髪のセット方法

ストレートアイロンやカールアイロン、ホットローラーといった道具が普及する前は、女性たちは熱を使わずに髪をセットする方法を学ばなければならなかった。濡れた髪を大小さまざまなローラーで巻き、髪を乾かして好みのスタイルに仕上げるのだ。現代の多くのヘアスタイルがセットすることを放棄したとはいえ、ローラーはカールした髪を長持ちさせる素晴らしい方法だ。また、熱を加えない方が安全です。いくつかの簡単なステップを踏むだけで、クラシカルなカールヘアに仕上がります。

知っておくべきこと

• 清潔な湿った髪を3つに分ける。そして、一番上のセクションを細かく分ける。
• 小さいセクションを巻きつける。髪全体が巻けるまで、下に向かって巻いていく。
• 髪を自然乾燥させるか、ドライヤーを使うとセットが早くなります。

パート1

髪をセットする準備

1. カーラーを選びます。ローラーの大きさでカールの大きさが決まります。大きめのローラーを使えば大きなカールやウェーブが、小さめのローラーを使えばピンとしたカールやスパイラルカール、弾むようなカールが作れます。

   • ローラーを選ぶ際には、髪の長さと太さを考慮することもお忘れなく。長くて太い髪は、短くて細い髪よりもゆるやかなカールになります。
   • 理想的なローラーのタイプも、カールをどのようにセットするかによって変わってきます。例えば、マジックテープ式のローラーはドライヤーで簡単にセットできますが、ローラーをつけたまま寝るつもりなら、スポンジローラーや曲がるローラーの方が快適です。
2. 髪を洗う。シャンプーを十分にし、すすぎます。乾燥を防ぎ、カールが縮まないようにするため、サルフェートフリーのシャンプーを使う。一般的なヘアケアにコンディショナーが含まれている場合は、それを使う。完全にすすぎ、軽くタオルドライする。

   • リーブイン・コンディショナーを使うなら、今がその時です。
   • 濡れた髪を絡まないようにとかす。
3. スタイリング剤でセットの準備をする。スタイリング剤をつけておくと、髪がセットされたときにカールをキープしやすくなります。スタイリング剤の量が多ければ多いほど、キープ力も増すことを覚えておいてください。ムース、ジェル、ヘアスプレー、あるいは熱を活性化させるセットスプレーから選んでください。毛先だけにスプレーして下の方にカールをつけたり、根元と下にスプレーしてボリュームのあるウェーブをつけたり、カールをカスタマイズすることができます。
4. 髪を分ける。髪を3つに分け、トップと両サイドに1つずつ、後れ毛はルーズに残す。このうち1つずつにカーラーを当てると、作業が楽になる。

   • 長いクリップで髪を留めます。
5. スプレーボトルに水を入れ、髪を濡らしながら巻く。髪を湿らせるタイミングに決まりはないので、髪が乾きすぎて作業しにくいと感じたらスプレーするだけでよい。

パート2

ローラーで髪を巻く

1. 一番上の髪から巻き始めます。3つのセクションのそれぞれを、ローラーの幅程度に、厚さ2インチ以下に分割します。最終的に、髪が落ちる方向にセクションを転がします。 髪を2本の指で挟みます。毛先をローラーに巻きつけ、巻き始めるまで押さえます。頭皮まで巻き続ける。

   • 次のローラーも同じように巻く。
   • 毛先をエンドペーパーで巻いておくと、ローラーに髪を均一に巻きつけやすくなります。ショートヘアの場合は特に有効です。
   • トップの部分には大きめのローラーを使い、頭の下のほうに行くにしたがって徐々にサイズを小さくしていくこともできます。こうすることで、トップはゆるめのウェーブ、ボトムにかけてはタイトなカールを作ることができます。より均一に仕上げるには、同じ大きさのローラーを全体に使います。
   • 大きすぎる髪を巻こうとすると、カールができないことがあります。
2. カールの方向を選ぶカールの方向は、顔の方向か、顔から離れる方向かを意識してください。どちらか一方にローラーを置き、そこから巻いていきます。ほとんどのヘアスタイルの場合、頭頂部のローラーは顔から離して後ろ向きに巻きます。

   • カールが均一に落ちないようにしたい場合は、いろいろな方向に巻きます。ある部分は前に、ある部分は後ろに巻くと、より自然なカールになります。
3. サイドの髪を巻きます。トップの両サイドからローラーに髪を入れる。ほとんどのヘアスタイルでは、サイドのローラーは下方向に巻きます。

   • このサイドセクションの上部から下部（耳のあたり）へ移動する。
   • 複数のサイズのローラーを使っている場合は、このセクションの一番下から徐々に小さいローラーを使い始め、一番小さいローラーで終えます。
   • ヘアスタイルの一番下で外ハネにしたい場合は、一番下のローラーを上向きに巻きます。
   • 反対側のセクションに行き、これを繰り返す。
4. 後ろの部分を3つに分ける。各セクションの髪の上部から下部に向かって転がす。

   • 複数のサイズのローラーを使う場合は、襟足に近づくにつれて小さいローラーを使うようにしてください。

パート3

巻いた髪のセットとスタイリング

1. 巻いた髪を完全に乾かします。ドライヤーを30分ほど当て、髪が完全に乾いていることを確認してください。まずローラーを1本外し、乾いていることを確認する。乾いていない場合は、ドライヤーで10～15分乾かしてからローラーを外します。

   • 髪が長く太いほど、完全に乾くまでに時間がかかります。
   • ローラーをつけたまま寝る場合は、朝までローラーを外さないでください。残りのローラーを外す前に、必ず1本のローラーをテストしてください。
2. ローラーを外します。髪が完全に乾いてから、1本ずつローラーをほぐします。髪が絡まないように、ゆっくりと作業してください。一番下のローラーから外し、髪の上の部分から外していくのが簡単です。
3. 巻いた髪をスタイリングする。ローラーを外したら、ブラシでカールをほぐします。カールは2～3ストロークで形が保たれるはずですが、それ以上はカールが落ちてしまう可能性があるので、やりすぎに注意してください。

   • ピックを使ったり、カールを指でなぞったりして、カールを分けてボリュームを出すこともできる。
4. ヘアスタイルを仕上げる好みのカールとボリュームになったら、ヘアスタイルを完成させる。ロングのゆるふわカールなら、もう完成です。でも、ストレートのときと同じように、巻いた髪を後ろで結んだり、ヘアピンやバレッタで固定することもできます。
5. スタイルをセットする思い通りのスタイルになったら、ヘアスプレーをかけてセット完了。スプレーは、軽くナチュラルに仕上げるものから、ガチガチに固めるものまで、お好みの効果のものを選んでください。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 How to Set Hair 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。