一人暮らしの安全対策（子供編）

一人で家にいられる！おそらく興奮しているだろうが、少し緊張しているかもしれない。それはごく普通のことだ。新たな責任に直面するのだから。しかし、心配する必要はありません。家にいる間、危険を防ぐための対策を講じることができますし、緊急事態が起こった場合の対処法も学ぶことができます。

パート1

危険を防ぐ

1. 両親のルールを守りましょう。ご両親は、あなたが安全でいることを望んでいます。そのためにルールがあるのです。どんなルールがあるのかわからない場合は、両親と一緒に座ってリストを書き出しましょう。

   • ルールの内容は、誰を家に呼んでいいか（誰でもいい場合）、外に出ていいか、電話をかけていいか、などです。
2. ドアと窓に鍵をかける。不法侵入は珍しいことではありますが、起こる可能性はあります。あなたができる最善のことは、家の中にいるときはドアと窓に鍵をかけておくことです。そうすれば、誰かが勝手に中に入ってくることはありません。

   • 警報機があるご家庭では、設定方法を覚えて、家にいる間は警報機があなたを守ってくれるようにしましょう。 アラームは「Stay」、できれば「Instant」に設定し、侵入者があった場合に警察に通報されるようにしましょう。
3. 知らない人にドアを開けるのは避けましょう。誰かがドアを開けて来ても、知らない人なら無視するのが一番。もしその人が荷物を届けに来たのであれば、その荷物を置いていくか、後で戻ってくるように頼んでください。一人でいることは伝えないこと。

   • 家に一人でいることを電話で伝えないことも大切です。もし親を呼ぶ電話がかかってきたら、「親は今電話に出られません。折り返し電話させましょうか？"
   専門家のアドバイス

   マウンテンビュー警察署長

   ソール・イェーガーは、カリフォルニア州マウンテンビュー警察（MVPD）の警察官兼警部である。ソールは、パトロール警官、現場訓練官、交通巡査、刑事、人質交渉官、MVPDの交通課巡査部長兼広報官として17年以上の経験がある。MVPDでは、現場作戦課を指揮するほか、通信センター（ディスパッチ）と危機交渉チームを率いてきた。2008年にカリフォルニア州立大学ロングビーチ校で緊急サービス管理の修士号を、2006年にフェニックス大学で司法管理の理学士号を取得。また、2018年にスタンフォード大学経営大学院でコーポレート・イノベーション・リーダー資格を取得。

   
   マウンテンビュー警察警部

   専門家も同意見もしあなたが1人で家にいる子供なら、誰かがドアに来たら誰かが家にいることがわかるように、大きな音でテレビをつけましょう。また、誰かがノックしたら、「パパ、誰か来たよ！」などと声をかけると、1人で家にいると思われずにすむ。
4. 家の中の危険なものには近づかない。家に一人だからといって、何でも自由にできるわけではありません。やはり危険なものには近づかないこと。例えば、マッチやナイフ、銃で遊んではいけません。また、自分が何をしているかわかっていない限り、薬は飲まないこと。家の中にある化学薬品やクリーナーを混ぜないでください。
5. 必要であれば両親を呼びましょう。何か起こったときや、どうしていいかわからないときは、両親や信頼できる大人に電話しましょう。親は、あなたが再び安心できるように、状況を説明することができます。

   • 両親の携帯電話番号を暗記しておくと、緊急電話番号のリストが見られなくても、いつでも電話することができます。

その2

緊急時の対応

1. 緊急連絡先を準備しておく万が一の事態に備えましょう。知っておくべき主な緊急電話番号は9-1-1（米国の場合）です。火事や不法侵入、怪我などの緊急事態に対応してくれます。しかし、本当に緊急の場合にのみ電話すべきです。ちょっとした切り傷なら、9-1-1を呼ぶ理由にはなりません。

   • 両親の電話番号など、他の緊急電話番号も手元に置いておきましょう。また、隣人や家族など、何かあったときに電話できる相手も知っておきましょう。
   • これらの番号が手元にない場合は、ご両親にリストを作ってもらい、簡単に見られるように貼っておきましょう。
2. 緊急通報の際の言葉を練習しておく。9-1-1に電話すると、オペレーターはいくつかのことを知りたがります。あなたがどこにいるのか（住所）と何が問題なのかを知りたがります。また、必要に応じてかけ直すために、あなたの電話番号を知りたがります。両親と一緒に練習の電話をかけてみましょう。
3. 緊急時の練習を両親と一緒にやってみましょう。何かおかしなことが起きたら、パニックになるかもしれません。ほとんどの人がそうです。しかし、落ち着いていることが大切です。落ち着いていられるようになる一つの方法は、何か起こったときにどうすればいいかを、前もって両親と一緒に確認しておくことです。

   • トイレの水があふれたり、煙探知機が鳴ったり、キッチンで火がついたり、家の中では何か問題が起こる可能性があります。親に、起こりうる問題を一緒に確認してもらいましょう。
4. 非常口の場所を覚える。さまざまな方法で家から出る方法を知っておく必要があります。もちろん、裏口や玄関は良い選択肢です。しかし、火災が発生した場合は、窓から逃げる必要があるかもしれません。

   • ご両親に、家から出る最善の方法を確認してもらいましょう。
5. 応急手当の基本を学びましょう。家に一人でいる場合、切り傷や火傷をしたときの対処法を知っておく必要があります。ひどい切り傷や火傷の場合は9-1-1を呼ぶことができるが、ちょっとした怪我なら自分で直すことができる。

   • 例えば、切り傷の場合は手を洗い、清潔な布を当てて止血する。冷たい水で切り口を洗い流す。抗生物質の軟膏を使い、バンドエイドを貼る。
   • 打撲の場合は、枕の上に患部を支える。タオルでくるんだ氷嚢を当て、腫れを和らげる。氷は10分以上当て続けないこと。
   • 軽いやけどの場合は、冷たい流水に約10分間つける。氷は使わない。少し良くなったら、アロエベラジェルを塗ってください。
   • ご両親に救急箱の場所を聞いておきましょう。まだ家にない場合は、買うか、両親と一緒に作りましょう。

その3

トラブルに気づく

1. 窓ガラスが割れていたり、ドアが開いていたりしても、家の中に入ってはいけません。帰宅して何かおかしいと思ったら、家に入らないこと。窓ガラスが割れているということは、誰かが家の中にいるということです。安全な場所にいた方がいい。近所の人や友人の家に行き、9-1-1を呼びましょう。必要なら学校に戻ることもできる。
2. おかしいと思ったら、知り合いを家に入れないこと。ドアをノックしてくる大人を知っていたとしても、感じが悪ければ中に入れる必要はありません。知っている大人でも、善意でない場合もあります。自分の直感を信じ、確信が持てない場合は親に電話しましょう。

   • 家族によっては合言葉を持っていることもあるので、もし親があなたの知らない誰かを助けに行かせたとしても、大丈夫だとわかるはずです。親が送ったと言われたら、その合言葉を聞けばいい。
3. 奇妙な物音をチェックする。もちろん、多くの家では時々奇妙な音がするもので、たいていは家が落ち着いているからだ。しかし、いつもと違う音が聞こえたら、チェックすべきです。トラブルの兆候に気づいたら、対策を講じましょう。

   • 例えば、誰かが押し入ってくる気配に気づいたら、できる限り家を出て、安全のために近所の人の家に駆け込みましょう。
4. 警告サインに注意を払う。あなたの家には、煙警報器と一酸化炭素検知器の両方が設置されていると思います。これらが鳴ったら、無視してはいけません。どうしたらいいかわからない場合は、家から出て、近所の家で9-1-1に電話するのが一番です。

   • 何か煙が出ていることに気づいたら、9-1-1に電話し、消防署に助けを求めましょう。ご両親から消火器の使い方を教えてもらっている場合は、消火器を使うこともできます。ただし、ごく小さな火以上の場合は、家から出ること。
   • また、ガスストーブやヒーターがある家では、常にガスの臭いに注意してください。一酸化炭素検知器が警告してくれるはずですが、ガスの臭いがしたら必ず家から出るのが一番です。天然ガスには卵の腐ったような臭いをさせる添加物があります。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Be Safe When Home Alone (Kids) 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。