縛られた状態から脱出する方法

私たちのほとんどは、身の危険を感じることなく日常生活を送っている。しかし、万が一、身の危険を感じるような状況に陥った場合、どのように対応し、身を守ることができるかを事前に知っておくことが賢明である。軍事行動、外出先や海外旅行先での誘拐、攻撃的な家宅侵入者など、自分が攻撃され、縛られていることに気づいたら、拘束から逃れる方法を知っておく必要がある。縛られているときにパニックにならず、縛りを緩めるか、自由になることに集中することが重要です。

方法1

ロープで縛られた状態から脱出する

1. きつく縛られないように体勢を整える。縛りが緩ければ緩いほど、逃げやすくなります。なるべくきつく縛られないようにしましょう。例えば、手首を前に縛られている場合は、両手の指の関節を合わせ、両手を胸の方に引き寄せます。一見、協力しているように見えますが、手首と手首の間に隙間ができます。

   • また、両手を前に出し、手首を交差させて縛る方法もある。縛られている間、手首の下を45度ほど回転させ、ロープがきつく締まったら、手首をまっすぐにしてロープを緩める。
   • 大きな音を立てる。ほとんどの人は心の底では、必要以上の不快感や苦痛を与えたくないと思っている。痛みに泣き叫ぶ--たとえそうでなくても。文句を言いなさい。涙を流せ。話しかけ、操ろうとする。精神的に難しくして、そのしがらみをきつく締め付ける。
   • 作業を難しくする。ほとんどの人は、ロープの結び方やノット、テクニックの専門家ではない。通常、正式な訓練を受けていない一般人（牛の扱いに習熟した人など）は、十分な仕事をしない。もし、あなたが暴れたり、抵抗したり、一般的に肉体的に困難であれば、その作業はより難しくなります。
2. 縛られている間、すべての筋肉を緊張させてください。 手首や足首以外も縛られている場合は、そうすることで脱出しやすくなります。筋肉が緊張しているときは、リラックスしているときよりも膨張し、より多くのスペースを取る。そうすると、捕獲者があなたをきつく縛っている間、あなたの体は大きくなる。その結果、筋肉をリラックスさせると、体はわずかに縮み、ロープも緩くなる。

   • これは、ほとんどの脱出アーティストが使うテクニックで、筋肉の力を抜くとロープが少し緩むようになっています。
   • もし捕獲者があなたの胸にロープを巻いていたら、深呼吸をして肺をできるだけ大きく膨らませ、十分な大きさの緩い場所を作ることができたら、そこから抜け出す。
3. 両手に巻かれたロープから身をよじる。捕虜が背中を向けたり、あなたがいる部屋から出たりしたら、手首を前後に回して緩める。ロープが緩んできたら、ロープから抜け出すことができるかもしれません。

   • 両手が胴体や両脇に縛られている場合は、両手が体の細い部分（真正面など）に来るまで、両手をくねらせる。ロープが緩み、抜け出すことができる。
   • 腕がお腹や胸、胴体に固定されている場合は、片方の腕を上に曲げ、縛りを持ち上げてみる。ロープが少しでも緩んでいれば、頭上から滑り落とすことができるかもしれない。
4. 手首のロープを切ってみる。他のロープを解くには両手が必要なので、必ず両手を自由にすることから始める。ロープ（電話や電気のコードも）は摩擦で切れるので、縛ったロープをこすりつけられる硬いものを探す必要がある。 セメントの壁の露出した角、テーブルの縁、御影石のカウンターなどを探す。

   • 部屋に一人でいる場合は、ナイフやハサミの刃など、鋭利なものがないか探してみよう。両手を縛られた状態でこれらのものを使ってロープを切る場合は、切ったり怪我をしたりしないように注意してください。
   • ポケットに鍵や小さなナイフを入れている場合は、誰にも気づかれないように取り出すようにする。素早くロープを切ることができれば、脱出への道は開けます。
5. 足腰を解放する前に、靴を蹴り脱ごう。手が自由にできない場合は、まず足を自由にする必要があるかもしれない。靴下だけだとロープが滑りやすいので、靴を脱いでください。もしロープが緩んでいたら、前かがみになって歯で結び目をほどく。

   • 足が自由になったら、縛られた両手でレッグボンドを足の上から外れるまで引き下げる。
6. 脱出の瞬間は慎重に計画すること。自由になったらすぐにドアから飛び出そうと思わないこと。時間をかけて、脱出のベストタイミングを選ぶべきだ。捕虜が背中を向けたり、部屋を出ていったりしたら、脱走を開始する。 できるだけ早く遠くへ逃げること。

   • 捕虜に追われることが予想される場合は、周囲に紛れ込むか、身を隠すようにし、必要に応じて武装する（例えば、鉄筋など）。
   • また、警察に追跡してもらうために、捕まった人の情報を集めることもできます。彼らの外見や体つき、入れ墨や傷跡、声などに注意を払うこと。

方法2

ジップタイから解放される

1. ジップネクタイのロック機構を解除します。これは、ジップネクタイの最も弱い点であり、最も簡単に破ることができます。結束バンドを解くには、両手の指の関節を合わせて拳を作り、縛った両手を頭の上に上げ、それから鋭く下ろす。同時に肘を引き離し、手首を腹部へ強く押し込むと、結束バンドのロック機構が切れるほどの圧力がかかるはずです。

   • 両手を前に縛られている場合は、ジップタイをできるだけ締めてください。ジップタイが緩いと、そこから自由になるのが難しくなります。
2. 摩擦でジップタイを切り裂く。硬い表面に自分で移動できる場合は、ジップタイのバンドを表面の上で何度もこすって摩擦を高め、最終的にジップタイを切り裂きます。

   • パラコードやケブラーの紐は耐熱性があり、ジップタイやロープを切り裂くのに十分な摩擦を作り出すことができます。縛られているかもしれないと心配な場合や、危険な場所を移動する場合は、靴ひもをパラコードやケブラーのひもに替えることを検討してください。 脱出するには、両足の靴ひもを結び、結び目を縛られた手首の間に挟みます。そして、「自転車」のような動きで摩擦を起こし、ジップタイを切る。
3. ジッパータイから抜け出す。縛られているときは、拳を強く握って手首の筋肉を広げる。こうすることで手首が大きくなり、手の力が抜けたときに縛りが緩くなります。 この方法を正しく行えば、怪我をすることなく、ジップタイから手を引き抜くことができるはずです。

   • きつく縛られている場合は、手を回転させ、手首を前後に動かしてください。そうすることで、プラスチックのジッパーコードが緩み、手を自由に動かすのに十分なスペースができる場合があります。
   • 時間がかかるかもしれないので、逃げようとしているところを捕虜に見られないように注意してください。

方法3

ダクトテープから抜け出す

1. 目の前でテープを破る。ダクトテープは粘着力が強いとはいえ、破れたり切れたりしやすいものです。両手を前に縛られている場合は、両手を頭の上に上げ、肘を引き離すと同時に腹部に向かって素早く下ろします。

   • ジップタイと違い、この方法でダクトテープを破っても手首を切ることはまずありません。
2. ダクトテープを噛み切る。ダクトテープはロープほど頑丈ではないので、簡単に曲がったり破れたりします。これをうまく利用しよう。ダクトテープを噛み切るか、歯でテープを破り、テープをこじ開ける。

   • 歯でテープを破ることができない場合は、歯や口でテープを皮膚から剥がすようにしてください。そうすることで、テープからはみ出すスペースができます。
3. テープをほぐすために、ダクトテープを濡らします。他の種類のテープと同様、ダクトテープも水に濡れると粘着力がほとんどなくなります。水筒や自然の水源が近くにある場合は（縛られている部屋の床や流し台に水がある場合でも）、水をかけてテープを湿らせてください。 時間が経つとテープが緩み、手や足を引き抜くことができるようになります。

   • ガムテープを舐めたり唾を吐いたりすれば、口の中の唾液でも粘着を緩めることができる。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「縛られた 状態から脱出する方法 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAで利用可能です。