タイガーズ・アイ原石の見分け方

タイガーズアイは、光のもとでの光学効果で有名な金茶色の石です。光が石を照らすと、帯状の色彩が猫の目のように動いて見えることがあります。シャトヤンシーとして知られるこの効果は、石英の長い繊維（柱）がクロシドライトの繊維と混ざり合ってできているために起こります。 この石を見分けるには、色や光沢などの物理的性質を調べます。次に、石をライトの下に置いて、シャトヤンシーをチェックする。

その1

物理的特性を見る

1. 金茶色の縞模様に注目。この石の主な色は、ゴールド、イエロー、ブラウンです。これらの色は石全体に縞模様として見られます。縞模様は、岩石の線状の帯が色を形成しているだけです。ブラウンのなかにはかなり濃いものもあり、ほとんど黒に近い。

   • 赤褐色の帯もありますが、これはオックスアイと呼ばれることもあります。
   • タイガーズ・アイの中には、青い縞模様がいくつか見られるものもある。ホークスアイはこの岩の純粋な青色である。
2. ガラスのような光沢があるかどうか、石を調べてみてください。タイガーズアイは石英から形成され、石英にはこのような輝きがあります。ですから、タイガーズ・アイを光にかざすと、ガラスのように見えるはずです。

   • また、ライトの下にかざすと、光沢の中にシルバーがかった色合いが見えるかもしれません。
3. ガラスに傷がつくかどうか確認してください。タイガーアイは石英からできているので、モース硬度は7です。 つまり、モース硬度では柔らかいガラスにも傷がつくはずです。石の端をガラスの破片にこすりつけてみてください。ガラスに傷がつくようなら、モース硬度はガラスよりも高いということになる。

   • モース硬度計が測定するのは、その素材が引っかき傷にどれだけ耐えるかということだけである。硬い」素材は「柔らかい」素材に傷をつける。

パート2

シャトヤンシーのチェック

1. 石をライトの下に置きます。シャトヤンシーと呼ばれる光学効果をチェックするには、ライトが必要です。この言葉はフランス語で「猫の目」を意味し、光の下で色が変わることからタイガーアイを表現するのに使われます。

   • 磨かれた岩石であれば、その効果をよりよく見ることができるだろう。
   • 明るいランプや懐中電灯で石を照らしてみてください。
2. 石を前後に動かす。人差し指と親指で石を挟む。光の中で石を前後に傾ける。石の中で何が起こっているかを観察できるように、ゆっくりと行う。

   • あまり速く動かすと、キャッツアイ効果が見えにくくなるので注意。
3. 変化する色の帯を探す。石を上下に動かしながら、石の「動き」を探す。岩は実際には動いていないが、光の加減で色の帯の大きさや形が変化しているように見える。

   • この動きは、光が当たったときの猫の目の見え方に似ていることから、キャッツアイ効果として知られている。
   専門家のアドバイス

   宝石鑑定士＆認定鑑定士

   エドワード・ルワンドは、宝石業界で36年以上の経験を持つ鑑定士です。1979年にニューヨークのG.I.A.で大学院宝石学のレジデンシーを修了し、現在はファイン・ジュエリー、アンティーク・ジュエリー、エステート・ジュエリー、コンサルテーション、鑑定業務を専門としています。米国鑑定士協会（AAA）認定鑑定士、米国宝石・ジュエリー鑑定士協会（ASA）認定上級鑑定士。

   
   卒業生宝石鑑定士＆認定鑑定士

   ご存知でしたか？タイガーズアイは、男性用にも女性用にも最適な、美しく万能な石です。ドロップイヤリング、ビーズ、リング、そしてイヤーゲージにもよく使われます。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開された " How to Identify Original Tiger's Eye Stone " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。