カールアイロンによる顔の火傷の治療法

カールアイロンは、髪をきれいに見せるための素晴らしい道具だ。しかし、顔に近いため、非常に敏感で露出の多い部分を火傷する可能性がある。素早く対応し、やけどを適切に治療すれば、嫌な傷跡が残る可能性は低くなる。

その1

火傷の洗浄

1. カールアイロンを止めます。今は火傷の後始末に集中し、カールアイロンのことは気にしないこと。アイロンの電源を切るか、プラグを抜き、邪魔にならない場所に置いてください。
2. 火傷の種類を確認する皮膚にできるやけどには3種類あります。それぞれの種類によって必要な処置が異なるので、何かをする前に自分がどのやけどなのかを確認する必要がある。

   • 第1度熱傷は最も一般的で、最も重篤度の低い熱傷です。自分で治療できる軽いやけどです。第1度熱傷は、赤み、腫れ、痛みを伴いますが、顔の大部分に熱傷がある場合は、より重篤なものとして、救急医療機関を受診してください。
   • 第2度熱傷はより深刻で、治療法は熱傷の大きさによって異なります。第2度熱傷は、皮膚が赤くなったり、白くなったり、斑点ができたり、腫れ、痛み、水疱ができることがあります。やけどの大きさが3インチ以下であれば、軽いやけどと同じように治療できます。それ以上の熱傷の場合は、大やけどと同じように治療し、すぐに医師の手当てを受けてください。
   • 第3度熱傷は最も深刻で、皮膚とその下にある脂肪をすべて焼き切ってしまいます。患部は黒く焦げたり、白く焦げたりします。第三度熱傷の場合、呼吸困難、一酸化炭素中毒、煙の吸引によるその他の有毒な影響が出ることもあります。カールアイロンで第3度熱傷になることはおそらくありませんが、注意すべきことです。
3. 火傷を冷やす。流水は、腫れて傷ついた皮膚を傷つけ、水ぶくれや傷跡を増やす可能性があるため、どのようなやけどにもお勧めできない。しかし、火傷を冷やすために、冷たく清潔な濡れ布巾を火傷の上に5分間当てることはできる。

   • 氷や冷水は避けてください。
   • 洗浄には水が最適です。刺激の強い石鹸、過酸化水素、ヨウ素、アルコールなどの刺激物は、おそらく治癒を遅らせるだけで、傷跡が残りやすくなります。
4. アロエベラを薄く塗る。純粋なアロエ・ベラ・ジェルを使って傷を和らげます。そのジェルを火傷の部分に薄く塗る。これで少しは楽になり、傷跡が残るのを防ぐこともできる。

   • 火傷には、クリーム、ローション、オイル、コルチゾン、バター、卵白は使用しないこと。
5. やけどをした部分に圧迫包帯を巻くと、瘢痕組織が破壊され、こすれるのを防ぐことができます。そうすることで、傷跡が目立たなくなります。

   • 繊維の出るドレッシング材や包帯は、火傷に巻き込まれる可能性があるため、使用しないように注意する。包帯が1日以上必要な場合は、必ず1日1回、または濡れるたびに交換してください。
6. 必要に応じて鎮痛剤を服用する。痛みを軽減するために、イブプロフェン（アドビル、モトリンIB）、ナプロキセンナトリウム（アレベ）、アセトアミノフェン（タイレノール）などの市販薬を、推奨される量を服用してください。

   • これにより、やけどの部位を感じたり、かゆくなったりするのを防ぐことができ、傷跡がさらに残るのを防ぐことができます。
   • やけどをした人が子どもであれば、痛みを和らげるためにイブプロフェンやアセトアミノフェンを飲ませることもできます。ただし、重度の合併症を引き起こす可能性があるため、20歳未満の人にはアスピリンを与えないでください。
   • 子どもはナプロキセンも服用できるが、使用は医師が管理すること。
7. 感染の兆候に注意する。火傷は傷であり、蜂窩織炎のような一般的な感染症にならないように注意する必要がある。蜂窩織炎の症状には、発熱や悪寒、腺やリンパ節の腫れ、痛みを伴う赤い発疹などがあります。発疹の周りの皮膚は水ぶくれになり、かさぶたになることもあります。感染の兆候に気づいたら、医師の診察を受けて治療を受けましょう。

第2部

瘢痕を作らないために

1. 皮膚の潤いを保つ。アロエベラも火傷を鎮め、潤いを保つのに適しています。

   • 石油ゼリーも肌に水分を閉じ込めるのに役立ちます。塗る前に必ず皮膚を洗うこと。火傷の熱が冷めてから、24時間経過した後でも使用できます。
   • また、ビタミンEオイルやシリカ入りの傷跡防止クリームを塗ってみるのもよい。
   • 肌の保湿を助けるもうひとつのよい方法は、水を飲むことだ。1日にコップ8～10杯の水を飲めば、肌の潤いを保ち、万が一アイロンで火傷をした場合でも傷跡が残るのを防ぐことができる。
2. 日光に当たらないこと 日光はそのままでは肌によくないので、傷跡が残る可能性が高くなります。外に出るのは、日差しが最も弱い早朝や夕方以降にしましょう。顔を守るために帽子などをかぶるのも良いアイデアです。

   • 外出する場合は、必ず日焼け止めを火傷部位を含む顔全体に塗ってください。亜鉛や二酸化チタンなどの遮光剤が配合され、SPF30以上の日焼け止めを探しましょう。
3. 健康的な食事をする。皮膚に良い食べ物は、バクテリアを遠ざけ、新しい皮膚細胞の形成を助けます。よく噛んで食べることで、やけどをしても傷跡が残りにくくなり、傷跡の治りも早くなります。

   • 肌によい食べ物には、ニンジンやアプリコットなど黄色やオレンジ色の果物や野菜、ほうれん草などの葉物野菜、豆類、エンドウ豆、レンズ豆、ナッツ類、サーモンやサバなどの脂ののった魚などがあります。低脂肪または無脂肪の乳製品、全粒粉のパンやパスタなど、一般的な健康食品も健康的な肌を保つのに役立つ。
   • 皮膚にダメージを与える食品もあり、それらを避けることで、健康で丈夫な肌を保つことができる。精製された砂糖、加工された炭水化物や精製された炭水化物を多く含む食品、カフェインやタバコなどの摂取もその一例です。
4. かさぶたをほじらない。火傷にできたかさぶたは、患部を湿らせ、細菌の侵入を防ぐのに役立ちます。かさぶたを引っ掻いたり剥がしたりする誘惑に駆られないようにしましょう。治りが遅くなり、傷跡が大きくなる可能性があります。傷が治れば、かさぶたは自然に剥がれ落ちる。
5. 水ぶくれは破らないこと。やけど部分にできた小さな水ぶくれを破ると、傷跡になることがあります。水疱が破れた場合は、刺激の少ない石鹸と水でやさしく洗浄し、抗生物質を塗布し、ガーゼ包帯で覆う。

   • 大きな水ぶくれができ始めたら、より深刻なやけどの兆候かもしれません。すぐに医師の診察を受けてください。
6. 化粧は避ける。やけどの跡が人に見えないように化粧で隠したくなるかもしれませんが、それはやめましょう。化粧品に含まれる化学物質がやけどを刺激し、感染症を引き起こすこともあります。火傷が治るのに時間がかかり、傷跡が大きくなることもあります。
7. 医者を呼びましょう。火傷が傷跡になりつつある場合は、医師に相談して次の方法をアドバイスしてもらうこともできます。火傷が顔の奥に入れば入るほど、傷跡になる可能性は高くなります。

   • 医師はやけどの部位を診察し、その大きさや深さを調べます。また、特に火傷の部位の近くに他の傷がないかを調べます。さらなる損傷や感染が疑われる場合は、検査機関やX線検査による詳しい検査を提案されることもあります。
   • 医師と話すときは、やけどの経緯、今までに経験した症状、やけどをしてから変わったこと、これまでに行った治療法などを伝えるようにしましょう。また、回復や治療の可能性に影響を及ぼす可能性のある糖尿病などの基礎疾患についても話してください。
   • 医師がさらにどのような懸念を抱いているかによって、さまざまな薬や治療法の使用を勧められることがあります。感染症に対しては、抗生物質の点滴や破傷風の予防注射が行われることもあります。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Treat a Facial Burn from a Curling Iron to Prevent Scars 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。