ランニングシューズの選び方

間違ったシューズを履いて走ると、特に長距離を走ったり、起伏の多い地形を走ったりする場合は、災いのもととなる。シューズの選択を誤ると、足の痛み、背中の痛み、アキレス腱炎、ランナー膝などを引き起こす可能性がある。 シューズを選ぶ前に、走る地形、ランニングスタイル、好みを考慮する必要がある。そうすれば、新しいランニングシューズを購入し、最初の一歩を踏み出す準備が整う。

パート1

ニーズを見極める

1. どのような路面を走るかは、あなたの足に最適なシューズの種類に大きく影響する。例えば、フラットでグリップ力のあるトラックやコートを走るのであれば、シューズに特別なトラクションは必要ないだろう。一般的に：

   • ロード／トラックランニングでは、トラクションが少なく、軽量であることが求められる。
   • トレイルランニングでは、トラクション、サポート力、クッション性が必要。
   専門家のアドバイス

   プロランナー

   タイラー・クールビルはSalomon Runningのブランドアンバサダー。米国とネパールのウルトラレースや山岳レースに10回出場し、2018年クリスタル・マウンテン・マラソンで優勝。

   
   プロランナー

   ウルトラ＆マウンテンランナー、タイラー・クーヴィルからのアドバイス："ロードに適したギアが必ずしも山に適しているとは限らないので、その地形に必要なシューズについて具体的に考えること。"

   個人的な注意点：「以前、このトレイルシューズを買ったのを覚えている。ロードで履いて走って、驚異的だと思った。その後、モンタナでのテクニカルなマウンテンランに履いて行ったんだけど、レースの途中でテクニカルな地形には向いていないことがわかった。結局、足を固定するためにきつく結ばなければならず、足の甲に腱鞘炎を起こしてしまった。山で何かをするなら、自分が走る地形を知り、大きなレースの前にギアをテストするのはいい教訓だ。"
2. どのようなランニングをするのかを確認すること。 ランニング専用に設計されていない運動靴を誤って購入しないことが重要だ。アスレチックシューズには、トレーニングシューズやウォーキングシューズなど、さまざまなカテゴリーがあるが、これらはインドア、トラック、クロスカントリー、スプリント、距離走には向いていない。
3. 専門家による足の診断を受けましょう。現在、多くのランニング専門店には、あなたの歩行（歩き方／走り方）や足型を分析する機器があります。これにより、足が内側に転がる（プロネーションとも呼ばれる）のを防ぐサポートが必要かどうかを知ることができる。足のタイプにはいろいろありますが、主なものは次の3つです：

   • ニュートラルフットランナー：足の中央が地面についているタイプ。
   • オーバープロネーション：足が内側に入りすぎる。
   • アンダープロネーション：足が十分に内側に入り込んでいない状態（最適な内反率は約15％）。その結果、衝撃の分散効率が悪くなり、プッシュオフで足の外側（アウトサイド）が必要以上に働くことになる。
4. 体重を考慮に入れてください。体重が重ければ重いほど、足と地面の間の衝撃は大きくなります。 この衝撃の増加により、たとえあなたの足型がニュートラルで、通常はそのようなアドバイスをされなくても、サポートが追加されたシューズを購入する必要があるかもしれません。

   • 特に、すでに足や脚、背中に痛みを感じている場合は、この点を医師や靴を決める専門家に伝えておくとよいでしょう。
5. 怪我や身体障害について医師に相談する。歩行に影響を及ぼすような怪我や、身体的な障害があるかもしれません。このような場合は、どのようなシューズがあなたにとって最高のサポートと走り心地を提供するか、医師に確認する必要がある。

パート2

ランニングシューズの購入

1. ランニングシューズ専門店でフィッティングを確認する。 シューズのデザインが異なると、フィット感や履き心地が大きく変わることがある。 シューズの素材によって、履き心地が悪く感じたり、硬く感じたり、重く感じたりすることもある。実店舗で何足も試し履きして、このような事態を防ぎましょう。

   • オンラインで靴を購入するのは手ごろですが、実際に靴を履いてみることに勝るものはありません。
   • 靴の選択を誤ると、痛みや怪我、不快感を引き起こす可能性がある。
2. 靴の試着は午後にしましょう。バカバカしいと思われるかもしれませんが、1日のうちに運動すると足がむくみます。一日の後半に靴を試着することで、小さすぎる靴を買うことを防ぐことができます。また、次のことも検討してみてください：

   • 走った後に靴を試着する。そうすることで、足の最大サイズをシミュレートすることができます。
   • 装具や一般的なサポーターを持っている場合は、それらを持参すること。フィッティングの際に考慮する必要があります。
3. ぴったりしたシューズを目指しましょう。つまづきや不快な擦れを感じる場合、そのシューズはあなたの足に合っていない可能性が高い。 ランニングの過程で、足はサイズアップしていきます。また、ランニングを続けるうちに、不快な機能は1マイル走るごとに悪化し、不必要な不快感を引き起こす可能性が高い。

   • シューズの紐を結び、足に装着したら歩き回る。許されるなら、店内を数周するのもいいだろう。そうすることで、シューズのフィット感をより実感できるはずだ。
4. 足にかかる負担とその結果生じるむくみにより、ほとんどのランナーは通常のストリートシューズよりハーフサイズ大きいものを購入しなければならない。目安としては、次のようにしてシューズをテストすることだ：

   • シューズの中で足を前に滑らせる。
   • シューズの中で足を前に滑らせ、足とシューズのかかとの間に指を入れる。
   • 走り終わりにシューズが窮屈にならないよう、指1本分のスペースがあることを確認する。
5. シューズの機能について質問する。 良いランニングシューズは高価なので、不必要な機能のために追加料金を払うのは避けたい。手伝ってくれる店員に、次のような機能について質問してみよう：

   • シューズの通気孔
   • 靴底の形状。
   • サポート用の "エアブラダー "を示す透明な部分。
6. オープンマインドでいましょう。たとえ、あなたの色にぴったりの靴があったとしても、見た目に惑わされて履き心地の悪い靴を買ってはいけません。新しい靴を履いて多くの時間を過ごし、多くの汗をかくことになります。 多くの靴を試し履きし、一番しっくりくる靴を選びましょう。
7. 安定性シューズやモーション・コントロール・シューズのような専門的なシューズを購入する場合でも、それぞれのカテゴリーの中にはさらに専門的なものがある。例えば、フォアフットストライクの安定性シューズは、ヒールストライカーには向かない。

   • ケガをしやすい人は、衝撃をさらに緩和するマキシマリスト・ランニングシューズを検討するといいだろう。
8. マメを防ぎ、履き心地を良くするために、シューズを慣らしましょう。シューズが足に馴染み、足が新しいシューズに馴染む間、おそらくごくわずかな摩擦が生じ、マメができる可能性がある。新しいシューズの慣らしは、短距離走やウォーキングから始めよう。そうすることで、マメができにくくなります。

   • 最近の研究では、特にアスレチックシューズやランニングシューズの場合、新しいシューズをすぐに履いて快適に過ごすことができるはずだという意見もあります。
9. 返品について尋ね、利用する。多くの靴店では、購入後1ヶ月以内であれば返品が可能です。 何度か試し履きをしてみて、新しい靴が本当に足に合わないと判断した場合は、返品してより適したものを探しましょう。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Choose Running Shoes 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。