バリカンのかけ方

早く髪を切りたいけれど、伸びてきてもきれいな髪にしたいですか？ショートやミディアムの長さのヘアスタイルを切るなら、バリカンでクシをかける方法が効果的です。この基本的なテクニックを使えば、簡単に長さをなじませ、先細りのヘアスタイルに仕上げることができる。自分で髪を切る場合は、バリカン・オーバー・コームを使うのは本当に難しいですが、他の人にバリカン・オーバー・コームを使って髪を切ってあげるのは簡単です。少しの忍耐と練習で、相手が満足するスタイルに仕上げることができる！

その1

髪の準備

1. 相手の頭があなたの目の高さになるように位置を決めます。理髪店やサロンで作業する場合は、相手の席を高くして、作業している場所が見やすいようにします。自宅で髪を切る場合は、相手が座れる背の高い椅子を探してみてください。必要であれば、座面の上に何かを置いて、さらに座面を高くする。
2. スプレーボトルで髪を濡らす。バリカンは髪を湿らせた状態で使うのが効果的なので、予備のスプレーボトルにきれいな水を入れておく。その水を髪に吹きかけると、髪をとかしたり、切り離したりしやすくなる。髪を濡らしすぎた場合は、タオルで軽く拭いてまだ少し湿っている程度にする。

   • 濡れた髪をそのままにしておくと、髪がまとまってしまったり、カットの仕上がりにムラができたりするので、濡れたまま放置するのは避ける。
3. 歯幅の広いクシで髪をとかす。絡まった髪のままカットすると、カットの仕上がりに影響が出る可能性があるからだ。相手の頭のてっぺんから、生え際の下に向かってゆっくりと櫛を引いていく。髪のもつれにぶつかったら、髪を切ったり裂いたりしないように、やさしくとかす。

   • また、髪をとかすことで、その人の頭髪がどのように自然についているかを確認することができ、よりきれいにカットすることができる。
4. 分け目に沿って髪の上部を切り落とす。誰にでも、頭頂部と側頭部の境目に馬蹄形の分け目があります。
   
   その人の頭頂部の髪を、分け目が見えるように前方に梳かします。そうすれば、誤って髪を切りすぎたり、不自然な分け目になったりすることはない。
   
   長い髪がずっと後ろに下がっている人は、ヘアクリップで頭のてっぺんに固定する。

パート2

長さを決める

1. 利き手と同じ側の頭から始めます。利き手側から利き手でない側に移動すると、カットしている部分が見やすくなります。
   
   右利きの場合は相手の頭の右側から、左利きの場合は左側から始めます。作業する髪の部分がよく見えるように、常に真正面に立つ。
2. 利き手でない方の手に柄のついた櫛を持つ。髪の量を多く切る場合は歯の広いクシを、短い髪をなじませる場合は歯の細かいクシを使います。
   
   歯が上を向くようにコームをセットする。人差し指と親指で柄の根元をつまむ。他の指を柄の下半分にゆるく巻きつけ、コームが滑らないようにする。
   
   ヘアスタイルによっては、最初は幅の広いクシで髪を多く切り落とし、仕上げのときに小さいクシに持ち替えてもよい。
3. 髪の生え際の根元から、歯が上に向くようにとかします。髪の生え際のすぐ下にコームを置き、頭に軽く押し当てる。コームの歯はまっすぐ上に向け、髪を通りやすくする。コームの下のほうにある歯から髪が突き出ているのが見えたら、その部分を押さえます。

   • 作業しやすいように、幅7.6cmの髪の一部分だけに集中する。
   • 髪にボリュームがあるように見せたい場合は、コームの位置を水平ではなく斜めにしてみる。
   • 重さとボリュームをなくし、長さはキープしたい場合は、コームを床に対して垂直になるように持つ。
4. 頭から希望の長さまで髪を引き出す。長い髪の場合は、この長さが残りの髪型のベースの長さになります。櫛の歯を上に向けたまま、ゆっくりと頭皮から引き離す。長さに満足したら、薬指を人の頭に当て、手を動かさないようにする。

   • 髪を短くカットする場合は、コームの根元を頭皮に当てたままにしておくとよい。
5. 長さを先細りにしたい場合は、コームを頭皮から離してください。バリカンオーバーコームは、フェードやテーパードヘアスタイルを作るのに最適です。コームを動かさず、ゆっくりと歯を手前にひねる。櫛に角度をつけて、頭の下のほうの髪を短くカットし、トップに近づくにつれて長さを残していく。

   • 先細りではなく、同じ長さにしたい場合は、コームの歯を天井に向けておく。
6. バリカンをコーム全体にまっすぐ動かして髪を切る。コームを髪の長さのガイドとして使うので、バリカンのガードやアタッチメントは使わない。カットするときにクシが動かないように、クシを安定させます。
   
   利き手でバリカンを持ち、コームの側面に押し当てます。バリカンをコームの片側からもう片側へゆっくりと動かし、歯からはみ出た毛をカットする。
   
   右利きの人は右から左へ。左利きの場合は、左から右にカットする。バリカンを櫛の側面に平らに当てるようにしてください。そうしないと、その人の髪を不揃いに切ってしまいます。

パート3

髪をなじませる

1. カットした部分のすぐ上の髪を櫛ですく。髪を縦に切ることで、ムラのないきれいな髪型に仕上げることができます。
   
   切ったところから、そのすぐ上の切っていない髪に櫛を通します。新しい部分の髪を最初の部分の髪と重ね合わせ、長さの目安にする。
2. 一番短い毛が歯からはみ出さないように、コームの角度を変える。櫛の根元近くには先ほど切った毛があるので、それをガイドにする。
   
   短い毛が見えなくなるまで、コームを頭皮から引き離すか、歯を手前に傾ける。コームの先端付近の毛は、まだ歯に刺さっています。
   
   前のセクションのガイドの毛を切ってしまわないように注意する。
3. その毛をバリカンで刈り上げて、下のセクションになじませる。コームを安定させ、バリカンを歯にあてる。刈り上げた2つのセクションがなじむように髪を梳き、希望するスタイルに応じて、均一または先細りの外観にする。

   • カットした部分に長い毛が混じっていたら、もう一度その部分をとかし、同じ長さに揃える。
4. そのまま頭頂部まで頭皮を切ります。頭の側面も同じ長さになるよう、少しずつ切り込みを入れる。
   
   作業中、髪をとかしながら、見落としている長い毛がないか確認し、刈り込みます。セクションの一番上まできたら、次に進みます。
5. 反対側に到達するまで、頭の周りをセクションごとにカットする。コームを生え際の下のほうに置き、次の縦セクションを始める。
   
   セクションを少し重ねるようにすると、すでにカットした髪を長さのガイドとして使い続けることができる。後頭部を縦に切りながら、反対側を切り終えるまで続ける。
   
   数歩下がって、左右の長さが均等になっているか確認する。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Clipper over Comb 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。