髪を自然に染める方法

髪を染めることは、手っ取り早く比較的簡単に見た目をがらりと変えることができる方法だが、サロン製品に含まれる化学物質の多さを心配する人も多い。より自然な方法で髪を染めたいなら、さまざまな方法がある。レモンや蜂蜜のような製品を使って髪を明るくすることができる。また、さまざまなハーブやお茶、パウダーを使って、今ある髪の色をさらに強くすることもできる。

方法1

髪を明るくする

1. レモンを使ってみましょう。自然に髪を明るくしたいなら、レモンを使ってみましょう。レモンは髪を1～2トーン明るくできるかもしれません。

   • コップ1杯の水に大さじ2杯のレモン汁を混ぜる。それを濡れた髪につけ、自然乾燥させる。髪が明るくなったかどうか確かめてください。
   • 洗髪やリンスは髪が乾くまで待つ。
   • このトリートメントを週に1回繰り返し、徐々に髪を明るくしていく。これ以上はやらないでください。髪が傷む恐れがあります。
2. 蜂蜜と酢を使う。ハチミツと酢を一緒に使うことで、自然に髪を明るくすることができる。ハチミツと酢を使ったシンプルなレシピは、髪の自然な色合いを明るくしたいときに使えます。

   • ほとんどの健康食品店で手に入る、殺菌していない生の蜂蜜を使う。生はちみつ1カップ、蒸留酢2カップ、エクストラバージンオリーブオイル大さじ1杯、挽いたカルダモンかシナモン大さじ1杯を使う。材料を混ぜてペースト状にする。
   • シャワーで髪を湿らせる。髪をセクションに分ける。ペーストを髪の根元から毛先までなじませる。ラップで髪を包み、シャワーキャップやスイムキャップなどで固定する。
   • 一晩放置する。朝になったら洗い流す。
3. 重曹を使う。重曹は、髪を黒くする化学物質の蓄積を取り除く働きがある。週に一度、シャワーを浴びるときに、シャンプーに少量の重曹を混ぜる。時間の経過とともに、髪が明るくなり始めるはずだ。この方法は、効果が出るまで数週間かかるかもしれない。

   • この方法は、すでにプロ用の染料で髪を染めている人や、スタイリング剤をたくさん使っている人に効果的です。
4. シナモンを考えてみよう。一般的なスパイスであるシナモンは、実際に髪を明るくする効果がある。小さじ1杯のシナモンパウダーを、いつも使っているコンディショナーに加える。髪の根元から毛先までまんべんなく塗る。髪を後ろでまとめ、必要であればクリップやタイで固定する。シャワーキャップかラップで髪を覆う。一晩放置し、朝シャンプーする。
5. 塩を加える。塩を水に混ぜると、安全に髪に使える天然のライトニング効果が得られます。塩1に対して水約5を混ぜる。その混合物を髪にすすぎ、15分間放置する。その後、髪を洗う。髪が明るくなるかどうか見てみましょう。
6. 自家製リーブイン・コンディショナーで髪を明るくする。レモン3個分の果汁、熱湯1カップ（8オンス）に浸したカモミールティー2袋（4グラム）、シナモン小さじ1杯（5グラム）、アーモンドオイル大さじ1杯（0.5オンス）を用意する。

   • お茶が冷めたら葉を濾し、すべての材料を小さなボウルに入れ、スプレーボトルに移す。
   • 使う前に振り、髪の明るくしたい部分にスプレーする。
   • 髪を10～15分間日光に当て、紫外線から身を守るために必要な予防措置をとる。

方法2

金髪にする

1. カモミールのリンスの準備をする。髪の自然なブロンド色を強調するために、カモミールティーを髪にリンスする。日焼けで髪に茶色い筋がある場合などは、カモミール茶のリンスが効果的です。

   • まず、お茶を用意する。普通のティーバッグを使ってもよいが、最高の効果を得るには、カモミールの花をネットや近所の健康食品店で購入しよう。カップ半分の花を4リットルの熱湯で30分蒸らす。その後、漉して冷ます。
2. シャンプーをする。お茶が冷めるのを待つ間に、シャンプーをする。いつも使っているヘアケア製品を使い、いつも通りに行う。カモミールはいつもの洗髪の後に加えます。
3. カモミールを加える。洗髪が終わったら、カモミールを加えます。リンスを入れた洗面器に髪を15回以上浸します。髪につけてシャワーキャップで頭を覆ってもよい。終わったら、余分な水分を絞る。30分ほど置いてから、透明な水で髪を洗い流す。

   • カモミールの花が見つからない場合は、キンセンカ、ムラサキツユクサ、黄色いほうきの花、サフラン、ウコン、クワシアチップなどを使ってもよい。
4. カモミールが効かない場合は、ルバーブを試してみよう。カモミールのリンスは誰にでも効くとは限らない。金髪の人の多くは、ルバーブの根を使って髪の色を強くしている。ルバーブは、自然なブロンドや明るい茶色の髪に蜂蜜色の輝きを加える傾向がある。

   • カップ3杯のお湯をとり、細かく刻んだ大さじ4杯のルバーブの根にかける。20分間煮る。
   • 濾して髪を浸す。
   • 透明な水で髪をすすぎ、自然乾燥させる。できれば天日干しにすると、染め上がりがよくなります。

方法3

ブルネットに染める

1. 自分に合ったヘナの配合を決めます。ヘナパウダーを使えば、髪の自然なブルネットの色合いを引き出すことができます。しかし、どのようにヘナの混合物を準備するかは、あなたが達成しようとしている茶色の特定の色合いによって異なります。

   • ヘナを単独で使用すると、オレンジレッドの色合いになります。ブルネット色にするには、ヘナに他のハーブや根を混ぜるのがよいでしょう。ただし、白髪や白髪染めなど、非常に明るい色合いの場合は、ヘナを単独で使用したほうがよいでしょう。
   • すでに黒髪の方は、ヘナにカモミールを混ぜて、赤茶色のトーンを保ちながら、その効果を明るくします。カモミールの粉末1部とヘナの粉末2部を使います。
2. ペーストを準備する。どの程度濃くしたいかが決まったら、ペーストを準備します。ヘナパウダーと、どんな添加物を使うにせよ、ペースト状になるのに十分な熱湯を入れる。その後、大さじ1杯の酢を加える。よく混ぜ合わせ、ぬるくなるまで放置する。
3. 髪につける。まず、きれいな流水で髪を湿らせる。その後、ゴム手袋をはめる。ペーストを頭皮と髪になじませる。目の細かいクシで髪をとかし、ペーストが髪全体に均等に行き渡るようにする。その後、シャワーキャップかスイムキャップで髪全体を覆います。そのまま30分～2時間放置する。髪の色が濃い場合は、もっと長く待つ。
4. 髪をすすぐ。シャワーキャップを外し、きれいな流水で髪をすすぐ。すすぎ残しがないように、きれいな流水で洗い流します。髪を自然乾燥させる。できれば天日干しすると、染料の効果が高まります。

方法4

髪の色を濃くする

1. セージ・リンスを試す。黒髪や濃い茶色の髪の場合、セージを使って自然な色を引き出すことができます。白髪がある場合は、セージで白髪を隠すこともできます。

   • ほとんどのスーパーで買えるドライセージを使う。沸騰したお湯4リットルで、セージ一掴みほどを30分以上蒸らす。そのまま冷ます。
   • セージと水を濾す。その混合液を髪に15回かける。このとき、ボウルや洗面器などを使って、髪を伝って落ちてくる混合液を受け止めるようにする。同じものをもう一度使う。30分ほど髪になじませてから、冷水で洗い流す。
   • この方法は効果が出るまでしばらくかかります。効果は数週間かけて出てきます。好みの色合いになるまで、このプロセスを毎週繰り返す。その後は、月に1度染め直し、その色合いを維持する。
2. ハンノキの樹皮を使う。セージが効かない場合は、ハンノキの樹皮を使ってみるとよい。これは植物性の物質で、セージよりも少し明るい色合いになる。白髪を明るくしたり、自然な金髪を黒くしたりするのに使える。

   • 健康食品店で樹皮チップを入手するか、オンラインで購入する。1オンスのチップを1クォートの水で30分ほど煮る。冷まして水気を切り、セージミックスと同じように使う。
3. クルミの殻を使ってみよう。シンプルなクルミの殻は、髪を黒くする方法として多くの人に愛用されている。クルミの殻（ナッツの外殻）はシミになりやすいので、この方法を使うときは注意すること。手袋をするのがいい。クルミの殻も、髪に使うにはかなりの準備が必要だ。

   • 殻を砕いてペースト状にする。どのくらいの量を使うかは、髪の量による。髪を完全にコーティングしたいので、髪が長い場合は多めに使う。ペーストを熱湯と塩少々で固める。ペーストを3日間浸す。さらに熱湯を3カップ加え、5時間煮る。くるみペーストは必ず金属でない鍋で煮る。
   • 煮汁を濾し、残ったクルミの殻を布袋に入れる。袋をきつくねじり、残った汁を濾す。残りの汁を鍋に入れ、4分の1くらいの量になるまで煮る。
   • 残りの煮汁にオールスパイスを小さじ1杯加える。冷蔵庫で1週間ほど寝かせる。その後、セージやハンノキの樹皮を混ぜたものと同じように髪に塗る。
4. .植物を水に浸して作るカラーリング・ティーは、市販の染料ほど永久的で強力なものではないが、それでも髪の色を変えることができる。紅茶で髪を黒くするには

   • ルーズリーフの紅茶か紅茶パウダーを選び、カップ2分の1杯（72グラム）の紅茶をカップ2杯（16オンス）の熱湯に浸す。茶葉を入れたまま湯を冷ます。室温になったら茶葉を漉し、スプレーボトルなどに移す。
   • 頭皮にスプレーし、髪の根元から毛先に向かってやさしくマッサージする。
   • 髪をねじるか、頭の上に重ねて、大きめのプラスチッククリップでとめる。その後、シャワーキャップかラップで髪を覆い、お茶を1時間置く。
   • ぬるま湯で洗い流し、いつも通りにスタイリングする。最良の結果を得るためには、週に1度のペースで繰り返すこと。
5. コーヒーで髪を黒くする紅茶と同様、コーヒーにもタンニンが含まれており、髪の色を変えることができる。コーヒーの場合、大さじ1杯（15グラム）のインスタント・コーヒーの顆粒を、コーヒー・グラインダーか乳棒と乳鉢で粗く挽くのが一番簡単です。その粉を、お気に入りのコンディショナー1カップ（8オンス）に混ぜる。

   • 入浴時に、普通のコンディショナーの代わりにコーヒー・コンディショナーを使う。使うたびに、コンディショナーを10～15分髪になじませてから洗い流す。
6. 白髪をセージとブレンドする。小鍋にローズマリー、ネトル、セージをそれぞれ大さじ1杯（15グラム）入れる。水2カップ（16オンス）を加え、中火で沸騰させる。沸騰したら30分間煮続け、火から下ろして冷ます。

   • 沸騰して室温まで冷めたら、ハーブを濾し、煎じた水をスプレーボトルに移す。
   • セージは白髪をカバーし、ローズマリーは髪にツヤを与え、イラクサは疲労回復に効果的である。

方法5

赤味を加える

1. ヘナを試してみよう。ヘナは植物由来の粉で、何世紀にもわたって髪や肌、爪などを染めるのに使われてきた。大さじ3杯（45グラム）のヘナパウダーを、濃いペースト状になるくらいの熱湯と混ぜます。そして、冷暗所で約12時間放置する。

   • 出来上がったら、使い捨ての手袋をはめ、ティントブラシで髪に塗る。髪を頭の上に重ね、ラップで包む。最低でも1時間、より強い色にしたい場合は4時間ほど置く。
   • 時間が経ったら水で洗い流し、優しいコンディショナーを使う。
2. ニンジンジュースを使う。髪に赤味を加えるには、ビートジュースかニンジンジュースを試してみよう。濃い赤やストロベリーブロンドには、ビートジュースを。よりオレンジがかった赤には、キャロット・ジュースを。

   • カップ1杯分のジュースを髪に加えるだけだ。髪が乾燥している場合は、同時にココナッツオイルを加えて髪を整えることもできる。ビートとニンジンのジュースは、髪に深みのある紫色を作り出すために使われる。
   • 使い終わったら、タオルかシャワーキャップで髪を包み、ジュースを1時間ほど置いておく。これらのジュースはシミになりやすいので、待つ間は古い服や手袋を着用すること。特にビートのシミは落ちにくい。
   • 1時間後にジュースを洗い流す。色を濃くしたい場合は、翌日もこの作業を繰り返す。
3. トマトジュースで髪をより濃厚な赤に。新鮮なトマトジュースの缶を開ける。約2カップ（16オンス）のジュースを取っておき、残りは冷蔵庫で冷やしておく。指にジュースをつけて髪と根元にマッサージするか、ティントブラシで髪にジュースを塗る。

   • 髪全体が飽和状態になったら、髪を頭の上に積み上げるか、髪をねじってクリップかボビーピンで留める。シャワーキャップかビニールで髪を覆う。30分間放置した後、ぬるま湯で十分にすすぎます。
   • 週に1度繰り返すと効果的です。
4. 紅茶を試してみる。すでに赤みがかった髪をしている人は、紅茶を使うことで自然な色を強調することができる。ただし、それだけで赤味を出すことはできません。自然な赤味を強調したい場合は、ルイボスティーを使いましょう。赤毛に効果的な他のハーブや花には、キンセンカ（マリーゴールド）の花、ハイビスカス、ローズヒップなどがあります。

   • カップ2杯の水にティーバッグ3～5袋を入れる。冷ましてから髪につける。コンディショナーに混ぜてもよいし、そのまま加えてもよい。
   • 少なくとも1時間は髪になじませておくこと。色を濃くしたい場合は、もっと長く置いてください。その後、よく洗い流してください。
   • 別の方法ハーブを室温に冷めるまで水に浸しておく。スプレーボトルに移し、先ほどと同じように塗布する。髪をビニールで包み、1時間後に水ですすぐ。これを毎週繰り返す。
5. ハーブトリートメントをつける。ハーブを使って髪に赤みを出すことができる。ただし、この方法は時間がかかる。希望の色合いを出すには、時間をかけてハーブを塗る必要がある。

   • 水2カップ、カレンデュラの花半分、ハイビスカスの花びら大さじ2を使う。ハーブは健康食品店で買うか、オンラインで購入できる。
   • 沸騰したお湯にハーブを入れ、少なくとも1時間煮る。花を漉し、残った水は冷蔵庫で保存する。毎日、シャワーの最後のすすぎに使う。
   • 好みの髪色になるまでこのプロセスを繰り返す。その後、色を維持するために、数日おきにハーブで髪をすすぐ。

方法6

落とし穴を避ける

1. まず髪をテストする。どのような自然染毛法でも、使用する前にテストしたいものです。あなたの髪がある方法に反応しなかったり、嫌いな色に染まったりするかもしれません。まず、後頭部から髪の一部を染める。自分の髪を染める前に、結果が気に入るかどうか確かめてください。
2. 天然染料で大きな変化を試みないでください。天然染料は、髪の色を劇的に変えることはありません。自然染料は、あなたの髪の色合いをより良くすることに主眼を置いています。例えば、あなたの髪がダーティー・ブロンドであれば、カモミールを使うことで、より明るくイエロー・ブロンドにすることができます。しかし、自然にブロンドになった髪にヘナを加えても、髪が茶色になることはありません。完全に髪の色を変えたい場合は、サロンに行く方がよいでしょう。
3. 以前サロンで髪を染めたことのある人は注意してください。サロンの製品によっては、特定の自然染毛法に髪が反応しないことがあります。いつものように、髪全体を染めようとする前に、髪の一部でテストしてください。また、スタイリストに電話をして、どのような製品を使ったのか、天然染毛剤との相性が悪いのかどうかを聞いてみるのもよいでしょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Naturally Dye Your Hair " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。