手の手入れの仕方

握手であれ、親しげに手を振ることであれ、手は第一印象を強く左右します。だからこそ、柔らかく、滑らかで、できるだけ健康的な手でありたいものです。お手入れは簡単なように思えるかもしれませんが、皮膚が乾燥してひび割れたりしないように、適切な製品を使って洗い、保湿することを心がけたいものです。また、日差しや水、家事など、手を刺激するものから手を守ることも大切です。

パート1

手の保湿

1. ハンドクリームを定期的に塗りましょう。手をやわらかく保つために、1日に数回ハンドクリームを使いましょう。グリセリン、シアバター、天然オイルなどのエモリエント成分が配合されているものを探しましょう。朝、手を洗った後と夜寝る前にクリームをマッサージするように塗りましょう。日中、手の乾燥を感じ始めたら、そのときにも塗り直そう。

   • 手の脂っぽさが気になる場合は、吸収の速いハンドクリームを探しましょう。素早く肌に浸透し、手が滑りやすくなるような残渣を残しません。
   • 濃厚なエモリエントクリームは、手の乾燥や荒れを防ぐのに役立つ。
   • 男性の手の皮膚は厚く、油分が多く、毛深い傾向があるので、男性の皮膚専用に設計されたクリームを購入するとよいでしょう。通常、よりリッチなテクスチャーで、香料は含まれていない。
2. 爪の保湿にはビタミンEオイルを使う。ハンドクリームを爪に塗って保湿するのも良いが、より集中的にケアすることも大切だ。キューティクルを健康に保つために、毎晩寝る前にビタミンEオイルを爪の周りの皮膚に塗りましょう。そうすることで、ひび割れや痛みを防ぐことができる。

   • また、キューティクル専用のクリームを購入すれば、その部分を保湿・保護することができる。
   • 男性も女性も、爪と甘皮の保湿には時間をかけるべきだ。定期的にマニキュアをしているかどうかにかかわらず、甘皮の手入れを怠ると、痛みを伴うつり爪になる可能性がある。
3. 手のひび割れには軟膏を。手の乾燥がひどくなると、皮膚がひび割れたり割れたりすることがある。このような痛みを伴う乾燥肌を治療するには、通常のハンドクリームでは補えないほどの集中的な保湿が必要です。代わりにリッチな軟膏に手を伸ばせば、うるおいを与え、皮膚を保護し治すバリアを作ってくれる。

   • 手専用の軟膏がない場合は、ワセリンでも十分効果がある。
4. 週に一度はマスクで手をケアしましょう。毎日手を保湿していても、必要な潤いまで行き届かないことがあります。週に一度、ハンドマスクで保湿しましょう。清潔で乾いた手に塗り、パッケージに記載されている指定時間放置する。ぬるま湯で洗い流し、ハンドクリームで潤いを閉じ込める。

   • ハンドマスクは、ドラッグストアや美容用品店などのスキンケア用品専門店で購入できる。
   • 余ったアボカドを使って、自宅で保湿ハンドマスクを作ることもできる。アボカド1/2個と卵白1個を混ぜ、手に塗る。20分ほど置いてから洗い流す。

パート2

手を清潔に保つ

1. 保湿効果のあるハンドソープで洗う。手を清潔に保つことは大切ですが、抗菌作用のあるハンドソープを使うと肌が乾燥してしまいます。その代わりに、シアバターやオリーブオイル、アロエベラなどの保湿成分が配合された保湿効果の高い石鹸で手を洗い、肌本来の油分を奪わないようにしましょう。

   • 手を洗うとき、熱いお湯は肌を乾燥させるので避けましょう。ぬるま湯で洗いましょう。
   • 無香料の石鹸は肌に優しい。
   • 伝染病の蔓延を防ぐためには、定期的に手を洗うことが大切です。少なくとも食事の前とトイレの後には手を洗うべきです。ただし、手洗いのしすぎは皮膚を刺激することがある。
2. 爪ブラシで爪の下をきれいにする定期的に手を洗っていても、爪の下には洗い流せない汚れや垢が残っていることがある。手を洗っている間に、良質のネイルブラシで爪の下を優しくこすり、こびりついた汚れを取り除きましょう。

   • ブラシを使うときは、爪と垂直になるように下向きに持つ。爪全体にブラシを沿わせ、前後にこすりながら汚れを落とす。
   • 爪をこすった後は、普段と同じように石鹸と水と汚れを洗い流す。
3. 爪を切り、形を整えましょう。爪の手入れをきちんとしておくと、爪を清潔に保ちやすくなります。爪切りで好みの長さに整え、爪やすりや爪に優しいエメリーボードで四角や楕円などきれいな形に整える。

   • キューティクル・リムーバーやキューティクル・プッシャーを使って、甘皮をきれいに保つのもよい。キューティクルとは、爪の周りにある皮膚の薄い手のこと。キューティクル・リムーバーは皮膚を柔らかくするので、金属製のキューティクル・プッシャーや木製のオレンジスティックで簡単に押し戻すことができる。キューティクルは絶対に切らないでください。
4. 週に一度は角質ケアを。週に一度はハンドスクラブを使い、乾燥して荒れた皮膚をバフがけし、柔らかく健康的な手を保ちましょう。ぬるま湯で手を濡らし、少量のスクラブを両手にのばし、円を描くようにマッサージします。 ぬるま湯で洗い流し、ハンドクリームを塗る。

   • 角質を除去する前に、保湿石鹸で手を洗いましょう。
   • ハンドスクラブは、ドラッグストアや美容用品店、その他バス用品を扱う店で購入できる。
   • お好みであれば、台所にある材料を使って天然素材のハンドスクラブを自分で作ることもできる。砂糖とオリーブオイルを同量ずつ混ぜ合わせ、手の古い角質をこすり落とすのに使う。

パート3

手を守る

1. 日焼け止めを塗る 他の部分と同じように、手も日焼けによるダメージを受けやすい。手を日焼けから守るために、SPF30以上の日焼け止めを毎日塗りましょう。

   • 特に手を洗った後は、一日中日焼け止めを塗り直すようにしましょう。
   • スキンケアを効率化したい場合は、SPF30以上のハンドクリームを使いましょう。
2. 家事をするときは手袋をする。家事の中には、手にダメージを与えるものがたくさんある。皿洗いでも、庭仕事でも、道具を使う仕事でも、まず保護手袋をはめましょう。そうすることで、手が乾燥したり、ひび割れたり、タコができたりするのを防ぐことができる。

   • 手を水に浸す必要がある作業には、プラスチック製かゴム製の手袋が最適だ。
   • 軽い庭仕事やガーデニングには、布製の手袋が手を汚れや垢から守るのに効果的だ。
   • 重い道具を使うような難しい手作業には、スエードや革製の作業用手袋が手を最も保護する。
   • また、手を乾燥させる寒さからも手を守るために手袋をする必要がある。ニット製でも革製でも良いが、保温性の高いフリースなどの裏地が付いた手袋を選ぼう。
3. 濃いシミにはレチノール・トリートメントを。手のシミやくすみが気になる場合は、レチノール配合のクリームが最適です。レチノールには、新しい皮膚細胞の生成を促す働きがあるため、黒ずみを薄くするのに有効です。寝る前にレチノール配合のクリームを手に塗り、透明感のある滑らかな手を保ちましょう。

   • レチノール製品は日焼けによる刺激を受けやすくするので、レチノールクリームと一緒に日焼け止めを使い、クリームを塗るのは夜だけにしましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Take Care Care Your Hands 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。