髪から塩素を取り除く方法

塩素はほとんどのプールを清潔に保つために欠かせないものだが、髪を荒らすこともある。塩素は、明るい髪に緑色を帯びさせ、ほとんどの髪を乾燥させ、時間とともにもろくします。しかし、髪から塩素を取り除くのは簡単だ。塩素除去剤や、リンゴ酢や重曹などのホームトリートメントを使って、シャワーで洗い流すことができます。

方法1

水泳用品で塩素を除去する

1. 水泳用シャンプーでシャンプーする。スイムシャンプー（塩素除去シャンプー）は、塩素とその結果生じる緑色の着色を除去するために特別に処方されています。プールから上がったら、できるだけ早くスイムシャンプーで髪をよく洗いましょう。シャンプーは必ず泡立て、1分ほど置いてから完全にすすいでください。

   • カラーリングした髪の場合は、スイムシャンプーの代わりに、カラーリングしても安全なクラリファイングシャンプーを使うことができます。
   • これらのシャンプーは、ほとんどの薬局、美容・ヘアケア専門店、オンラインショップで購入できる。
   • シャンプーの後にコンディショナーを使えば、髪のもつれをほぐし、なめらかな髪を保つことができる。
2. 新しいシャンプーを買う代わりに、塩素除去スプレーを吹きかける。一部のスポーツ用品店や水泳用品店では、塩素除去スプレーを販売している。シャワーで髪をすすいだ後、シャンプーする前に使う。ボトルを頭から腕の長さ半分ほど離し、髪全体にスプレーを吹きかける。その後、いつものシャンプーでスプレーを洗い流す。

   • これらのスプレーは、髪の塩素を中和してダメージや刺激を防ぐ働きをします。
   • ほとんどの塩素除去スプレーは、髪と肌の両方に使えるように処方されているので、肌の塩素による刺激や臭いを除去するためにも使うことができる。
3. 髪を定期的に塩素にさらしている人は、専用のトリートメントを試してみよう。水泳用シャンプーを製造している会社の中には、専用のトリートメントを製造しているところもある。パウダー状のトリートメントで、シャワーを浴びながら髪になじませる。2～3分置いてから洗い流します。

   • このようなトリートメントは、他の塩素除去剤の代わりにも、加えて使うこともできる。

方法2

自宅で髪をトリートメントする

1. 重曹でペーストを作る。1/4カップ（32g）～1/2カップ（64g）の重曹と、水っぽいペースト状になるくらいの水を混ぜる。湿った髪にペーストをつけ、頭皮から毛先に向かってマッサージする。その後、きれいな水でペーストを洗い流し、シャンプーをする。

   • 重曹が塩素を中和し、塩素が付着した緑色を浮き上がらせる。重曹を使った後は髪がパサつくので、保湿効果のあるコンディショナーでケアする。
   • 髪が非常に明るい場合は、残留した緑色を完全に浮き上がらせるために、このプロセスを数回繰り返す必要があるかもしれない。
2. リンゴ酢で髪を洗う。アップルサイダービネガーは、泳いだ後の清涼化シャンプーのような効果があります。シャワーを浴びながら、1/4カップ（約60ml）のリンゴ酢を頭からかけます。指の腹を使って、頭皮から毛先にかけてなじませる。その後、きれいなぬるま湯で酢を洗い流す。

   • お酢を使った後にシャンプーをする必要はありません。酢のにおいが残る場合は、コンディショナーを使ってにおいを取り除いてください。
   • アップルサイダービネガーは髪の汚れを落とす作用があるため、断続的に使用することはお勧めできません。定期的に泳ぐ場合は、塩素除去剤に投資する価値があるかもしれない。
3. トマトペースト、ケチャップ、トマトジュースなどのトマト製品を試してみよう。湿らせた髪にトマト製品を頭皮から毛先に向かって薄く塗る。10～15分置いてから、シャワーで髪をよくすすぐ。洗い流したらシャンプーをし、いつものヘアケアをする。

   • このとき、髪にまんべんなく行き渡らせるために、歯幅の広いクシを使うとよい。
   • トマト製品の赤い色は、塩素が明るい髪に残す緑色の着色を中和するのに特に役立つと考えられている。
4. クラブソーダにレモン汁を加え、柑橘系のリンスを作る。小さなボウルにレモン1個分の果汁とクラブソーダを入れ、湿った髪か乾いた髪にかけ、歯幅の広いクシでとかし、製品を均等に行き渡らせる。3～5分置いてから、シャワーで髪を十分にすすぐ。その後、いつものシャンプーを使ってください。

   • トリートメントをスプレーボトルに入れて、髪に吹きかけることもできる。
   • 頭皮の乾燥、ひび割れ、炎症、かさつきが気になる場合は、このトリートメントを試さないでください。

方法3

塩素の蓄積を防ぐ

1. スイムキャップをかぶる。泳ぐ機会が多いなら、スイムキャップは価値ある投資だ。軽量で通気性が良く、頭に快適なシリコンスイムキャップを探しましょう。良いキャップは、髪が引っかかったり、かぶって頭痛がするようなことはありません。

   • キャップの効果を最大限に生かすには、プールに入る前に髪をすべてキャップの下に収めておくこと。
2. きれいな水で髪を濡らすプールに入る前に、シャワーのきれいな水で髪を完全に濡らしましょう。こうすることで、プールに入った後に髪が吸収する塩素水の量を最小限に抑えることができます。

   • 多くのプールでは、ロッカールームやスイミングエリア近くの屋外にシャワーがあり、泳ぐ前や泳いだ後に利用することができます。
3. 泳ぐ前に髪をオイルでコーティングしましょう。オイルは疎水性（水を嫌う性質）なので、塩素を含んだ水を髪からはじく効果がある。泳ぐ前にヘアオイルを頭皮から毛先までたっぷり塗る。オイルの効果を最大限に引き出すには、スイムキャップの下に使用すること。

   • ヘアオイルがない場合は、オリーブオイル、ココナッツオイル、アボカドオイル、ホホバオイルなどを使ってもよい。
4. 泳いだ後はすぐに髪をすすぎましょう。泳いだ後、ロッカールームでシャワーを浴びなくても、少なくとも髪はすすぎましょう。そうすることで、塩素を除去するプロセスが始まり、プールの化学物質が髪に長期的に蓄積するのを防ぐことができます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Get Chlorine Out of Your Hair 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。