ニキビを痛くなくつぶす方法

ほとんどの皮膚科医は、ニキビを潰さないよう警告する。そうすると痛みを伴い、瘢痕化したり感染を悪化させたりする可能性があるからだ。しかし、ニキビが表面近くまで達し、排出される準備が整えば、温湿布をそっと貼ることで、痛みを伴わずにニキビを弾き飛ばすことができるかもしれない。雑菌を取り除き、感染が広がったり再発したりしないように、排膿の前後には患部を入念に洗い、ニキビ用スポット治療薬でケアするようにしましょう。手っ取り早く治したいのに、ニキビがなかなか治らない場合は、スポット治療を試すか、皮膚科を受診してコルチゾン注射を受けるとよい。

方法1

温湿布でニキビを排出する

1. ニキビが表面に出るまで待つ。ニキビが表面の奥深くにある場合は、無理に潰そうとするとかえって害になります。白や黄色の頭が出てくるまで待ちましょう。

   • 毛穴や毛包が硬くなった脂で詰まってできる黒ずみは、温湿布でやさしくしぼり出すこともできる。
2. 汚れや雑菌を取り除くために手を洗いましょう。ニキビをつぶす前に、ぬるま湯と石鹸で手をよく洗いましょう。こうすることで、患部を汚したり、感染を悪化させたりするのを防ぐことができる。

   • 少なくとも20秒間は手を洗い、爪の下も含めて手のすべての面を洗うようにしましょう。
   • 手を丁寧にすすぎ、洗い終わったら清潔なタオルで水分を拭き取る。

   ヒント：抗菌石鹸を使う必要はありません。通常のハンドソープでも細菌を洗い流す効果は同じであり、抗生物質耐性の細菌を作り出す可能性は低いという研究結果が出ている。
3. 洗顔料とぬるま湯で顔を洗う。手を洗った後は、ぬるま湯とお好みの洗顔料で顔を洗いましょう。 理想的なのは、脂性肌用の洗顔料を使うことで、肌の汚れやバクテリアだけでなく、余分な油脂も取り除くことができます。

   • 染料や香料は肌を刺激し、ニキビを悪化させる可能性があるため、無添加のものを選ぶこと。
4. ニキビに温かい洗顔料を押し当て、水気を切る。肌がきれいになったら、ぬるま湯に洗面器を浸す。ニキビにそっと押し当て、肌を柔らかくし、毛穴を開かせる。ニキビが排出する準備ができていれば、温湿布が排出を促すはずだ。

   • ニキビがなかなか排出されない場合は、もう1～2日待ってからもう一度試してみる必要があるかもしれない。しかし、皮膚科医の中には、ニキビが排出されるまで1日15分、1日3～4回温湿布を使用することを勧める人もいる。
   • 湿布を貼っているときに痛みを感じたら、中止して医師に連絡してください。これは、専門的な治療が必要な、より深い感染を起こしているサインかもしれません。
5. 湿布が効かない場合は、針でニキビを刺す。ニキビが今にも飛び出しそうだが、手ぬぐいではうまくいかない場合は、ニキビにそっと針を刺してみるのもよい。手と顔を洗った後、ピンか針を手に取り、ライターの炎に通して消毒する。ニキビの頭を慎重に突いて穴をあける。

   • ニキビに穴をあけた後、湿らせた手ぬぐいでニキビの周囲をやさしく押さえると、完全に排出される。
   • ニキビが表面に近い場合は、この方法は痛くないはずだ。
   • 穿刺してもニキビが開かず、すぐに排出が始まらない場合は、この方法を試し続けないこと。
6. ニキビから水が出たら、冷湿布をする。清潔な洗濯バサミを冷水で湿らせる。ニキビが空になっていることを確認したら、その部分をやさしく拭き取る。腫れや痛みを防ぐために、冷たい洗濯バサミを5～10分間ニキビに当てます。

   • 目安としては、ニキビから血が出始めたらすぐに冷たい洗濯バサミを当てること。
7. 消毒用アルコールで患部を消毒する。冷たい手ぬぐいを数分間当てたら、綿棒か清潔なガーゼに消毒用アルコールを含ませ、ニキビを消毒する。こうすることで、残っている雑菌を殺し、ニキビを乾燥させることができる。

   • また、救急用アルコールワイプやプレップパッドがあれば、それを使ってもよい。
8. サリチル酸系スポット・トリートメントで、水出しニキビを治療する。 Murad Blemish Control Rapid ReliefやClean & Clear Advantage Acne Spot Treatmentなどのニキビ用スポット・トリートメントを塗って仕上げる。これらのトリートメントは、炎症を防ぎ、ニキビが再発しないようにするのに役立ちます。

   • 最良の結果を得るには、シミが治るまで数日間スポット・トリートメントを塗り続けること。どのくらいの量をどのくらいの頻度で塗るかは、パッケージの指示に従ってください。

方法2

ポッピングに代わる方法を試す

1. ハイドロコロイド・ドレッシングを使用して、一晩腫れを抑える。ニキビが赤く炎症を起こしているが、まだ飛び出すほどではない場合、ハイドロコロイド包帯を使用すると、ニキビを素早く鎮めることができます。ハイドロコロイド包帯を一晩ニキビに貼って炎症を抑え、余分な油分や膿を吸収させます。

   • ハイドロコロイド包帯は、水ぶくれの治療に使われるゴム製の包帯と同じタイプです。お近くの薬局かオンラインで購入できます。
   • この治療法で一晩でニキビが治るわけではありませんが、少しは目立たなくなります。
   • ニキビを完治させるために、この治療薬を数日間使用してください。
2. ニキビを乾燥させるスポット・トリートメントを試してみましょう。にきび用スポット・トリートメントは、にきびを乾燥させ、炎症を抑えて治癒を早めます。また、ニキビができる原因となる細菌を殺すのに役立つ薬が配合されている。これらのトリートメントは、ニキビを即座に治すことはできないが、ニキビを目立たなくし、より早く治すのを助けることができる。次のような成分を含むニキビ用スポット・トリートメントを探す：

   • 過酸化ベンゾイル
   • サリチル酸
   • イオウ
3. 目立つニキビは.実際にニキビを消すことはできないが、ちょっとしたコンシーラーやカバーアップでニキビを目立たなくすることができる。コンシーラーをポンポンと軽く叩き、周りの肌となじませる。

   • 緑色を帯びたコンシーラーを使うと、ニキビの赤みを相殺することができる。
   • コンシーラーを塗る前に、患部を洗い、皮脂や汚れ、雑菌を取り除く。
   • コンシーラーを他の治療と組み合わせることで、より効果的にすることもできる。例えば、ハイドロコロイド・パッチを一晩使用して炎症を抑え、朝にコンシーラーを塗る。

   ヒント：コンシーラーの中には、サリチル酸などのニキビを治す薬が配合されているものもある。ニキビを隠すと同時に治すことができる、コンシーラーとニキビ治療薬が一緒になった製品を探しましょう！
4. 早急な治療が必要な場合は、医師によるコルチゾン注射を受けましょう。ニキビが表面化し、排出できるようになるまでには数週間かかることがある。コルチゾン注射をすれば、数時間から数日で治すことができます。 コルチゾン治療について医師に相談するか、コルチゾン治療ができる皮膚科医を紹介してもらいましょう。

   • 皮膚科医であれば、将来の発生を予防するための治療法も勧められる。

方法3

ニキビが深いうちに治療する

1. 洗顔で雑菌や汚れを落とす。顔に汚れや脂がたまると、ニキビを悪化させる可能性があります。 ニキビに何らかの治療を施す前に、ぬるま湯と優しい洗顔料で顔を洗いましょう。

   • ゴシゴシ洗いは炎症を起こし、ニキビを悪化させるのでやめましょう。
2. ニキビにアイスパックを当て、腫れを抑える。ニキビができ始めたらすぐに、アイスパックかペーパータオルに包んだ氷を手に取り、その部分に10分間当てます。10分休んだら、また10分間氷を当てる。合計30分間氷を当て続ける。

   • 患部を氷で冷やすことで、炎症を鎮め、痛みを軽減することができる。
   • その後数日間、またはニキビが表面に出てくるまで、この治療を時々繰り返します。
3. ニキビ菌を殺すために、過酸化ベンゾイル・スポット・トリートメントを塗る。ニキビが表面化するのを待つ間、1日1～2回、2％の過酸化ベンゾイル・スポット・トリートメントを患部に塗る。肌への刺激を防ぐため、ごく薄く塗ること。このトリートメントは、ニキビの原因となるバクテリアを殺し、ニキビの治癒を促します。

   • 過酸化ベンゾイルは布地を汚すことがあるので、衣服につかないようにしてください。
   • ニキビが自然に治るか、表面に白斑ができるまで、この治療を続けてください。

   警告過酸化ベンゾイルに重篤な反応を示す人もいる。薬を塗った部分に熱感、痛み、水ぶくれ、赤み、腫れなどの症状が出た場合は使用を中止し、医師の手当てを受けてください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Painlessly Pop a Pimple 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。