薬を使わずにニキビを消す方法

尋常性ざ瘡（通称にきび）は、毛穴が古い角質や皮脂（体内で分泌される天然の油分）で詰まることで起こる皮膚疾患です。 アクネ菌と呼ばれる皮膚上の細菌が毛穴に入り込むと、感染や炎症を引き起こし、毛穴が膿で満たされるようになります。ニキビは、開いた面皰（黒ずみ）、閉じた面皰（白斑）、吹き出物のようなシミや、膿疱、嚢胞、結節のような深刻なシミの原因となる。 朝起きて、大きなニキビを見つけるのは決して楽しいことではないが、幸いなことに、良い洗顔と自然療法を使えば、ほとんどの軽度のニキビは自宅で治療することができる。

方法1

スチームバスで顔を洗う

1. 髪を顔から離す。ヘッドバンドやポニーテールホルダーを使って、髪が顔にかからないようにしましょう。
2. 顔の汚れをあらかじめ落としておく。DoveやCetaphilのような肌に優しいクレンザーを指先でマッサージするように、やさしく円を描くように1分ほど洗います。顔を十分にすすぐ。

   • ぬるま湯を使いましょう。熱いお湯は敏感な肌にダメージを与えます。
   • 清潔なタオルで顔の水分を拭き取ります。こすらないこと！
   • 植物オイルベースのクリーナーを選ぶこともできる。グレープシードオイルやヒマワリオイルは、これらのクリーナーの一般的なベースであり、お肌の余分な油分を吸収して溶かすのに役立ちます。
3. エッセンシャルオイルで肌を事前にテストする。エッセンシャルオイルにアレルギーや過敏症を持つ人もいるので、スチームクレンジングにエッセンシャルオイルを入れる前に、自分の肌でテストしてみよう。

   • エッセンシャルオイル3滴と、ひまわり油などのキャリアオイル小さじ1/2杯を混ぜ合わせる。
   • 絆創膏のパッドに数滴たらし、絆創膏を前腕の内側に貼る。そのまま48時間放置する。
   • 肌が赤くなったり、かゆくなったり、腫れたり、発疹が出たりした場合は、そのエッセンシャルオイルをスチームクレンジングに使用しないでください。
   • タイム、オレガノ、クローブ、シナモンオイルは、人によっては皮膚に炎症を起こすことがあります。多くの柑橘系オイルは、使用後に日光に当たると肌が火傷することがあります。
4. 1リットルの鍋に水を入れる。お湯を沸騰させ、1～2分沸騰させる。
5. エッセンシャルオイルを1～2滴垂らす。ハーブのエッセンシャルオイルには抗菌作用や防腐作用があるものがあり、ニキビを促進する皮膚上のバクテリアやその他の微生物を殺すことができる。エッセンシャルオイルの多くは有毒であったり、摂取すると不快な副作用を引き起こすため、決して摂取してはならない。以下は良い選択肢である：

   • スペアミントまたはペパーミント。水1クォートにつき1滴を加える。ペパーミントもスペアミントオイルもメントールを含み、防腐作用がある。
   • タイムタイムには抗菌作用があり、血管を広げて血液循環を良くする。
   • カレンデュラ。カレンデュラには抗菌作用があり、皮膚の治癒を早めます。
   • ラベンダー。鎮静作用に加え、ラベンダーオイルには抗菌作用があります。
   • ローズマリー。ローズマリーには天然の抗菌作用があり、特にアクネ菌に効果的です。
   • オレガノ。オレガノオイルには抗菌作用と抗炎症作用がある。
   • ティーツリーオイルは飲用すると毒性が強いため、スチームバスには使用しないこと。
   • エッセンシャルオイルが手に入らない場合は、小さじ1/2杯のドライハーブをエッセンシャルオイルの代わりにしてもよい。
6. 鍋を安定した場所に移す。ハーブを入れて1分間沸騰させたら、鍋を火から下ろす。カウンターやテーブルの上など、安定した快適な場所に移動させる。

   • トリベットや布の上に熱い鍋を置くとよい。
7. 清潔な大きめの綿タオルで頭を覆う。蒸し鍋の上に顔をのせる。目を閉じる。

   • 顔を水から少なくとも12センチ離す。蒸気で血管が拡張し、毛穴が開きますが、お湯に近づきすぎると肌を傷つけたり、火傷したりする恐れがあります。
8. 呼吸は普通に。リラックスして、呼吸を整えましょう。蒸気の上に顔を10分間置いてください。

   • 10分を過ぎる前に不快に感じ始めたら、蒸気から離れましょう。
9. 顔をよくすすぐ。ぬるま湯で顔をすすぎ、清潔なタオルで水気を拭き取る。肌をこすらないこと。
10. ノンコメドジェニックのモイスチャライザーを塗る。オレイ、ニュートロジーナ、クリニークなど、毛穴をふさがないブランドの保湿剤を使うとよい。天然オイルを使って、ニキビに効く保湿剤を自分で作ることもできる。

    • お店で売っている保湿剤のラベルをチェックしましょう。毛穴を詰まらせず（ノンコメドジェニック）、オイルフリーであることが明記されているものを選びましょう。
11. スチームクレンジングは1日2回まで。このスチームクレンジングは、朝と夜の1日2回まで安全に使用できます。2週間後、ニキビの改善が見られるはずです。

    • 改善が見られたら、1日1回に減らしてもかまいません。

方法2

海塩トリートメントを使う

1. 塩トリートメントのやりすぎは禁物です。海塩はニキビの原因となるバクテリアを寄せ付けない肌にし、余分な皮脂を溶かす効果もあります。しかし、やり過ぎると肌を乾燥させてしまうこともある。この方法の指示に従ってください。

   • ソルト・トリートメントを行う前に、肌に優しいクレンザーを使い、顔をあらかじめ清潔にしておく。
2. シーソルト・マスクを作る。小さじ1杯の海塩と小さじ3杯のお湯を小さなボウルか瓶に入れてかき混ぜる。以下のいずれかを大さじ1杯加え、よく混ぜる：

   • アロエベラジェル（肌の回復を助ける）
   • 緑茶（抗酸化作用とアンチエイジング効果）
   • 生はちみつ（抗菌作用があり、治癒を促進する）
3. 海塩マスクを顔に塗る。マスクが十分に混ざったら、指先でやさしく肌にのばします。

   • コットンに含ませた綿棒にマスクを含ませ、シミの気になる部分に塗ることもできる。
4. そのまま10分間放置する。シーソルト・マスクを10分以上つけたままにしないでください。塩分は肌から水分を奪うので、長時間つけたままにすると、乾燥や炎症を起こす可能性がある。

   • 冷たい水かぬるま湯で顔を完全に洗い流す。
   • 清潔なタオルで水気を拭き取る。
   • ノンコメドジェニックのモイスチャライザーを塗る。
   • このマスクは1日1回までにしてください。シーソルト・マスクを使用した後は、必ずモイスチャライザーをお使いください。ほとんどの場合、週に2～3回使用します。
5. 海塩フェイシャルスプレーを作る。大さじ3杯＋小さじ1杯の海塩と大さじ10杯のお湯を混ぜ合わせる。大さじ10杯のアロエベラジェル、緑茶、または蜂蜜を加える。清潔なスプレーボトルに入れる。

   • スプレーを保存するため、ボトルは冷蔵庫で保管する。ラベルを貼っておく。
6. 顔のプレクレンジング肌に優しい洗顔料で、あらかじめ顔を洗っておく。その後、目を閉じて顔全体と首筋にスプレーをかけます。

   • スプレーを10分間肌にとどめます。刺激を避けるため、10分以上放置しないこと。
   • 冷たい水かぬるま湯で顔を完全に洗い流します。
   • 清潔なタオルで顔の水分を拭き取ります。
   • ノンコメドジェニックのモイスチャライザーを塗る。
7. 海塩水を浴びる。バスタブにお湯をためるときに、ぬるま湯か熱いお湯に海塩を2カップ入れる。お湯を流しながら塩を入れると、塩が溶けやすくなります。食卓塩でもかまいませんが、海塩のようなミネラルを含んでいないため、効果は期待できません。

   • お風呂に15分ほど浸かる。
   • 顔のニキビには、洗面器を塩水で濡らし、顔の上に10～15分置く。塩水は目にしみることがあるので、目を閉じておくこと。
   • 冷たい真水で塩水を洗い流す。
   • 清潔なタオルで肌の水分を拭き取る。
   • ノンコメドジェニックのモイスチャライザーを肌に塗る。

方法3

ナチュラル・フェイス・トリートメントを使う

1. 脂性肌用のマスクを作る。生はちみつ大さじ1杯、卵白1個、レモン汁またはウィッチヘーゼル小さじ1杯、ペパーミント、スペアミント、ラベンダー、カレンデュラ、タイムのエッセンシャルオイル小さじ1/2杯を混ぜ合わせる。よく混ざるまでかき混ぜる。

   • 生はちみつには天然の抗菌作用と収れん作用がある。
   • 卵白は混合液にとろみをつけ、収れん作用もある。
   • レモン汁は収斂作用があり、美白効果もある。ウィッチヘーゼルは収斂作用があるが、美白効果はない。
   • お勧めのエッセンシャルオイルには抗菌作用や防腐作用があり、皮膚に付着したバクテリアを殺すのに役立つ。
2. マスクを肌に広げる。指先で顔や首など気になる部分にやさしくマスクをのばします。コットンに含ませて、シミやくすみの気になる部分に塗布してもよい。

   • マスクを15分間乾かします。
3. ぬるま湯で洗い流します。すすぎは十分に行いましょう。マスクが肌に残っていると毛穴を詰まらせる恐れがあります。

   • 清潔なタオルで水分を拭き取ります。
   • ノンコメドジェニックのモイスチャライザーを塗る。
4. オートミールマスクを作る。オートミールに含まれるでんぷんは、油分を取り除くと同時に肌に潤いを与えることで知られている。オートミールには抗炎症作用もあり、炎症を起こした肌や毛穴の炎症を鎮めるのに役立つ。

   • ロールド・オーツ麦1カップと熱湯2/3カップを混ぜ合わせる。よく混ぜてからオートミールを冷ます。
   • 冷ましたオートミールに生ハチミツ1/4カップを加え、混ぜ合わせる。蜂蜜は抗菌作用と保湿作用がある。
5. 清潔な肌にマスクを塗る。指の腹を使って、顔や首などの気になる部分にやさしくマスクをのばす。

   • 20分ほど乾かします。
   • 中性石鹸とぬるま湯でよく洗い流します。
   • 清潔なタオルで水分を拭き取ります。
   • ノンコメドジェニックのモイスチャライザーを塗ります。
6. ティーツリーオイルを塗る。ティーツリーオイルを5％配合した製品を使用する。コットンにティーツリーオイルを含ませ、1日1回、3ヶ月間ニキビに垂らします。ティーツリーオイルは、ニキビの外用治療薬としてよく使われる過酸化ベンゾイルよりも効き目が出るまで少し時間がかかりますが、乾燥、かゆみ、炎症などの副作用も少ないです。

   • ティーツリーオイルは摂取すると有毒であるため、摂取しないでください。湿疹、酒さ、その他の皮膚疾患がある場合、ティーツリーオイルはさらに皮膚を刺激する可能性があります。使用する前に皮膚科医に相談してください。
   • より早く効果を得たい場合は、ティーツリーオイルを1日2回、1回につき20分間肌に塗ってください。セタフィルなどの肌に優しいクレンザーで洗い流します。この治療スケジュールを45日間続けてください。

方法4

クレンジング

1. 洗顔はしますが、洗いすぎは禁物です。 洗顔のしすぎは肌を刺激し、赤みを生じさせることがある。洗顔は1日2回、汗をかいた後にも行いましょう。

   • Dove、Aveeno、Cetaphilなどのマイルドな石鹸を使いましょう。ハンドソープは使わないこと。洗顔料には「ノンコメドジェニック」と表示されているか、吹き出物の原因にならないような記載があるか確認しましょう。
   • 清潔な指先で石鹸と水をつけます。 こすらずに優しくマッサージする。ゴシゴシこすったり、洗顔料やメッシュスポンジのような研磨剤入りのクリーナーを使うと、炎症や傷の原因になることがあります。
   • 特に帽子やヘルメットをかぶっている場合は、汗をかいた後に顔を洗うこと。汗が顔に付着すると、ニキビを悪化させることがある。
2. 角質除去は避ける。角質を除去するクレンザーや道具は人気があるが、実際には刺激や傷跡の原因となり、ニキビを悪化させる可能性がある。マイルドなクレンザーと指の腹でケアしよう。

   • サリチル酸やアルファヒドロキシ酸のような化学的剥離剤は、化学的に死滅した皮膚細胞を剥離する。ただし、これらは肌を乾燥させるので、塗りすぎには注意。
3. アルコールを含む製品は避ける。化粧水、収斂剤、角質除去剤などのスキンケア製品には、アルコールが含まれていることが多い。アルコールは肌を乾燥させ、炎症を起こしたり、吹き出物ができやすい状態にします。
4. シャワーは1日1回。定期的にシャワーを浴びることで、髪についた余分な皮脂が取り除かれ、それが顔に移って吹き出物の原因になることがあります。ニキビは体のどこにでもできる可能性があるため、マイルドでノンコメドジェニックのボディソープを使うのがよい。
5. 化粧品やスキンケア製品を変える。濃いメイクや油分の多いスキンケア製品は、毛穴を詰まらせ、ニキビの吹き出物の原因になります。日常的にニキビができる人は、スキンケアに原因があるかもしれません。

   • 化粧品や肌につけるその他の製品に、「ノンコメドジェニック」の表示があるかどうかを確認しましょう。このラベルは、これらの製品が毛穴を詰まらせたり、吹き出物を引き起こしたりする可能性がないことを意味します。また、"オイルフリー "であることも確認しましょう。できる限り、水性またはミネラルベースの化粧品を選びましょう。

方法5

生活習慣を変える

1. ニキビをつぶさない。ニキビをつぶすと、細菌を肌の奥深くに押し込むことになります。ニキビを弾いたり、摘んだり、揉んだり、触ったりすると、ニキビ跡が残ることもあります。

   • 深刻なケースでは、シミをつぶすことで黄色ブドウ球菌に感染してしまうことさえある。やめましょう。
2. 枕カバーはこまめに洗いましょう。 顔の脂や皮脂が枕に付着し、ニキビを作る温床になります。 枕にニキビができる可能性を減らすために、枕カバーは数日おきに洗うか交換しましょう。
3. 日焼けを避ける。紫外線を浴びると（日光浴や日焼けベッドなど）、肌に深刻なダメージを与える可能性がある。また、ニキビを悪化させる可能性もある。

   • 抗生物質、抗ヒスタミン薬、イソトレチノインやレチノイド外用薬などのニキビ治療薬など、特定の薬を使用している場合、日光に当たると肌が赤くなり、乾燥し、炎症を起こすことがあります。
   • 日焼け止めの中には、ニキビを悪化させるものもあります。オイルフリーの日焼け止めを選ぶか、酸化亜鉛や二酸化チタンなどの物理的な日焼け止めを使いましょう。
4. 生活からストレスを取り除く。ストレスはニキビの原因にはなりませんが、既存のニキビを悪化させる可能性があります。日常的なストレスは避けられませんが、リラクゼーションへの自然なアプローチでストレスを溜めないようにしましょう。

   • 瞑想やヨガを試してみましょう。 視覚化したり、心を落ち着かせる存在に囲まれたりすることで、ストレスの影響を最小限に抑え、リラックスした姿勢をとることができます。
   • ジムに通う。 ランニング、リフティング、ボクシングでストレスを発散しよう。 運動中にエンドルフィンを放出することで、気分が明るくなります。
   • 環境を見直す。 有害な職場や家庭環境だけでなく、環境汚染物質や食品添加物でさえも、あなたを不安にさせる可能性があります。
5. 食生活に気をつける。食事が直接ニキビの原因になるわけではありませんが、炎症を増長させ、細菌の増殖を促進する可能性があります。甘いものや加工度の高い食品を避け、グリセミック指数（GI値）の低い食品を摂ることで、ニキビの悪化を抑えることができるかもしれない。 健康的な低GI食品には以下のようなものがある：

   • ブラン・シリアル、ミューズリー、ロールド・オーツ麦
   • 全粒粉、パンパニッケルなどの全粒粉パン
   • ほとんどの野菜と果物
   • ナッツ類、豆類
   • ヨーグルト

方法6

受診のタイミング

1. シミの数を数えましょう。皮膚科医はニキビを軽度、中等度、重度に分類する。軽度のにきびであれば、外用薬や生活習慣の改善で自宅で治すことができます。ニキビが中等度から重度の場合は、医師の診察を受けるべきです。

   • 軽度の顔面ニキビは、通常、炎症を起こしていない白ニキビや黒ニキビが20個以下、または軽度の炎症や炎症を起こしているニキビが15～20個程度です。
   • 中等度の顔面ニキビは、白斑や黒ずみが20～100個、またはニキビが15～50個あります。
   • 重度顔面ニキビは、100個以上の白斑または黒ずみ、50個以上のニキビ、または5個以上の嚢胞（最も深く炎症を起こしている病変）を有する。
2. 2～4週間待つ。この記事の方法を使っても、ニキビが2～4週間も続き、改善の兆しが見られない場合は、医師の診察を予約しましょう。医師はさらなる治療を勧めたり、必要であれば皮膚科医を紹介してくれる。

   • 米国の多くの保険プランでは、皮膚科医などの専門医を受診するには、かかりつけの開業医から紹介状をもらう必要があります。これが適用されるかどうかについては、保険会社に問い合わせてください。
3. 副作用が出た場合は医師の診察を受けましょう。敏感肌の人の中には、家庭でのニキビ治療で炎症を起こすことがあります。肌が赤くなったり、荒れたり、炎症を起こしたりした場合は、自宅での治療を中止し、医師の診察を受けてください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Get Rid of Acne Without Using Medication 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。