レースフロントウィッグの作り方

レースフロントのかつらは、他のタイプのかつらよりも自然なヘアラインを提供します。レースフロントのウィッグは、フルウィッグのキャップの一部であることもあれば、単体であることもあります。どちらの場合でも、レースフロントの構造は同じです。毛髪の束は、通気針と呼ばれる特別な道具を使ってレースに取り付けられます。レースフロントのウィッグを作るには、根気と技術が必要です。

パート1

レースフロントの準備

1. 頭のサイズを測ります。地毛の生え際にメジャーを当て、レースフロントのピースを止めたい位置まで戻します。レースフロントの長さはお好みで。

   • 次に左右の長さを測ります。片方の耳の前、生え際のところでメジャーを持ちます。反対側の耳の前の同じ場所まで、メジャーを頭の上から巻きつけます。
   • 頭のサイズを最も正確に測るには、髪を平らにする必要があります。髪を濡らして平らにするか、コーンロウのような平らなスタイルにするとよい。
2. パターンを作る。頭にかかるくらいの大きさのラップを取る。頭頂部にきつく巻きつける。できるだけきつくして、後ろでとめる。ラップに透明の粘着テープを貼り、模様を作り始める。

   • まずは横からテープを貼っていく。片方の耳にテープを固定し、頭頂部からもう片方の耳までテープを通す。ラップがしっかり固定されていることを確認するが、きつすぎないようにする。
   • 前から後ろに向かってテープを貼る。型紙が固く感じるまで、頭全体をテープで覆う。
   • 柔らかい鉛筆で髪の生え際をなぞる。前髪から始め、耳の上までなぞる。鉛筆が消えたりにじんだりしないように、鉛筆の上にテープを貼ります。
3. 型紙をウィッグブロックに固定します。頭から型紙を慎重に外し、ウィッグブロックに固定する準備をします。

   • 詰め物を取り、型紙の中に入れます。ウィッグブロックの上にパターンを置き、ボール状のストレートピンで固定します。型紙がブロックに固定されたら、もう一度、髪の生え際に沿ってストレートピンを追加する。
4. .型紙を使ってレースの長さを測ります。余ったレースが必要なので、型紙と同じサイズにカットしないでください。

   • 自分の肌の色に合うように、レースを染める必要があるかもしれません。レースを染める必要がある場合は、型紙に固定する前に染めましょう。
   • かつら用レースはネットでも手に入りますし、手芸店で似たような生地を買うこともできます。
5. レースをウィッグブロックに固定します。ウィッグブロックの型紙の上にレースを垂らします。毛の流れに沿って、ボール状のストレートピンでレースを固定します。ウィッグブロックにレースを固定したら、小さめのストレートピンで生え際全体をなぞります。

   • このとき、レースが乱れないように注意してください。スムーズかつタイトに。
   • 前髪の生え際が完全にピンで留まったら、レースを柄の後ろまでなめらかに伸ばします。背中をストレートピンで固定し、後ろもピンで留める作業を続ける。レースをしっかりと固定しながら作業を続ける。
   • レースが型紙に平らになるように、レースの一部を折り返すことになるかもしれません。折り目の先端をピンで留めて固定し、折り目の開いている端を縫い閉じる。
6. キャップのフィット感をテストする。レースからピンをすべてはずし、型紙から帽子をはずす。キャップのフィット感をテストし、必要な調整をする。

パート2

レースフロントの通気

1. 材料を集めます。髪をレースに縫い付けるために、通気針が必要です。通気針は、先端にフックが付いていて、髪をレースに通すことができます。フックには様々なサイズがあります。サイズの数字は、一度に通すことができるストランドの数を表しています。

   • 使用する毛髪の入手先を探してください。あなたは、合成または人毛をオンラインで購入することができます。あなたのレースフロントのサイズは、あなたが必要とする髪の量を決定します。
2. 針に糸を通します。レースキャップをウィッグブロックに固定します。片方の手に毛髪を持ち、もう片方の手に通気針を持ちます。毛束に針を通しやすいように、毛束で輪を作ります。

   • 針にレースを通し、フックで髪を数本つかみます。針に髪を通しすぎないように。フックに書いてある数字を参考に、どれくらいの髪をはさむことができるかを確認してください。
   • 糸を通すときは、髪をしっかりつかんでください。
   • 髪の生え際から始め、後ろに向かって糸を通す。生え際は毛束をしっかり持って。後ろに向かっていくにつれて、結び目の間隔を広げていきます。
3. 結び目を作ります。レースを通して髪を引っ張る。引っ張りながら、髪の周りに針を引っ掛けて輪を作る。その輪に髪を通し、強く引っ張って結び目を作る。

   • この作業をフロントレース全体に繰り返します。換気は時間のかかる作業です。1平方インチに数時間かかることもあります。
4. 生え際をチェックキャップ全体に髪を足したら、生え際を見てみましょう。必要に応じて生え際を最終調整します。この機会に、レースフロントを思い通りに仕上げてください。

   • ウィッグブロックからキャップを外し、試着します。レースフロントが正しくフィットしていることを確認します。サイドと生え際をチェックします。
5. 余分なレースを切り取ります。換気が終わったら、余分なレースを切り取ります。ウィッグをつけやすくするために、生え際に少し縁を残しておきます。

その3

ウィッグをつける

1. 顔を洗います。油性の石鹸で顔と首を洗います。生え際は特に注意してください。生え際のすぐ下の皮膚に頭皮保護剤を塗ります。

   • 頭皮保護剤はウィッグを装着する際に使用する接着剤から皮膚を保護し、皮膚の油分が接着剤の接着力を弱めないようにします。ウィッグを装着する前に、頭皮保護剤を完全に乾かします。
2. 髪を後ろに引っ張ります。ウィッグを装着する前に、髪を後ろで束ねるかポニーテールにします。髪の長さによってはウィッグ・キャップを被る必要があります。
3. 接着剤を塗ります。液状の接着剤を使うか、ウィッグ専用の両面テープを使います。液体接着剤を使う場合は、生え際のすぐ下、頭の周囲に薄く伸ばします。ウィッグを貼る前に、接着剤が粘着している必要があります。接着剤のブランドによっては、数分かかる場合もあります。ドライヤーを冷風に設定すると、作業が早く進みます。

   • 接着剤が粘着性になったら、ウィッグを頭に乗せ、フロントピースの生え際を接着剤の線に押し付けます。ウィッグを接着部分に押し当てます。ウィッグがしっかりと固定され、自分で装着できるようになるまで一定の圧力をかけます。ウィッグをスタイリングする前に、接着剤を完全に乾かします。
   • ウィッグテープを使うには、生え際のすぐ下、頭の周囲に合わせてテープを切ります。テープを額に貼ります。生え際がテープの端にくるようにウィッグを並べます。テープの裏をはがし、もう一方の粘着面を見せます。前髪の生え際からレースを粘着剤に押し付けます。ウィッグがしっかりと接着されていることを確認するために、各セクションを約30秒間保持します。
   • 縫い付けのレース・フロント・ウィッグは2、3ヶ月使用できます。
   • 6週間から8週間、最長でも10週間以上つけ続けるのはよくありません。
   • その後、髪を下ろして櫛でとかし、髪を整えてから、髪を元に戻してください。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Make a Lace Front Wig 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。