ウィッグ用キャップの作り方

時間はかかるが、その価値はある。既製品のキャップを買ってファイバーを縫い付けたり、通気孔を開けたりすることはできますが、自分に合う保証はありません。自分でウィッグ・キャップを作れば、自分にぴったり合う良いベースができるはずです。しかし、そのためには、特注サイズのウィッグヘッドを用意するか、既存のウィッグヘッドを自分のサイズに合うように改造する必要があります。標準的なウィッグヘッドを使用すると、ウィッグキャップ（そして出来上がったウィッグ）が小さすぎる場合があります！

その1

頭の型を作る

1. ウィッグの下で被るのと同じように髪を後ろに引っ張ります。人によっては、1～2本の髪を作るのが好きな人もいれば、1～2本の髪を作るのが好きな人もいます。どのように髪を編むかは、ウィッグキャップの大きさや形に影響するので、とても重要です。

   • かつらの頭部を修正するために、頭の型を取る必要があります。これをしないと、かつらのキャップがあなたにフィットしません。
   • すでに自分の頭と同じ寸法のかつら用キャンバスヘッドをお持ちの場合は、この部分を飛ばして続けてもかまいません。
2. ラップで髪を覆います。ラップは髪の生え際からはみ出さないようにしてください。これは耳、額、うなじを含みます。ラップを髪の生え際まで伸ばすと、後の工程でテープが髪にくっつく可能性が低くなります。

   • できれば透明のラップを使いましょう。後の工程が楽になります。
   • ウィッグの下にかぶるナイロン製のウィッグキャップがあれば、先にかぶっておくとよいでしょう。
   • ラップが滑りすぎるようなら、スコッチテープで額に固定する。
3. ラップを透明の包装用テープで2重に覆います。テープをまず髪の生え際に巻き、皮膚を避けるように注意する。ラップの残りの部分をテープの列を重ねて覆う。このステップを2回行う。ソフトスポットが残っていないはずです。ソフトスポットを感じたら、それはラップが外れていることを意味します。その部分をテープで覆う！

   • テープで覆われたプラスチックは、多少ゆとりがあるはずだ。布のように柔らかくてはいけません。
   • そうしないと、次のステップで生え際が見えなくなってしまうからだ。
4. パーマネントマーカーで髪の生え際と耳をなぞる。誰かに手伝ってもらうといいだろう。鏡で自分を見ると、テープで留めたラップ越しに生え際が見えるはずだ。生え際を中心に、額からうなじまでをなぞる。耳もなぞる。

   • 肌や髪にマーカーがつくことを心配しないでください。ラップを髪の生え際まで伸ばしたのはこのためです！
   • 手伝ってくれる人がいない場合は、鏡に背を向け、後頭部が見えるように小さめの鏡を前にかざす。
5. テープで覆われたラップを外す。ラップを頭からはがすだけでよい。できない場合は、指を水につけて、キャップの内側の縁に沿わせ、肌から離す。

   • それでも外れない場合は、慎重に切れ目を入れて（できれば後ろ）、スライドさせて外します。
   • ナイロン製のウィッグ・キャップを先にかぶった場合、ラップの型と一緒に外れてしまうことがあります。それをはがすだけでよい。
6. ハサミで余分なテープとラップを切り落とす。マーカーで引いた線に沿って、1/2～1インチ（1.3～2.5cm）の縁を残す。耳の部分も切り取る。出来上がったら、髪の生え際と耳に沿うように、頭にぴったりフィットする帽子ができているはずだ。
7. プラスチック型の内側をさらにテープで補強する。型に切れ目を入れた場合は、まず切れ目を塞いでテープを貼る。次に、テープの切れ端を小さく切り落とし、重ねながら型の内側を覆うように使う。よりきれいに仕上げたい場合は、キャップの切り口にテープを巻いてもよい。

パート2

マネキンの頭を改造する

1. 発泡スチロールのウィッグヘッドを用意する。発泡スチロールのウィッグ・ヘッドは、オンラインでも、品揃えの豊富な手芸店やウィッグ・ショップでも、美容用品店でも買うことができる。
2. ウィッグヘッドをウィッグスタンドにセットする。ウィッグスタンドはオンラインでも、ウィッグショップや美容用品店でも売っています。床に置く背の高いタイプもあれば、テーブルに置く背の低いタイプもある。

   • ウィッグスタンドがない場合は、クリスマスツリースタンドにダボを差し込んで代用する。石を入れたバケツに挿して使うこともできる。
   • 卓上用のDIYウィッグスタンドが必要な場合は、ペーパータオルホルダーで代用できます。ただし、ペーパータオルの外側に触れている外側の棒を折る必要があるかもしれません。
3. ヘッドモールドの内側に詰め物をして、ウィッグの頭にフィットするようにします。ポリエステルの詰め物、ペーパータオル、あるいはコットンパッドでもできます。どの程度詰め物をするかは、あなたの頭の大きさとかつらの頭の大きさによって決まります。ほとんどの発泡スチロールのかつらヘッドは小さいので、型に詰め物をたくさん入れる必要があるかもしれません。

   • ペーパータオルや紙片を使う場合は、折らずにつぶして使うようにしてください。こうすることで、後でピンを刺しやすくなります。
4. 頭型をウィッグの頭の上にスライドさせ、必要であればパッドを追加します。パッドを入れた型をウィッグの頭の上に滑らせます。触ったときにしっかりした感触がある程度にパッドを入れ、あまりゆとりがないようにします。座屈が見られる場合は、さらにパッドを入れる必要があります。
5. ヘッドモールドをウィッグヘッドにピンで固定します。ピンはモールドの端に沿って、生え際の下に置きます。釘のようなシンプルな金属製のピンを使うとよいでしょう。先端に丸いプラスチックやガラスのビーズがついているものを使うと、ウィッグ・キャップのネットをはめるのに苦労します。こうすれば、ウィッグ・キャップの準備は完了です。

   • 頭型をテープでウィッグの頭に固定することもできます。マスキングテープが一番効果的です。もし生え際を描いてしまった場合は、必ず描き直してください。

パート3

ウィッグキャップを留める

1. かつら用品店でウィービングネットを購入します。ウィービングネットを2枚購入し、重ねるとなおよい。そうすることで、より丈夫なベースができます。ウィービング・ネットはオンラインでも、かつら製作用品を扱う店でも買うことができます。

   • 布地屋でネットを買う場合は、頭にかぶせて生え際をカバーする分と、プラス数センチが必要です。
   • フレンチレースなど、かつら作りに使われるタイプのレースを使うこともできます。ウィッグを換気する場合は、換気用のレースを用意しましょう。
2. ネットを額全体にピンと張り、縫いピンで固定します。前縁が生え際より1～2インチ（2.5～5.1cm）下になるように、ネットをかつらの頭部にかぶせます。ネットを額全体にピンと張り、縫いピンで固定します。ネットの前中心とこめかみそれぞれにピンが必要。

   • ピンを少し斜めに刺すと、ネットがピンの頭から滑り落ちるのを防ぐことができる。
3. ウィッグの後頭部も同じ作業を繰り返します。かつらの後頭部に向かって進みます。頭頂部全体がピンと張るまでネットを引き下げます。さらに縫いピンでネープに固定します。ピンは髪の生え際から2.5cmほど下に置きます。
4. ネットの両脇を耳の上で固定する。ピンで固定する際、ネットを下に引っ張り、ぴったりと固定する。それぞれの耳穴の前と後ろにピンを立てる。レースが髪の生え際を通っていることを確認する。そうでない場合は、中心から外れているか、幅が狭すぎます。

   • レースの幅が狭すぎる場合は、大きめにカットしてやり直す必要があります。
   • レースが中心から外れている場合は、位置を変えてピンで留め直す必要があります。
5. ネットをつまんでダーツを作り、ぴったりとフィットさせる。両耳の前と後ろにダーツを入れる。ネットの端をつまんで、ウィッグヘッドにスムーズに沿うようにします。ウィッグヘッドのカーブに沿って、ダーツをピンで固定します。完成したら、ネットがウィッグヘッドの上部にスムーズに沿うようになっているはずです。

   • このとき、ピンはネットを貫通させるようにしてください。ピンをウィッグヘッドの中に差し込まないでください。

パート4

ウィッグキャップの縫い付けと仕上げ

1. 端のピンを外し、ウィッグキャップをウィッグヘッドから引き抜きます。ネットをかつらの頭に固定しているピンを外し、かつらの頭からはずします。ダーツを留めているピンは外さないでください。先にウィッグヘッドに留めた型は外さないでください。
2. 刺したピンをガイドにしてダーツを縫います。ミシンでも、ミシンでも、手縫いでもできます。ミシンを使う場合は、縫い始めと縫い終わりに必ず返し縫いをします。ピンを抜きながら縫い、糸はレースと同じ色を使う。
3. 縫い目を切り落とします。ミシンや手縫いでダーツを縫った場合、縫い目から三角形のひらひらが出てしまいます。縫い目の幅が1/4～1/2インチ（0.64～1.27cm）になるまで、この部分をカットする。

   • サージャーを使用した場合は、すでにミシンがこの作業を行っているので、このステップはスキップする。
4. 必要に応じて、ジグザグ縫いで生地の端を縫う。特にサージャーを使用した場合は、この必要はありませんが、よりきれいな仕上がりになります。ミシンを使う場合は、糸の色と返し縫いを忘れずに。

   • サージャーを使用した場合は、このステップは飛ばしてください。縫い目はすでに完成しています。
5. ほつれた糸を切り落とします。ウィッグキャップの上から、緩んだ糸や垂れ下がった糸を切り落とします。よりきれいに仕上げたい場合は、縫い目が平らになるように、手で縫い目を留めてください。
6. お好みでウィッグキャップを仕上げます。この時点で、余分なレースを髪の生え際に合わせて切り落とすことができます。また、お好みでレースを裾上げしたり、ゴムを縫い付けたりすることもできます。ストレッチパネルやベンチレーションパネルを上部に縫い付け、その下からネットを切り取ることもできます。

   • 前髪の生え際の余分なレースは切り落とさないでください。これはウィッグを接着するために必要です。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 ウィッグ用キャップの作り方 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAで利用可能です。