ジーンズの股の穴の直し方

ジーンズの股は、ストレッチや太ももの擦れ、ひどいタイミングでの縫い目の裂け目など、あらゆる種類の磨耗や引き裂きにさらされている。大小の破れや裂けが生じやすい場所なのだ。傷んだジーンズを捨ててしまう代わりに、穴を直す方法はいくつかある。小さな裂け目なら縫い合わせることができるが、大きな穴は継ぎ接ぎが必要になる。針と糸の使い方が上手でも下手でも、ジーンズの股の穴は直せます。

方法1

小さな穴やきれいな破れを手で直す

1. ほつれた糸を傷んだ部分から切り離す。パッチを使わなくても、小さな穴や裂け目の両端を縫い合わせるだけで直すことができます。その前に、ハサミで穴の縁を切り、ほつれた糸がはみ出さないようにしてください。これらは作業中に邪魔になるだけだ。穴を大きくしないように注意してください。

   • ジーンズの生地ではなく、ほつれた糸を切るだけです。
2. .糸の一番端に結び目を作っておくと、縫い始めのときに糸が生地に固定されます。何度も針に糸を通し直さなければならないのはイライラするので、糸はしっかりと固定しておくこと。
3. ほつれを防ぐため、穴の縁を縫う。傷んだ部分の端は、糸を輪にして「結んで」閉じます。糸がジーンズ生地を引っ張ってほつれるほど端に縫い付けないように注意する。このステップはオプションですが、穴の周りのほつれを止め、修理の強度を高めるのに役立ちます。

   • AまたはBが良い方法です。
4. 服の隙間を縫いとめる。ジーンズの穴や裂け目がほぼ、あるいは完全にふさがるように、生地を押さえる。そして穴を縦に縫い閉じます。(穴の片側1.5インチあたりから縫い始める。穴の反対側を1/2インチ過ぎたあたりまで縫い続ける。

   • 穴の反対側を過ぎたら、ステッチを徐々に小さくする。
   • 糸をきつく引き、結んで、ほつれがないように整える。
   • この縫い目は、先ほど隙間の端を塞ぐのに使った縫い目よりも少なくとも1/2インチ奥から始める。
   • ミシンを使ってもできますが、ごく小さな穴なら、手で縫う方が簡単です。

方法2

小さな穴や破れをミシンで直す

1. ほつれた糸を切り取る。手で縫う方法と同様、まず最初にすることは、ほつれた糸やぶら下がった糸を切り取って、穴や裂け目をきれいにすることです。このとき、できるだけ正確に行うよう注意する。
2. ミシンのボビンに糸を通します。ミシンの針に糸を通すのは、ボビンとスプールの2つの糸を使うため、少し厄介です。まず、ボビンに糸を巻く。スプールとボビンをミシンの上部にセットしたら、スプールの左端に向かって数センチほど糸をほどき、ミシンの左側にあるナビンに巻きつけます。

   • 次に、この糸をボビンまで引っ張り、小さな穴に通し、ボビンに数回巻き付けて固定します。
   • ボビンを右側に押して固定し、ペダルを軽く踏みながら、ボビンに必要な量の糸が巻き取られるまで、スプールからボビンに糸を巻き取ります。
   • 糸を切ってスプールとボビンを切り離し、ボビンを外してミシンのスイッチを切る。
3. スプールに糸を通します。スプールから糸の端を取り出し、先ほどと同じように左に引き出します。このとき、針まで糸を通します。ミシンの上部にあるフックに糸を通し、針の右側にある溝にそって糸を下ろしてから、左側にある別の溝を通ってミシンの上部に戻し、上部にあるフックを回って左側の溝に戻ります。

   • 最後に針に通す前に、針の前と横にあるフックに針を通す。
   • この作業を簡単にするために、ミシンに矢印や方向が記されていることがほとんどです。
   • ほとんどのミシンは、同じ基本パターンで糸を通します。
4. ボビンに糸を通します。上のスプールから針に糸を通したら、次は下のボビンから糸を通す番です。ミシンを開けて、針の下にボビンホルダーがあることを確認し、小さな金属製のボビンホルダーを取り外します。糸を通したボビンをホルダーにセットし、側面のスリットから糸を数センチ引き出します。

   • ボビンから糸を縫い面に出すには、もう片方の手で糸巻きを持ちながら、ハンドホイールを使って針を静かに下げます。
   • 針を戻し、スプール糸を注意深く引っ張ると、ボビン糸が現れます。
5. ジグザグ縫いで裂け目の端をふさぐ。生地の端をジグザグステッチで縫います（ステッチの半分が生地を貫通し、もう半分が外側に出て閉じます）。穴の両側に沿って縫い、端を閉じ、ほつれを止める。ミシンによっては「」設定やペダルがあり、この目的に適している。
6. 穴を横切るように縫う。穴の両端を手で押して閉じます。穴の位置が決まったら、その位置を保ち、ミシンの針の下に置きます。そして、穴を縦に縫って綴じ、閉じます。手縫いの場合と同様、縫い始めと縫い終わりは、穴の両側1/2インチになるようにする。

   • 裂け目の端を先にシールした場合は、先に縫ったステッチが引き抜かれないように、新しいステッチを1/2インチ後ろから縫い始めるようにする。
   • 穴が特に狭い場所や不便な場所にある場合、ジーンズをミシンに通すのは難しいかもしれません。

方法3

パッチを接着する

1. 穴の周りの糸を整えます。針と糸を使うのが苦手な人や、手早く直したい人に最適です。見た目よりも実用性を重視するワークジーンズには良い選択肢かもしれません。他のテクニックと同様、まず最初にすることは、ほつれた糸を切り取って破れや穴をきれいにすることです。
2. パッチをサイズに合わせてカットします。ジーンズを裏返しにして、古いジーンズから余分なデニムを切り取る。パッチに接着剤を塗ることができるように、破れた部分の周りに十分なスペースがあることを確認してください。

   • 端切れの代わりに布製のパッチを買うこともできる。
3. パッチに布用補修糊を塗ります。ボトルに記載されている説明書に従ってください。ジーンズの外側に透けて見えるパッチの部分に糊を付けないように注意する必要があります。パッチを穴の上に押さえつけ、固定します。

   • 接着剤によってきちんと乾くまでにかかる時間は異なりますが、数時間以上はかからないはずです。

方法4

アイロンでパッチを貼る

1. パッチを貼る穴を準備します。パッチを縫い付ける代わりに、アイロンパッチを用意し、それを使うのも簡単な方法です。いつものように、まず余分な糸を切り落とし、穴がはっきりするようにしてから、ジーンズを裏返し、アイロンでパッチをつける準備をします。巻き尺で穴を測り、穴の周りに少なくとも1/2インチのクリアランスがあることを確認して、パッチをサイズに合わせてカットします。

   • 目測でも構いませんが、巻き尺を使うことで、間違って小さく切りすぎてパッチを無駄にしてしまう可能性が低くなります。
   • パッチの角を丸くカットすると、はがれにくくなります。
2. 穴の反対側にデニムの切れ端を置きます。パッチをジーンズの外側に付ける場合でも、内側に付ける場合でも、パッチの反対側にデニムの切れ端を使うことで、パッチがジーンズの反対側にくっつき、両側がくっつくのを防ぐことができます。そうすることで、パッチがジーンズの反対側にくっつき、両側がくっついてしまうのを防ぐことができます。
3. パッチにアイロンをかけます。あらかじめ熱したアイロンを使って、パッチを穴の上に置き、アイロンで押さえます。どのくらいの時間アイロンをかけるべきかは、お持ちのアイロンパッチによって異なりますので、説明書をよく読み、それに従ってください。通常、30～60秒以上はかかりません。

   • アイロンが固まったら、反対側の端切れを剥がして出来上がり。

方法5

パッチを縫い付けて大きな穴を直す

1. パッチや適切な補修材を探します。パッチを縫い付けるのは、ジーンズの股の大きな穴を直す最も包括的な方法ですが、手間がかかる方法でもあります。これには針と糸、ミシンの基本的な使い方が必要ですが、うまくできれば、接着剤やアイロンでパッチを貼るよりもきれいで確実な仕上がりになります。まず、ジーンズの穴用のパッチを探すことから始めましょう。

   • パッチを内側に貼る場合は、ジーンズの色に近い色を選ぶと自然に見えます。
   • ワッペンを目立たせたい、または楽しみたいのであれば、ワッペンをクリエイティブにすることができます。
   • パッチの素材がジーンズの素材より厚くないことを確認してください。パッチの素材がジーンズの素材よりも厚くないことを確認してください。
2. パッチを穴より少なくとも1インチ（2.5cm）大きく切り取ります。織り目のある素材（デニムのような）からパッチをカットする場合は、織り目に対して斜めにカットします。織り目の十字または十字に沿ってまっすぐカットすると、端がほつれやすくなります。
3. パッチを穴の上に置き、ジーンズを平らにし、パッチをジーンズにピンで留めます。束になったり引っ張られたりしないように注意してください。傷んだ部分の上にカラフルなパッチを貼ったり、目立つパッチを貼ったりしたいのでなければ、パッチをジーンズの内側に入れ、右側を表にしておきます。

   • もうひとつの方法は、アイロンパッチを使うことです。ピンで留めるのではなく、アイロンで貼り付けてから縫い付けることで、より丈夫になります。
4. ミシンでパッチを縫い付けます。ピンを抜きながら、穴の周囲を縫います。あまり端のほうを縫いすぎると、破れた生地がほつれて縫い目が落ちてしまうので注意。ミシンのジグザグ縫いを使う。直線縫いでもよいが、ジグザグ縫いになるように往復運動させる。
5. または、手縫いの場合はオーバーキャストステッチを使います。パッチの端近くから針を突き刺す。針と糸をパッチの端のすぐ外側からデニムに通し、針が出た位置からやや前方へ突っ込み、一本の斜めのステッチを作ります。もう一度、パッチの裏側（端に近く、やや前方）から針を突き刺し、生地の裏側にもう一針斜めにステッチを入れます。

   • パッチの全周を斜めに縫うまで繰り返します。縫い終わったら、もう一度同じ工程を繰り返しますが、今度は反対方向に動かして、最初に縫ったステッチと交差するように縫います。こうすると、Xの文字列のようになる。
   • ジーンズの両側を縫い合わせたり、ポケットの内側からジーンズの脚や股の部分を縫い合わせたりしないように注意してください。
6. 必要であれば、穴の周囲を縫い直してください。これでパッチがしっかりと固定されたので、裂け目の端に近づけて縫うことで、よりきれいに仕上げることができます。縫い直すことでパッチの強度が増しますが、縫い目を何重にも重ねることで、ジーンズが硬くなり、履き心地が悪くなることがありますのでご注意ください。
7. 緩んだ縁を切り取ります。パッチを縫い付けたら、ピンキングばさみかハサミでパッチから余分な部分を切り取ります。アイロンで縫い目を押さえ、縫い目をなめらかにすれば、パッチは完成です。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Fix the Crotch Hole in Your Jeans 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。