バイクの錆の落とし方

錆びた自転車は、楽しいライドをボコボコにしてしまったり、自転車全体の輝きを台無しにしてしまいます。錆び落としのプロに頼む必要はありません。ほとんどの場合、自転車の錆びは自分で落とせます。自転車の錆の度合いにもよるが、重曹や酢のような家庭用品、あるいは洗浄剤を使って作業を行うことができる。自転車のサビがなくなれば、再びスムーズな走行ができるようになる。

方法1

重曹

1. ボウルに重曹と水を入れて混ぜる。ボウルに重曹と水を半々で入れ、とろりとしたペースト状になるまで混ぜる。錆を完全に覆うのに十分な量のペーストが必要なので、さらに作る必要がある場合に備えて、ボウルと重曹と水を近くに置いておく。

   • 重曹は一般的に軽度の錆び落としには最適です。ひどい錆びは、他の方法の方がよいかもしれない。
   • ペーストにレモン汁をひと吹き加えると、より強力に錆を落とすことができる。
2. ペーストを錆に直接つけて15分ほど置く。ブラシやスポンジにペーストをつけ、錆びたバイクに塗る。ペーストをすぐにこすったり落としたりしないでください。ペーストが固まり、錆を分解するのに時間が必要です。ペーストを10～15分ほど放置する。

   • 重曹ペーストは、自転車から垂れることなく、錆のパッチを均等にコーティングするのに十分な厚みが必要です。
3. スクラブパッドで重曹をこすります。プラスチックたわしやスチールウールを使って、重曹溶液をこする。擦っているうちに、錆が分解され、バイクから剥がれていくのがわかるはずです。この現象に気づかない場合は、重曹ペーストをバイクに追加し、さらに力を入れてこすってください。

   • スクラブパッドがない場合は、歯ブラシでも代用できる。
4. 10分ほど待ってから重曹を拭き取る。こすり終わったら、頑固なサビを落とすために10～15分ほど重曹をつけたままにします。その後、乾いたマイクロファイバークロスでペーストを拭き取る。さらに錆びないように、自転車が完全に乾いていることを確認する。

   • 錆が再発しないよう、涼しく乾燥した場所に保管する。
   • まだ錆が残っている場合は、もう一度同じ作業を繰り返すか、別の方法を試してください。
   専門家のアドバイス

   ハックルベリー・バイシクルズ オーナー

   ジョナス・ジャッケルは、カリフォルニア州サンフランシスコを拠点とする自転車小売店、ハックルベリー・バイシクルズのオーナーである。ジョナスは自転車小売店の経営に20年以上の経験があり、2011年からハックルベリー・バイシクルズを経営している。ハックルベリー・バイシクルズは、ロードバイク、クロスバイク、グラベルバイク、ツーリングバイク、折りたたみ自転車、e-bikeのサービス、修理、カスタムビルドを専門としている。ジョナスは以前、カリフォルニア州オークランドを拠点とする自転車擁護非営利団体Bike East Bayの理事も務めていた。

   
   ハックルベリー・バイシクルズ オーナー

   エキスパート・トリック：自転車が外に出ていたためにチェーンが錆びていたら、点検してリンクが締まっているか、動いていないかを見てください。リンクが硬くなっていなければ、通常はチェーンにオイルを塗って表面の錆を拭き取るだけで大丈夫です。しかし、リンクが硬いとドライブトレインを通るときにチェーンが飛ぶので、その時点で新しいチェーンを買う価値があるだろう。

方法2

酢

1. スプレーボトルに白酢を入れる。白酢は他の酢よりも酸性が強いため、錆び落としに最適です。酢を直接自転車の錆に垂らしてもいいが、スプレーボトルが液体を均一に塗るのに理想的だ。

   • 重曹を小さじ1杯加えると、より腐食性の強い溶液になる。
2. 自転車のサビに酢をスプレーするか、塗る。スプレーボトルに酢を入れた場合は、サビ全体にまんべんなくスプレーする。直接塗る場合は、スポンジやボール状のアルミホイルで酢を塗る。ティンホイルは、酢を塗っている間、たわしとしても使えるので、特に効果的です。

   • 必要に応じて、取り外し可能な自転車のパーツを酢の溶液に浸してもよい。
3. 10～15分後に酢を洗い流しましょう。酢は錆を落とした後も自転車の金属を腐食させる可能性がある。これを防ぐには、錆が溶けた後にホースで自転車を洗ってください。

   • 酢で錆が落ちない場合は、化学クリーナーを使う必要があるかもしれない。
4. 再び保管する前に、自転車を乾かしてください。湿気が残っていると、サビが再発する可能性があります。変性アルコールに浸した布で自転車をこすり、余分な水分を取り除きます。錆びを防ぐため、涼しく乾燥した場所に保管する。

方法3

化学錆び落とし剤

1. 他の方法で効果がない場合は、化学錆び落とし剤を使用する。家庭用のものでは錆を落とすのに十分な強度がない場合もあります。まずは重曹と酢を試してみるが、どちらも効果がない場合は、近所の金物店や自転車店で錆び取り剤を購入する。

   • 重曹、酢、クエン酸、その他のクリーナーに化学薬品を混ぜないでください。混ぜると命に関わるものもあります。
2. 錆び落とし剤を扱う前には、保護手袋と保護メガネを着用すること。ケミカル・リムーバーは他の方法よりも強力で、目や皮膚を傷つけることがあります。使用前に説明ラベルをよく読み、安全に使用していることを確認してください。クリーナーが目や皮膚に触れた場合は、十分に洗い流し、詳しい指示を仰いでください。

   • 狭い場所での化学洗剤の使用は避けてください。窓やドアを開けて換気し、めまいやふらつきを感じたら直ちに部屋から出る。
3. 化学洗浄剤は、指示された通りに磨いてください。クリーナーをどのくらいの時間放置するかは、薬剤によって異なります。推奨される時間は、30分から一晩までです。最良の結果を得るためには、説明書をよく読み、それに従ってください。

   • 素早く錆を落とすクリーナーが必要な場合は、お店でラベルの説明を読み、硬化時間の短いものを選びましょう。
4. 推奨時間が過ぎたら、クリーナーを取り除いてください。化学クリーナーは腐食性があるので、錆を落とし終わったら安い布で完全に拭き取ります。残ったクリーナーは、後でもっとサビを落とす必要がある場合に備えて、他の化学薬品を保管している場所に保管しておく。

   • 使用後の布は、他の布を汚さないように捨ててください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Remove Rust from a Bike 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。