スプリット・エンドを治療する方法

枝毛は、毛髪が弱くなり、毛幹の末端付近で切れ始めると起こります。熱すぎるスタイリング、日光、刺激の強いスタイリング剤などは、すべて枝毛の原因になります。しかし、枝毛を完全になくすには、髪を整える必要があることを覚えておいてください。枝毛を目立たなくするために、枝毛を処理したりケアしたりすることはできますが、その効果は一時的なものです。

方法1

サロンの製品とトリートメントを使う

1. 正しいタイプのシャンプーとコンディショナーを使う。ラベルにリストラクチャリング、リペアリング、ナリシング、ハイドレーティング、モイスチャライジングと書かれているものを探しましょう。これらのタイプのシャンプーとコンディショナーは、髪に水分、タンパク質、ビタミンを追加し、より健康で強くするように設計されています。枝毛を元通りにふさぐことはできませんが、枝毛を扱いやすくし、枝毛が髪の軸の上まで進むのを防いでくれます。

   • 枝毛を修復することはできません。できるのは、枝毛を目立たなくすることだけです。
2. ディープコンディショニング・ヘアマスクを月に2～3回使用する。いつものように髪を洗いますが、いつものコンディショナーの代わりに、ディープコンディショニング・ヘアマスクを使います。洗い流さず、髪から余分な水分を絞り出し、シャワーキャップをかぶる。15分から20分、または製品の説明書に記載されている時間そのままにし、その後冷水で洗い流す。ただし、マスクを長時間つけっぱなしにしすぎると、タンパク質が髪をもろくする原因になるので注意すること。枝毛専用のヘアマスクが見つからない場合は、こう書いてあるものを探してみよう：

   • ディープリペア
   • 毛髪補修トリートメント
   • 修復
3. 週に一度、毛先に美容液をつける。コンディショニング剤や髪にツヤを与える成分が入っているものを探す。傷んだ枝毛にたっぷりとつける。いつものようにスタイリングする。この美容液は、枝毛をケアし、なめらかにする働きがある。枝毛用の美容液には、通常、以下のいずれかが含まれています：

   • 枝毛クリーム／メンダー
   • ピュア・オイル・トリートメント
4. ブラジリアンブローのスプリット・エンド・リペア・トリートメントを試してみてください。このトリートメントを受けるには、認定サロンを見つける必要がある。所要時間は約10分で、散髪やトリミングの直後に行うのが効果的です。トリートメント剤と髪に優しいヒートスタイリングを組み合わせることで、枝毛を最長4週間ふさぐことができます。

   • このトリートメントは毛先をコーティングし、枝毛を密閉します。ただし、枝毛が修復されるわけではなく、トリートメントは一時的なものであることに留意してください。実際、このトリートメントを頻繁に使いすぎると、髪がさらに傷む可能性があります。

方法2

自然の製品とトリートメントを使う

1. ティースプーン1/2杯のオリーブオイルを髪になじませる。 手のひらにオイルをとり、毛先を中心に上に向かってやさしくマッサージする。髪が油っぽくならない限り、オイルは洗い流さないでください。洗い流す場合は、冷たい水を使う。もし家にオリーブオイルがない場合は、以下のような方法もある：

   • アボカドオイルは保湿力があり、乾燥した髪や縮れ毛に最適です。
   • ひまし油はやや乾燥しがちだが、強度を増すので、オイリーな髪やもろい髪に最適。
   • ココナッツオイルは保湿性があり、すべての髪質に適している。髪を柔らかく艶やかにしてくれる。
   • ホホバオイルは重みがなく、オイリーな髪に最適です。
   • セサミオイルはどんな髪質にも合います。髪のコンディションを整え、ツヤを与えます。
2. オイルトリートメントを使う。オリーブオイル1/4～1/2カップ（60～120ミリリットル）を電子レンジで温める。髪の根元を避け、毛先を中心にオイルをつける。シャワーキャップの下に髪を入れ、20～60分そのままにし、時間が来たらシャワーキャップを取って髪を洗う。オイルをすべて落とすには、数回洗う必要があるかもしれない。髪が特に弱っている場合は、オリーブオイルに以下の強化成分を加えることを検討してください：

   • ニームオイル小さじ1
   • アロエベラジェル小さじ1杯
   • キャロットシードオイル4滴
3. 卵とオイルを使って、栄養たっぷりのヘアマスクを作る。ボウルにオリーブオイル大さじ2、ココナッツオイル大さじ1、卵1個を入れて混ぜる。毛先を中心に、根元を避けて髪に塗る。シャワーキャップをかぶって30分待つ。熱いお湯は使わないでください。髪にスクランブルエッグがつく可能性があります。

   • オリーブオイルは保湿力が高い。脂肪酸、抗酸化物質、ビタミンEも豊富だ。
   • ココナッツオイルは保湿効果が高いだけでなく、タンパク質、ビタミンE、ビタミンKも豊富で、これらはすべて髪を健康で丈夫に保つために重要な成分です。
   • 卵には、髪の健康に重要なビタミンA、D、Eが含まれている。また、保湿効果のある脂肪酸とタンパク質も豊富に含まれている。
4. ハチミツとココナッツオイルで保湿ヘアマスクを作る。大さじ2杯のココナッツオイルと大さじ1杯の蜂蜜を混ぜ合わせる。髪の先端にマッサージするようにつけて、30分から60分放置する。シャワーキャップで髪を覆っておくと、混合液が乾燥したり髪についたりするのを防げる。時間が経ったら髪を洗う。

   • ココナッツオイルには、髪を健康で丈夫に保つために重要なタンパク質とビタミンがたっぷり含まれている。ココナッツオイルは保湿効果も高い。
   • ハチミツは髪に水分を取り込むのに役立ちます。枝毛は通常、もろく乾燥した髪に起こるので、髪を保湿することは枝毛を予防し、今ある枝毛が悪化するのを防ぐのに役立ちます。
5. アボカド、卵白、オリーブオイルを混ぜると、栄養たっぷりのヘアマスクになる。アボカド1個（皮をむいておく）、卵白大さじ2、オリーブオイル大さじ3を用意する。アボカドを残りの材料と一緒に、なめらかなクリーム状になるまでつぶす。混ぜ合わせたものを髪全体にのばし、シャワーキャップで全体を覆う。45～60分後、シャワーキャップを取り、いつも通り髪を洗う。 熱いお湯を使うと、卵が髪の中で煮えてしまうことがあるので避けること。
6. パパイヤ1個とヨーグルトを混ぜ合わせれば、ヘルシーでタンパク質たっぷりのヘアマスクに。パパイヤ（皮をむいて種をすくったもの）1個とプレーンヨーグルト1/2カップ（125グラム）を用意する。2つの材料をミキサーでクリーム状になるまで混ぜ、髪全体になじませる。シャワーキャップをかぶって45分放置し、いつものシャンプーで洗い流す。
7. ゼラチンを使って健康的なヘアマスクを作る。まず髪を洗ってシャンプーし、コップ1杯（240ミリリットル）の水に、大さじ1杯の味のついていないゼラチンと小さじ1杯のリンゴ酢を加えて混ぜる。混ぜたものを髪全体にのばし、5分間放置する。時間がたったら洗い流す。これで髪が丈夫になり、毛先が裂けるのを防ぐことができる。また、枝毛の悪化を防ぐこともできる。

方法3

枝毛のケア

1. サテンやシルクの枕カバーで寝る。 コットンやリネンの枕カバーはお手頃かもしれないが、ザラザラした質感が髪にひっかかり、裂けて、枝毛を悪化させる可能性がある。サテンやシルクの枕カバーへの投資を検討しましょう。

   • サテンやシルクの枕カバーが見つからない場合は、エジプト綿のような糸数の多い綿の枕カバーを検討してください。
2. 6～8週間に一度、髪を整えることをお勧めします。こうすることで、毛先が裂けるのを防ぐことができます。すでに枝毛がある場合は、枝毛の1.5インチ上でカットする必要があります。

   • 枝毛を抑えた後は、6～8週間ごとに0.5インチ（1.3cm）カットすることで、健康な髪を維持することができます。
   専門家のアドバイス

   プロのヘアスタイリスト

   アーサー・セバスチャンはカリフォルニア州サンフランシスコにあるArthur Sebastian Hair Salonのオーナー。アーサーはヘアスタイリストとして20年以上働き、1998年に美容師免許を取得した。彼は、成功するヘアスタイリストの真の仕事は、情熱と美容への愛から生まれると信じている。

   
   プロのヘアスタイリスト

   適切で一貫性のあるヘアカットは、髪の枝毛を防ぎます。髪が切れていると、毛先が2つか3つに分かれてしまうことがあります。しかし、定期的にヘアカットをすれば、枝毛になることはありません。髪を切ることで、髪が少し長く伸びるのです。
3. タンパク質を含む食品をたくさん摂る。 タンパク質は、丈夫で健康な髪にとってとても重要です。枝毛を元通りにふさぐことはできないかもしれませんが、残りの髪を強くし、ダメージがひどくなるのを防いでくれます。タンパク質を多く含む食品をいくつか紹介しよう：

   • 豆類
   • チーズ、牛乳、ヨーグルトなどの乳製品
   • 卵
   • オヒョウ、サーモン、マグロなどの魚介類
   • 鶏肉、牛赤身肉、七面鳥、豚肉、子牛肉などの肉類
   • ピスタチオやカボチャの種などのナッツ類や種子類
   • 豆腐や豆乳などの大豆製品
4. ビタミンやビオチンが豊富な食品をたくさん食べる。例えば、タンパク質やビタミンは、強く健康な髪を維持し、ダメージの悪化を防ぐために重要です。

   • ビタミンCが豊富な柑橘類、ブロッコリー、ほうれん草などを食事に取り入れてみましょう。
   • 食事にビオチンを増やすには、ベリー類、魚、ナッツ類を多く摂ること。
5. 環境によるダメージから髪を守りましょう。枝毛が直るとは限りませんが、これ以上ひどくならないようにすることはできます。環境から髪を守る方法はいろいろある。いくつかリストにしてみました：

   • 冬でも、外出時には帽子やスカーフを着用する。冷たい空気は、暑い太陽と同じくらいダメージを与えます。日差しの強い暑い日に長時間外にいる場合は、髪用のUVカットスプレーの使用を検討しましょう。
   • 水泳帽をかぶり、塩素から髪を守りましょう。
6. サルフェート、シリコン、パラベンを含むヘア製品は避けましょう。これらの成分は髪に大きなダメージを与え、枝毛を悪化させます。避けるべき成分とその理由は以下の通り：

   • 硫酸塩は亜硫酸塩と表記されることもあり、市販の洗浄剤にも含まれている刺激の強い洗剤です。シャンプーの泡立ちをよくしますが、髪から天然のオイルを奪い、乾燥させてもろくします。
   • シリコーンは、髪をなめらかにするプラスチックです。残念なことに、シリコーンは硫酸塩でしか落とすことができません。シリコーンが蓄積すると、髪がパサついたり、くすんだりします。
   • パラベンは防腐剤で、ガンにつながる可能性がある。避けたほうがよい。
7. 刺激の強い化学トリートメントは避けましょう。パーマ、縮毛矯正、カラーリングなど、髪にダメージを与えるものばかりです。また、化学トリートメントは髪を弱くし、傷みやすくします。ケミカル・トリートメントを使う場合は、できるだけ頻繁に使わないようにしましょう。

   • また、ヘアスタイルを大きく変えるのではなく、手直し程度にとどめることで、ダメージを最小限に抑えることができます。
8. 熱を加えるスタイリングは避け、その際は保護スプレーを使いましょう。どうしてもドライヤーを使いたい場合は、設定を最低にしてください。また、縮毛矯正やカールアイロンを毎日使うのも避けましょう。過度の熱は髪を乾燥させ、もろくし、枝毛を悪化させます。

   • 縮毛矯正やカールをする前には、必ずヒートプロテクトスプレーで髪を保護してください。これで髪が保護され、乾燥してもろくなるのを防ぐことができます。
9. 髪が裂けないように、きちんとブラッシングする。毛先から上に向かって、少しずつブラッシングしましょう。巻き髪の人は、歯の広いクシを使うとよいでしょう。根元から真下にブラッシングしてはいけません。髪がひっかかったり、裂けたりして、枝毛がさらに悪化してしまいます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Treat Split Ends " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。