リット染料の使い方

Rit Dyeは、紙、木、ロープ、ナイロン系プラスチックなどの素材に加え、ほとんどの天然繊維を染めることができる万能染料である。Rit Dyeはあらかじめ混合されており、様々な色があるので、使い方はこれ以上ないほど簡単だ。色合いを選び、お湯を入れた容器に適量を入れ、染めたいものを10～30分浸すだけ。数回洗濯すれば、色あせやにじみもなく、鮮やかな新しい表情に生まれ変わり、何度も着用を楽しむことができる。

その1

染料を混ぜる

1. 染めるための容器を用意する。5ガロン（19L）ほど入るプラスチックのバケツや皿皿があれば、大胆な色でも汚れる心配がありません。ステンレス製であれば、シンクで染めることもできる。どのような容器を選ぶにせよ、数ガロンの水と染めるものをゆったりと入れられる広さが必要です。

   • 白磁やファイバーグラスのシンクでは、永久的なシミの原因となるため、Rit Dyeを使用しないでください。
2. 作業場を保護する。新聞紙や古タオルを数枚、染色容器の下に敷いてください。染料が床やカウンター、その他の表面に触れないようにするためのバリアとなります。準備に少し時間をかけることで、後で大がかりな後片付けをする必要がなくなります。

   • 染料を扱うときは、手を汚さないように手袋をすること。
3. 容器にお湯を入れる。効果的に染めるには、使用するお湯の温度は60℃（140°F）前後（蒸気が出るくらいの温度）が理想的です。強い熱は生地の繊維を柔らかくし、染料を受け入れやすくします。

   • Rit Dyeでは、染める布地1ポンド（454g）に対して3ガロン（11L）の水を使うことを推奨しています。
   • 水道の水が必要なほど熱くならない場合は、数ガロンをやかんに入れて温め、染色容器に移します。
4. 適量のRit Dyeを計量します。最良の結果を得るには、布地1ポンド（454g）に対して液体染料を約半量、または粉末染料を1箱丸ごと使います。Tシャツ1枚や下着2～3枚を染めるのであれば、少ない量でも大丈夫ですが、厚手のセーターやジーンズを何枚も染める場合は、多めに使うことをお勧めします。
5. 染料を水に入れてかき混ぜる。液体の染料はそのまま注ぐことができる。粉末のRit Dyeの場合は、2カップ（240ml）のお湯にパッケージ全体を混ぜ、好みの色の濃さになるまでゆっくりと混ぜます。染料が完全に行き渡るまでかき混ぜる。

   • 注ぐ前に染料をよく振り、きちんと混ざっていることを確認する。
   • ステンレスのスプーンなどを使ってかき混ぜる。
6. 均一に染めるために塩や酢を加える。染めるものが綿の場合、2カップ（480ml）のお湯に1カップ（300g）の塩を溶かし、染浴に加える。ウール、シルク、ナイロンの場合は、代わりに蒸留白酢1カップ（240ml）を使う。染浴をもう一度かき混ぜ、添加物を分散させる。

   • 生地によっては染料に抵抗するものがあります。塩や酢は布地を整え、安定した発色を促す役割を果たします。

パート2

衣服の染色

1. 洗濯したての衣類から始めます。防汚効果のある洗剤を使い、ぬるま湯で洗い、弱めの中温で乾かします。下洗いをすることで、染色の妨げとなる異物を取り除くことができます。

   • 汚れた衣類は絶対に染めないでください。汚れや油分が蓄積していると、染料が特定の部分に定着しないことがあります。
2. 吸水性のあるペーパータオルでカラーテストを行ってください。ペーパータオルの角を溶液に浸し、色を記録します。その結果でよければ、次のステップに進む。そうでない場合は、染料を少しずつ追加する必要があるかもしれません。

   • 色がちょうどよくなるまで、ペーパータオルの別の部分で何度でも色テストを繰り返す。
3. アイテムを染浴に沈める。染料が飛び散らないように、ゆっくりと沈める。常に溶液の水面下に沈むようにする。

   • 衣服はなるべく広げて入れる。シワや折り目があると、染料が均一に浸透しない可能性があります。
4. 10～30分間、染料に衣類を通します。衣服は常に動かし続け、生地のあらゆる部分が溶液に触れるようにする。染浴に長く入れるほど、最終的な色は濃くなります。色をマイルドにしたい場合は、10分あたりで止める。衣服の色を完全に変えるには、30分以上必要です。

   • トングを使うと、染料に衣類を引っ張りやすくなる。ただ、ずっと同じ場所に布を固定していると、染料が行き届かなくなるので注意すること。
   • 濡れている間は、アイテムが黒っぽく見えることがあるので注意する。
5. 染めた衣服を取り出す。満足のいく仕上がりになったら、トングで片隅を持ち、染浴から取り出します。余分な溶液が容器に滴り落ちるのを待ってから、手でできる限り染料を絞り出し、衣類を別の場所に移す。

   • 家中に色とりどりのしずくの跡が残らないように、すすぎをする場所の近くに染色ステーションを設置しましょう。

パート3

洗濯と乾燥

1. すぐにすすいでください。ぬるま湯をかけ、染料を洗い流します。徐々に水の温度を下げ、段階的に衣類を冷やしていきます。透明になるまで冷水ですすぎ続ける。

   • 温水から冷水にすることで、染料が洗い流された後に色が定着しやすくなる。
2. 洗濯機にかける。染めたての衣類は、中性洗剤を使って弱火で洗う。古いタオルを入れて、流れ出た染料を吸い取る。最初の数回は、色落ちや混色を防ぐため、色の違うものを分けて洗濯する。

   • 素材によっては、数回の洗濯で多少色落ちするものもあります。
   • 染めた衣類の見た目を保つために、色落ち防止用の洗剤や柔軟剤の使用を検討してください。
3. 着用前に十分に乾燥させてください。乾燥機の熱で生地がリセットされ、新しい色が定着します。洗濯のときと同じように、小さなにじみに備えて、古いタオルをアイテムと一緒に保管しておくようにしましょう。最初の洗濯と乾燥が終わったら、染めた衣類を通常通り洗濯することができる。

   • 乾燥機から出したら、すぐに着ることができる！
4. デリケートなものは手洗いで乾燥させる。ウール、シルク、レースなどのあまり丈夫でない素材は、清潔なぬるま湯を流しに入れ、泡立てます。少量の洗剤を混ぜて、生地の汚れを落とし、復元させます。余分な水分を軽く押し出し、衣類を別々に干して自然乾燥させる。

   • 手洗いした衣類が完全に乾くまで、24時間ほどかかる場合があります。
   • 染め上がったデリケートな衣類が乾くまで、バケツや古タオルを下に敷いておくと、水滴を受け止めることができます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Use Rit Dye 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。