ココナッツからオイルを抽出する方法

ココナッツオイルは料理やその他様々な用途に使えます。ココナッツオイルを自宅で作るのは時間がかかるし、難しいかもしれないが、ちょっと頑張ればできる！まず、ココナッツの殻から身を取り出します。次に、ミキサーで肉と水を混ぜ合わせ、ココナッツミルクを作る。そこから熱を加えるか、コールドプレス法でオイルを精製する。

方法1

殻から身を取り出す

1. 一番やわらかい目に金串を刺す。ココナッツの3つの目をそれぞれつつく。一番柔らかい目を見つける。そうしたら、串を目に刺して穴をあける。

   • 目は、ココナッツの上部に集まっている小さな黒い丸です。
   • 木製の串を使うこともできるが、折れる可能性がある。アイスピックや鋭利なナイフを使ってもいい。
2. ココナッツウォーターを容器に入れる。容器の穴をひっくり返して、水を振り出す。ココナッツから0.25～0.75カップ（59～177mL）のココナッツウォーターが取れるはずだ。必要なら、穴を大きく開ける。

   • ココナッツ・ウォーターは飲むのに適しており、オイルを作るのに必要な量ではありません。
3. ココナッツをハンマーか肉叩き器で割れるまで叩く。タオルでココナッツをつかみ、殻が露出するように回す。工具でココナッツを叩きながら、回す。やがて殻にヒビが入る。ココナッツの周りに亀裂を広げるように叩き続ける。

   • 小さな鋳鉄製のスキレットやすりこぎなど、その辺にある重いものでもよい。スキレットを使う場合は、まな板など硬いものの上にココナッツをのせて割る。硬い面で叩いてもよい。
4. ココナッツの殻を割ってバラバラにする。殻の真ん中が一周割れたら、ココナッツを半分に割る。半分をまな板の上に伏せて置き、ハンマーかミートテンダーで殻を叩く。数回たたくだけで、果肉が抜けるほどゆるくなるはずだ。

   • もうひとつの方法は、殻が割れるまで硬い面で叩き続けることだ。その都度、殻を回して新しい場所を叩く。
5. 果肉を取り除き、ココナッツを洗う。バターナイフでココナッツの果肉を取り出す。ココナッツを流水で洗い、果肉からゴミを取り除く。

   • 茶色い薄皮を剥くことを好む人もいるが、その必要はない。その場合は、ベジタブル・ピーラーで皮をむき、もう一度洗う。

方法2

ミキサーを使ってココナッツミルクを作る

1. ココナッツミートを細かく刻みます。ブレンダーがほとんどの作業をやってくれますが、ココナッツミートはブレンダーが使えるくらい小さくする必要があります。1インチ（2.5cm）角かそれ以下にしてください。

   • ココナッツの数は多くても少なくても構いません。少量のオイルを作るにはかなりのココナッツの実が必要で、方法によってオイルの量が異なることを覚えておいてください。例えば、ココナッツを3～4個使っても、0.25カップ（59mL）のココナッツオイルしかできないでしょう。
2. ココナッツのかけらをミキサーに入れ、水を注ぐ。一度にたくさんのココナッツを処理する場合は、まとめてミキサーにかける必要があるかもしれません。ココナッツはブレンダーの1/3程度までしか入れない。ココナッツが完全に隠れるくらいのお湯を注ぎ、その上に1インチ（2.5cm）ほど水を足す。

   • お湯を沸騰させた後、冷たい水と混ぜると熱くなりますが、触れないほどではありません。
   • 抽出に冷水を使う人もいる。しかし、冷たい水ではココナッツからそれほど多くのオイルは得られません。
3. なめらかになるまで、ミキサーにかける。ブレンダーに蓋をする。パルス」ボタンを3～4回押し、強に設定する。なめらかになるまで混ぜ続ける。

   • この工程でココナッツミルクができる。
4. ふるいにかける。ココナッツミルクを目の細かいふるいにかける。このとき、手で残った果肉や籾殻を絞り、ミルクがすべて出ていることを確認する。

   • 籾殻をすべて取り除くには、複数回ふるう必要があるかもしれない。
   • ナッツミルク専用の袋を使うこともできます。目の細かい布製で、袋ごと絞ってミルクを出すことができます。
   • また、チーズクロスやモスリンをふるいにかけて、籾殻と布を一緒につまんで絞り出す方法もあります。
5. ミルクを全部出すために、2回目の粉砕を繰り返す。籾殻をミキサーに戻し、さらに水を加える。なめらかになるまでもう一度粉砕し、ふるいにかける。こうすることで、残りのココナッツミルクが出やすくなる。

   • 果肉や籾殻は、ココナッツフレークを使う他の料理に使うことができる。
6. ココナッツミルクを冷蔵庫に入れ、クリームが上に上がるようにする。ココナッツミルクを冷蔵庫で最低2～3時間寝かせる。できあがると、ココナッツクリームが固い皮の上にのっているのが見えるだろう。
7. 容器の上からココナッツクリームを取り除く。上のココナッツクリームをナイフでそっと切り、縁にナイフを通す。ココナッツクリームの破片を牛乳の上から引き抜き、残りの牛乳を残すように最善を尽くす。

   • 残った汁でご飯や他の料理を炊くと、より風味が増す。

方法3

ミックスを煮て、油と水分を分離させる。

1. ココナッツクリームを鍋に入れて弱火にかける。油が焦げる恐れがあるので、煙が出ないようにする。ステンレス製の鍋などを選ぶ。この工程では、焦げ付かないフライパンの使用は避ける。
2. 5～10分おきにかき混ぜながら、ココナッツミルクを少なくとも1時間煮る。オイルが固形物から分離し始めるのがわかるだろう。時間が経つにつれ、水分が沸騰し、固形物が茶色くなり始める。固形物がこげ茶色になり、油が完全に分離したら、調理は終了。

   • 時々かき混ぜる。
3. チーズクロス、モスリン、または目の細かいふるいにかける。ふるいにかけることで、油からこげ茶色の部分を取り除くことができる。オイルが透明になったら、お好みの容器に注ぐ。冷ましてから、冷蔵庫か食器棚に保存し、お好みの料理にお使いください。

   • 固まりやすいので、スプーンですくいやすい容器に入れましょう。

作り方4

コールドプレスオイルを作る

1. ココナッツクリームを瓶に入れ、一晩温めておく。湯たんぽを側面に入れると温まります。保冷剤に入れたり、毛布をかけたりしてもよい。こうすることで分離が始まり、オイルから水分が取り除かれる。
2. 翌日、瓶を冷蔵庫に入れてクリームを分離させる。数時間後に様子を見る。クリームが分離していれば、上に固い層ができる。分離していたら、冷蔵庫から出す。ナイフかスプーンで固い部分をすくい、新しい瓶に入れる。

   • 水分は捨ててもいいし、料理に使ってもいい。
3. 再び一晩保温してから濾す。湯たんぽのある断熱エリアに戻す。再び、凝乳が下の液体から分離する。朝、瓶を取り出す。チーズクロスと金属製のこし器で漉し、新しい瓶に入れる。

   • この過程で凝乳を絞らないでください。滴り落ちるようにする。
4. 冷蔵庫で冷やし、もう一度オイルを分離させる。少なくとも2、3時間は冷蔵庫に置いておく。分離したように見えたら、瓶を取り出す。上の固い部分がオイルになる。ナイフかスプーンを使って新しい瓶に取り出せば、オイルは完成だ。

   • この種のオイルは、水分をすべて取り除くのが難しいので、冷蔵庫で冷やすのがベスト。水分はオイルを腐らせます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Extract Oil from a Coconut " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。