きつすぎる指輪は指の血行を妨げ、指を腫れ上がらせ、指輪を外すことが難しくなったり、不可能になったりします。これは恐ろしく、痛みを伴い、指や手に大きなダメージを与える可能性があります。チタンやタングステンのような丈夫な金属でできた指輪でも、経験豊富な専門家であれば、切断したり、割ったりして外すことができます。指輪の種類によって、最適な切断方法は異なります。ピンチの時には、家庭用の工具を使って自宅で指輪を切断することができます。しかし、プロの手を借りたり、自分で切断しようとしたりする前に、切断せずに自力で指輪を外す別の方法を試してみてください。
方法1
プロに指輪を切ってもらう
-
どうしても指輪が外れない場合は、宝石店に行きましょう。自宅での方法を試してもどうしても指輪が外れない場合は、宝石店に行きましょう。ほとんどのプロの宝石商は、頑固な指輪の取り外しに慣れています。指輪の素材によっては、一度外した指輪を修理・調整できる場合もあります。
- 多くの宝石店は、動かない指輪を無料または低料金で取り外してくれます。指輪の取り外しにかかる費用は、指輪を切り取るのがどの程度難しいかによって異なります。
-
腫れや痛みがひどい場合は、救急外来を受診してください。指輪が指の血流を遮断して深刻な腫れを引き起こしている場合、手に永久的な損傷を与える可能性があります。これは、手に何らかの外傷や怪我を負った場合に起こりやすくなります。このような場合は、できるだけ早く医療専門家に指輪を外してもらうことが重要です。専門家のアドバイスケノン・ヤングはマスター宝石鑑定士であり、バーモント州バーリントンにあるバーモント宝石研究所のオーナーです。この業界で20年以上の経験を持つケノンと彼のチームは、手作りの婚約指輪、結婚指輪、カスタム・ジュエリーを専門としている。リベール・アカデミー・オブ・ジュエリー・アーツ、ジェモロジカル・インスティテュート・オブ・アメリカ、ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン・エクステンションを卒業。ジュエラーズ・オブ・アメリカ（JA）認定ベンチ・ジュエラー・テクニシャンであり、2016年には宝石鑑定業界で最高の資格であるASAマスター・ジェモロジスト・アプレイザーを取得した。
マスター宝石鑑定士
マスター宝石鑑定士当社の専門家も同意見です：指輪を切り落とす方法はいろいろありますが、差し迫った危険がある場合は救急病院に行きましょう。
-
宝石店か救急処置室のスタッフに、指輪の材質を伝えてください。切断が難しい指輪もあります。指輪のバンド幅、厚み、組成によって、最適な工具が異なります。指輪の素材を知っていれば、切断する専門家に伝える手間を省くことができます。
-
ゴールド、シルバー、プラチナのリングは、スチールカッターで切断してもらいましょう。これらの伝統的な指輪の金属はかなり柔らかく、簡単に切断できます。通常、シルバー、ゴールド、プラチナの指輪は、切断しても修理が可能です。これらの指輪を外すのに最適な道具は、高速スチール・リング・カッターです。
- 宝石商のリングカッターは、缶切りのような小型の丸鋸工具です。リングと指の間にフィンガーガードがあり、のこぎりの刃から肌を保護します。
- リングカッターには、手動式（手回し式）と電動式があります。
- 指輪を保存して修理するつもりなら、1カ所だけカットしてもらうよう依頼しましょう。カットが終わったら、頑丈なクリップで指輪を広げるため、2人必要になる場合があります。
-
チタンリングはダイヤモンドカッターでカットしてもらいましょう。チタンはシルバー、ゴールド、プラチナよりもはるかに丈夫です。それをカットするには、より硬い刃が必要です。ダイヤモンド刃のリングカッターは、ほとんどのチタンリングを外すのに最適です。
- 電動ダイヤモンドブレードカッターでチタンリングを切断するには、2～3分かかる場合があります。
- 手動のリングカッターでは、特にリングが厚い場合、チタンリングを切断できないことがあります。
- 刃の過熱を防ぐため、切断中は水で潤滑する必要があります。
- 電動カッターが使用できない場合は、緊急時にボルトカッターを使用することができます。 しかし、ボルトカッターはリングカッターよりも危険であり、幅5～6mm（約¼インチ）以上のチタンリングには使用できない場合があります。
-
タングステン、セラミック、石の指輪は、リングクラッカーで取り外してください。これらの頑丈で切断しにくい素材の指輪の場合、切断する代わりに指輪を砕いたり、割ったりするのが最善の方法です。これには、バイスグリップ、ロッキングプライヤー、またはリングクラッカー専用の工具を使用します。
- 工具をバンドの外側に滑らせ、少しずつ締めていくことで指輪を割ることができます。
- この方法は心配に聞こえますが、正しく行えば素早く安全で、痛みもありません。通常30秒ほどで、指に力がかかる前に指輪が割れます。
方法2
家庭用工具で指輪を切る
-
最後の手段として、自宅で指輪を切断します。すぐに医療機関を利用できず、すぐに指輪を外す必要がある場合は、一般的な家庭用工具でほとんどの指輪を外すことができます。ただし、手や指を傷つける危険を避けるため、細心の注意を払って行ってください。
- 決して自分の指から指輪を切ろうとしないでください。他の人に指輪を切ってもらいましょう。
- 自宅で指輪を切ろうとするのは、他の方法がうまくいかず、専門家の手を借りることができない場合に限ります。
-
柔らかい金属の指輪には、ミニのこぎりアタッチメントの付いた回転工具を使います。金、銀、プラチナ製の指輪を外すには、小型のスチール製丸鋸刃を使用できます。これはチタンの指輪にも使えますが、うまく切断するには数分かかる場合があります。チタンやステンレスのような硬い素材には、ダイヤモンドの刃が効果的です。
- バターナイフの刃やスプーンの柄など、金属製のものを指輪と指の間に差し込み、皮膚がやけどしたり切れたりしないようにします。
- 刃をリングに当てるのは1～2秒ずつにし、過熱を防ぐため、カットとカットの間に冷水を数滴垂らす。
- リングを外しやすくするため、指の反対側など、2カ所で切り込みを入れる。
- タングステン・カーバイド、石、セラミックの指輪を刃物で切ろうとしないでください。
-
ボルト・カッターで切断してください。チタンやステンレスのリングなど、切りにくいリングは、ステンレス・スチール製のボルト・カッターで切り取ることができます。効果的に取り外すには、リングの反対側に2回切り込みを入れる必要があります。
- ボルト・カッターで指輪を外す際は、細心の注意を払ってください。ボルト・カッターやリング・バンドの潰れたエッジで、簡単に指を切ってしまう可能性があります。
- できることなら、バターナイフの刃や薄い発泡スチロールのパッドなど、指輪と指の間に何かを挟んで、皮膚が切れたり裂けたりしないように保護してください。
- バンド幅が5～6mm（約1/4インチ）以上あるチタン製リングには、ボルトカッターは使えません。
-
タングステン、セラミック、石の指輪をバイスグリップで押しつぶす。タングステン、セラミック、石の指輪は切断できません。しかし、もろく割れやすい傾向があります。バイスグリップを手に取り、リングにフィットするまで調整し、リングの外側に固定します。万力から手を離し、ネジをほんの少し締め、再びリングに固定する。リングにひびが入るまでこの作業を繰り返す。
- リングが割れたときにリングの破片が顔に飛んでくることがあるので、保護用のゴーグルがあれば着用すること。
- 指を切ってしまう恐れがあるので、割れた指輪をスライドさせて外そうとしないでください。指を切ってしまう恐れがあります。
方法3
切る以外の方法
-
冷水で腫れを抑える。冷たい水にさらすと、指の腫れが引いて指輪が外れることがあります。ボウルに冷たい水を入れ、手を数分間浸してから指輪を外します。
- 水は氷のように冷たくなければなりません。水道水の冷たさが足りない場合は、冷蔵庫で冷やしてください。
-
指に潤滑油を塗る。多くの場合、きつく締まった指輪は、少量の潤滑油を塗るだけで外れます。指が極端に腫れていなければ、ハンドローション、ワセリン、石鹸、ベビーオイルなどの優しい潤滑剤を指輪の周りの指に塗ってみてください。指に十分な潤滑油がついたら、指輪をスライドさせて外します。
- 皮膚が傷ついている場合は、抗生物質の軟膏やビタミンA・D軟膏を使用してください。
- 潤滑法は、他の方法と併用すると効果的です。潤滑剤を塗る前に、冷水で指を冷やして腫れを抑えてみてください。
-
注油がうまくいかない場合は、ひもを使った方法を試してみる。この方法は指を圧迫することで指輪を外しやすくします。まず、糸、ストリング、デンタルフロスなどの長さを取り、その一端を指輪の下に通します。指輪と指の間に糸を通すには、針を使う必要があるかもしれません（慎重に！）。
-
糸を指に巻きつける。紐の端が指輪のバンドの下に収まったら、指輪のちょうど上あたりから紐を指に巻きつける。指が指の関節を過ぎるまで巻き続ける。
-
弦の下端を引っ張ってほぐす。リングの下から出ているストリングの端を引き上げます。そうすると弦がほどけ、リングがナックルの上に押し上げられるはずです。手の力を抜き、ナックルを少し曲げながら紐を引っ張ります。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧