金属から錆を除去する方法

金属が錆びてしまった場合、それを捨てて代替品を買うという選択肢は必ずしもない。アルミホイルや白酢のような弱酸性、あるいはサビを落とす特殊な薬品など、家庭用の材料を使ってサビを落とすことができる。どのサビ落とし方法でも、サビを落とすには多少の根気とひじ油が必要です。しかし、時間と労力をかければ、多くの金属表面の錆を落とすことができる。

方法1

家庭用洗剤

1. 白酢を使う。 酢が錆と反応して金属から錆を溶かす。使い方は、金属を白酢に数時間浸し、古い歯ブラシで錆びたペーストをこすり落とす。

   • ホワイトビネガーに直接浸すには大きすぎる場合は、上から何層かかけて固まるまで時間を置く。酢に浸した雑巾で拭いてもよい。
   • アルミホイルを酢に浸し、ブラシ代わりにして錆をこすり落としてみてください。スチールウールよりも研磨力は弱いですが、それでも錆びを落とすトリックはできます。
   • 普通の酢を使い、錆びた金属を24時間まで浸してからすすぐこともできる。この方法なら、それほどゴシゴシこする必要はないはずだ。
2. 石灰と塩を試してみる。錆びている部分に塩を振りかけ、錆びを完全に落としてから、上から塩を振りかけます。果汁を取れるだけ使い、2～3時間置いてからこすり落とす。

   • ライムの皮を使ってこすり落とす。ライムは、金属を傷つけることなく錆を落とすのに十分な強度がある。
   • ライムの代わりにレモンを使うこともできる。
3. 重曹でペーストを作る。重曹と水を混ぜて、金属に塗り広げられるくらいの濃さになったら、固まるまで時間を置き、柔らかい毛のブラシでこすり落とす。

   • 歯ブラシを使って重曹をこすり落とし、水で洗い流す。
   • 重曹はお好みの濃さに薄めてもかまいません。
4. ジャガイモを使ってみる。ジャガイモを半分に切り、切り口に食器用洗剤をつけます。こうすることで錆と化学反応を起こし、錆を落としやすくする。ジャガイモを金属の上に置き、数時間放置する。

   • 再度塗る場合は、ジャガイモの使用済みの端を切り落とし、さらに石鹸を加えて金属に染み込ませ、時間を置くだけです。
   • 食器用洗剤がない場合は、重曹と水で代用できます。
5. シュウ酸を使う。ゴム手袋、ゴーグル、防護服を着用すること。タバコを吸ったり、酸の煙を直接吸い込んだりしないこと。

   • 錆びついたものを洗浄液で洗い、注意深く乾燥させる。
   • 約25ml（小さじ1杯は5ml）のシュウ酸と250mlのぬるま湯を混ぜる。
   • 20分程度浸すか、布や真鍮ブラシで汚れを落とす。
   • 錆び落としが終わったらよく洗い、乾燥させる。

方法2

市販の方法

1. 化学薬品を使用する。錆を溶かすための様々な種類の薬品が販売されています。一般的にリン酸やシュウ酸から作られており、素肌に有害な場合があります。錆を溶かす薬品を使用する際は、必ず注意事項を守ってください。

   • 製品によって使用方法が異なる場合があるので、錆び落とし製品の説明書に従ってください。
   • これらの化学薬品は、長い時間固める必要があり、その後こする必要があることが多いので、少し余分な作業を覚悟してください。
   • これらの製品は高価な場合があり、小規模なプロジェクトにしか使えません。
   • デリケートな電化製品や表面には、攻撃的な薬品を使用しないでください。
2. 錆を変える。錆び止めを購入しましょう。スプレー塗料に似ており、上から塗料を塗るための下塗りとしても機能する。

   • これは錆の拡大を止めるが、金属から錆を完全に取り除くほどの効果はないかもしれない。
   • これは、金属の上に塗ることを計画している場合のみのオプションである。また、基本的に錆に覆いをかぶせるだけなので、塗装の下にざらざらした質感が残ることになる。
3. 研磨工具を使って錆を削り取る。この方法は、より多くのひじ油を必要としますが、単にそれを削ることによって効果的に錆を除去することができます。ドライバーのようなガレージにある道具を使うか、近くの金物店で道具を借りましょう。

   • 使い方は簡単で、すでに家にあるものでもよい。
   • 大きな部品の錆を落とすには、電動サンダーを使います。金属の粗さを最小にするため、常に最も粗い目から始め、徐々に細かい目に移行する。
   • 金属を削る道具は何でも良いが、削った跡を消すために、削った後に目の細かいサンドペーパーを使うこと。
4. 使用方法.お気に入りのスーパーマーケットの製パン・調理用品のコーナーで、小さな箱入りの粉末状のクエン酸を買う。

   • プラスチック容器にクエン酸を入れ、掃除するものが隠れるくらいのお湯を注ぐ。泡が反応するのを見るのも楽しい！
   • 一晩おいて、すすいで乾かす。

方法3

衣類

1. 衣服についたサビ汚れを落とす。 もしサビに触れてしまったら、レモン汁と水を使って衣服についたサビ汚れを落とすことができる。

   • レモン汁を患部に塗りますが、乾かさないでください。水で汁とサビを洗い流す。
   • 錆びを落とすために、レモン汁を使った後は衣類を洗濯する。
   • 錆び汚れがひどい重い生地には、レモン汁に加えて塩を塗ることもできる。

方法4

レンガやコンクリート

1. レンガやコンクリートの錆び汚れを落とす。石灰を含まないグリセリン7部、クエン酸ナトリウム（ドラッグストアで入手可能）1部、ぬるま湯6部、粉末の炭酸カルシウム（チョーク）を十分に混ぜたペーストを作り、濃いペースト状にする。

   • ペーストを錆びた部分に塗り広げ、固まるまで放置する。固まったら、金属製の道具を使って削り取る。
   • 汚れが落ちきっていない場合は、同じ方法でもう一度ペーストを塗る。
   • できる限り重ね塗りして汚れを落とす。

方法5

磁器や陶器のサビ汚れ

1. 磁器や陶器のサビ汚れを落とします。ホウ砂とレモン汁のペーストを使い、その部分に塗り広げます。軽石でこすり落とし、必要に応じて塗り直します。

   • 陶器の調理器具にはこの方法を使わないでください。擦り傷で素材を傷つけてしまいます。
   • その後、新たな錆が発生しないように、陶器や磁器を乾かしてください。

方法6

ステンレス

1. .目の細かい紙やすりを使い、円を描くようにこすります。その後、玉ねぎのスライスでこすり、お湯で洗い流す。

方法7

工具

1. ディーゼルで工具のサビ汚れを落とす。1リットルの軽油（写真の燃料添加剤ではなく、実際の軽油）を用意する。それを缶に入れ、錆びた工具（動かないペンチやネジ止めしたものなど）をその中に1日入れておく。

   • 浸した工具を缶から取り出す。
   • 必要であれば、真鍮ブラシ（ダラーショップで売っている、歯ブラシくらいの大きさのもの）を使って磨く。
   • 使用する前に古い布巾で汚れを落とす。
   • ディーゼル缶の蓋を戻し、錆びた工具にまた使う。

方法8

さびを防ぐ

1. 金属を乾燥させておく。錆は、鉄が酸化して金属が剥がれ落ちる化学的プロセスです。これは、水分が金属にしみ込んだり、時間の経過とともに金属と頻繁に接触することによって起こります。

   • 湿気がたまらないように、金属は涼しく乾燥した場所に保管するようにしよう。
   • 金属が水に触れた後は、必ず十分に乾燥させること。
2. プライマーを塗る。金属を塗装する場合は、プライマーを使って塗料を密着させ、金属を湿気から遠ざけましょう。

   • 金属の表面が滑らかであれば、スプレー式のプライマーを使用することができます。
   • 金属の表面が粗い場合は、「フィラー」プライマーで下塗りする必要がある。
3. 塗料をしっかりと塗る。良い下塗り材に加え、ペンキは金属を湿気から守ります。最良の結果を得るためには、高品質の塗料を使用するようにしてください。

   • ペンキは金属によく効きますが、刷毛で塗るとよりよく定着します。
   • 酸化を抑えるために、透明なトップコートで塗料を密閉します。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Remove Rust from Metal 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。