アイロンを毎日使っても髪を健康に保つ方法

カールアイロンやストレートアイロンを使えば、どんなスタイルでも理想的な質感に仕上げることができる。残念なことに、毎日使うと髪に深刻なダメージを与えてしまう。しかし、お気に入りのスタイリングアイロンを手放せないのなら、ダメージを最小限に抑える方法があります。正しいタイプのアイロンを正しく使い、髪を強くする製品でケアすることで、髪をできるだけ健康に保つことができます。

パート1

アイロンを選ぶ

1. 上質な素材のアイロンを使いましょう。ストレートアイロンやカールアイロンを毎日使うなら、髪へのダメージが少ない素材のものを選ぶことが大切です。安価なアイロンはたいてい金属製で、熱が均一に伝わらないため、髪が焼けやすくなります。より上質な素材を使ったアイロンなら、値段は高くなりますが、ダメージを最小限に抑えることができます。

   • セラミックアイロンは素早く均一に加熱するので、髪が焦げにくい。また、マイナスイオンを発生させ、キューティクルをなめらかにし、ツヤをアップさせます。セラミック製のアイロンを選ぶようにしましょう。セラミック・コーティングは、時間が経つとやがて剥がれてしまいます。
   • トルマリンのアイロンは、セラミックの6倍のマイナスイオンを発生させることができます。その結果、なめらかでツヤのある健康的な髪に仕上がります。
   • チタンアイロンは通常最も高価ですが、素早く均一に加熱します。太い髪やザラザラした髪には特におすすめです。
2. 温度調節ができるアイロンを選びましょう。多くのストレートアイロンやカールアイロンは、弱、中、強の熱設定しかありません。髪を傷めないためには、できるだけ弱い熱で希望のスタイルに仕上げたいものです。そのため、特定の温度を選んで加熱できるデジタルヒートコントロール付きのアイロンを購入するのがベストです。

   • 一般的には、華氏175度から400度（摂氏80度から200度）の間で温度を設定できるアイロンが、すべての髪質に十分です。
   • 髪が細ければ細いほど、アイロンの温度は下げるべきです。175度（摂氏80度）から始め、髪がうまくカールやストレートにならないときだけ温度を上げましょう。
   • どんなに髪が太くても、ザラザラしていても、アイロンの温度を華氏400度（摂氏200度）以上にしてはいけません。
3. アイロンのサイズを考えましょう。ストレートアイロンやカールアイロンの大きさも、髪の傷み具合に影響します。大きめのアイロンを使えば、同じ部分の髪を2度巻きしたりストレートにしたりする必要が少なくなります。一般的に、1インチ（23mm）のカール・アイロンかストレート・アイロンが、すべての髪質に最も万能です。

   • 髪が短い人は、もっと小さいアイロンを使うとよいでしょう。
   • 髪が極端に太かったり長かったりする場合は、大きめのアイロンを使うとよいでしょう。
   • カールアイロンに関しては、目指すヘアスタイルを考慮することも重要です。タイトなリングレットカールを作りたいなら、小さめのカールアイロンを使いたいでしょう。ルーズなウェーブを作りたいなら、大きめのカールアイロンを使いたい。

パート2

アイロンを使う

1. 髪を完全に乾かします。アイロンを使う前に、まず髪を乾かすことが重要です。髪が濡れている状態で熱を加えると、文字通り髪の水分を沸騰させてしまい、深刻なダメージを与えてしまいます。髪が完全に乾いてからアイロンを使いましょう。

   • アイロンで髪に熱を加えるので、スタイリングする前に髪を自然乾燥させるのがベストです。ドライヤーを使うということは、髪に二重の熱を加えるということであり、ダメージが大きくなります。
2. ヒートプロテクタントを使う。カールアイロンやストレートアイロンを使う前に、熱で水分を失わないように髪を保護したい。ヒートプロテクタントを髪全体になじませましょう。

   • 細い髪や薄い髪には、通常ヒートプロテクトスプレーが最適です。
   • 太い髪やザラザラした髪には、ヒートプロテクトオイル、クリーム、ローションが最適です。
   • パンテノールやプロピレングリコールなどの保湿剤で水分を閉じ込め、アモジメチコンやジメチコンなどのシリコンで高温を遮断するヒートプロテクタントを探しましょう。
   • 髪をカールさせたりストレートにしたりするときは、カールやストレートを固定できるよう、ホールド力のあるヒートプロテクタント製品を使うのがよいでしょう。
3. 髪の各セクションを短時間で加熱する。髪の一部分に長時間アイロンを当てると、やけどの危険性があります。ダメージを避けるため、カールアイロンやフラットアイロンを髪の一部分に3～5秒以上当てたままにしないこと。

   • 縮毛矯正をするときは、一か所を長時間加熱しないよう、アイロンを動かし続けるようにしてください。

パート3

ダメージ補修

1. 保湿効果のあるシャンプーを使う。アイロンによる熱スタイリングは、髪の健康を保つ天然の水分を奪ってしまいます。髪の潤いを保つには、保湿効果のあるシャンプーに変えましょう。アルガンやココナッツなどの天然オイル配合のものを探しましょう。

   • 硫酸塩フリーのシャンプーを使いましょう。硫酸塩はシャンプーの泡立ちをよくしますが、非常に乾燥させます。
2. 週に一度はディープコンディショナーを。シャンプーのたびに従来のコンディショナーを使うべきですが、少なくとも週に一度は、より強力な保湿をすることも大切です。アルガンオイル、ココナッツオイル、シアバター、ケラチンなどの保湿成分が配合されたディープコンディショナーやヘアマスクを使えば、毎日ヒートスタイリングをしても髪の潤いを保つことができます。週に1回使用すると効果的です。

   • ディープコンディショナーの正しい使い方は、パッケージに書いてある説明書を参照してください。ほとんどの処方では、シャンプーしたての濡れた髪につけ、20～30分置いてから洗い流します。
   • 髪が極端に乾燥していたり、太かったり、ごわごわしている場合は、髪を洗うたびにディープコンディショナーを使うとよいでしょう。
3. オイルで髪に潤いを与える。従来のコンディショナーもディープ・コンディショナーも髪から洗い流されるため、保湿効果が一日中続くとは限りません。髪を洗った後、ヘアオイルを髪につけると、一日中潤いを保つことができる。

   • 手のひらにオイルを数滴とり、手のひらでこする。手のひらを髪にやさしくなじませ、頭全体にオイルを行き渡らせる。
   • 髪が細かったり、薄かったりする場合は、ローズマリーやザクロの種子オイルがよいでしょう。
   • 太い髪やザラザラした髪の人は、アボカドオイル、ココナッツオイル、オリーブオイルがよい。
4. 定期的に毛先を整える。毛先は、ヒートスタイリングによるダメージが最も早く現れる場所です。6～8週間ごとに髪をカットすることで、傷んだ髪を取り除くことができ、髪全体が健康的に見えます。

   • 髪を切ってもらうときに、スタイリストに髪を健康に保つコツを聞いてみるのもいい。あなたの髪質やスタイルに合ったアイロンの使い方を教えてくれるかもしれません。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開された「 How to Keep Hair Healthy when Using Irons Daily 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。