ディップ・ダイの方法

浸し染めは、布を染める際に使われる特殊な技法だ。通常の染色よりも少し手間がかかるが、その理由は、ただ布を押し込むのではなく、布を持って染める必要があるからだ。しかし、その甲斐あって、帯状のストライプからソフトなグラデーション、オンブレまで、さまざまな仕上がりになる。無地の衣服やテーブルクロス、枕カバーなどを完全に染めることなく、タッチの色を加えたいなら、この技法が向いているかもしれない！

パート1

生地と染料の準備

1. 生地を選ぶ。無地の白い生地が一番効果的です。染料は半透明なので、生地の元の色が透けて見えます。天然繊維の生地が最も効果的です。

   • この方法では、生地の底にシンプルな色の帯ができます。この帯の太さは、布地を染料にどれだけ深く浸すかによって決まります。
2. 生地を洗いますが、乾燥はさせないでください。使用する生地に適した温度設定で、柔軟剤は使わない。余分な水分を絞り（絞らないでください）、生地がまだ濡れているが、水滴がなくなるまで絞ります。

   • 布地を予洗いすることは重要です。染料が染み込むのを妨げるコーティング剤を取り除くことができるからです。
3. 自分自身と作業スペースを守る。新聞紙数枚、ゴミ袋、安物のビニール製テーブルクロスなどで作業スペースを覆います。汚れてもいい古着を着る。最後にゴム手袋をはめる。

   • 窓を開けておくか、扇風機を回して換気をよくする。染料は刺激になることがある。
4. 大きめのプラスチック容器にお湯を入れる。桶でもビンでもバケツでも大丈夫です。染料でプラスチックが汚れるので、気にならない程度にしておく。まずお湯を60℃まで温め、容器に注ぎます。生地1ポンド（453.5グラム）に対して、約2ガロン（7.5リットル）の水が必要です。
5. 染料を水に入れてかき混ぜる。液体染料でも粉末染料でも構いません。どのくらいの量を使うかは、染める布地の量と、どのくらい濃い色にしたいかによって決まります。一般的には、1ポンド（453.5グラム）の布地に対して、液体染料なら1/2カップ（120ミリリットル）、粉末染料なら1箱の使用を予定してください。

   • 色を濃くしたい場合は、染料の量を2倍にしてください。
   • 瓶入りの染料を使う場合は、まず瓶を振って中の顔料を混ぜる。
6. 必要であれば、塩や酢を加えます。染料のブランドはそれぞれ異なるので、これらのどちらかを加える必要はないかもしれない。塩や酢は通常、染料が布に付着しやすくするために染浴に加える。しかし、すべての染料がこれを必要とするわけではないので、まず染料のボトルや箱のラベルを読むことをお勧めします。一般的には

   • 綿、リネン、レーヨンの生地の場合、1カップ（300グラム）の塩を加える。
   • 生地がナイロンやシルクの場合は、1カップ（240ミリリットル）の白酢を加えます。

パート2

生地を浸す

1. 生地を染料に浸します。どの程度浸すかは、色のついた帯をどの程度の太さにしたいかによって決まります。生地を染料に深く浸せば浸すほど、帯は太くなります。必要であれば、染料を染め終わる位置にピンで印をつけることもできる。染料は染まるにつれて布を這い上がっていきます。
2. ストライプや帯状の効果を出したい場合は、布を染料につけたままにしておく。染めたい部分が染料の中にあることを確認する。染めたい部分が染料に浸かっていることを確認する。生地は数シェード明るく乾くことを覚えておいてください。

   • こうすることで、染めた部分と染めていない部分の境目がはっきりします。
   • 布が滑り落ちないように、布を洗濯ばさみで染め槽の端に留める。
3. 少しグラデーションをつけたい場合は、布を上下に動かす。布を好きな深さまで染料に浸す。好みの色に染まるまで、布をゆっくりと上下に揺らし、容器の端に布をかける。染料が染み込むまで15分ほどそのままにしておく。

   • こうすることで、染めた部分と染めていない部分の間に柔らかいラインができる。オンブレとまではいかないが、ケバケバしさはない。
   • 染め終わりたい部分にピンを刺しておくと、ボブにするたびにどこまで布を浸せばいいかがわかりやすくなる。
4. より大きなグラデーション効果を出したい場合は、生地を徐々に引き抜く。生地を染料に1分間浸した後、3分の1ほど引き上げる。そのまま2～3分放置し、さらに3分の1引き抜く。5～6分待ってから、残りの部分を引き抜く。

その3

生地をすすいで洗う

1. 生地を冷水ですすぎます。染めていない部分を持って、染めた部分に向かって水が流れるようにする。こうすることで、染料が生地の染まっていない部分につくのを防ぐことができる。
2. ぬるま湯で生地をすすぎ、染料を定着させる。このときも、染まっていない部分を上に置いて、染まらないようにする。水が透明になるまですすぎを続ける。
3. 洗濯機で生地を洗う。冷水設定で、優しい洗剤を使用する。手洗いもできます。
4. 生地を乾かします。吊るして乾かすこともできますし、乾燥機にかけることもできます。生地が乾いたら、あなたのプロジェクトに使うことができます。洗濯の際は、必ず水洗いを忘れずに。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている " How to Dip Dye Fabric " を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。