男としての化粧の仕方

化粧は女性だけのものではない。ちょっとしたお化粧で、あなたの特徴を強調し、欠点を隠すことができます。ファンデーションを塗って、凹凸や狭い部分を滑らかにする。コンシーラーでクマやシミを隠す。アイブロウペンシルやアイライナーを使って、自分だけの表情を作りましょう。メイクのコツは、保湿した肌に少量使い、自然に見えるようになじませること。

方法1

ハイライトと輪郭

1. 顔の強調したい部分にハイライトを入れる。リキッドタイプのハイライトを使うと、顔の重要な部分がより輝いて見えます。鼻筋に細い線を引くようにハイライトを入れる。眉間は斜めのストロークで埋める。やさしくなでるように動かすと、肌が若々しくなめらかに見えてきます。

   • 他の部分にもハイライトを入れてみましょう。下まぶたと頬骨の間に色を入れる。小鼻の周りと眉のアーチの上にも少し。
   • ハイライトは、自分の肌の色より2トーン明るいものを。例えば、明るい肌の人は、茶色やオレンジのハイライターは使いたくない。
2. 指でハイライトをなじませる。軽くたたくか、マッサージするように肌になじませる。力を入れる必要はない。小鼻の周りなどの小さな部分は、指一本でポンポンとなじませるだけでOK。鼻筋などの広い部分は、指で軽く上下にこすってください。

   • 仕上がりの際、ハイライトの線が目立つことはありません。
3. ファンデーションで輪郭を描く輪郭を作りたい部分にファンデーションをのせます。鼻の場合は、鼻の両脇に線を引くように塗る。濃いファンデーションは、鼻筋のハイライトの横にのせます。この後、鼻が細く、形よく見えるようになる。

   • 他の部分にも輪郭を描いてみましょう。側頭部の眉毛の高さから始めて、頭のカーブに沿って髪の生え際まで上向きに描く。また、頬を吸い込むように、下まぶたの近くから頬のくぼみに沿って、顎のラインまで描きましょう。
   • ファンデーションも肌の色に合わせますが、2トーンほど暗めにします。
4. 指でファンデーションをなじませる。ファンデーションラインの上をやさしくなじませます。パッティングして、肌にすり込む。ファンデーションがなじんで目立たなくなるように、ラインを柔らかくするのが目的。
5. 暗い部分は明るい色のファンデーションでカバーする。ファンデーションを2度塗りし、なじませるには、スティップリングブラシが便利です。ブラシやコットン、メイクスポンジにファンデーションを含ませる。カバーしたい部分にブラシをトントンと当てる。小鼻のあたりまできたら、下から上に向かってなじませ、最後に指でなじませる。

   • この明るめのファンデーションは、自分の肌色より2トーンほど明るめにする。
6. ハイライト部分にパウダーをのせる。パウダーは、メイクや気温の高さ、明るい照明が肌に与える不自然な輝きを抑えるために使います。肌色よりワントーン明るいプレスドパウダーを用意する。ブラシを使って、先ほどハイライトを入れた部分に薄くのばす。
7. ブロンザーで色をつける。少し顔色が悪く見えると思ったら、ブロンザーが便利。自分の肌色より2トーン暗めのブロンザーを用意する。ブラシで、先ほど作った輪郭線に沿って塗る。円を描くようにブロンザーとハイライトをなじませる。

   • この後、調整を続けてもよい。頬骨、鼻、まぶた、あごにチークを入れてみて。
   • また、リップライナーを使って、そばかすや気になるシミを描き足すこともできる。こうすることで、ノーメイクのような自然な肌を保つことができる。

方法2

クマやシミを隠す

1. 腕でコンシーラーをテストします。手首の裏側の血管を見つける。コンシーラーを少量、肌にすり込む。肌に合っていれば、静脈を隠すことができる。自分の肌に合ったコンシーラーを使えば、顔の跡を隠しても自然に見える。

   • 脂性肌の男性は、クリームやスティック状のコンシーラーは避けたほうがいい。乾燥肌の人はリキッドタイプのコンシーラーは避けるべきである。
   • 色付きのコンシーラーを通常のコンシーラーの代わりに使えば、特定の跡を隠すことができる。顔の色とは反対の色を使う。オレンジの色素は青みがかったクマをカバーするのに役立ち、緑の色素は赤いシミをカバーするのに役立つ。
2. シミの周りにコンシーラーを塗る。シミの近くにコンシーラーを垂らします。スティック状のコンシーラーを直接つけても、指やブラシを使ってつけてもよい。鏡を見る。コンシーラーを少量、シミの境界線全体にのばす。盛り上がったシミの上にコンシーラーを足すことも忘れずに。

   • ファンデーションはコンシーラーと同じ働きをするが、顔の産毛にはうまくなじまない。顔の産毛の下にファンデーションとコンシーラーを同時に使うのは避けましょう。
3. 指でコンシーラーをなじませる。指先でコンシーラーをトントンと叩きます。クリームをやさしく擦り込むようになじませる。痛いシミのまわりは、デリケートなタッチで。コンシーラーが肌になじむのに時間はかかりません。

方法3

眉毛を埋める

1. 眉毛をブラシで整えます。顔の中心近くから始めます。優しいストロークで毛を上に引き上げます。眉毛の薄い部分までこれを続ける。眉毛の端まできたら、眉毛が点で終わるように横にブラッシングします。

   • スプーリーは眉毛に使う小さなブラシです。見た目はマスカラブラシに似ているが、間違えて化粧用のブラシをつかまないように注意。
2. ピンセットで眉毛を抜く。抜けた毛はすべて取り除くことができる。毛をつかみ、1本ずつ抜く。眉毛を必要以上に薄くしないよう、ゆっくりと作業する。鏡から少し離れて、自分の眉毛がどう見えるか見てみましょう。整った眉毛は、あなたの顔の骨格を引き立ててくれるはずです。

   • 太い部分から始めて、細い部分で終わります。眉の上下の毛の長さをそろえましょう。
   • 顔の骨格は重要です。例えば、卵型顔の場合は、眉毛と眉毛の間を空けて四角くします。もっと四角い顔の場合は、眉毛を少しアーチ型にするときれいに見えます。
3. 眉ペンシルで眉を埋める。ペンシルを眉毛に軽く押し当てます。眉毛が頭の横に向かって斜めになり始めるところを探します。サイドに短いストロークで色を加えます。縦に毛が生えている部分は、眉尻から眉毛がふさふさに見えるまで上に向かって描きます。
4. 眉ジェルで毛を固定します。ブラシをジェルに浸します。もう一度、眉毛に沿ってブラシを軽くなでる。顔の側面に向かって斜めに生えている毛にブラシを沿わせます。縦の毛に戻り、眉尻から上に向かってなでる。

方法4

アイライナーを使う

1. 下まつげの下にラインを引く。黒のアイペンシルで目の下に沿ってなぞる。ゆっくりと動かし、均一な細い線を引く。よりはっきりさせたい場合は、目を閉じてまぶたに色をのせてもよい。

   • ジェルやリキッドのアイライナーを使ってもよい。これらは初心者には少し使いにくく、値段も高いが、長持ちする。
2. アイライナーを指でにじませる。デヴィッド・ボウイやジョニー・デップに倣うなら、アイライナーを少し乱雑にする。片方の指先で目の下を前後にこする。まぶたに色を塗った場合は、それも汚す。きちんと見えるかどうかは気にしなくていい。
3. 目の内側にラインを引く。目を大きく見開く。ペンシルを下まぶたに持っていく。ペンシルをまぶたの内側の部分にあてます。片方の角からもう片方の角までラインを引く。

   • 自由にカスタマイズしてください。シルバーのアイシャドウを目尻に入れたり、光沢のあるリップグロスで黒い部分をカバーすることで、色っぽくすることもできる。
   • また、目の色を濃く見せることもできる。これは、マスカラブラシをまつ毛の上で優しくドラッグすることでできる。

方法5

スキンケアの習慣をつける

1. 角質除去剤で顔を洗う。古い角質を取り除くことで、化粧のノリがよくなります。エクスフォリエントを塗る。こすってはいけない。やさしくマッサージするようになじませる。その後、タオルで顔の水気を拭き取ります。少なくとも週に2回はエクスフォリエントを使いましょう。メイクの前には必ず洗顔すること。

   • 敏感肌の人は、エクスフォリエントは控えめに。
   • 角質除去剤以外の洗顔料を使うこともできる。メイクをしていないときでも、1日1回（脂性肌の場合は2回）使うとよい。
2. 化粧水で肌に潤いを与える。化粧水は肌に水分を補うので、クレンジングをするときにいつでも使える。コットンか化粧用パッドを用意する。コットンに化粧水を少量含ませ、顔全体になでるようになじませる。肌をなめらかにやわらかく保つことができる。

   • アルコール入りの化粧水は使わないこと。顔を乾燥させてしまいます。
3. SPF15のモイスチャライザーで肌を守りましょう。モイスチャライザーは朝塗ると、肌を日差しから守ります。夜も保湿剤を塗ると、シワや化粧崩れの跡がつきにくくなる。SPF15以上のものを選びましょう。顔全体と首に塗る。

   • 化粧をする前と、夜化粧を落とした後に保湿剤を使うようにしましょう。
4. 夜はメイクをきれいに落としましょう。寝る前には必ずメイクを落としましょう。枕にシミが残らないように、夜は洗顔しましょう。クレンジングを使えば、メイクをしっかり落とせます。

   • オイルベースのクレンジングはメイク落としには効果的だが、脂性肌には使わないこと。代わりに、ジェルや水性クレンジングにこだわること。
5. リップクリームをつける。リップクリームも肌を守るので、毎朝塗ること。SPF15以上のものを選ぶと、日焼けによるダメージから唇を守ってくれる。テカテカしたものや光沢のあるものは避けましょう。女性らしく見えがちです。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Makeup as a Man 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。