学校に遅刻しない方法

遅刻が続くと出席率が下がり、親や学校の管理者を怒らせてしまいます。幸い、朝の時間を節約し、ベルが鳴る前に登校するためにできることはたくさんあります。前の晩に学校の準備をし、ぐっすり眠り、早く起きて玄関を出ることで、時間通りに学校に着くことができます。

パート1

前夜の準備

1. 朝の時間を節約するために、前の晩に準備をしましょう。学校に行く準備をするのに、何を着たらいいのか見当がつかないほど最悪なことはありません。朝の混乱を避けるために、寝る前の数分間で、翌日の服装（シャツ、ボトムス、靴など）をそろえましょう。そして、起きたらすぐに着られるように、すべてを掛けておくか、並べておく。

   • 制服を着て登校する場合でも、すべての服を1カ所にまとめて、シワがないか再確認することができる。
2. お弁当を作っておけば、登校前に心配する必要はありません。朝、リュックサックに入れるだけです。お弁当を冷やす必要がある場合は、あらかじめ用意して冷蔵庫で一晩保存しておくとよいでしょう。

   • 学校でお弁当を買うことが多いなら、前の晩にお弁当代をカウンターに置いておくと、朝簡単にお弁当を買うことができます。
   • 事前に準備できる簡単でヘルシーなランチをお探しなら、クリームチーズ入りのベーグルや、七面鳥とチーズのサンドイッチがおすすめです。フルーツ、トレイルミックス、ニンジン、クラッカーなど、サイドメニューもお忘れなく。
3. 出がけにさっとつまめるように。登校前にルーズリーフやノートを探すのは慌ただしいもの。前の晩にバックパックの中を整理しておけば、朝の心配事がひとつ減ります。

   • リュックは、玄関の横や部屋の机の上など、目立つ場所に置いておくと、朝リュックを探す必要がなくなります。
4. 朝宿題をしなくてもいいように、宿題を全部終わらせておく。学校の準備をしている間に宿題を終わらせたくなるかもしれませんが、それは最善の策ではありません。何かに行き詰まったり、予想以上に時間がかかったりすると、遅刻してしまうかもしれません。その代わり、宿題は前の晩に終わらせるようにしましょう。

   • 宿題が終わったら、すぐにバックパックに入れるのを忘れずに。そうすれば、宿題を忘れたり、朝宿題を探したりする必要がなくなります。
5. 登校前にシャワーを浴びる必要がないように、夜にシャワーを浴びましょう。朝、シャワーを浴びるのはとても時間がかかります。夜にシャワーを浴びておけば、朝その心配をする必要もなく、清潔で爽やかな気分で学校に行くことができる。

その2

ぐっすり眠る

1. 時間通りに寝ることを優先しましょう。学校に遅刻しがちな人は、夜遅くまで起きていることがないか注意してみましょう。ビデオゲーム、ベビーシッター、放課後の仕事などでも夜更かしをすることがありますが、学業が第一であることがとても大切です。

   • 他のことを優先して学業に支障をきたしている場合は、親に相談して、学業に必要な睡眠時間を確保できるよう、予定を変更することができるかもしれません。
2. 午後3時以降はカフェイン飲料を飲まない。コーヒーや紅茶などのカフェイン入り飲料は、朝や昼間の活力を与えてくれますが、あまり遅い時間に飲むと、かえって熟睡できなくなることがあります。午後3時までにカフェインを摂るのを控えることで、一晩中ぐっすり眠れるようになります。

   • カフェインが入っているのはコーヒーや紅茶だけではありません。ソーダやスポーツドリンクにもカフェインが含まれていることがあるので、わからない場合は必ずラベルをチェックするか、ネットで調べてください。
3. 寝る前の少なくとも30分間は画面を見ないようにしましょう。画面の光は、まだ眠る時間ではないという信号を体に送るため、夜眠れなくなる可能性があります。寝る前にスマホをスクロールしたり、パソコンを使ったり、テレビを見たりする代わりに、本を読んだり、絵を描いたりするなど、スクリーンを使わずにリラックスできることをしてみましょう。

   • リマインダーが必要なら、就寝時刻の30分前にアラームをセットしましょう。アラームが鳴ったら、スクリーンを片付ける時間だとわかります。
4. 就寝前の習慣を身につけ、体が休まる時間を知る。就寝前の習慣を身につければ、夜眠りにつきやすくなります。また、毎晩同じ時間に寝ることで、より良い睡眠を得ることができます。就寝時間を決め、それを守るようにしましょう。そして、お風呂に入る、読書をする、カフェインレスのお茶を飲むなど、毎晩寝る直前にできるリラックスできる行動を1つか2つ選びましょう。

   • 6～12歳なら、毎晩9～12時間の睡眠をとるようにしましょう。
   • 13～18歳なら、毎晩8～10時間の睡眠をとるようにしましょう。
5. 睡眠中は部屋を快適な温度に保ちましょう。暑すぎたり寒すぎたりすると熟睡できません。夜、部屋が暑すぎる場合は、扇風機を回したり、窓を開けて風を入れたりしてみましょう。また、部屋が寒すぎる場合は、毛布を多めに掛けて寝たり、スペースヒーターの購入をご両親に相談してみましょう。ご両親にサーモスタットを調節してもらい、快適に眠れるようにしてもらうこともできます。

   • 一般的に、部屋の温度は60～67 °F（16～19 °C）が最もよく眠れます。
6. 寝る前に寝室の明かりを消しておくと、ぐっすり眠れます。光は体の自然な睡眠サイクルを妨げるので、夜寝るときはできるだけ暗くしましょう。テレビのような光を発するスクリーンも消しましょう。夜、窓から光が差し込む場合は、ブラインドやカーテンを閉めることも検討しましょう。

   • 必要であれば、薄暗いナイトライトをつけて寝てもかまいません。部屋の他の明かりが消えていることを確認してください。
7. ストレスや不安を感じている場合は、寝る前に試してみてください。不快な考えが頭の中を渦巻いていると、なかなか眠りにつけないものです。自分の考えや気持ちを日記に書き出すことで、頭の中が整理され、眠りにつきやすくなります。

   • 心に重くのしかかっていることは何でも日記に書いていい。例えば、大きなテストが心配なら、覚えておかなければならない要点を書き出すと、そのことにこだわらなくなります。また、締め切りの迫っている課題がたくさんある場合は、数日後、数週間後のToDoリストを書き出し、頭の中の課題を片付けましょう。

パート3

時間通りに起きる

1. 目覚まし時計のスヌーズボタンを押さないようにする。スヌーズボタンを押すのは良いアイデアのように思えるかもしれませんが、10～20分余分に寝ても、実際に疲れが取れるわけではありません。体が深い眠りに戻る時間がないため、スヌーズした後はよりグロッキーな気分で目覚めることになる。その代わりに、時間を節約するために、朝目覚ましが鳴ったらすぐに起きるようにしましょう。

   • 学校に行く1時間から1時間半前に目覚ましをセットするのが理想的です。そうすれば、シャワーを浴び、身支度を整え、朝食を食べる時間がたっぷり取れる。
   • 朝、スヌーズボタンを押すことに慣れている人は、その癖を直すのに時間がかかるかもしれません。目覚ましが鳴ったらすぐに席を立ち、ベッドから起き上がるようにしましょう。
   • 携帯電話の代わりに、昔ながらの目覚まし時計を使いましょう。そうすれば、携帯電話が充電されていなくてもアラームは鳴ります。
2. 目覚まし時計をベッドから離し、目覚ましを切るために起きなければならないようにする。そうすれば、スヌーズを押したくても押せなくなる。ベッドから起き上がって部屋を横切れば、1日を始めるのがずっと楽になる。

   • 部屋の向かいにある机や、遠く離れた窓辺など、ベッドから手が届かない場所を選びましょう。
3. どうしても起きられないときは助けを求める。目覚まし時計でもベッドから起きられない場合は、両親や兄弟に朝起こすのを手伝ってもらえないか頼んでみましょう。

   • また、早起きの友人に毎朝電話をかけてもらい、あなたが起きていることを確認してもらうのもよいでしょう。
4. 起床後すぐに寝室の明かりをつけ、ブラインドを開ける。光は体に目覚めの合図を送るので、朝、光を浴びれば浴びるほど、疲れを感じなくなります。ベッドから出てすぐにすべての電気をつけることで、目が覚め、身支度がしやすくなる。

   • ライトが内蔵された目覚まし時計も売られている。アラームが鳴るとライトが点灯し、目覚めやすくなる。
5. 冷たい水を顔にかけると、目覚めがよくなる。冷たい水はあなたのシステムに衝撃を与え、あなたがより注意深いと感じることができます。ベッドから出た直後に、手っ取り早く目覚めを取り戻したいなら、冷たい水を顔にかけるのが効果的だ。

   • 登校前にシャワーを浴びる予定なら、出る直前に30秒間水を冷たくしておくと、目が覚めやすくなる。
6. お気に入りの音楽をかけて、身支度を始める意欲を高めましょう。音楽は気分を良くし、学校の準備中にエネルギーを与えてくれます。ゆっくりした癒し系の音楽よりも、明るくて元気の出る曲の方が、目覚めもよくなります。

   • 家族の中にまだ眠っている人がいる場合は、ヘッドホンで音楽を聴くと、起こさないですみます。

パート4

ドアを出る

1. 髪が長い場合はアップにすると、スタイリングの心配がありません。登校前に髪をまとめるのは時間がかかります。ベッドから起き上がったとき、髪が少し乱れているようなら、髪をまとめるか、ヘアアイロンで巻いてください。 また、髪をさっとまとめることもできます。そうすることで、ドアを出るときに急かされる感じがなくなります。

   • ショートヘアで髪が乱れている場合は、水で濡らしてブラシやコームを通すと手早くスタイリングできる。
2. また、ヘアスタイルが崩れている場合は、ブラシやコームで髪を整えましょう。髪のスタイリングと同じように、メイクも朝は時間がかかるもの。毎朝メイクをすることで学校に遅刻してしまうのなら、使う製品を減らしたり、ルーティンのステップを省いてみましょう。あるいは、快適であれば、メイクを全くしないことも考えましょう。

   • 例えば、アイシャドウとアイライナーを省き、マスカラだけにすることで、アイメイクをシンプルにすることができます。
   • また、ファンデーションをやめて、隠したいシミにコンシーラーを使うだけで、日課をスピードアップできる。
   • 学校へ行く前にいつも眉毛を整えているのなら、代わりにカラー眉マスカラで眉毛を整えよう。
3. 外出先でも食べられるものを選ぶ。時間を節約するために朝食を抜くのは避けましょう。しかし、朝食をたっぷり食べる時間はないかもしれません。その代わり、フルーツ、ヨーグルト、グラノーラ、ゆで卵など、簡単に食べられる朝食を用意しましょう。

   • 朝の時間をさらに節約するには、前の晩に朝食を作っておくとよい。例えば、スクランブルエッグ、ポテト、肉をトルティーヤで包みます。そして、アルミホイルに包んで冷凍庫に保存する。朝、電子レンジで温めれば、身支度をしながら食べることができる。
   • 朝、遅刻しそうなときは、学校に行く途中で朝食を食べれば時間の節約になる。
4. 必要な時間より数分早く玄関を出るようにしましょう。バス、徒歩、自転車、あるいは親の車で通学するにしても、数分の余裕があれば、遅刻せずにすみます。少し寝坊したり、身支度に時間がかかったりしても、実際に玄関を出るまでに数分の余裕がある。

   • 例えば、バスが8時に迎えに来るなら、毎朝7時50分にバス停に向かう計画を立てる。そうすれば、万が一に備えて10分余分に時間を確保できる。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Avoid Being Late for School 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。