泥浴療法を試すには

泥浴療法は、皮膚の治療法である。泥浴は、濃厚で黒っぽい泥の薄い層で皮膚を覆うか、液体泥のプールに浸かることによって行われる。泥浴は、関節炎による痛みを和らげ、筋肉や関節をリラックスさせるだけでなく、皮膚を滑らかにし、角質を除去することができる。 泥浴療法を試すには、泥浴を提供している地域に旅行できるかどうか、または泥浴療法を提供している近くの場所を見つける必要がある。

パート1

場所と泥の種類を選ぶ

1. 泥浴を提供している場所を調べる。治療用の泥を大量に扱っている場所は、意外にも少ない。場所を調べるには、まずインターネットで調べる。塩分を含んだ湖の近くや、歴史的な火山地帯にあるスパは、泥風呂を備えている可能性が高い。ニューメキシコ州のオホ・カリエンテ・ミネラル・スプリングス・リゾート・アンド・スパや、カリフォルニア州カリストガのドクター・ウィルキンソン・ホット・スプリングス・リゾートなどを検討してみよう。 アメリカに住んでいるなら、大まかに3つの場所を利用できる：

   • カリフォルニア州のナパ・バレーは、ミネラル豊富な火山灰が泥に浸透している。
   • ニューメキシコ州北部
   • ユタ州のグレート・ソルト・レイク
2. 国際的な泥浴も検討してみよう。ヨルダンの死海、ルーマニアのテチルギオール湖、ニュージーランドのヘルズ・ゲート地熱公園などだ。

   • 好みの泥の種類によっては、泥の多いヨーロッパか、ギリシャのサントリーニ島のような火山地帯を旅することになるかもしれない。
   • ミネラル豊富な泥は、美容や化粧品店でパッケージ化され、市販されていることも多い。家庭で体の特定の部位に泥を塗るのは、全身泥浴とは違うが、はるかに安価で利用しやすいかもしれない。
3. さまざまな種類の泥の効能を調べてみよう。水の種類、土壌の種類、腐敗した有機物などの組成が異なるため、地域によって泥の治療効果が異なると言われている。すべての泥風呂は筋肉や関節をほぐし、肌の角質を除去するが、特定の種類の泥はさらなる効果をもたらすかもしれない。

   • 死海やグレートソルトレイクのような塩分の多い泥は、皮膚疾患に効果があるとされている。死海の泥はしばしば国際的に輸出されており、オンラインで購入することができる。
   • 湖の泥は「ムーア泥」とも呼ばれ、ヨーロッパの泥炭地にある古代の湖から採れる。この泥は体内の栄養素を補い、肌の状態を改善する効果がある。
   • 温泉泥はミネラルを豊富に含むため、皮膚に自然に含まれるミネラルを補給することができる。
4. トリートメントの種類を選ぶ旅行の計画を立てる前に、スパやリゾートでプロの泥風呂トリートメントを受けるか、湖畔や海辺で自分で泥を塗るかを決めましょう。泥風呂に治療効果（筋肉痛や関節痛の軽減、皮膚からの毒素の排出）を求めるのであれば、プロの施術を受けた方がよいだろう。

   • しかし、湖で泥風呂に入るという体験に興味があったり、死海など特定の場所の泥を使いたい場合は、スパをやめて自分で泥風呂に入る必要がある。

パート2

泥浴療法を始める

1. スパのスタッフに泥の質について尋ねる。スパやリゾートのスタッフは、あなたが入浴する泥の成分について有益な情報を提供してくれるだろう。その泥に含まれる具体的なミネラルと、それぞれがもたらす肌や体への効果について尋ねてみよう。一般的なミネラルには、硫黄、亜鉛、臭化物、マグネシウムなどがある。また、地域によっては泥炭や火山灰、特定の塩が含まれていることもある。

   • もちろん、湖や海沿いのビーチで泥浴をしようと思っても、スタッフはいない。しかし、泥にどんな治癒効果があると言われているのか、地元の人に聞いてみる（あるいはネットで調べてみる）こともできる。
2. 湖や海辺の適切な場所を見つける。スパやリゾートでプロのトリートメントを受けるのではなく、自分で泥浴をする場合は、体にこすりつける泥がたくさんある場所を探す必要がある。泥を塗ったまま横になりたい場合は、近くに芝生や岩がある場所を探しましょう。

   • 地元の人や他の観光客を観察し、彼らが泥を塗る場所や方法を観察する。ビーチの広さや泥が手に入るかどうかによっては、選択肢が限られるかもしれないが、同じような場所を探してみよう。
3. 服を脱ぐ。場所によっては、服をすべて脱いで裸で泥に入るように言われることもあるし、水着のまま泥に入るように言われることもある。泥は体内に蓄積された毒素を皮膚から排出するため、できるだけ肌を露出させることが大切です。

   • 完全に泥に浸かるのではなく、体の一部分（足など）だけを「入浴」させる場合は、その部分の衣服を脱ぐだけでよい。
4. 泥がきれいになっていることを確認すること。泥浴療法を提供するリゾートやスパでは、利用者の間で泥に熱湯を通し、バクテリアを殺し、泥に付着した皮膚やその他の異物を洗い流す。泥に浸かる前に、泥が洗浄されることをスタッフや経営者に確認すること。

   • 泥を洗い流すのではなく、泥を完全に入れ替え、入浴者ごとに新しい泥を入れるスパもある。
   • 湖や海で泥浴をする場合は、このステップは省略できる。泥は十分にあるはずなので、自分だけのパッチを見つけたり、体に塗ったりすることができる。

パート3

泥に入る、または泥を塗る

1. 泥の中に体を浸す。温泉の場合は、泥風呂の入り方について案内があり、係員が泥風呂に入るのを手伝ってくれることもある。係員の知識を活用し、手順が正しいか確認する。泥は全身を覆い、あごくらいまでつかる。

   • 泥の温度は100～104°Fに保たれているようで、湯船の温度とほぼ同じだ。
2. 泥を体にこすりつける。海や湖のそばで泥に浸かるほど深くない場合は、泥をたっぷり手に取り、露出した肌に塗りつける。他の人がどのように泥を塗っているかを観察し、それに倣う。この泥は確かに衛生的ではないので、口や目に近づけすぎないようにする。

   • 泥を塗った後は日向に寝ると、泥が乾いて落としやすくなる。
3. 泥の中にいる時間は30分程度。30分ほど泥に浸かっていると、泥が肌の角質除去と保湿をし、関節や筋肉の痛みを和らげてくれる。泥に浸からずに泥を体に塗る場合も、30分程度にとどめましょう。

   • スパや公的施設で泥浴のトリートメントを受ける場合は、スタッフが監視し、泥から出るタイミングをアドバイスしてくれるはずだ。湖畔や人里離れた場所にいる場合は、自分で時間を管理する必要がある。
4. 泥を洗い流す泥浴びが終わったら、水で体を洗い流す。スパや施設には近くにシャワーがあるはずなので、それを使って体を洗い流す。湖や海の近くであれば、短時間泳いで泥を洗い流しましょう。

   • 石鹸が使えなくてもストレスはない。泥浴の後は、通常のシャワーを浴びるようにしましょう。
5. 高血圧の方は泥浴の治療を受けないでください。高血圧を含む多くの病状が、泥浴の絶え間ない熱によって悪化する可能性がある。皮膚感染症や皮膚（湿疹や乾癬などの発疹を含む）がある場合、泥浴はその症状を悪化させる可能性がある。

   • 泥浴は妊娠中の女性にもお勧めできない。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Try Mud Bath Therapy 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。