いかに速く戦うか

自分を守るため、家を守るため、あるいはセーフティネットとして、戦い方を学びたいのであれば、練習あるのみ。基本的なテクニックを学び、格闘技術を向上させることに挑戦することで、精神的にも肉体的にも準備を怠らないようにしましょう。

方法1

正しいウォーミングアップ

1. 時間をかける。何事も「習うより慣れろ」である。練習に時間を割くことを厭わなければ、決して速くなることはない。練習のポイントは、その動きを何度も繰り返し、何も考えずにできるようになり、自動的にできるようになることだ。 ドリルで動きを頭に叩き込み、自動操縦のファイターになろう。
2. 動的ストレッチを練習する。動的ストレッチは静的ストレッチとは異なる。静的ストレッチは筋肉を引っ張って固定するものです。動的ストレッチは、筋肉を動かし、筋肉を働かせることで筋肉を温めます。 動的ストレッチといえば、縄跳び、スクワット、ランジ、ジャンピングジャックなどを思い浮かべるでしょう。 腕の場合は、抱きつくような動作や腕回しなどを試してみてください。体を起こして動かしているように感じたら、それはダイナミック・ストレッチである可能性が高い。

   • 筋肉を輪ゴムに例えてみましょう。寒いときや動きが制限されているときは、筋肉は固く巻かれている。
   • 筋肉を温めることで、体が大きな動きに備えることができるのだ。
3. 頭を試合に集中させる。試合の理想的な結果をイメージする。 どのように勝ちたいかを思い描き、一瞬一瞬の動きをイメージする。ノックアウトパンチを出すのか？1分間で30発のパンチを繰り出すのか？自分を鼓舞し、アドレナリンを分泌させる。

   • 自信をつけることが大切だ。緊張しているなら、勝つんだ、一週間のハイライトになるんだと自分に言い聞かせよう。
4. 準備万端で練習に臨むこと。就職の面接にスリッパとパジャマで来るわけがない。ジム用のショートパンツを履き、ランニングシューズのひもをしっかり締めれば、気分が盛り上がる。また、練習の際に適切な動きができるようにする。

   • 練習前に重い食事をとったり、空腹になったりしないように注意すること。
   • 運動後の軽食まで持ちこたえられるよう、事前にヘルシーな軽食をとっておきましょう。
   • 水分補給も忘れずに。

方法2

最高のジャブを投げる

1. ジャブの構えを練習する。膝を曲げてやや猫背になり、肘を体の内側に入れ、拳を顔に近づける。 顎を引いて顎を守り、軽快なフットワークを心がける。利き手によって、体のそちら側を後ろに傾ける。

   • 例えば、右利きのパンチを投げる場合、体の左側が左側より少し前に出るようにします。 利き手側を少し後ろに傾けるようにします。
   • パンチを投げるときは、正しい手のフォームも忘れずに。指を閉じ、親指を拳の外に出す。親指を中に入れてしまうと、指の骨折につながります。
2. 体全体を使ってパンチすること。腕の筋肉だけでパンチを打つと、弱く空振りになってしまう。 その代わり、体の力と重さを使って、パンチを前方にスパイラルさせよう。ジャブを出すときは、体をひねって相手に向かって前に出る。そうすることで、脚にある一番強い筋肉の力を使ってパンチを前進させることができる。

   • ジャブを放った後は、素早くジャンプして体勢を戻し、反撃から身を守りましょう。
   • ジャブを放つときは腕を目一杯伸ばしましょう。そうすることで、刺すような強い動きが生まれます。
3. 休憩を取る。パンチを連打する練習はやめましょう。疲れが取れたら、また練習しましょう。筋肉を休ませることで、すべてのパンチが最高のパンチとなる。このように練習することで、効果的でない弱い投げ方ではなく、最高の完全なパンチだけを体に覚え込ませることができる。

   • 最初はスピードを気にする必要はない。適切なパンチを投げることのほうが重要だ。
   • こう考えるんだ：まともなパンチが投げられなければ、いくらパンチが速くても意味がないのだ。

方法3

スピード筋をつける

1. 伸ばした腕立て伏せを10～15回、素早く10セット行う。エクステンド・プッシュアップは、フル・プッシュアップの1/3しかできない。これは上腕三頭筋を鍛え、素早いパンチを生み出すための筋肉記憶を構築する。このエクササイズを活用することで、パンチのスピードと爆発力を最大化しよう。
2. グローブをはめて100％のスピードでシャドーボクシングをする。鏡の前でシャドーボクシングを行い、テクニックとスピードに集中する。ウェイトは使わず、テクニックに集中する。100％のスピードでどれくらい続けられるか時間を計ってみよう。持久力がつき、筋力とコーディネーションが向上すれば、短時間でより多くのパンチを打てるようになる。
3. スピードバッグとダブルエンドスピードバッグを使う。このボクシング用具はその名の通り、スピードが速くなる。パンチのスピードを上げるだけでなく、正確さ、タイミング、コーディネーションに集中できるようになる。スピードバッグでパンチを打つと、すぐに跳ね返ってくるので、もう一度パンチを打たざるを得なくなる。この繰り返しにより、肩と腕が鍛えられると同時に、反応速度が速くなる。

方法4

最高のムエタイキックを手に入れる

1. フォームを完璧にする。パンチと同じように、正しいフォームがなければ強いキックを放つことはできない。ムエタイキックの構えは、ジャブの構えと同じように左足を前に出し、両手を顔の近くに置く。 そうすることで腰が開き、力強いスイングができるようになる。動きの練習ができたら、前足のつま先を立て、後ろ足を部分的に前に振り出す。この動きを練習することで、慣れることができる。

   • つま先立ちになったとき、リードしている手は顔を守るように上がる。一方、利き手は体の後ろで後方に振り始める。
2. 膝をターゲットに向ける。つま先立ちになり、相手に向かって足を上げるときは、利き手の膝を直接ターゲットに向けるようにする。 リフトアップのようなイメージで、偽キックのような印象を与える。

   • ここで効いてくるのが、かかとではなくつま先に体重を乗せることの重要性だ。
   • つま先に体重を乗せることで、体の残りの部分をフルターンさせることができる。
3. フルキックでフォロースルー。膝を上げたら、地面に戻る。勢いを落とさずに、つま先を前に出して体をひねり、相手に向かって足を蹴る。このとき、足ではなく、すねが当たるようにすることを忘れずに。 体が180度回転するくらいの力をかけること。

   • キックは速く。ゆっくりとしたキックでは、敵に隙を与え、無防備になってしまう。
   • 180回転の終わりに、リードの手でリードの膝を脇腹に持ち上げる。
   • こうすることで、相手のジャブや蹴り返しから体を守ることができる。
   • 正しく行えば、ムエタイの蹴りは最も破壊的な格闘技となる。試合を終わらせる確実な方法を身につけるために、練習を続けよう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Fight Fast 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。