フレンチノットの結び方

フレンチノットは刺しゅうにテクスチャーを加える複雑な方法のように見えるが、実に簡単だ。布地に針を通し、刺しゅう用フロスを針に数回巻きつけます。刺しゅう糸を布地に押し込んで針を通すと、繊細な点が見えます。フレンチノットは、刺繍のイメージを埋めたり、模様を作ったりするのに最適なので、知っておくと便利なステッチです。

方法1

フレンチノットの縫い方

1. 針に糸を通し、布またはフープを膝の上に置きます。小さなフレンチノットなら、刺しゅう糸を一本、針の目に通します。結び目を大きくしたい場合は、フロスを2～4本使います。 フレンチノットを作るには両手が必要なので、刺しゅうする布地またはフープを膝の上に置きます。
2. 布地に針を通します。布地の下に針を持ち、結び目を作りたいところに針の先端を通します。針を引っ張ってフロスを伸ばし、布の下に2インチ（5.1cm）だけ残す。

   • 間違ってフロスを布地に通してしまう心配がある場合は、結び目を作るまで下側を押さえておく。
3. 針を水平に持ち、作品から遠ざけます。針を布の表面に向かって下ろし、フロスが輪になるように、フロスの後ろで水平に持ちます。針の先端をフープまたは布地の中心から遠ざける。

   • 針を持っていない方の手で、布地から離れているフロスをつまみ、張りを持たせます。こうすることで、フロスが絡まるのを防ぎます。
4. フロスを針に2～3回巻きつける。針を水平に持ったまま、もう片方の手でフロスを針に2～3回巻きつけます。フロスが針から滑り落ちないように、ゆっくりと。

   • 結び目を小さくしたい場合は、フロスを1回だけ針に巻いてみてください。フロスを巻けば巻くほど結び目は大きくなります。
   • 巻いたフロスが滑り落ちるのを防ぐため、利き手でないほうの手で作業用フロスをピンと張るように持つとよい。

   ヒント：フロスを巻くときに針が動いたりねじれたりしないようにしてください。フロスが絡まったり、結び目ができにくくなります。
5. 巻きつけた針を布地に押し下げる。針先を縫い始めの位置の真横に向ける。その後、針を布に通し、下へ押し下げます。絡まるのを防ぐため、もう片方の手でフロスを持ち、針が完全に生地に通るまで持ちます。

   • 針を完全に通すまで、フロスは輪になります。ステッチをするときに、輪が絡まないように指を使います。
   • フレンチノットを生地に通さないようにするには、フロスをゆっくりと引き、結び目ができたらすぐに止める。
   専門家のアドバイス

   刺繍のスペシャリスト

   リンゼイ・キャンベルは、カスタムメイドのホームデコレーションと織物用品を専門とするモダン・ファイバー・カンパニー、ハロー・アジサイのアーティスト兼インストラクター。これまでに2500人以上の生徒たちに、オンライン・ビデオ・クラスを通してクラフトの織り方を教えてきました。リンジーの作品はDesign*Sponge、Huffington Post、Vintage Revivalsで紹介され、JoAnns Crafts、Anthropologie、Nordstromの商品をデザインしています。

   
   刺繍スペシャリスト

   出口と入口がぴったり重なるようにしましょう。そうしないと、結び目から糸が出てしまいます。こうすることで、針を押し込むときに結び目を指で固定しやすくなります。
6. 結び目ができるまでフロスを引っ張り、縫い目を固定するために裏を固定する。1インチ（2.5cm）以内の間隔でさらにフレンチノットを作る場合は、次の結び目を縫い始めればよい。結び目を止めたい場合は、縫い目の下に針を通し、生地の下に輪を作ります。フロスを切る前に、針を輪の中に通して強く引っ張る。

方法2

プロジェクトにフレンチノットを加える

1. フレンチノットを使って、刺繍した言葉の句読点を作ります。単語やフレーズを刺繍する場合、"i "の点やピリオドが必要になることがあります。フレンチノットを使えば、これらを目立たせることができるので、言葉やフレーズが目立ちます。

   • 単語を刺繍する楽しい方法としては、生地に単語の輪郭をトレースします。そして、各文字の境界線を囲むようにフレンチノットをたくさん作ります。実際の単語は空白にし、フレンチノットで囲まれたスペースが見えるようにする。
2. 刺繍の花びらや中心をフレンチノットで埋める。刺繍の茎の上部にフレンチノットの房を置き、シンプルな花を作る。また、大きな花の輪郭を縫い、花びらをフレンチノットで埋めることで、豊かな色と質感の花を作ることができます。花の中心を目立たせるために、真ん中のフレンチノットを違う色にする。

   • 例えばデイジーを作るなら、中央のポイントから放射状に白いフレンチノットを作ります。次に中央に黄色のフレンチノットを数本作る。
3. フレンチノットで繊細な星や雪の結晶を縫う。フレンチノットの列を縫い、星や雪の結晶の模様を作る。結び目をつなげる必要はありませんが、直線縫いでつなげると星や雪の結晶がはっきりします。

   • フレンチノットで星座を縫ってみましょう。星座の星を明るくするには、糸を1本ではなく、2本か3本使うとよい。
4. テクスチャー模様を縫い付けましょう。文字や画像を縫わない場合でも、フレンチノットは使えます。シンプルなデザインのフレンチノットで布地を埋めたり、縁取りを作ったりしましょう。例えば、色や大きさの違うフレンチノットを交互に並べることで、プロジェクトの端に面白みを加えることができます。

   • 糸の色を変えると、模様がより際立ちます。

   ヒントジグザグ模様を楽しむには、フレンチノットを平行に2列作り、一番下の列が少し中心からずれるようにします。次に、一番上のフレンチノットからその下のノットまで斜めに直線縫いをする。
5. 毛糸を使ってフレンチノットを作る。フレンチノットは裁縫や刺繍のためだけのものではない。完成したニットやかぎ針編みの作品に、おそろいの糸や対照的な糸でフレンチノットを施すこともできます。例えば、スカーフにテクスチャーを加えたい場合は、スカーフの端に沿ってフレンチノットを作ります。

   • フレンチノットは、マフラーに面白みを加えるのに最適な方法です。 フレンチノットを使って模様を作ったり、花のデザインを作ることもできます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Do a French Knot 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。