ジュエリーの鋳造方法

ジュエリー鋳造は、液体金属合金を鋳型に流し込んでジュエリーを作るプロセスです。ロストワックス鋳造と呼ばれるのは、鋳型の真ん中に空洞を残すために溶かされるワックス模型を使って鋳型を作るからです。この技法は何千年も前から使われており、現在でもオリジナルのジュエリーを精密に再現するために、熟練した職人や家庭でジュエリーを作る職人によって広く使われています。鋳造技術を使って自分だけのジュエリーを作りたい方は、以下の手順に従ってください。

方法1

型を作る

1. 硬いモデリングワックスを希望の形に削ります。複雑な鋳型を作るのは難しいので、まずはシンプルな鋳型を作りましょう。モデリングワックスを手に入れ、精密ナイフ、ドレメル、その他必要な道具を使ってジュエリーの型を作ります。どのような形を作っても、それが完成品の形になります。

   • あなたのジュエリーの正確なレプリカを作るのです。
   • 気に入ったジュエリーを模型として使うことで、より良い作品をデザインすることができます。
2. スプルー "と呼ばれるワックスワイヤーを3-4本つける。さらにワックスを使い、長いワイヤーを何本か作り、それらがすべて作品から離れるようにモデルにつける。このワックスを石膏で覆い、溶かして中空にするのだ。スプルーを作らないと、溶けたワックスが外に出て空洞を作ることができません。

   • リングのような小さいものなら、スプルーは1本で済みます。ベルトのバックルのような大きなパーツは、10個くらい必要かもしれません。
   • すべてのスプルーは同じ場所で合わさるようにする。それらはスプルーベースに取り付ける必要がある。
3. 溶かしたゴムをスプルーベースに貼り付ける。スプルーをすべて合わせ、すべてのスプルーが合わさるところでスプルーベースにモールドを取り付ける。こうすることで、ワックスがベースの底を通って溶けて型から抜ける。
4. フラスコをスプルーベースの上に置き、フラスコの壁とモデルの間に4分の1インチがあることを確認する。フラスコは大きな円筒で、スプルーベースの上をスライドする。

方法2

鋳型を作る

1. 溶かしたワックスをさらに使って、ワックス・モデル・スタンドをキャスティング・フラスコの底に固定する。模型はフラスコの中で支える。これでジュエリー鋳造の準備が整いました。

   • 注：ビデオでは、余分なシルバーのパーツは、ベルトバックルと一緒に使う他のジュエリーです。余分なスプルーや必要な追加パーツではありません。
2. 石膏ベースのインベストメントモールド材料の乾燥成分を、メーカーの指示に従って水と混ぜます。購入するインベストメントモールドの説明書に従ってください。

   • この粉を扱う際には、可能な限りマスクか呼吸装置を着用すること。
   • ホットケーキの生地のような固さになったら、次に進む。
3. インベストメントモールドを真空チャンバーに入れ、気泡を取り除く。真空シーラーがない場合は、そのまま10～20分放置してもよい。気泡があると穴が開き、金属がしみこんでポツポツとしたジュエリーになることがあります。
4. インベストメントモールドをフラスコに入れ、ワックスモデルを囲みます。完全に石膏で型を包みます。次に進む前に、混合物を再度バキュームし、最後の小さな気泡を取り除きます。

   • フラスコの上部にタップを巻き、テープの半分がリップの上にくるようにし、石膏が泡立たないようにする。
5. 型が固まるのを待つ。石膏ミックスの正確な指示と乾燥時間に従ってから次に進む。固まったら、テープをはがし、型から余分な石膏を取り除く。
6. フラスコ全体を華氏1300度（600度）に設定した窯に入れる。石膏の種類によって温度は異なる。しかし、1100度以下にしてはいけません。こうすることで、鋳型が固まり、ワックスが溶け出し、鋳造されたジュエリーの鋳型の中心に空洞ができます。

   • これは12時間かかるかもしれません。
   • 電子窯をお持ちの場合は、1300℃までゆっくりと温度が上がるように設定してみてください。これはひび割れを防ぐのに役立ちます。
7. 熱いうちにフラスコを窯から取り出し、鋳型の底に障害物がないか確認します。熱いワックスが型から漏れやすいか、邪魔するものがないか確認する。邪魔するものがなければ、フラスコを軽く振ってワックスが全部出てきたことを確認する。フラスコの底か窯の底にワックスが溜まっているはずです。

   • 必ず安全手袋とゴーグルを着用してください。

方法3

ジュエリーを鋳造する

1. 鋳造用るつぼにお好みの金属を入れ、鋳造機で溶かします。溶かす温度と時間は、使用する金属の種類によって決まります。ブロートーチと小さなルツボを使って銀を溶かすこともできます。
2. ジュエラー用の遠心分離機（Centrifugal Casting Machine）を使って、金属を型に流し込みます。プロのジュエリーには、遠心分離機が必要です。これは金属を素早く均等に分散させますが、鋳造のための唯一の選択肢ではありません。より古典的で簡単な解決策は、鋳型の底面に残されたトンネルに金属を慎重に流し込むだけです。

   • 金属専用の大きな注射器を使って、金属を鋳型に送り込むこともできる。
3. 金属を5～10分冷ましてから、ゆっくりと冷水につける。冷やすのに必要な時間は、もちろん、溶かして使う金属による。早すぎると金属にひびが入る可能性があり、遅すぎると固まった金属から石膏を取り除くのが難しくなる。

   • 次に進む前に、金属の冷却時間を調べておこう。とはいえ、困ったときは10分待ってから冷水につけてもいい。
   • 冷水につけて振っているうちに、石膏が溶け出してくるはずだ。
4. ハンマーで型を軽くたたいて余分な石膏を取り除き、ジュエリーを取り出す。フラスコをスプルー・ベースから切り離し、指や歯ブラシを使ってジュエリーに付着している最後の部分をはがす。

方法4

ジュエリーを仕上げる

1. カットオフホイール付きのアングルグラインダーで、スプルーから金属の線を切り取る。金属を流し込む穴をあけるために必要な金属の薄い部分を切り取ります。手持ちのグラインダーでも十分な強度があるはずだ。
2. 最後の石膏をきれいに取り除くために、酸浴または洗浄を検討する。焼成の過程で、金属が薄汚れて見えることがよくあります。特定の金属に特化した洗浄方法を調べると、より美しい輝きが得られ、後のお手入れも楽になります。
3. 金属バフを使って、ジュエリーの凹凸を取り除きます。ヤスリ、エナメルクロス、ポリッシュなどを使って、お好みのスタイルに仕上げましょう。石をセッティングする予定がある場合は、磨き終わった後にセッティングしましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Cast Jewelry " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。