ダメージヘアのケア方法

傷んだ髪はイライラするものだが、少しの時間と愛情とケアで、扱いやすい髪にすることができる。傷んだ髪をケアする第一歩は、髪を保湿することです。乾燥した髪は非常にもろく、それがダメージヘアにつながることが多い。この記事では、髪をやわらかくするコツをご紹介します。また、健康で丈夫な髪を保つことで、将来髪が傷むのを防ぐ方法についてもアドバイスします。

パート1

髪のお手入れ

1. 正しいブラッシングをしましょう。根元から毛先に向かってブラッシングするのはやめましょう。毛先から少しずつブラッシングしましょう。使用するブラシは、毛先がやわらかく、柔軟性のあるものを選びましょう。

   • カーリーヘアでない限り、髪が濡れたままブラッシングしないでください。
   • カーリーヘアの場合は、濡れたままの髪を歯の広いクシでブラッシングする。できれば、コンディショナーを洗い流す前に行うこと。コンディショナーが髪をすべるのを助け、抵抗や切れ毛が少なくなります。
   • ブラッシングをしやすくするために、ヘアデタングラースプレーやジェルを使うのもよいでしょう。ブラシやコームが髪を通りやすくなります。
2. 高い位置でのポニーテールやきつい三つ編みなど、髪に負担をかけるヘアスタイルは避けましょう。こういったヘアスタイルは、時間の経過とともに髪の軸を弱め、もろくなったり切れたりする原因になります。代わりに、髪を下ろしたり、ローポニーテールや三つ編みのようなルーズなスタイルにするようにしましょう。
3. 6～8週間に一度は髪を切りましょう。 髪を切ることで、枝毛をなくすことができます。定期的に髪を切らないと、ダメージがどんどん髪の根元まで伝わり、さらにダメージが大きくなる可能性があります。
4. カラーリング、パーマ、リラックスの頻度や回数を減らしましょう。どうしても化学処理をしたい場合は、パーマやリラクゼーションを先に行い、2週間待ってからカラーリングをしましょう。そうすることで、髪が回復するのに十分な時間ができ、さらなるダメージを防ぐことができます。

   • 髪を染める場合は、3トーン以内に抑えるようにしましょう。明るくしすぎると、髪が加工されすぎてパサついたり、もろくなったりします。
5. 適切なヘアアクセサリーを使いましょう。輪ゴムや鋭利な金属製のものは使わない。代わりに、布製のスクランチ、プラスチックのヘアクリップ、伸縮性のあるヘアタイを使いましょう。髪への負担が最も少なくなります。
6. シルクの枕カバーへの投資を検討しましょう。綿の枕カバーは髪を乾燥させるだけでなく、摩擦が大きすぎるため、小さなひっかかりや破れが生じます。

   • また、寝る前にシルクのスカーフで髪を包むという方法もあります。
7. 髪を覆って、厳しい天候から髪を守りましょう。帽子やフード、スカーフを使うとよい。炎天下は髪に大きなダメージを与えますが、極寒も同様です。極端な暑さも極端な寒さも、髪から水分を奪い、もろく乾燥した状態にします。その結果、髪が傷んでしまうのです。
8. 脂肪酸、タンパク質、ビタミンを含む食品を多く摂るようにしましょう。これらの食品は、ダメージを消したり取り除いたりすることはできませんが、新しい髪を健康で丈夫なものにするのに役立ちます。他の健康的な食品も積極的に摂り、健康的でバランスのとれた食生活を心がけましょう。

   • 脂肪酸を多く含む食品には、アボカド、サーモン、オリーブオイルなどがある。脂肪酸は、頭皮と髪に水分を取り戻すのを助ける。
   • タンパク質を含む食品には、卵、魚、肉などがある。タンパク質は髪を丈夫にしてくれる。
   • ビタミンCを多く含む食品は、ブロッコリー、柑橘類、ほうれん草など。ビタミンBを多く含む食品は、ベリー類、卵、ナッツ類、魚、その他の野菜など。
9. 十分な睡眠をとり、ストレスレベルを下げる。ストレスの多い生活で睡眠不足が続くと、髪が不健康に見えます。不健康な髪は健康な髪よりもダメージを受けやすいのです。睡眠時間を増やし、ストレス・レベルを管理することで、髪を健康に保つ（ダメージを減らす）ことができます。 ストレスを減らす方法をいくつかご紹介しましょう：

   • 瞑想、ヨガ、呼吸法などを試して心を集中させる。
   • 体を動かす。例えば、ジョギング、スポーツ、ウォーキング、ジムでのトレーニングなど。
   • 絵を描く、編み物やかぎ針編み、ガーデニング、絵画、音楽、読書、歌、執筆などの趣味を持つ。

パート2

髪を洗って乾かす

1. 毎日の洗髪は避けましょう。髪から天然のオイルを奪ってしまいます。オイルがないと、髪は乾燥してもろくなり、ダメージを受けやすくなります。洗髪は週に2回にしましょう。

   • 洗髪と洗髪の間に髪をみずみずしく保つには、ドライシャンプーを使いましょう。完全に洗髪の代わりになるわけではありませんが、洗髪しない日のオイリーな見た目や手触りを抑えるのに役立ちます。
   • どうしても洗髪の頻度が多い場合は、1日おきに洗髪する。
2. 根元と頭皮にシャンプーを使う。これらは髪の中で最も脂っぽい部分であり、最も洗浄が必要です。指の腹を使って、頭皮と髪の根元をやさしくマッサージするようにシャンプーをなじませる。毛先にはシャンプーをほとんど使わないようにする。
3. 毛先にはコンディショナーを使う。毛先は髪の中で最も乾燥しやすく、最も水分を必要とする部分です。コンディショナーはまず毛先につけ、頭に向かってやさしくなじませます。頭皮と髪の根元には、コンディショナーはほとんど使わないほうがよい。
4. ディープコンディショニング・ヘアマスクの使用を検討する。この種のマスクはコンディショナーと似ているが、髪にさらに水分と栄養分を与える点が異なる。とてもリッチなので、髪を洗うたびに使う必要はない。月に数回で十分だ。手作りのマスクでも、市販のマスクでもよい。

   • 市販のマスクを使いたい場合は、アルガンオイル、ココナッツオイル、シアバターが含まれているものを探そう。湿らせた髪にマスクをつけ、シャワーキャップで髪を覆う。推奨される時間（通常20～30分）マスクをつけたままにして、洗い流し、いつもの洗髪を行う。このマスクは、髪質に合わせて週に1回、または月に2回使用することができる。ラベルに記載されている推奨時間より長くマスクを放置しないでください。
   • を使って、自分でディープ・コンディショニング・マスクを作ることもできる。 この種のマスクは天然成分から作られているため、鮮度があまり長持ちしないので、作ったらすぐに使うべきである。
5. 柔らかいタオルで髪を乾かす。前かがみになり、タオルで髪を覆う。余分な水分を軽く絞る。タオルで髪をこすらないこと。髪が縮んだり破れたりする原因になる。

   • マイクロファイバータオルを使うことをお勧めします。一般的なコットンタオルよりも柔らかいので、髪を傷める摩擦が少ない。マイクロファイバータオルで髪を包み、余分な水分をタオルに吸収させるだけです。
   • マイクロファイバータオルがない場合は、清潔なTシャツでもよい。これでも一般的なコットンタオルよりは優しい。
6. ドライヤーは控えめに。髪を自然乾燥させるのがベストだが、髪を傷めずにドライヤーを使うことは可能だ。髪を自然乾燥させます。70％から80％乾いたら、ドライヤーを使っても構いません。ドライヤーは髪から15.25センチほど離し、できるだけ弱い設定で。ドライヤーの熱が強すぎると、髪が傷むことがあります。

   • どうしてもドライヤーを使いたい場合は、髪が傷むのを防ぐために、必ず事前に熱保護剤を塗布してください。
7. 熱を加えるスタイリングは避け、その際はヒートプロテクトスプレーを使いましょう。特にくせ毛の場合、カールアイロンや縮毛矯正を使いたくなるかもしれません。くせ毛をおさえるのに役立つかもしれませんが、髪をさらに傷める可能性もあります。そのため、可能な限りヒートスタイリングは避けるべきです。どうしても髪をカールさせたりストレートにしたい場合は、ヒートプロテクトクリームやスプレーを使いましょう。カールアイロンや縮毛矯正を使う前に髪につけるだけです。
8. その後、ヘアオイルや髪をなめらかにするヘアプロダクトを使うことをお勧めします。乾燥した髪や傷んだ髪用の製品を使うようにしましょう。アルガンオイル、ココナッツオイル、シアバターなど、保湿成分や栄養成分が配合されているものです。 手のひらに適量をとり、毛先を中心に髪全体になじませます。頭皮と髪の根元には、ほとんど何もつけない。

パート3

マスクとトリートメントを使う

1. コンディショナーにハチミツを使う。ハチミツは天然の保湿剤なので、乾燥して傷んだ髪を蘇らせるのに理想的です。コンディショナーにハチミツを数滴加えるだけです。
2. シンプルなハニーマスクで髪に潤いを与えましょう。生はちみつ1/4カップ（90グラム）と、はちみつを薄めるのに十分な水を用意する。湿った髪にマスクをつけ、30分放置する。シャンプーとコンディショナーで洗い流す。
3. ハチミツとアップルサイダービネガーを使って、縮れ毛をなめらかにする。生ハチミツ1/4カップ（90グラム）とリンゴ酢大さじ10を用意する。湿った髪にマスクをつけ、15分間放置する。シャンプーとコンディショナーで洗い流す。アップルサイダービネガーは、髪に溜まった汚れを取り除き、ツヤを与えてくれる。
4. ハチミツとココナッツオイルで超保湿トリートメント。生ハチミツ1/4カップ（90グラム）と温めたココナッツオイル大さじ3を用意する。湿らせた髪にマスクをつけ、10分おいてからシャンプーとコンディショナーで洗い流す。
5. ハチミツとオリーブオイルを使って簡単なヘアオイルを作る。生ハチミツ1/2カップ（175グラム）とオリーブオイル1/4カップ（60ミリリットル）を用意する。髪が特に乾燥してもろくなっているときに、このオイルを少量つけるとよい。
6. ヨーグルトベースのヘアマスクで髪をケアする。オリーブオイル小さじ1杯、生はちみつ大さじ1杯、プレーンヨーグルト1/4カップ（65グラム）をボウルに入れる。湿った髪にマスクをつけ、15～20分置く。ぬるま湯で髪を洗い、シャンプーとコンディショナーをする。オリーブオイルとハチミツが一緒になってツヤと柔らかさを取り戻し、ヨーグルトが丈夫で健康な髪に必要なタンパク質を加えてくれる。
7. 天然オイルのヘアマスクで髪を甘やかす。大さじ3杯のオイルを二重釜か電子レンジで温め、湿った髪に塗る。頭皮をマッサージするように。シャワーキャップで髪をまとめる。キャップは水分と熱の両方を保つのに役立つ。マスクを30分から2時間ほど髪になじませてからキャップを取り、お湯で洗い流す。シャンプーで髪を洗い、冷水でもう一度すすぐ。首や肩の後ろもすすいでください。 髪に使えるオイルのリストとその効果は以下の通りです：

   • アボカドオイルは、乾燥した髪や縮れ毛の方におすすめです。
   • ヒマシ油には、もろくなった髪を丈夫にし、髪が細くなってしまった場合に太さを取り戻す効果があります。
   • ココナッツオイルは、髪に潤いと柔らかさ、輝きを与えます。このオイルはフケを抑えるのにも良い。
   • ホホバオイルはオイリーな髪の人に最適です。
   • セサミオイルは、くすんだ髪に輝きを取り戻します。
   • 上記のオイルのどれかを組み合わせるのもよい。
8. 市販のプロテインマスクを使う。 この種のマスクに含まれるタンパク質は、髪の天然ケラチンを再構築するのに役立ちます。また、これらのマスクはディープコンディショニング効果があり、髪の保湿を助けてくれます。
9. 生卵1個とオリーブオイル大さじ1杯を混ぜて、プロテイン・ヘアマスクを作る。そのマスクを湿った髪にマッサージするようにつけ、シャワーキャップで覆います。30分置いてから冷水で洗い流す。このマスクを使った後は、いつも通りシャンプーとコンディショナーをする。卵黄は髪にタンパク質を与え、卵白は余分な油分を取り除いてくれる。オリーブオイルは髪に潤いを与える。

パート4

正しいヘア製品を買う

1. ヘア製品を買うときは、ドラッグストアのブランドは避けましょう。安くてお財布には優しいかもしれませんが、髪には負担がかかります。ドラッグストアブランドのシャンプーやコンディショナーの多くには、髪を乾燥させたり傷めたりするシリコンや刺激の強い化学物質が含まれています。シャンプーやコンディショナーで節約した分は、後でマスクやトリートメントを買うことになります。その代わりに、サロン・ブランドのシャンプーやコンディショナーを購入しましょう。値段は高くなりますが、髪へのダメージは少なくなります。髪のpHバランスを整え、潤いを取り戻すのに役立ちます。
2. 髪に潤いと栄養を与えてくれる製品を探しましょう。傷んだ髪用と書いていないからと言って、効果がないわけではありません。ラベルに「ダメージヘア用」と書いてあるものが見つからない場合は、髪に潤いを与え、栄養を与え、髪を強くするものを探しましょう。シャンプー、コンディショナー、その他の製品を購入する際に確認すべき点は以下の通りです：

   • 乾燥してもろくなった髪用」と書いてある製品は、傷んだ髪に最適です。髪に栄養と潤いを与え、髪を強くしてくれます。
   • アルガンオイル、ココナッツオイル、シアバターなどの保湿成分が配合されている製品を探しましょう。
   • 髪をなめらかにし、柔らかくするシャンプーやコンディショナーには、健康的なオイルが含まれており、髪をより健康的に見せ、縮れ毛を少なくします。
   • 補修、保湿、保湿と書いてあるもの。
   • リーブイン・コンディショナーの購入も検討しよう。水分を閉じ込め、髪の乾燥を防いでくれます。
   • 髪を染めている人は、「カラーリングした髪用」と書いてあるものを探しましょう。これらの製品は色あせを防ぐだけでなく、髪に潤いと栄養を与えてくれます。
3. 過度な香りのシャンプーは避けましょう。 これらのシャンプーのほとんどは、髪に悪いアルコールや化学物質を含んでいます。髪がもろくなったり、パサついたりして、ダメージが大きくなります。

   • どうしても香りのあるものを使いたい場合は、エッセンシャルオイルやココナッツオイルなど、自然な香りのものを探しましょう。
4. パラベン、サルフェート、その他の有害成分を含む製品は避けましょう。シャンプーやコンディショナー（特にドラッグストアで売っているようなもの）に含まれる特定の成分は、髪や体に非常に有害な場合があります。以下の成分を避けることで、髪へのダメージをさらに防ぐことができる：

   • パラベンは乳がんとの関連が指摘されている防腐剤です。
   • 硫酸塩は、成分表にラウリル硫酸ナトリウムとして記載されていることが多い。床用洗剤によく含まれる刺激の強い洗浄剤で、髪から天然オイルを奪い、パサパサでもろい髪をもたらします。シャンプーの泡立ちや泡切れの原因でもある。
   • 尿素は抗真菌・抗菌作用のために添加される。残念ながら、皮膚炎やガンとの関連が指摘されている。
   • フタル酸エステル／可塑剤は内分泌系をかく乱する可能性がある。
   • ラノリン、ミネラルオイル、パラフィン、ペトロラタム、プロピレングリコール、PVP/VAコポリマーなどの石油化学物質は、髪に毒素を封じ込め、水分と酸素を遮断します。
5. 天然オイルやモイスチャライザーを成分表から探しましょう。シャンプーやコンディショナーに含まれる成分には、髪に良いものがあります。以下は、ヘア製品に含まれるべきオイルや保湿剤のリストです：

   • アルガンオイル、アボカドオイル、オリーブオイルなど。
   • グリセリン、ステアリン酸グリセリル、プロピレングリコール、シアバター、乳酸ナトリウム、PCAナトリウム、ソルビトールなどの保湿剤。
6. ヘア製品に含まれるべきアルコールとそうでないものを知る。多くのヘア製品にはアルコールが含まれています。その中には、髪を乾燥させすぎて、さらにダメージを与えるものもあるので、避けるべきです。また、髪に悪いわけではなく、代用できるものもあります：

   • イソプロピルアルコール、プロパノール、プロピルアルコール、SDアルコール40。
   • 以下のアルコールは髪に悪くない：セテアリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 How to Take Care of Damaged Hair 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。