、お好みで袖の先に向かって細くします。袖の下端を直線でカットする。

   • 腕の寸法は腕のサイズに合わせておく。
   • 袖の長さは、腕の中間、フルスリーブ、キャップスリーブなど。
8. クルタの下部をカットします。ウエストより下は直線的にカットし、必要に応じて少しフレアをつけます。脇の下から始めて、測った寸法に沿ってカットします。ウエストは1～2センチほど余分にカットするか、数センチ内側を縫うことで締めることができます。

   • アナルカリの場合は、ウエストの下にも別布を使うことができる。セパレートにすることで、ウエスト周りにギャザーやプリーツを作ることもできます。

パート4

パイピング／ルーズエンド用のストリップをカットする

1. ルーズエンドのオプションを決めます。生地がやや硬く、二つ折りにして縫うのが難しい場合は、パイピング（両端を折り返した細い帯状の布）を付けて、メインのドレスの開いた端をカバーすることができます。パイピングには、薄手の布を3cmほど使う。

   • ほつれを防ぐために両端を折り、メイン・ドレスの開いている端を折り目の間に入れ、縫い合わせる。
   • きれいな仕上がりと見た目にするため、これは主に首の周りで行われる。首周りの帯はネックラインの形に合わせてカットする。前面から背面まで、ネックライン全体をぐるりと覆う。
2. お好みで、帯ではなくサテンのリボンを使ってもよい。ドレスの内側からきちんと見えるし、サテンの肌触りも柔らかい。このようなリボンは、すでに両面が処理されているので、ほつれを防ぐために縫う前に折り返す必要はない。
3. 必要であれば、主布を折ってください。この方法では帯を切る必要はありません。生地が薄く、端を折って縫うことに抵抗がなければ、クルタ全体にこの方法を選んでください。お望みであれば、ミックス＆マッチのアプローチも可能です。

   • ジョーゼット、サテン、コットン、シルクのような生地は折りたたむことができます。厚手のスエードやベルベットのような生地は、二つ折りにして縫うと厚くなりすぎるものもあります。
4. オーバーロッキングを選ぶ。この方法では、クルタの前身頃と後ろ身頃を一緒に持ち、折り返さずに簡単なステッチで留めます。クルタを一針で縫った後、開いた（ほつれた）端にオーバーロックステッチをかけます。

パート5

折り目とホックを正しくつける

1. 折り目にアイロンをかけます。これは縫いやすくするためと、きれいに見せるためです。ルーズエッジ（縫う部分）を折り、アイロンをかける。二つ折りにすることで、折った布がまとまり、縫うときに完璧なラインが出ます。

   • アイロンをかけなくてもよい場合は、アイロンをかけなくてもよい。
   • それぞれ5mm程度の折り目をつける。この折り目で、布の端がほつれることはありません。
2. 首元にパイピングを入れる。
3. ジッパー用のスリットを入れる。首が頭からすべり落ちるくらいの大きさなら、ファスナーやボタンをつける必要はない。ただし、装飾のために開口部が必要な場合は、前か後ろに小さなスリットを入れてもよい。
4. スリットを隠すスリットを入れたら、両サイドをパイピングで覆う。これは、ほつれを防ぎ、ほつれをカバーし、不要な折り目を隠し、プロフェッショナルに見せるためです。
5. ファスナーを縫い付ける。ファスナーを開け（必要な場合）、ドレスのスリットに合わせます。ファスナーとドレスの不一致を避けるため、縫い始めはファスナーの下から上に縫い上げるとよい。スリットの両側のファスナーを縫う。ドレスのスリットの内側にファスナーを入れながら、ファスナーが少し見える程度に縫います。

   • ジッパーをドレスに縫い付ける際に、ジッパーをさらに内側に持っていくことで、ジッパーが完全に見えないようにすることができる。また、ファスナーを閉めるとファスナー自体が隠れるタイプのファスナーを購入することもできる。
   • ジッパーの色はドレスに合わせて選びましょう。
   • ファスナーが長い場合は、ファスナーを上からカットする。ジッパーが外れないようにする部分を取り除いているので、カットした後、ジッパーを引っ張って出てこないように注意すること。ファスナーをカットした後、ファスナーが外れないように、ファスナーの先端にストッパーを作る必要がある。ファスナーの先端に2～3針、それぞれステッチを入れるか（10～15針）、ファスナーの先端に折り目をつけてしっかりとステッチを入れ、ファスナーが外れないようにする。
6. ホックをつける。ファスナーがドレスのスリットより小さい場合や、仕上げにホックやボタンをつけたい場合も、そうすることができる。糸はドレスと同じ色にして、縫った後にクルタに見えないようにします。ホックを内側、スリットの上部に持ち、しっかりと縫い付けます。

   • 針またはミシンに糸を通し、ファスナーの先端と両方の穴を縫います。
   • 右のスリットの右側にホックを留めるようにします。
7. フックに1cmの輪を作る。同じところを縦に10～15針縫う。その後、針と糸を使って、輪の周りを結びます。こうすることで、フックがループに絡まるのを防ぐことができる。

   • このループがフックのどこにかかるか、始める前に確認しておく。
8. 必要であればボタンをつける。ボタンを付ける場合は、スリットの上にボタンを縫い付けます。ボタンの穴をすべて使って縫わないと、ぐらつくことがあります。
9. ボタンホールとして小さなスリットを入れる。ボタンの大きさより小さめに（ボタンの半分強）スリットを入れる。スリットの周囲にステッチを入れる。

   • ステッチを入れるとスリットが大きくなります。スリットが大きくなり、ボタンを留めたときにボタンが留まらない場合は、スリットの両側を少し留めて縫う。小さすぎる場合は、さらにごく小さく切り込みを入れ、新しい切り込みをステッチで覆います。
10. ゴムをつける。袖のひだの内側にしっかりとゴムを縫い付けて、バルーン風に仕上げることができる。このためには、袖を下端で数インチ（4～5インチ）余分にカットする必要がある。同様に、そのようなパターンがお望みなら、首の折り返しの内側にゴムをつけることもできる。

    • ゴムは伸びるので、開いた両端をしっかりとステッチで固定する必要がある。

パート6

クルタを縫う

1. 肩を縫い合わせます。クルタの前身頃と後ろ身頃を合わせ、肩の位置を合わせて縫います。

   • 手縫いの場合は、縫い目に沿って小さめに縫います。縫い目が離れていると（5mm以上）、見栄えが悪くなります。針が刺さるのを防ぐために指ぬきを使ってもよい。
   • もう片方の肩も同じように縫う。
   • 縫い目がきれいに見えない場合は、シームリッパーやハサミを使って慎重に縫い目をはずし、もう一度縫い直す。力任せに糸を引っ張ったり抜いたりすると、生地が破れることがあるので注意すること。
2. 縫った肩を袖で押さえます。肩と袖を慎重に合わせる（一枚ずつ重ねる）。両端を2回折って縫う。環縫いなので、直線に見せるのではなく、必要に応じて布を回しながら縫う。

   • もう片方の袖も同様に、肩に沿うように持ち、縫い合わせる。
   • 外側ではなく内側を縫うようにしてください。
     • 両側を折って内側に厚い折り目がつくのを避けるもうひとつの方法は、重なり合う布地（たとえば袖）の片方だけを折って、もう片方をその折り目の間に挟む方法です。縫い合わせる2つの部分のうち、どちらか一方を折りたたみ、もう一方の折りたたんでいない面をその中に入れて縫うだけです。
   • 袖の完成。お好みで、袖の裾の部分に幅広の折り目をつけると、また違った印象になります。
   • 袖の残りの辺（3つ目の内側）を縫い合わせます。
3. クルタの両脇を折ります。両側（表と裏）を持ち、折り目の上を縫います。スリットが入るまで縫い続けます。スリットを入れたい位置でステッチを止める。

   • 縫い目が歪みそうな場合は、チョークで布に適当な形と線をつけ、その上で正確に縫う。
     • お好みであれば、二重の折り目をつけずに脇全体を縫うこともできます。両側を合わせて縫うだけだ。縫い終わったら、端を折り返してもうひと縫いする。こうすれば、ドレスの形を決める本縫いを汚す心配はない。また、後でオーバーロック縫いをすることもできる。
4. スリットを仕上げる。スリットを内側に折り込み、ひとつひとつ縫う。スリットとスリットのつなぎ目は強めに縫い、着用時に破れないようにする。

   • 角付近の余分な布を折り目の内側に丁寧に押し込んで仕上げる。
     • ほつれがひどい場合は、角の余分な部分をカットしてもよい。
5. 裾を縫う。裾のラインを広くするか、クルタの裾に1センチほどの長さの折り返しをつけるか、どちらかを選びます。
6. アナルカリの場合はサイドを仕上げます。アナルカリを選んだ場合は、脇を覆って縫うことができます。フレアの下端はヒップサイズより1/3以上生地が余るように開きます。

   • アナルカリーは、上から下まで一枚の布で作ることもできるし、二枚の布で作ることもできる。
   • ウエストより下に十分な生地があることを確認してください。ない場合は、ウエストの下をフレア状にカットしたものを別に用意してもよい。ウエストに縫い付ける。フレア部分がウエストにフィットするようにカットされていれば、ウエストのギャザーを気にする必要はないかもしれない。
   • フレアがウエストから始まっている場合は、ギャザーかプリーツ（均等に）を作り、それに沿って縫う。ギャザーが均等になるようにするには、ウエスト付近に布を置き、ひだを作り、片側が膨らまないように布の配分を見ればよい。
7. アイロンをかける。ドレス全体が縫い上がったら、アイロンをかけてギャザーや折り目を落ち着かせ、よりきれいに仕上げる。

パート7

クルタのアレンジ

1. 脇を締めるクルタの脇がゆるすぎる場合は、もう一度着用して、内側をもっときつく縫う必要がある余分な布地を測ります。必要に応じて、前の縫い目と平行に縫います。

   • 袖も同じように締めます。
2. 丈を短くする。袖やクルタドレスが予想以上に長い場合は、余分な部分を内側に折り込み、その折り目に沿ってアイロンをかけ、そこにステッチをかけます。
3. クルタを緩める。クルタがきつい場合は、縫い目を開き、折り目を小さくして縫い直します。また、前身頃の中央にスリットを入れ、上部にホックを縫い付け、中央にレースやボーダーを付けると、シャーワニのように調整することができます。
4. 首元に手を入れる。首がゆるい場合は、一定の間隔で小さなひだをいくつか作り、それを変える。

   • 首がきつい場合は、広めにカットし、端にパイピングを施す。
   • 縫い跡を隠すために、リボンやレース、スパンコールやビーズをお好みでつけてください。

パート8

クルタに飾りをつける

1. ビーズをつける。必要であれば、ステッチや布用接着剤でビーズを付けることができます。きれいに仕上げるため、糊は半滴かそれ以下にしてください。

   • 接着剤で飾りをつける場合は、布地の下に新聞紙を敷いておくと、接着剤がしみこんで布地がくっついてしまうことがありません。
   • 糊が乾くまで少なくとも半日待ってから洗濯する。完全に乾くまで1日置いたほうがよい。
2. ボーダーをつける。お好みで、袖や首元、裾にレースやサテンなどのリボンをつけるとおしゃれに仕上がります。リボンを固定し、まず上端を縫う。縫い終わったら、下端を縫う。2針縫うことで、洗濯後もリボンが折れずに固定される。リボンの端をよく折って縫う。
3. タイドアップを作る。クラシカルなタイドアップスタイルがお好きな方は、お好みのサイズのストリップを2本切ってください。ストリップを折ってステッチし、紐のようにします。紐の一端を襟元や背中など好きなところに縫い付ける。

   • タイドアップの端に小さなビーズやタッセルを付けることもできる。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Sew a Kurta 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。