原宿スタイルの着こなし方

原宿は独自のスタイルではなく、むしろ日本で人気のあるストリートスタイルの出会いの場である。 日本のティーンエイジャーに人気のある、ガーリースタイルとパンクスタイルをミックスした遊び心のあるカラフルなスタイルを持つことができる。このストリートスタイルは、戦後のアメリカと日本の文化の融合から生まれ、渋谷の原宿を中心に形成された。原宿スタイルは、アメリカの歌手グウェン・ステファニーによって欧米で広まった言葉だが、これは原宿界隈の日本のストリート・スタイルを一般化した誤った呼び方である。原宿スタイル」を着こなすには、自分が追求したい日本のストリートスタイルを見つけ、その中のサブスタイルを探求することだ。きちんと研究すれば、服装をカスタマイズしたり、ヘアメイクも服装と同じように人目を引くようにすることができる。

方法1

自分の原宿スタイルを見つける

1. ヴィクトリア調やロココ調のファッションが好きなら、ロリータに目を向けてみよう。レース、ピンタック、コルセット、フルスカート、ヘッドドレス、ペチコート、膝丈ストッキングなど、フェミニンで凝った要素が特徴です。ロリータには3つの主なスタイル（ゴシック、クラシック、スウィート）があるが、さらに多くのサブタイプがある。

   • クラシック・ロリータは、よりヴィンテージなヴィクトリア朝やロココ調のプリントで、大人っぽい色使い、プリーツやピンタック、花柄やダマスク柄が特徴。他のロリータ・スタイルよりも繊細なので、このファッションが初めての人には良い出発点だ。
   • ゴシック・ロリータは、ヴィジュアル系の影響を受けたダークな雰囲気のファッション。ダークカラーやレースを使い、エレガンスに重点を置いている。一般的なゴスロリのテーマは、十字架、墓場、ドクロ、ダークなイメージなど。
   • スウィート・ロリータは、明るくカラフルな柄やテーマで彩られている。フリル、レース、パステルカラーがより強調され、カップケーキ・スタイルのペチコートが多い（クラシックやゴシック・ファッションで一般的なAラインのペチコートとは対照的）。
2. 明るい色が好きなら、デコラやカワイイスタイルを着こなそう。デコラ・スタイルは、アニメのキャラクターをモチーフにしたもので、プラスチックのおもちゃやアクセサリーを多用し、柄のぶつかり合いやビビッドな色使いなど、派手な要素が多い。カワイイスタイルは、キュートなアニメのキャラクターをモデルにした、より子供らしく遊び心のあるスタイルだ。

   • 古典的なデコラの服装には、ネオンのチュチュ、アニメキャラクターのTシャツ、ストライプのストッキング、ぬいぐるみのリュック、たくさんのカラフルな髪留め、ネオンのバングルブレスレットを身につける。
   • カワイイ系に着こなすなら、パステルカラーのベビードールドレス、パステルカラーのタイツ、ソフトなカーディガン、プラットフォームヒール、キュートな財布、そして髪にはリボンを。
3. ヴィジュアル系スタイルで、よりパンク・ロックな着こなしを。ヴィジュアル系は、グラムロック、ゴス、パンクムーブメントにインスパイアされたアンドロジナスルック。ダークなメイク、過激なヘアスタイル、ルーズな黒の服装がポイント。

   • ヴィジュアル系の服装としては、黒と白のストライプのパンツ、ルーズな黒のジャケット、黒のブーツ、黒のベルトとチェーン、そしてトゲトゲしたシーンのヘアスタイルを試してみて。お好みでプラットフォームもどうぞ。
4. ガングロ・スタイルに身を包んで、過激なカリフォルニア・ガールを演出しよう。このスタイルの特徴は、深いフェイクタンとプラチナヘア、そして白いハイライトとフェイスジュエリーにある。ガングロ・スタイルの服装は、ビーチ・ウェアとバレー・ガール・スタイルをミックスしたようなもので、大胆な花柄プリント、レイ、タンクトップ、明るい色使いが多い。

   • ガングロ・スタイルに挑戦するには、鮮やかなピンクのノースリーブ・ドレス、ハワイアン・プリントのキモノ・ラップ、たくさんの鮮やかなレイ、髪に大きな花、目の周りにラインストーン、そしてプラットフォーム・ヒールを身につけること。メイクはこのスタイルの鍵なので、ファンデーションを厚く塗って、濃い目のアイメイクをし、白いハイライトをつけること。
5. 自分だけの原宿スタイルを作ろう。原宿スタイルとは、主流のファッションに抗議するものなので、可能性は無限だ。流行りのスタイルに惹かれないなら、好きなものを着て自分だけのスタイルを作ってみよう。でも、攻撃的であってはいけないし、重ね着は本当にルックを構築するのに役立つことを覚えておいてほしい。見た目を構築する、いや、大丈夫だ。

   • 例えば、カワイイスタイルのパステルカラー、スウィートロリータのコルセット、スパイキーなヴィジュアル系のヘアスタイル、ガングロ・スタイルの花柄のアクセサリーなど。

方法2

アウトフィットを作る

1. 洋服を重ね着することで、真の原宿ルックが完成する。重ね着は原宿スタイルの特徴であり、様々なスタイルをミックス＆マッチさせることができる。

   • タンクトップとシャツ、セーターとベストやジャケット、ワンピースとレギンスなどを重ね着してみよう。
   • フリルのついたドレスも、重ね着しているように見せる人気の方法だ。
2. スタイルとトレンドを組み合わせる。原宿スタイルには、パンク、ゴス、制服、デザイナーズなど、他の人気ファッショントレンドがミックスされていることが多い。

   • アスレチックタイツに白の制服風襟付きシャツを合わせて、ミックススタイル効果を狙ってみよう。
   • また、原宿は着物や下駄といった日本の伝統的な服装と、西洋の服装のぶつかり合いにも注目している。古典的な着物にアメリカ風のワッペンやピンをつけるなど、両方の要素を取り入れてみよう。
3. 色を試す。ぶつかり合う色を混ぜてみたり、オールネオンの服を着てみたり、同じ色の濃淡を重ねてみたり。無彩色で黒一色にするのもいい。

   • カラフルな柄やネオンのステートメント・アイテムをミックスすることで、デコラにインスパイアされた、明るくぶつかり合う色のミックスを着ることもできる。
   • 単色のスウィート・ロリータ・ルックなら、フリルのついたドレス、ストッキング、カーディガンをソフトピンクで統一する。
4. 服装に合わせて、目を引く靴を履きましょう。原宿スタイルの靴は、プラットフォームヒールからスニーカー、ヒールまで様々。靴は、服装と同じくらい個性を表現することができる。分厚いプラットフォームのスニーカー、小さなリボンのついた繊細なメリージェーン風ヒール、スパイクのついた黒いブーツなどを試してみて。
5. 服をカスタマイズしよう。刺繍を施したり、ギザギザのヘムラインをカットしたり、リボンや宝石をつけたり。カスタマイズすることで、自分の個性を表現し、服にさらにディテールを加えることができる。

   • 古着を買ってカスタマイズを試してみよう。そうすることで、あなたの服はさらにオンリーワンになり、プロジェクトのコストも下がる。

方法3

アクセサリーをつける

1. 派手でカラフルなアクセサリーを選びましょう。原宿のアクセサリーは人ごみの中で目立つものでなければなりません。カラフルな帽子、ネオンカラーのネックレス、好きなアニメのキャラクターのような毛皮の財布など、明るくユニークなアイテムを探してみましょう。

   • アクセサリーは服装に合わせる必要はありません。原宿スタイルでは、色や柄のぶつかり合いは許容範囲であり、むしろ推奨されています。
2. 頭のてっぺんからつま先までアクセサリーで飾りましょう。鈴や金属製のアクセサリーなど、音の出るものは、服装にさらなる次元を加えるために使われることもある。これは特にデコラ・スタイルで人気がある。チェーンや金属製のバングルブレスレットをたくさん身につけたり、髪に鈴をつけたりして、歩くときに音が鳴るようにする。

   • アクセサリーをたくさんつける原宿スタイルでは、アクセサリーは多ければ多いほどいい！ジュエリー、ヘアアクセサリー、財布、帽子、ヘッドドレスなど、様々なアクセサリーをつけて、あなたの服装をより派手でユニークなものにしましょう。
3. あなたのサブスタイルからインスピレーションを得よう。アクセサリーのインスピレーションを得るために、あなたの好きな原宿のサブスタイルのルーツに注目してみましょう。あなたのサブスタイルに関連する時代や地理的な場所を探って、アクセサリーを見つけることができます。

   • 例えば、ヘッドドレス、パラソル、リボンなどのアクセサリーで、ヴィクトリア朝やロリータスタイルからインスピレーションを得ることができる。
   • ガングロのカリフォルニア・スタイルでは、織物の財布、花、ビーチハット、野球帽をアクセサリーにする。

方法4

ヘアメイクをする

1. 髪をいろいろな色に染める。原宿スタイルでは、どんな色でもOK！ピンク、ブルー、オレンジなど、目を引くビビッドな色に染めてみよう。また、何色かの色をミックスしたオンブレにすると、よりクリエイティブな雰囲気に。
2. ヘアスタイルもクリエイティブに。原宿の個性的な精神はヘアスタイルにも受け継がれている。エクステンションをつけたり、スプレーで仮染めしたり。

   • スパイキーカットやサイドの高い位置でのお団子など、注目を集めるヘアスタイルに。
   • もっとカワイイスタイルにしたいなら、キュートなおさげ髪や前髪ぱっつんにするのもいい。
3. メイクはドラマチックに。キュートであろうとダークであろうと、メイクは衣装と同じくらい目を引くものでなければならない。好きなサブスタイルによってメイクの仕方は異なるかもしれないが、一般的にはナチュラルメイクは避け、より芝居がかったメイクを目指すべきだろう。

   • KawaiiやDecoraのようなキュートなサブスタイルは、ピンクの頬、丸い目、ピンクの唇を好む。
   • ヴィジュアル系やゴスロリのようなエッジの効いたサブスタイルは、濃い口紅、ドラマチックなアイシャドウ、極端に太いまつげが一般的だ。

この記事は、CC BY-NC-SAで公開されている「 How to Dress Harajuku Style 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。