自宅で髪を染める方法

髪の色を変えると、まったく新しい自分になったような気分になれるが、サロンに行くと費用も時間もかかる。安価な方法として、箱入りの白髪染めキットを使えば、自宅で髪を染めることができる。初めて染めキットを使うのはちょっと怖いかもしれないが、道具を用意してキットの説明書通りにやれば簡単にできる。プロのサロンのような仕上がりを、より安く手に入れることができます！

パート1

染料の選択とテスト

1. パーマネント、セミ・パーマネント、デミ・パーマネントのいずれかを選びましょう。永久染料は最も長持ちし、白髪や毛根をカバーすることができます。半永久染料は髪を黒くするだけで、最長8回まで染めることができます。半永久染料は髪の色を少し明るくすることができ、洗髪25回まで効果が持続します。

   • 永久染料を使う場合は、髪が乾いているときに塗ってください。半永久染料の場合は、シャンプーをして、髪がまだ少し湿っているうちに染める。
2. 現在の色より2～3シェード明るいか暗い色に染める。2色から選ぶ場合は、自然な色に近い方を選ぶ。黒髪をブリーチするような大きな変化は、プロのカラーリストと一緒に行うのがベストです。

   • 髪の長さが肩より長い場合は、染料が途中で足りなくなったときのために、少なくとも2箱は買っておくこと。肩につくかつかないくらいの長さなら、1箱で十分です。
3. 髪を染める前に、2日間髪を洗わずにおきます。頭皮は刺激から肌を守るために十分な天然オイルを蓄えています。髪を洗うとその天然オイルが取り除かれてしまうので、染める前に2日間待つのがベスト。
4. シミを避けるために、古いボタン・フロントのシャツかローブを着る。前開きの古いシャツやローブを選べば、染料を洗い流すときに頭から何もかぶる必要がない。また、古タオルを肩に巻いて両端を留めれば、さらに保護層が増えます。

   • 新聞紙やゴミ袋を敷いて、床や表面を染料汚れから守ることもできます。
   • できれば自然光の入る部屋で作業すると、新しい髪色を正確にチェックできます。
   • 特に自然光が入る窓がある場合は、一般的にバスルームが作業に最適です。鏡を使って進行状況を確認したり、カウンターを作業スペースとして使ったり、洗い流したいときに洗面台やシャワーがすぐに使えるからです。
5. 残りの部分を染める前に、髪の一部分で染料を試す。染料にテスト用の指示がない場合は、ティースプーン1杯（4.9mL）のカラーとティースプーン1.5杯（7.4mL）の現像クリームを混ぜる。使い捨て手袋を使い、髪の1インチ（2.5cm）部分に染料を塗ります。

   • すべてのキットに同じ混合比率があるわけではありませんので（例えば、ストランドテストにはカラーと現像クリームを1：1で混合する必要がある場合もあります）、染料を混ぜ始める前に説明書を確認してください。
   • 髪を染めたことがある場合は、頭皮に染料がつかないように注意しながら、根元から毛先に向かって染料を馴染ませます。
6. テスト用の毛束をすすいで乾かし、色を確認する。指示された時間（通常20～30分）が過ぎたら、テスト用の毛束をぬるま湯ですすぎます。ドライヤーで乾かし、色を確認する。これでよければ、残りの髪を染める準備ができたことになる。

   • テスト用の毛束の色に満足できない場合は、別の毛束で新しい色を試すことができます。

パート2

染料を塗る

1. ワセリンかリップクリームを髪の生え際、耳、首筋に塗る。こうすることで、染料から肌を守り、落ちにくいシミを防ぐことができる。濃厚なローションやモイスチャライザーを使って、保護バリアを作ることもできる。

   • イヤリングや指輪など、染料をつけたくないアクセサリーは外すのを忘れずに。
2. ブラッシングした髪を格子状に4分割する。コームで髪を真ん中で分けます。次に、両側の髪を耳から耳に向かって水平に半分に分け、4つのセクションが格子状になるようにする。こうすることで、作業していない髪が邪魔にならない。

   • 髪がとても太い場合は、6つに分けてもよい。
3. 顔の近くにある一番上のセクションを除いて、すべてのセクションをクリップで留めます。ここが最初に染めるセクションです。染料を塗りやすくするため、髪をブラッシングし、もつれがないことを確認する。
4. 染毛剤と現像液を使い捨てのボウルに入れて混ぜます。キットに付属している説明書に従い、使い捨てのボウルで染毛剤と現像液を混ぜ合わせます。キットには染料を塗布するためのスクイズ・ボトルが付属しているかもしれないが、アプリケーター・ブラシとボウルを使えば、染め上がりがよりプロっぽくなる。

   • 毛染め用のボウルやブラシは、スーパーマーケットや美容用品店で売っています。
5. アプリケーター・ブラシを使って、1インチ（2.5cm）の部分に染料を塗る。ブラシに染料を含ませ、生え際から毛先に向かって部分的に染める。このとき、すべての毛束が染料で覆われていることを確認してください。

   • 髪の根元が最も色と時間を必要とするので、まず根元から染め始め、下に向かって染めるのがベストです。
   • 友人に手伝ってもらいましょう。後頭部など、一人で染めるには難しい部分もあります。
6. 歯幅の広いクシを使って、髪の各セクションに染料を行き渡らせる。 髪の一部分に染料を塗ったら、広歯のクシで髪をとかします。こうすることで、髪全体に染料が行き渡り、染料の量も均一になる。染め終わったら、染め終わった髪をクリップで留めます。

   • 髪全体に染料が行き渡るまで、残りの部分を染め、とかします。
7. 髪全体を軽くマッサージするようにほぐす。頭皮をやさしくマッサージし、熱を発生させます。髪の根元から毛先まで指を通し、染料が均一に行き渡るようにします。髪をまとめ、クリップで留めます。
8. シャワーキャップで髪を覆う。染料が固まるまでの間、シャワーキャップで髪を覆い、熱を閉じ込めます。また、染料が家の家具や持ち物につくのを防ぐこともできる。

   • ビニール袋で髪を覆うこともできる。頭に巻きつけ、クリップで留めておくと固定されます。
9. タイマーをセットし、染めた髪を放置する時間を決めます。白髪染めは、箱に書いてある指示時間だけ放置することがとても大切です。放置時間が長すぎたり、早く洗い流しすぎたりすると、色に影響が出ることがあります。ほとんどの染料は20～30分で染まります。

   • 染料を塗るのに使った使い捨て手袋は外し、洗い流すときは新しい手袋を使う。

その3

染料をすすぐ

1. ぬるま湯で髪をすすぐ。指示された時間が過ぎたら、髪から手を離し、ぬるま湯で髪をすすぐ。シャワーを使ってもいいし、シャワーホースで髪に吹きかけてもいい。水がきれいに流れ、染料がなくなるまで髪をすすぐ。
2. すすいだ髪に付属のコンディショナーをつける。髪をとかし、余分な水分を絞ってから、付属のコンディショナーをつけます。コンディショナーをすすぎ流す前に、推奨される時間放置する。

   • 白髪染めキットに付属しているコンディショナーは、カラーリングした髪用に特別に調合されています。
3. ドライヤーで髪を乾かし、色に問題がないことを確認します。自然光の下で髪の色を確認します。髪が濡れている状態でもかなり違って見えるので、乾かしてから色を確認するとよいでしょう。

   • 濡れている間はかなり暗く見え、乾くと明るくなります。
   • 髪の色に満足できない場合は、サロンのカラーリストに相談するのが一番です。

パート4

カラーのメンテナンス

1. 色持ちの良いシャンプーとコンディショナーを使いましょう。カラーリングした髪用のシャンプーとコンディショナーは、普通のシャンプーよりも優しいのが普通です。染料は髪を乾燥させるので、色持ちの良いシャンプーとコンディショナーには、潤いを閉じ込めるビタミンAとビタミンEが配合されていることが多い。
2. カラーを長持ちさせるために、シャンプーは多くても1日おきにしましょう。 シャンプーを多くても1日おきにすることで、髪の色を長く保つことができます。

   • 液体シャンプーの代わりにドライシャンプーを使うと、さらに色が長持ちします。
3. 1週間おきにティントタイプのヘアグロスを塗って、色持ちをアップさせましょう。軽いヘアグロスは、染めた髪に少し活気を与えます。髪のツヤを出し、青臭さを抑え、毛束をなめらかにして、みずみずしく見せてくれます。ヘアグロスは、今の色に一番合うものを選びましょう。
4. 帽子やスプレーで紫外線から髪を守りましょう。太陽は髪の色を脱色します。外で過ごす予定があるなら、つばや縁のある帽子をかぶって髪を隠しましょう。あるいは、髪の根元から毛先まで、カラーを保護するスプレーを吹きかけましょう。これらのスプレーは、パサつきや切れ毛を防ぐのにも役立ちます。
5. 必要に応じて、4～8週間おきに根元をタッチアップしましょう。染料を使った根元のタッチアップは、髪を染めるのとよく似ていますが、根元だけに染料をつけます。部分的に、ブラシで根元に染料を塗ります。すでにカラーリングしてある髪を染めると、変色の原因になるので注意。

   • 根元に染料を行き渡らせた後は、髪全体をすすいでコンディショナーで整えましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Dye Your Hair at Home 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。