淑女の装い方

レディライクな服装とは、適切で着ていて気持ちのいい服を選ぶことだ。最もレディライクな装いのためには、中間色を基調とした服を選び、体にフィットするように洋服を仕立てましょう。適度な丈のスカートやドレスを選んで肌の露出を避け、アクセサリーを上手に使いましょう。

パート1

ワードローブを育てる

1. その場にふさわしい服装をする仕事の打ち合わせに行くときと、友人と夜出かけるときとでは、服装が少し違ってきます。レディライクな服装がその場に合っていること、そしてその服装が自分にとって心地よく、自信に満ちたものであることを確認しましょう。

   • ミーティングやオフィスには、パンツスーツか茶丈のスカートを着用する。
   • 夏に用事があるときは、適当な丈のショートパンツに薄手のブラウスを。
   • ドレスアップするときは、リトルブラックドレスやテーラードスーツなど、普段のスタイルよりドレッシーで、素敵な気分になれるものを選びましょう。
2. 控えめで上品な装いを心がけましょう。淑女の装いで最も重要なことのひとつは、肌の露出を控えめにすること。ハイネックのパンツやシャツばかりを着る必要はありませんが、胸の谷間を露出しすぎたり、超短いスカートやショートパンツは履かないようにしましょう。また、上品さを保つために、過度にタイトな服装も避けたほうがいいでしょう。

   • 背中や足首、鎖骨の一部を露出することで、上品でありながら女性らしさを保つことができます。
   • スカート、ショートパンツ、ドレスは膝上2～3インチ（5.1～7.6cm）かそれ以上を心がけましょう。
   • Vネックのブラウスやシャツは仕事用に、オフショルダーのトップスはナイトアウトやカジュアルウェアに適している。
3. 服の色は中間色を選ぶ。白、黒、グレー、ネイビー、ベージュ、パステルカラーは、洗練された上品な装いを演出します。中間色は高級感もあり、ワードローブの組み合わせの幅も広がる。

   • 日中は黒のラップドレスを着て、夜はベージュのショールをプラス。
   • 暖かい夏の日には、白のリネンパンツにパステルカラーのブラウスを。
   • 中間色の服を引き立てるために、鮮やかなブルーのスカーフなどポップな色を加える。
4. 素敵なワードローブのために、タイムレスなアイテムに投資しましょう。トレンチコートやレザージャケットのような、洗練されたタイムレスな服もある。流行遅れになることはないので、自分にぴったりとフィットし、最高の気分にさせてくれる上質な服を買うために、少しお金をかける価値はある。

   • 暖かい裏地付きの冬用トレンチコートや、軽い素材の夏用トレンチコートに投資しましょう。
   • バレエ・パンプスやカッチリとしたスエードのジャケット、上品な黒のハンドバッグなど、何度も着られる定番のアイテムを探しましょう。
5. 長持ちする上質な素材を選ぶ服をレディライクに見せるには、服の素材や質感が大きく影響する。コットン、シルク、ウール、スエード、レザーなど、長持ちし、見た目も美しい素材を選びましょう。

   • スパンデックスなどの伸縮性の高い素材は避けましょう。
   • シフォンのような透ける素材を着る場合は、その下に何か着るようにしましょう。
6. 派手な服装や大きなロゴは避ける。ネオンや光沢のあるスパンデックスなど、鮮やかな色や生地の服は気が散ってしまいます。落ち着いた色にこだわり、シャツやドレスに大きなロゴや絵がないようにしましょう。

   • スパンコールや鮮やかな柄など派手な素材で覆われた服は、洗練された上品な印象を与えません。
7. 重ね着をしましょう。重ね着は、服装を考え抜かれたスタイリッシュなものに見せる簡単な方法です。あなたのカラーパレットはほとんどがニュートラルカラーで構成されているため、異なる色をあなたの服に組み合わせる良い方法でもある。ジャケットやセーター、ショールを使って、ワンピースやシャツに重ね着をする。

   • 重ね着をするときは、フィット感のある薄手の生地から始めましょう。その上に重くてゆったりした素材を重ねます。
   • 重ね着をするときは、異なる質感やフィット感をミックスすることを恐れないで。
   • 夏はドレスの上にショールを羽織ったり、寒い季節はブラウスの上にセーターを重ねたり（セーターの上にトレンチコートを羽織ってもOK）。
   • 寒い季節には、ドレスやスカートの下にタイツを着用する。
8. 自分に自信を持たせる服装自信に満ち、快適で、まとまりのある服装であるべきだ。女性が着そうだからという理由だけで服を選ぶのではなく、自分が本当に好きで、着心地がいいと感じるものを着るようにしましょう。

   • ブログやPinterestのようなウェブサイトをチェックして、レディライクな服装のインスピレーションを得よう。

パート2

具体的な着こなしを作る

1. 長めのスカートやワンピースを選ぶスカートやワンピースの丈を膝くらいまでにしておくと、着こなしがいつも上品に見えます。スカートやドレスには、膝丈、茶丈、マキシ丈など、さまざまな長さがある。

   • 長めのスカートやドレスを裾上げして、自分にぴったりの長さにすることもできる。
   • スカートやドレス、ショートパンツが指先より短ければ短すぎる。
2. スカートスーツやパンツスーツでエレガントに。スカートスーツはよりフェミニンに、パンツスーツは常にプロフェッショナルに着こなしたい場合におすすめ。体のラインに合わせてスーツを仕立ててもらえば、より美しく見える。

   • 黒のパンツスーツとヒールには、カラーブラウスを合わせよう。
   • パステルカラーのスカートスーツの下には白のブラウスを。
3. 洗練されたルックには、Aラインやシフトのドレスを選ぼう。これらのタイプのドレス（およびスカート）は、体にフィットするちょうどよいサイズ感で、上品でセンスのよい装いを保ちながら、体型を強調することができる。サークルスカートのドレスや、脚を優しく流れるようなスカートを探してみて。

   • カジュアルな装いなら、無地のVネックシャツにマキシスカートを合わせる。
   • グレーのシフトドレスを着て、仕事、用事、外食に出かけよう。
4. ハイウエストのスカートやパンツで、あなたの体型をアピールしましょう。脚が長く見え、シャツやブラウスをタックインすると特に上品に見える。ハイウエストのスカートやパンツは、体にフィットし、ブカブカで長すぎないものを選びましょう。

   • グレーのハイウエストパンツをリボンで引き締め、白いトップスとステートメントネックレスを合わせる。
   • 白のレースのハイウエストスカートに紺のブラウスを合わせる。
5. パンツ、ショートパンツ、スカートに合うブラウスを選ぼう。ブラウスは、スカートやショートパンツ、パンツに合わせられる上品なオプションだ。シフォンやシルクなどの素材のブラウスは洗練された印象で、持ちもいい。

   • 白のボタンアップブラウスを黒のカフス付きジーンズに合わせる。
   • 水色のブラウスをフィットした白いスカートにイン。

その3

ディテールを加える

1. 体にフィットするように洋服を仕立てましょう。 カッティングやフィットの良い洋服は、あなたのワードローブを格上げし、プロフェッショナルでまとまった印象を与えます。袖やズボンの脚が適切な長さになっているか確認し、ぶかぶかの服は仕立て直してもらい、着心地がよく、自信を持って着られるようにしましょう。

   • 例えば、ズボンの裾はくるぶしの真下にくるようにする。
   • 長袖の服は手首まで届くようにし、手を自由に動かせるようにする。
   • ブレザーがぶかぶかだったり、スカートが大きすぎたりする場合は、体にフィットするように仕立ててもらいましょう。
2. アクセサリーにも気を配りましょう。靴やハンドバッグはあなたの装いを引き締めます。ヒールやウェッジは適度な高さのものを、バレエシューズはクラシックな雰囲気のものを選びましょう。ハンドバッグはレザーやスエードなど、丈夫で上品な素材のものを選びましょう。

   • 黒や茶色のレザーのハンドバッグは、ほぼ毎日使える万能アクセサリーだ。
   • ヒールを履くなら、ヒールが高すぎないように気をつけよう。上品に見えると同時に、歩きやすさも重視したいから、ヒールの高さは5.1cm以下にして。
   • ハンドバッグや靴は、落ち着いた色やパステルカラーが似合います。
3. 下着は上質なものを選びましょう。ブラジャーの裏地がシャツやドレスから透けて見えたり、ブラジャーがフィットしていないようなら、より着心地がよく、洋服にシームレスなものを探しましょう。また、ドレスやシースルーの服の下に着用できるスリップなど、他の下着に投資するのも良いアイデアです。

   • サイズが合っていることを確認するために、サイズを測っておきましょう。
4. 身につけるジュエリーは、定番のものを1つか2つ選びましょう。ジュエリーをつけすぎると、他のコーディネートの邪魔になります。パールのネックレスやダイヤモンドのイヤリングなど、装いに輝きや洗練を添えるものを2、3個選ぶようにしましょう。

   • その他、ゴールドのバングル、シルバーのブレスレット、ステートメント・ネックレスなど、クラシックなジュエリーを選ぶとよいでしょう。
5. 服装に似合うようにヘアスタイルを整えましょう。髪も服装と同じようにあなたの外見の一部なので、気を配りたいもの。ストレートヘアはブラッシングしてツヤを出し、カーリーヘアはバレッタや布製のヘッドバンドで顔から引き出して。

   • 髪に柔らかさを与えるか、プロ仕様のポニーテールにまとめる。
   • 髪のねじれや不揃いな部分を取り除き、なめらかに仕上げます。
6. 上品なルックを選ぶ。チーク、アイライナー、マスカラ、その他のタイプのメイクをすることは可能だが、最小限にとどめよう。少量のメイクで、エレガントで淑やかな印象に。

   • 必要であれば、赤い口紅を塗ってワンランク上のスタイルに。
7. 服装は清潔でシワのないものを選びましょう。完璧な服を持っていても、シワがあったり糸くずがたくさんついていたりすると、あまり良く見えません。シワのある服はアイロンやスチームをかけ、ペットの毛や糸くずはリントローラーで取り除きましょう。

   • アイロンやスチームが可能かどうか、衣服のラベルを確認してください。
8. ネイルを磨いてルックを完成させましょう。ネイルを塗るのが好きなら、中間色を選びましょう。淡いピンクなどは可愛らしく、レディライクに見える。

   • フレンチ・マニキュアもおすすめ。
   • 足の爪よりも、指の爪の方が落ち着いたトーンであることが重要です。赤や水色など、足の爪に鮮やかな色を選ぶこともできます。

この記事は、CC BY-NC-SAの下で公開されている「 How to Dress Like a Lady 」を改変して作成しました。特に断りのない限り、CC BY-NC-SAの下で利用可能です。