時計のステムは時間の経過とともに摩耗し、最終的には交換が必要になります。日常的なクリーニングを行う場合でも、新しい時計のリューズに合わせて交換する場合でも、ステムの取り外しはとても簡単です。裏蓋の種類に合った工具を使って時計を開き、ステムにアクセスします。お使いの時計のロック機構に応じて、ボルトネジまたはスプリングロックを利用してステムを取り外してください。時計を閉める際は、ステムをスライドさせて元の位置に戻し、再度時刻を合わせます。
知っておくべきこと
- 裏蓋のネジを外し、ケースオープナーで裏蓋をこじ開けます。
- ステムがボルトで固定されている場合は、ボルトを緩め、ステムをスライドさせます。
- プッシュイン式ステムの場合は、ピンセットでスプリングを押し下げ、ステムを引き抜きます。
方法1
裏蓋を外す
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裏蓋がある場合は、裏蓋を取り外します。時計の裏蓋の中には、ノッチや溝の代わりに4つの小さなネジが付いているものがあります。このタイプは、小型の時計用ドライバーまたは宝石用ドライバーがあれば簡単に取り外せます。ネジが飛び出すまで反時計回りに回し、緩んだウォッチバックをスライドさせてステムにアクセスします。
- ネジとウオッチバックを保管するために、小さな収納容器を近くに置いてください。
- ドライバーやその他の裏蓋取り外し工具は、オンラインで購入することができます。また、金物店や雑貨店でも取り扱っている場合があります。
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ノッチが側面にある場合は、ケースオープナーで裏蓋をこじります。時計の裏蓋が滑らかで、側面に溝がある場合は、スナップ・オフ・ケースです。ベンチナイフやケース・オープナーなど、鋭く尖ったものを使用してください。 ナイフの端を切り込みにスライドさせ、裏蓋を引き上げて時計から離します。
- 時計の裏蓋が頑固な場合は、ゴム槌で刃の後端を叩いて、時計の部品を強制的に分離させてみてください。
- このタイプの裏蓋を交換するには、切り欠きの半分を時計の側面に並べます。カバーを押し下げ、所定の位置にはめ込みます。
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時計の裏蓋に複数の溝がある場合は、ゴム球を使って取り外してください。このタイプの裏蓋はスクリューダウンと呼ばれ、外周に6つの四角い溝があります。これを外す最も簡単な方法は、ボールウォッチオープナーを使うことです。ラバーボールを時計の裏蓋に当て、反時計回りにひねるとカバーが外れます。
- また、ジャクサ・レンチやケース・レンチを使う方法もあります。これらの工具には、時計の裏蓋の溝をつかむ複数の突起が付いています。ボールでは外せない頑固な裏蓋にお使いください。
- 時計のモデルによっては、6本の溝の代わりにコインの縁のようなリング状の隆起があるものもあります。通常通りボールやレンチを使ってください。このタイプのカバーは少し頑固な傾向があるので、根気よくやりましょう。
- 溝が合ってカバーが所定の位置にロックされるまで、カバーを時計回りにねじって交換します。
方法2
ボルト付きステムのネジを外す
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ステムを固定している小さなボルトネジを見つけてください。ボルトネジは、ケースを固定しているネジよりも少し小さいので、通常は簡単に見つけることができます。ステムの近く、時計の端に近いところを探します。ボルトのネジは、他の目に見えるネジの約半分の大きさです。
- どのネジかわからない場合は、ステムを引っ張ってみてください。スチームを動かすと、ボルトネジも少し動きます。確信が持てるまで、何度かステムを押したり引いたりしてみてください。
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ネジを反時計回りに回してステムを緩めます。ミニマイナスドライバーの先をネジの溝にスライドさせます。ネジを1.3/4回転させるだけで、ステムが外れます。時計の他の部分が緩んでしまわないよう、少しずつ作業してください。
- ネジは回し続ければ外せますが、戻すのは大変です。ケース前部と時計の針を外さないとうまくはまりません。
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時計の軸をケースからスライドさせます。ステムを時計から引き離すと外れます。ネジが十分に緩んでいれば、ステムは問題なくスライドして外れます。すぐに外せない場合は、ステムを外せるようになるまでネジを回し続けてください。
- ネジを少しずつねじりながら、外そうとして試してみてください。ネジを緩め過ぎないようにするために、この方法が役に立ちます。
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ステムを元に戻し、ネジを締めて時計を閉じます。時計を閉める準備ができたら、ステムを穴に戻し、ネジを時計回りに少しずつ回し始めます。抵抗を感じたら、ステムを時計回りに回し、スロットに固定します。ネジが回らなくなるまで締め続けてください。
- ステムを正しく取り付ける前にネジを締めると、ステムが潰れて時計を破損する恐れがあります。ステムの位置を調整し、スロットに入れてください。ネジが回らないからといって、すぐにあきらめないでください。
方法3
プッシュインステムの取り外し
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時計にボルトネジがない場合は、ステムの近くにあるくぼみを見つけてください。小さなボルトがない場合は、バネでステムを固定しています。ディンプルは小さな円形のくぼみのように見え、通常はステムのすぐ横にあります。時計の縁に近い場所にあることが多いですが、時計の部品を留めているネジの間にあることもあります。
- プッシュするためのくぼみがあるかどうか、カバーを再度確認してください。すべてではありませんが、ほとんどのプッシュイン式時計には、ステムを傷つけずに取り外すための何らかのマークがあります。
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くぼみが見つからない場合は、ステムを引っ張ってボルトスプリングの位置を確認します。時計によっては、ステムの外し方を示すくぼみがないものもあります。その場合は、ステムを固定している金属製のタブを確認します。ステムをできるだけ引き抜き、ボルトを露出させます。ボルトのロックが外れると、カチッと音がすることがあります。
- ステムを外すために押さなければならないくぼみがボルトのスプリングにあることがありますので、時計の裏側にない場合は、そちらをご覧ください。
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ピンセットでスプリングを押し下げます。片方の手で時計を静止させ、もう片方の手でピンセットを当てます。あなたの時計にくぼみがある場合は、くぼみを押し下げます。くぼみがない場合は、ステムを引っ張ったときに露出した金属製のバネタブに直接押し当てます。
- バネは優しく扱ってください。強く押しすぎると、バネが外れてしまうことがあります。その場合、文字盤と針を分解して修理する必要があります。
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ステムをスライドさせて時計から取り外します。バネが元の位置にロックされないように、ずっとバネを押さえ、もう片方の手でステムを時計から引き抜きます。ステムを取り出したら、洗浄したり、寸法を測って交換品を入手することができます。
- モデルによっては、押し下げるとすぐにスプリングがロックされるものもあります。通常、時計にくぼみがある場合、ステムを外すにはそのくぼみに圧力をかけ続ける必要があります。
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時計を閉じる準備ができたら、ステムをスロットに戻します。ステムを時計側面の溝に戻します。その際、スプリングが邪魔にならないよう、スプリングを押し下げるようにしてください。カチッと音がしてステムがロックされたら、裏蓋を装着して時刻を合わせます。
- ステムを動かしてロックする際は、ステムが曲がらないように注意してください。決して無理に押し込まないでください。また、スプリングロックは、ステムがスロットにしっくりとはまらない限り、はめ込まないでください。
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